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一兆年の夜 第三十一話 雄は辛いよ(五)




 蹴り上げっようとした川辺プリは突然破裂--中から十以上もっある触手が一斉にラーグダムを襲ったんじゃ!
「なじゃ--」
 触手はあやっつの前後両足なり身体なりっに突き刺さってしもうたと聞く!
「じいさああああんでええい!」
「が、じ、ああ!」
「! 銀河連合はまっだ爺さんの息子達を投げつっけるか!
 私はこう見えっても七光りだかっら雄として貴様に立ち向かう!」
 何て言ったかのう。こっりゃ想像のしすぎじゃっな。ただはっきりするのはゴーリラーマは無数に投げっつける銀河連合に向かって走り出したといっう事じゃ!
「一、二、三は川辺プ……わっと!」
 中にっは銀河連合が混じっとる。そんなモノが破裂してラーグダムみったいにならず全て回避しった息子は人型との間合い成人体型一未満まで詰っめたのじゃ--報告によるっと人型の成人体型は六影様と同じ一っとコンマ三に満たないとの事。
 一方のエリフェインは負傷っしたラーグダムに食らいつく触手を自らの歯で噛み砕いてゆくが、これっがとんでもなく大変じゃったのう。触手は木の枝みたいに何本にも別れっるから一本を噛み千切っても枝分かれする触手を全て噛み砕くのっは途方に暮れるモノじゃった!
「このままじゃ爺さんの心臓や肺や腎臓といった器官に到達してしまうえ!」
 果物型銀河連合の身の毛がよだっつ行為にエリフェインの心は諦っめに入ろうとしてっいたが--
「わしはいいじい! わしは多くの若い者を死なせた罪を支払ってるのだじゃあ! わしを救出するのは諦めてさっさと銀河連合を……ゴジョオオ!」
「口から血を吐き出してるという事は……もういいうえ! そのままじっとして--」
「られるかじゃああ! 若いモンに助けられたら今度こそ神様に申しわけ……ドバアアジャア!」
 ラーグダムは無理して立ち上がっるものの気力に身体は付いていけんくってのう。そのままハの字に前後両足折っれ曲がって左に傾きながら倒れてしっもうたと聞く。
「わしが、この、てい、たらくだおじょお、とは」
「もう良いうえ! このままでは死んでしまいますぜえい!」
「しん、でもわしは--」
「いえ、死んではならんにょ!」
 エリフェインは声のっする方へ首を振っる--んん、そこには西地区のニャン太郎がいったのじゃ!
「ニャン太郎殿か……他にもいるみたいだけでえい」
 ニャン太郎の背中と乳首の先端を直角方面に現われったのは農地で暮らす蚯蚓族っのミミーズンと土竜族のモグ乃じゃっよ。いいや、報告によるっと彼等だけじゃなかった!
「幼馴染がこんな体たらくでどうすルーの?」
「シーピーうえ! 君までえい。でもどうしてえい?」
「決まってルーうわ! 私達の農地を一からやり直させる原因を作った銀河連合を倒しイーに来たのよ!」
 それだけの為じゃないっという事は報告を聞っかなくてもわしの耳に入っとるが、一応そこも話そう。
「が、ああ。わしを助けにも、来たのかじゃあ? そんなことは--」
「その仕事をすにゅ者も呼んだぞ……ってあれ?」
「ったく俺をまだ医者の道に引き摺るかエエ!」
「あ、あなたは--」
 ここから先は皆も知っての通りラークダムは齢二十九にっして二の月と十三日目になる武内蛇族のスネッガー先生によって間一髪で一命を取り留めったんじゃ!
 さあてと、息子はどうなったかは報告によるっとこうじゃ!
「だああ! 右腕を折られった! はあはあ」
 軍者或は傭兵になった事のないゴーリラーマっは果敢に戦うものっの一方的にやっられ放題じゃ--右腕のみならっず左足首も折られって組み付く事が出来んわい。
 人型はただでゴーリラーマを死なっせようとせっず四肢っを全て使えなくした後に死なせようとしったと聞く。全く許せなっい奴っじゃ! 死んでいったらわしは例え勝てない戦いっでも仇を討つつもっりじゃったぞ! わしは酋長以前にたった一名の父でもあるのじゃっぞ!
 けれども今までわしが落ち着いた様子で語った所を感じれっばわかる通り銀河連合っが回りくどいやり方のっお陰でゴーリラーマは一命を取り留めたのじゃ。
「このまっまじゃ死ぬ! 恐い! 痺れってくる! 震えっる! 恐怖心を味わって一番恐がってるのは私だ!
 しかし私は雄としって産まれった! こんなどうしっようもない心で何か無意味な抵抗を考えってる!
 銀河連合っよ! 本当っだよ! 本当っに私は無意味な抵抗を考えっているんだ!」
 こっんな事はわしの想像だと思うっかの? この話っは本当なのじゃ! 何しろこの光景を目撃した東地区に住む武内蚯蚓族のミ春ミ香夫婦と武内雀族のタークトンタクセイ夫婦同じっような証言をしったから間違い無しじゃ!
 恐怖心の余りあやふっやな事を言い出っしたゴーリラーマは確っかに抵抗を考えていたのじゃ--左手と右足の力で頭に取っつく事を!
 人型が残りの四肢を使えなくしようとする間合っいまで詰める。そしってゴーリラーマはわざと右足を差し出しった。銀河連合は言葉は話せないが理解出来る知能を持っていたが言葉は本当じゃないと信じていたのじゃっろう。それは自らの運命を決定っさせるとっはのう。
 差し出した右足を人型の右手で掴む感触と共に息子は力を振り絞って上体を起こして勢いそのままに左手で頭を掴もうとしたが、叶わない--人差し指と中指がちょうど人型の右眼に刺さった!
 人型は右眼の痛みを抑えっるべく左手の平で押っしながら右手を振り回しったと聞くのう!
 ゴーリラーマは振り回す右手で落とっされないように左手で掴っむ。しかし徐々に掴っむ力が弛んっでくるのじゃ。
「このままじゃあ……ああ?
 振り落とされるならせめて締めあげってでも落とっされたい!」
 言葉通りあやつは振り回す右手が頭の方に近付っく好機を逃さずに左手で首根っこに引っかけた。
 じゃがな、神様は時としってどうゆう事を与えっるかわからん。意外な光景を我々に与えるのっじゃ……。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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