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試作品を書いてみる

 どうもdarkvernuです。
 今回はタイトル名にちなんだ試作品をどうぞ。

 今より数十年も前の話。
 世は1999年7月……。
 その時代はちょうど終末がありふれた悪しき風潮。誰も彼もが終末の予言を信じ、誰も彼もが終末を疑い、そして誰も彼もが終末を希望した悪しき風潮。
 悪しき風潮はやがて重力を膨らませ、一つの時代に終りを告げた。
 場所は東京タワー周辺。
 とある若いカップルは何も知らずに東京タワーに入場しようとしていた。
「ねえねえもう待ちくたびれたんけど」
「我慢しな。もうじき入れ--」
 カップルは突如発生した重力により身体を無限に引き延ばされ、消滅した!
 場所は大阪駅。
 ノストラダムスの大予言を信じるオタク風の中年はドリームキャスト用ゲームを買いに家電量販店に入ろうとしていた。
「今度こそDの食卓を買うぞー!」
 そう思っていたら目の前が右螺旋状に変化。
「あ、あれ? 目眩? おかしいな? 僕は至って健康な--」
 彼は家電量販店ごと無限に引き延ばされ、何もわからずに消滅した。
 場所はニューヨークの貿易センタービル前。
 人々は悲鳴を上げた!
「助け--」
「ブラックホ--」
「飲みこ--」
 人種を問わず様々な人々が世界各地に発生した小型ブラックホールによって四散し、分解され、そして家族を奪われた!
 ノストラダムスの日記帳は予言の書と成る日。デマゴギストも懐疑論者も事なかれ主義も日和見者も一瞬にして被害者となった。
 貿易センタービル跡で一人の少女は泣き続けた。
「お母さんはどこ? お父さん? お父さあああん!」
 11歳の少女は世界の終りで家族を叫んだ。だが、叫んだところで彼等はもう引き延ばされた後だった。それでも少女は泣き叫ぶ。誰かが気付いてくれると信じて。
「おかああさあああん! おとうさあああん!」
 その時だった。少女の叫びに気付く者が背後よりゆっくりと近付いてゆくのを。
「どうしたんだい? そんなに泣いて?」
 少女は振り返った。目の前にいるのは三十代前半の男性。身長は184cm。体重は77Kg。着痩せする体つきだ。
「実は……」
 ここから物語は始まる。ここから世界は再生の日を見る。ここから新たな種族が生まれる。ここから少女の物語は始まる。

 それから100年以上も先。人々が人口冬眠から目覚めて数年後。
 場所は旧ニューヨーク貿易センタービル跡。
 肌は緑。髪は焦げ茶。左腰に掛けた日本刀を引っ提げた旧アメリカ系日本人は顔を上げて堂々と歩く。
「世界が滅んだのは確か100年も昔だよな? あれだけの期間で復興させた奴等には驚きを隠せないよなあ、アズナー?」
 アズナーとは彼が常時身につける日本刀のこと。鉄ではなく宇宙やホワイトホールから飛来した悪魔の残骸ブラックストーンで出来た頑丈な刀だ。彼はそんな刀と共に格好良く歩いて--
「何でバナ……ヅゥブ! いでで」
 格好はどうしても付かない。それが彼--
「わしは井原ガイン。これは俺の帰化名だけど、確か僕は元アメリカ人だったよ。多分父さんや母さんはアイルランド系出身だったっけ? まあいいよ。拙者の匿名はガイン・トカマクってんだ。ヨシユキ・Tの作品に出てくる登場人物の名前にちなんだ匿名さ。えっと私の本名はガイン・マーチンスターっていう。父さんはギンジ・マーチンスター。母さんはユリア・マーチンスター。日本に帰化してるのはまあ日本好きの父さんの影響なんだよ。って誰に言ってるって? アズナーに改めて自己紹介してるんだ」
 この物語は彼がやがて旧世界を破壊した者を倒すお話。彼の日常を描いたお話。そして彼の不運を描いたお話。
 その題名は……。


