FC2ブログ

一兆年の夜 第四話 どうしておいらなんだ

ふわあ、やっぱり朝起きるのは大変だう!」
 青年はうつぶせの状態から毛布を上方へ飛ばした--毛布はそのまま落下し、青年の背中に塊の状態で乗っかる。
「ふうう、おいらがこんなんだから毛布の神様は怒ってるんだう!」
 青年は寝起きの良くなさを悔やんだ。
(こんなんでは駄目う。これではテレス牛族の恥さらしものだ!
 神様どころかブル璃様やウル子にまで呆れられてしまう!)
「ってそんなこと思うとうん場合かっちゃ!
 牛訛りをたくさん出してでも思い出さないかんもんあっべかっちゅ! おいらは村を代表してやれねばなるんことあるべ!
 快雄児かいゆうじソウスブ・ブルホルは世間を賑わすもっと村を代表しんて対話しなければなるまう!」
 青年の名前はテレス牛族の青年にして村一番の問題児ソウスブ・ブルホルである。彼は幼い頃からおっちょこちょいな雄の子である。そのおっちょこちょいは五の年から始まる。
 彼は五の年に神の儀式日に寝坊をした。
 七の年になると火の神様を鎮める儀式時で薪に火をおこす作業でうっかり寺を焼く。
 十の年では温泉の仕切りを壊してしまい、同世代からスケベの称号を。
 十三の年ではまたしても神の儀式日に寝坊。それだけならまだしも何とおねしょまでするというリンゴ色の恥をかく。
 十四の年では初恋の雌に渡すべきラブレターを誤ってテレス猫族の雄色家である雄に渡してしまい、大変なことになった。
 十九の年では覗き行為を止めるつもりがそのまま現場に直行してしまい、自分自身が覗き魔と誤解された。
 これはまだ彼のおっちょこちょいのほんの一部分でしかない。これから彼は出発の準備においてもおっちょこちょいぶりを発揮してしまうことになる。
「さあ、元気になんだうべ! もはやおいらを止めるもんはおるんべ!」

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
リアルタイムカウンター
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR