FC2ブログ

格付けの旅 ルトワックは繰り返し唱える……戦争に機会を与えよ! 訂正 前回の話に悪夢居なかったな!

 訂正……実に便利な謝罪表現。『忙しい』や『御詫び』同様に言い訳として使用される甘ったれの言葉。甘ったれは何時だって訂正を使えば間違いを認めていると思い込んでいるようだが、そんなの上辺でしかない。本当に訂正したいなら訂正箇所を無くす程に或は訂正という言葉を使わないように努めるのが筋だろう。そう考えると訂正も多忙の言い訳に使う『忙しい』や心が籠ったふりをする『御詫び』同様に撒け犬の遠吠えだと言えよう。
(とか言う風に自虐する作者も如何かと思うぞ。散々使って来た癖に何でそんな如何でも良い事を俺に解説するんだよ。まあ、『忙しい』だけは奴自身は死ぬ程嫌う表現として使っていないな。使った可能性も在るには在るにせよ……公で使った回数は俺の記憶だと多分、少ない)
 忙しい……作者が嫌うワードの一つ。此れはスケジュールすらも碌に出来ない事を告白するようなもんだ。何故かって? まあ、前に紹介したかも知れないが説明しておくと忙しいって言葉自体が負け犬の遠吠えにしか聞こえんのだ。然も大して忙しくなさそうで余裕が在りそうな状況でも其れを口にする馬鹿野郎が頻発しているんだよな。いや、忙しいは万能薬じゃねえよ。忙しいんだったらそんな言葉を使うな。忙しいと口にしない程多忙を極めるんだったらわかるが仮に忙しいを使いたきゃこう言え「済まんが、心に余裕が出来る状況でもない。穏やかに成る迄何とか頑張ってみる」とかな……まあ俺が言いたいのは忙しい言うのは自分だけにしろ。他人にてめえの忙しさなんぞ知ったこっちゃないし、聞かせるな。忙しいと思うなら仕事を減らせ……其れが社会人の常識だ、バーローめ!
(と俺に汚い言葉を代弁するとはな。まあ良い、俺も忙しいって言葉大嫌いなんだからな。何処迄甘ったれてんだって言いたいんだな)
 そう無駄な時間を掛けている間にデュアンの前に再びナイトメアオーガが近付く……其れは嘗ての恩師の姿に化けて只管に圧倒的な暴力を以ってデュアンを叩き込む!
(駄目だ、俺の記憶が奴の悪夢を手助けしている。おかしいんだ、ナイトメアオーガに彼の強さを再現出来る訳がないんだ。物真似師が格上を再現出来ないように其の強さ迄そっくり其の侭なんて有り得ない。此の悪夢の謎を解明しない限り、俺は……奴に勝てない。
 悪夢の謎を……此の激痛は本物じゃない。ガイン・、マーチンスターは確かに偽物だ。其の偽物は俺の頭の中から再現された……だが、再現したとしても初めて会った時のイメージを具現化したに過ぎない。一体何処が違うのか検証しないと!)
 ガインは全てを晒していない。そう思いデュアンは詠唱する。其れは強力な魔法を唱えて一発逆転に臨む訳でもなければ基本的な下級魔法で地道に削りに行く訳でもない。デュアンにとって代名詞とも取れるあの返し魔法を放つ為!
「良くわからんが、此のワイに向かって魔法とは……返すぜ、オラアア!」
 力任せの剣技から放たれる風の波動は間違いなく本物……威力は恐らく偽物。放ってから到達する迄の時間は風速処か音速や光速よりも速い。其れをデュアンは体に受けて無事で済む訳がない。だが、デュアンは今迄の戦いで死に掛けじゃない戦いが当たり前だと既にインプットされて在る。其処迄は一般的な『死の覚悟』と大差はない。問題は其の先に在る『生きる覚悟』を如何形成するかに到達した者達はほぼ極少だと考察する程にタキサイキアに依る脳内高速処理を施している程。