 試作品である以上ここまで。自分がかつて考えた物語を改めて文章にしてみた。にしてもこんなんで読者を惹き付けられるかどうかって話だな。売れっ子の物書きは繰り返し文章の改行や書き直しを徹底したり、あるいは鎌池数馬のように頭で捏ねくり回した設定を詰め込み、粗を無視して押し通したり、あるいは奈須きのこのように設定をしっかりして何百枚にも及ぶ文章で勝負したりして読者を獲得していったんだなあ。そう考えると自分の引き出しはそんな連中に比べれば蟻並みの大きさでバキが妄想した巨大蟷螂に挑むような無謀ともいえる挑戦をしてる気がして無力感で沈むそうな気分だよ。まあ自分はそうやって進んできたつもりでいるが(笑)。
 今回このような試作品を書いた理由は単純にネタが思いつかなかったから自分が未だに暖め続ける物語を文章にして出来映えを確かめただけです。ちょうど七月のと言う事もあって1999年当時の世界がどんなものだったかを想像しながら書いたのでその頃ヨドバシカメラがあったのかどうかはさっぱりです。まあドリキャスやDの食卓はまだあったと思います、たぶん(苦)。ちなみに主人公はハルク色の青年です。ルイージカラーの青年です。ただしこれにも設定はありますが試作品である以上はこれくらいにします。んで強さはというと当時の状況を踏まえるなら加減を知らなすぎるほど強い。そう考えて下さい(笑)。試作品を書く作業をまた今度やるかも知れません。今度はジョジョのパクリのような物語か、1984年の続編っぽいボトムズのパクリのようなガンアクション作品か、鬼がきたりてや鬼切丸の設定をパクッた半人半鬼が主人公の物語か、一撃必殺を多く持つ無能主人公のRPGものか、僕が考えた最強の主人公とメアリー・スーの最終進化形ラスボスが鳥山明や石川賢も真っ青なハイパーインフレーションなバトルをする物語か、あるいは主人公もラスボスもド外道ド下衆ド悪党な未来進行形なRPGものか、あるいはド悪党に憧れる勇者になった少年が主人公の未来進行形なRPGものか。まあ数えたらキリがない。読者なら誰もが考えた物語を並べると自分がいかに厨二病で収まらないかがわかるよ、恥ずかしいくらいに(笑)。
 そんな感じで試作品の解説を終えたいと思います。

 第二十五話の解説をする。
 今回の舞台は空と言う事もあって主人公は隼にした。二十四話と違い、登場キャラに死者は出ます。主人公であるハヤブスは格好良い雄を目指す青年。なので格好良さを表現する為なら善意が及ぶ範囲でどんな無理なことだってやってのけます。なので一瞬という僅かな時間で翼持刀を取り出すことだって出来ますが、代償としてそれが後の悲劇に繋がってゆきます。ですが、そんな悲劇を乗り越えて彼は最後に大空のトリとなります。
 ちなみに今回出てくる坂井組は白鳥カブ壱以外は質が高い者で構成されます。主人公であるハヤブスや組長のブク郎が特別に突出してるわけでもなく全体として組員は一騎当千出来るほどの強さを持ちます。それでいて連携も取れている為、指揮官型の襲来するまでハヤブスとフォウルン以外の組の者に一名も怪我する者を出しません。ただし白鳥カブ壱を除いて。
 ついでに今回出てくる鯨族の者は二十四話にも出てます。どこで出てきたかは敢えて説明しません。なお最後が丸投げのように感じた方は多いかも知れませんがこれは二十六話との兼ね合いの為、敢えてそうしました。主人公は生きてます。
 駆け足ですが以上で二十五話の解説を終えます。
 
 それから鬼ヶ島を巡る戦いは今回で終わりましたが、舞台としてはまだ終わりません。それは二十六話でどうなるかをお楽しみ下さい。ついでに最初から二十四話から二十五話までの流れを書くかも知れません。たぶんね(苦)。
 ではいつも通りどうぞ。

 七月
 二十二日~二十七日  第二十六話 海は広いな、大きいな    作成日間
 二十九日~八月三日  第二十七話 海洋藤原の伝統       作成日間
 八月
 五日~十日       第二十八話 大樹の銀河連合(前篇)   作成日間
 十二日~十七日    第二十九話 大樹の銀河連合(後篇)   作成日間

 二十六話の舞台は海です。なので混沌とした海の世界を自分なりに描いていきたいと思います。それから主人公は悩んだ末諦めて鯖にしました。しかも怠けた方の鯖にね(辛)。
 それじゃあ今日はここまで。今度はさすがに土曜まで引き延ばすのはやめようっと!

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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