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一兆年の夜 第三十話 母はそれでも強い(六)

 お月様ガ輝きヲ増す時。
 私は……いえ私達ハ北地区ニアル出入り口ヨリ成人体型オヨソ二千くらいかな? 十数件モアル仮説民家。私トマンマミーハタゴラス村ニ比較的一番近い仮説民家デ六ノ年ブリニ再会したミハエルト口論ニなったわ--勿論私トミハエルガ口喧嘩したの。けど、さすがの私達モマンマミーノ涙ニハ弱く、僅か半ノ時モかけず終了。私達二名ハサッキマデノ行いヲ反省する代わりニ育児嚢カラ自力デ動けるヨウニなったマンマミーヲ誉めたり喜んだりトイッタことヲしたわ。
 だって自分ノ子供ガ自力デ外ヲ動き回れるのよ! ここで誉めなくてドコデ誉める機会ガあるのよ! あの時誉めることガ出来なかったノハ私自身ガ精一杯だった……何て言い訳よ!
 何腰砕けなことヲ考えてるのかって? 安じ得ない心境カラ逃れたいのよ! だって、だって--
「私は大変反省して今度コソあなたノ妻として、マンマミーの母トシテ一生ヲ尽くすツモリだったのに!」
「だが、タゴラス村ニハ依然トシテ銀河連合ガ潜む! 僕ハ君達ノ帰る場所ヲ取り戻す為ニモ村ヘト向かわなければならない! その為ニ一ノ日ヨリ早く村ニ来た!
 これは僕自身ガ国家神武ノ軍者ダケじゃない! 愛するマンマーエトマンマミー、それに全生命体ノ為ニ進むノだ! 止めたッテ僕ハ歩ヲ進める!」
 何ガ『歩を進める』ってのよ! マンマミーヲミヒーリニ預からせて夫ト妻ノ二名ダケデ話し合うト聞いて話し合ったノニコレジャアマタ喧嘩ニなるわ……いえマタ別れてしまうわ!
 今度ハ生死ニ関わるお別れが!
「何ヲ考え込んでいるノカハ察することハ困難ダガ僕ハ生きて帰る!」
「それは絶対真実じゃないわ! もしも私ガ神様ナラあなたヲ行かせない!」
「いいや、神様ナラ僕ヲ行かせる!」
「恥ずかしいことヲ聞きニ来たんジャないわよ!
 『僕ハ強い』なんて格好付けハ聞きたくない!」
 それでもコノカンガルーハ言うわ!
「何故ナラ僕ハ家族ヲ残して死ぬことヲ神様カラ許可ヲ貰ってないンだよ!
「予想ト異なる! でもヌケヌケトソンナ恥ずかしいこと言えるあなたハマンマミーニスンゴイ似てるわ! これは誉めてないわよ!」
 誉めてない! だからこそ私ハソンナことヲ言ったの! 愛する夫ヲ引き留める為に--両眼カラ溢れる涙ニ気付かなくても!
「有り難うマンマーエ。お陰デ僕ハ安心して歩ヲ進められるよ。君ガ妻デ本当ニ良かった! 君ナラコノ先ヲ通して一生良い母親ヲ務められる! 断言するよ!」
 結局私ハミハエルニ帰る場所ヲ提供してしまったわ! 私ガ腰砕けな妻或いハ母親ダッタラミハエルハ引き返せたのに!
 日と日の境くらい時。そんな時間デモ起きていたマンマミーハミハエルニ甘えたわ! ミハエルハ返すヨウニマンマミーヲ愛情込めて甘やかした。いつ死んでもいいように……なんてノハ本当ノ甘えだわ!
「では出発する!」
「格好良く帰ってくるノよ、ミハエル!」
 無理難題トモ思える言葉デ愛する夫ヲ送る私だった……。




 ICイマジナリーセンチュリー九十四年二月九十日午後十一時三十分一秒。

 第三十話 母はそれでも強い 完

 第三十一話 雄は辛いよ に続く……

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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