(『死の覚悟』とは死ぬ思いを何度も味わい、絶望的な状況を何度も経験するだけで身に付ける簡単で欠伸が出る程に習得が可能な覚悟だとすれば其の先に在る『生きる覚悟』ってのは即ち、どれだけ長い時を生き抜いても退屈もせずに居られる生存本能の極。武士道とは死ぬ事と見つけたりの本当の意味とは『生きる覚悟』を掴むという事なのだ。原文を其の侭受け取れば其れは誤訳の『死の覚悟』と何時の世も誤解されがちでは在るが!
 さあ、そろそろ通常時間に戻る頃だ……始めようか、デュアン・マイッダアアアア!)
「何やアア、わいガアアア--」
 思い出したぞ、本当のガインは一人称が安定しないって言うのがああ……リフレクト、ブレイカあああああ--デュアンのカウンターがガインを模したナイトメアオーガを曝け出し、そして空間を二つ或は三つ突き破って彼を消滅へと追いやる!
「ヘヘヘ……ゲホゲホ、ハアハア」通常状態でも発動が可能なリフレクトブレイカーでは在るが、カウンターで放つ場合だとダメージを体内に回しながら其れをマナに変換して相手に返すという本来のカウンター魔法として機能する。「魔法には上下が在るが、こうして押し返せば極限魔法にだって打ち勝てるんだよ!」
 其れからデュアンはナイトメアオーガの築き上げた悪夢の世界を粉々に破壊して元の戦場溢れる世界へと戻り、目の前で何かを完膚なき迄破壊するスチーマーと合流を果たす。
「デュアン、何処に行ってたんだ!」
「はは、少し寄り道をしていたんだ。其れよりも此れでオールタクティクスオアストラテジーは壊せたか?」
「残念、既に奴のデータは抜き取られた後だった。あのタックルする奴や訳わからんババアのせいで取り逃がしたかも知れん。奴等は陽動だったのか?」
「さあ、な。其れよりもスチームバンカー?」
「何だ、デュアンと言ったな? 私を疑うのか?」
「いや、お前には俺達みたいな何かを感じない。其れは有り得ない。有り得るとすれば此の凍てつくような視線が怪しいんだ。お前でも感じる筈じゃないか?」
 舐めているような言い回しは好きじゃない……が、確かに視線を感じる--スチーマーでも察する気配の正体は同時に振り向いて直ぐに判明。
「やあ、全くオールタクティクスオアストラテジーの戦略的包囲網さえも突破するのね。やるじゃないの、デュアン・マイッダー」
「誰? 眼を瞑るという事は盲目の女なのはわかる」
「ノイズン・リオートメインが奴の名前だ。占い師にして不死の人間……と呼ぶべきか?」
「其の通りよ。でも盲目は事実上嘘に成る」第三の眼を開くノイズン。「額から出る眼も存在するわ。此れを万人は心眼と呼ぶの」
「全く絵本の時から思うけど、全然其れに慣れないわ」
「慣れなくて結構。こうゆうのは」心眼を閉じるノイズン。「生物の構造という当たり前に沿っているだけで良いわ……得に貴女みたいな一般軍人にとってはね」
「私は一般人じゃないわ。と言っても何をしに来たの?」スチーマーはパイルバンカーを突き付けながらこう脅す。「返答次第じゃあ何処かに風穴を開けるわ!」
「次の予言よ。『クライシスザストライク』が来るわ」
 何だって……あいつが、何をしに来るんだよ--デュアンが顔を蒼褪める其れは一体!
 死ぬ覚悟……其れは戦場で生き残るのに必要な何時でも自分を捧げる為の覚悟。此れが出来ない奴は必ず死ぬと言われる程に重要な覚悟。殺す覚悟は誰だって可能。だが、死ぬ覚悟は殺す覚悟よりも重要な要素で在る。其の証拠に殺す覚悟だけだと防御が疎かになりがちで力に溺れやすく直ぐに急所を衝かれてあっさり死ぬ。そう殺す覚悟というのは死ぬ覚悟とセットで無ければ只のチンピラの強がりと変わらんのだな。んで死ぬ覚悟だけでも不十分な場合も在る。其れが死ぬ事を超えて生を勝ち取る例の『生きる覚悟』なのだ。
