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一兆年の夜 第二十六話 海は広いな、大きいな(序)

 ICイマジナリーセンチュリー八十二年六月百四日午前十時零分七秒。

 国家神武首都棟一中央地区神武聖堂内で鬼ヶ島奪還作戦が立案された。
 立案者の名前は飛遊隆人。後に天同たつると結婚した者。彼は先祖である飛遊実兎
の事もあってか鬼ヶ島を奪還したい思いがあった。

 ICイマジナリーセンチュリー八十二年六月百十日午後九時二分十三秒。

 国家神武は特定行方不明者を割り出す。中には鬼ヶ島へ連行された者がいると
いう目撃情報と共に鬼ヶ島包囲網が着々と進む。

 ICイマジナリーセンチュリー八十二年六月百十七日午前十一時二分六秒。

 国家神武は真鍋傭兵団に鬼ヶ島に拉致された者の救出を依頼するも団長である
ベアルシ・真鍋はこれを受け入れない。交渉は一の週かけて続いた。

 ICイマジナリーセンチュリー八十二年七月七日午前八時二分四十八秒。

 交渉の結果、拉致された七名だけを救出するべく真鍋傭兵団は実戦経験の豊富
なシカット・ムーシ只一名を鬼ヶ島に送る事を決定。

 ICイマジナリーセンチュリー八十二年七月九日午前零時零分零秒。

 エピクロ海寄りの鬼ヶ島周辺を警戒巡航していたワルシャーワン・ホエンラドン
率いるエピクロ鯨族の一団は海に浮かぶ巨大な鍋のようなものと破損した
カルネアデス製の船の板にしがみつく生存者八名を救出。
 一の週より後、シカット・ムーシら八名は国家神武より手厚い保護を受けた。

 ICイマジナリーセンチュリー八十二年七月十一日午前十時二分一秒。

 国家神武は正式に鬼ヶ島奪還作戦を開始。決行はその翌の日から午前九時に
開始。

 ICイマジナリーセンチュリー八十二年七月十三日午後十時三分一秒。

 国家神武は鬼ヶ島奪還作戦の兵員の規模拡大を決定。背景には天候の荒れも
あって中々進行状況が芳しくない事が理由。
 翌の日より新米兵士の応募を国家神武内で開始。

 ICイマジナリーセンチュリー八十二年七月十五日午後十時零分零秒。

 鬼ヶ島へ本格的な奪還を開始。
 撤退命令は受け付けず、千名に満たない死者を出しながらも四の日より後。
 二十日午後十時零分零秒に鬼ヶ島を奪還。

 ICイマジナリーセンチュリー八十二年七月二十一日午前九時零分三十六秒。

 鬼ヶ島全土に塩蒔きが開始。約一週を掛ける予定。
 指揮にあたるのが陸上部隊は七名を救出した傭兵シカット・ムーシ。
 空中部隊は羽付きの指揮官型を倒した空戦最強と謳われるハルブス・ハルトマン。
 海上部隊は救出作戦で多大な貢献をしたワルシャーワン・ホエンラドン。
 そして、海中部隊はルケラオス鯖族の若き伝説である秋山サバ吉。

 ICイマジナリーセンチュリー八十二年七月二十二日午前十時二分三秒。

 秋山率いる海中部隊で皆に後れを取る少年がいた。彼の名前は秋山サバ克。
秋山サバ吉の甥にあたる齢十八にして五の月と十二日目になる怠け者。
 彼こそ今回の物語の主人公だ。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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