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一兆年の夜 第四十話 三兄弟物語 八は輝き、七は動く(五後)

(わし乃名前端カゲヤマノツクモノカミ。現在七様尾お守りしつつ銀河連合尾次々斗倒してゆく。この集落出倒した銀河連合端十体似上る。この程度端朝飯前……乃はず牙右手出握る雄略包丁端所々似欠けた部分牙目立っている。やはりこの大地端銀河連合がねじ曲げている奈、事実尾!)
 ツクモノカミは未だに戦う事を躊躇う七を守りつつ、迫り来る銀河連合に余力を残しながら倒してゆく!
 あがあああがああがあ--七は八弥の叫びを聞く!
「ツクモノカミ! 兄さんが、八弥兄さんが叫んでいる!」
「けれども八弥様乃元似向かう事端……って七様!」
 にいさああああん--七は叫び声の方角に向かう!
 すると--
「あ、れは? やつ、み、にいさん?」
 右肩から先は抉るように千切られた天道八弥の姿はあまりにも無惨で、無情に映った--気がつくと七は鞘から包丁を取り出していた。
「や、やめてくれ! 八弥兄さんが居なくなると私はこれからど、どうすれ、ばば……兄さん?
 やつ、み、兄さん? ニイサン? ヤツ、ミ、にい、サン? ははは、こんなのは……こんなのは……あ、有り得ないよ。どこまでも手間をかけたんだよ? 一杯迷惑かけた八弥兄さんが? 名誉挽回も劣名返上も果たせないまま、どこかへ行ったりは、しないよね? しない、よね? ははは……や、やめてくれよ、銀河連合! 八弥兄さんはもうお爺さんなんだよ? そんな兄さんをこんなにもする意味、ある? だ、だ、か、らさあ? お願いなんだよ。しないとどうするかって? 私のお願いを聞いてくれ? 
 あ、あ、あああああ、ニイサン? やつ、みにい、さん? はは、はは、は……?
 やつみにいいいいさああああん!」
 天道八弥の物語はこうして幕を閉じた……ここから天同七の物語は動き出す!

 歪みがあればそれを修正すべく力が働く--天同七の行動は全ての事柄に未来を与える!
「私はもう迷ったりはしない! 星央兄さん! 八弥兄さん! 私にもう少しの勇気を与えてくれ!」
 指揮官型は七の動体視力で完治しない速さを以て左肺を攻撃するものの--攻撃したのは幻であった!
「止まるんじゃないよ、銀河連合! まさか私達に使ったやり方は都合良く事を運ぼうとする行為じゃないだろうな!」
 七の攻撃は指揮官型にとっては欠伸もの--避ける事は容易。
「何で当たらないんだ! 当たれよ、当たれよ、当たれよおお!」
 八弥との戦闘を経験した指揮官型にとって七の技は赤子のようなもの--けれども反撃だけはどうしても出来ずにいる様子なのか!
「七様! あなた乃技出端指揮官型似掠り傷一つ付けられない! ここ端わし牙--」
「いいや、私がする! でなければ折角八弥兄さんの見せた演舞の意味がない!
 私は思い出したいんだよ! 演舞の真実を!」
 七は全身を筋肉の痛みに苦しみながらも冷えによる皮膚の傷に耐えながらも産まれながらの呼吸法によって疲れを抑え続ける事二の時……。
「はあはあ、まだ当たらない! だけどまだやるんだ! そうでなければ--」
 七は真っ直ぐ進む--七と指揮官型との戦いは既に周りの銀河連合が七の異様な後光の元に進行部隊は歪みをものともせずに次々と押し倒し、既に優勢に傾いていた!
(指揮官型乃動き牙おかしい! 七様端どう考えて模八弥様どころ科星央様似模負ける! それなの似何一つ攻撃しない……違う! 攻撃する素振り端見せている! 牙指揮官型端自分達乃行った都合乃良い未来斗同じ状況尾見せられている! 七様端知らないだろう牙この現象端恐らく過去牙過去出あるよう似現在牙現在出ある斗いうわし出模踏み込めん学問分野似ある科模知れぬ!)
 指揮官型は周りの状況に気付いたのか、突然銀眼を光らせ、全銀河連合を撤退させた!
「はあはあ、わたしはまだまだ戦え--」
 指揮官型は足下にある氷を割り、水中に潜って撤退してゆく!
「ま、て、く、れ!」
 七は初めて命を懸けた--それはあまりにも対価を払う事になった!
(七様端結局銀河連合尾死なせる事端叶わない科。わし端今まで七様尾丹精込めて育ててきたつもりだ。ようやく動き出した斗いう乃似まだ力尾眠らせる科!)
 戦いに勝利したのかどうかは各員次第。ただはっきりする事は問題児がレテ集落で命を落としたという事実。
 しかし、彼等は後ろ向きにならなかった--寧ろ八弥の死を切欠に動き出した一つの星はアリスティッポス大陸を奪還すべく生き残った者達に勇気を与えてゆく!
「これは勝利ではない! まだ道の途中なんだ! 私は兄さん達のように強くない! 寧ろ弱いんだ! 指揮官型を倒せると思って挑んだけど掠り傷一つ付けられないんだ! だから私はどうか強くなるまでみんなを頼るつもりだ! ごめん、みんな!」
 天同七は希望の星となって今背筋を伸す!

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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