 生きる覚悟……武士道とは死ぬ事と見つけたりの境地。死の先に在る生とはただ死ぬだけの人生では為し得ない所に存在。だが、此の境地に達した者達は極少数で或る物は死ぬ覚悟に怯えて不老不死に貶める。其れ位に自殺願望者でも会得しえない境地が此れなのだ。何かは敢えて省くとしよう。
「そんなに危険なのか? 其の何んとかストライクは?」
「奴は容量オーバーの全生命体の敵なんだよ。先ず宇宙自身が宇宙速度で逃げ続ける程にあれはヤバ過ぎるんだ!」
「オールタクティクスオアストラテジーもそうだが、何言ってるのかわからん」
「説明出来ればどれだけ良いかわからんが、兎に角奴が来るんなら俺は此の宇宙から逃げる!」
「逃げられるかしら? 今の此の宇宙が放つ膨張速度は凡そ六……空間突破するには余りにも速度が足りないわ」
「んんだとぉ!」
 膨張速度と移動速度は比例する……作者がさっき思い付いた新設定。光が最速というのはアインシュタインが発見した相対性理論に基づく絶対条件。だが、宇宙が膨張する速度だけは例外中の例外とされるのは誰もが知っている通り。此方で言う膨張及び移動速度というのは宇宙の事。此の宇宙は膨張或は縮小する速度は常に宇宙速度〇以上でないと説明がつかない。理由はブラックホールと呼ばれる光を逃さない重力無限大の空間が在る。此れは作者の設定では宇宙速度零で光を雁字搦めにしているそうだ。其の為、ブラックホールに依る空間の陥没を防ぐには宇宙の膨張は最低でも宇宙速度一で進行しないと説明がつかない。んで其の膨張と移動速度の関係性は何なんだと言うだろ? 其処がブラックホールを何とかして其の場に留めさせる為に必要な移動速度の算出なんだ。膨張速度が速いのに肝心の宇宙が移動する速度が一未満では話に成らんだろ? だから其れ以上で移動しないと腹が弛んで消滅してしまうんだよ。アスリートが腹を弛ませて走れる訳がないように宇宙だって腹が弛む危険を避ける為に膨張速度以上で動かないと説明がつかないもんだ。
「其れが如何して貴方の脱出を阻むの?」
「阻むんだよ……最高速の七とは行かない迄も最低速度は凡そ六さ。因みに俺の最高速は宇宙速度四。仮に脱出出来ても宇宙引力に引っ張られて元に戻されるのがオチだ!」
 良くわからないけど、災難ね--とスチーマーは細分は理解出来ないが、脱出不可能な事態に陥っている事を理解した。
「じゃあ、健闘を祈るわ」
 ノイズンは突如、姿を消した。其れについては先程の説明する通り宇宙の外に出る事はないが何処かに移動した事は確実。
(アルッパーの奴は何れ又顔を合わせるだろうな。見たくもないあいつの鯨顔だが、腐れ縁は如何頑張っても避けられない。問題はあの『クライシスザストライク』が来る事だろうな。嫌だな、あいつは喋る災厄だからな……ああゆう設定でも。如何か此の宇宙が逃げ続ける事が出来れば……待てよ、オールタクティクスオアストラテジーの本来の戦略とは俺達を此の宇宙に閉じ込めるのが狙いだったか。そうして『クライシスザストライク』が来訪して宇宙ごと俺達を消滅させれば今後の憂いを断ち切る意味でも納得がいく。
 うーん、今は何とかしないとな!)
 デュアンとアルッパーは未だ此の宇宙に留まる……

 赤魔法06 ルトワックは繰り返し唱える……戦争に機会を与えよ! END

 NEXT PAGE 赤魔法の章 宇宙という揺り籠の中で

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
リアルタイムカウンター
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR