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格付けの旅 ルトワックは繰り返し唱える……戦争に機会を与えよ! 恐るべき鬼の悪夢

 悪夢……其れは出来れば醒めたい夢の事。余りにも悪い夢なら醒めた方が身の為だと誰もが思う事だろう。だが、現実為らば最早救い難い。因みに悪夢を見れば現実は好転するという噂が存在する。其の噂を実践した片岡鶴太郎は後に悪夢に依って喰い殺される末路を送る……鶴太郎が演じた主人公がな。尚、俺は悪夢を見た事がない。何故なら四六時中悪夢のような現実に悩まされるからな。
(クソウ、夢が悪夢なんて如何かしているぞ。俺は何時も良い夢ばっかり見る程に現実で良い事はほぼ一つもない不幸まっしぐらな魔法使いなんだぞ。なのに俺が悪夢を見させられるとは……つーか俺は如何成った?)
 やあ、デュアン・マイッダー……私だよ、裸踊りスペシャルが君を悪夢から引き摺り出したぞ--目覚めて直ぐにデュアンは悟った……良かった、目を開けて此奴が躍っているなら此れは現実だ……と!
「何でお前が出て来るんだ、裸踊りスペシャル? 作者もネタが切れてキレが悪くなってとうとうお前を引き出すしかなく成ったか?」
「違うな、彼と同盟を組んだんだよ」
「我が名は黄泉山東伝……三島平八の仇を取る為に馳せ参じた!」
 いや、お前は帰れよ--何故此の二名が手を組んでいるのかと考え始めるデュアン。
 彼等が手を組んだのは一重にオールタクティクスオアストラテジーを打倒する事。もう一つは『ナイトメアオーガ』を使って元の世界に戻る事に在る。デュアンは其れを僅か一分の内にニーチェの哲学並にバラバラのピースだった数々の話を統合して余計な部分を省きながら頭の中で纏め上げた。
「最近のどっかの格闘ギャグ漫画みたいに読者離れを起こす程劣化している此の物語とはいえ、其れでも話を進める事だけはしっかりとやらなければな。処で……スチームバンカーを見掛けなかったか?」
「彼女は我が裸踊りの思想を誤解して其の場から離れてしまった!」
「有無、今は彼女に輪が黄泉山東伝の悲しき過去を語る時ではない--」
 黄泉山東伝、お前の場合は悲しき喜劇だろうが--黄泉山東伝の死に様は痴漢と誤解されて女性に平手打ちされた衝撃でエスカレーターから落ちてしぇーのポーズを取りながら如何でも良い遺言を口にして死んだというのは誰もが知る末路。
「其れよりもオールタクティクスオアストラテジーは何処だ!」
「我が黄泉山東伝の御業を以てしても見付からん!」
「--奴はデイヴェスやファイナルディザスター、動き出す山同様に巨大過ぎて目視出来ないからな。恐らくは……其処だああ!」デュアンは既にギャラクティックヘブンで天井を打ち込む。「--空間が歪んだぞ……させるかああ、リフレクトブレイカアア!」
 デュアンの魔力と強大な極限魔法、そして代表的な必殺魔法を以って天井は更に空間を歪めて亀裂が走り出す--其の時、三体を覗く巨大な黒眼が姿を現す!
 --オマエタチニハヤラセナイ……コノセカイハワガジッケンジョウ、スチームバンカーヲオヨガセルノハソノタメ。オマエタチイブツヲハイジョスル!
 突然、無数のゴキブリが三体に襲い掛かる!
「フン、我が黄泉山東伝に攻撃する事が如何に無謀化を!」次々とゴキブリを何処からか出現した蠅叩きと爪切り等で殲滅してゆくカウンター使いの黄泉山東伝。「此れぞゴキブリが長年人間共に殺される凶器ベストテンなのだ!」
「--ディバインドライブ……爪切りはランク外だろうが!」
「流石はゴキブリ、我が裸踊りに魅了されるが良い!」
 だが、此れだけの一騎当千級でも其処は戦略を操る全生命体の敵--ゴキブリの増殖は止まらず、遂には彼等の体の内部に侵入し始める!
(ホラー映画の一シーンみたいにゴキブリが喰い殺すとかじゃねえだろうな。御免だ、ハイ・エクスプロスでも出して……阻止する!
 ……未だ止まらない。炎属性に強いゴキブリを無性生殖して対処するとか……此奴等は『ダイナソン』の細胞を使っているなあ!)
 ダイナソン……其れは俺の同類。人型という意味ではなく才能という意味で俺と同類。見た目はまんまゴキブリ。だが、戦闘力は神殺しの名に恥じぬ暴れっぷりを披露。奴は圧倒的な武力で元居た世界で各国と様々な友好条約を結ぶ程に強い。まんまどっかのババアにペニスを見せ付ける史上最低の生物みたいだと思うだろ? まあ奴自身がパクっているだろうな……そんな無駄な情報は良い。兎に角、奴はゴキブリ族の為にありとあらゆる勢力に自身の武力を見せ付け、ゴキブリ族の平和を保って来た。但し、どっかの『ボス烏』と違って排他的且つゴキブリ達の横暴に対しては目を瞑るのだからそうゆう意味じゃあ滅ぼされて当然の存在だろうな。まあ、ダイナソンを滅ぼせる奴が居たら……の話だがな。奴はテラフォーマーズに出て来るゴキブリよりも遥か先を往くから如何頑張っても滅ぼすのは……多分俺でも無理だ。
 絶体絶命の危機に立った時、突然アルッパーが壁をぶち破って雪崩れ込んで『アンダーモルゲッソヨ』と共にゴキブリ駆除に参加する羽目に!
「グワアアア、ゴキブリの分際がああ……喰らえ、内閣総辞職ビームウウウ!」
「アンダーモルゲッソヨ四十八の殺人技の一つ、『焼身自殺』ダアアア!」
 焼身自殺……其れはどっかの国の奴等が良く使う自分を傷付けて相手を訴える手段の事。所謂リストカッターと呼ばれる奴等はかなり厄介で「付き合わないと僕、死んじゃうよ」と言って交際相手に迫る。此れは一種の脅しで交際相手が断れば即カッターを深く抉って被害を訴えに行く。こうゆう奴は非常に危険で相手をしない事を勧める……が、仮に上手くやっても今度は擦り寄って来るという気持ち悪い手段にも出る。どっちにしろ、リストカッターはストーカー染みる為に凶行に及ばせる前に留置所送りにするのが一番だろう。
 だが、火属性耐性を持つゴキブリの前では通用せずに哀れ……アンダーモルゲッソヨは瞬く間にゴキブリの餌食とされた!
(久しぶりに見たのに此の扱いだとはな……オラアあ、糞があ!)
 固有魔法を駆使して難局を突破したいデュアンだが、アルッパーの図体も相まって狭い場所では其れを使用する事が難しい状況!
「ホワイトホエールでも、グギャアアア……侵入して来るウウ!」
「喧しいぞ、アルッパー。何でお前がアンダーモルゲッソヨと戦っていたんだ!」
 そんなの知るかああ--其れでもホワイトホエールと放射能熱線、そして並外れた身体能力と様々な技術を以ってアルッパーはオールタクティクスオアストラテジーに依るゴキブリ戦術を突破してゆく!
(デュアンロールを引き戻す事で何とか奴の戦術から逃れそうだな。だが、戦略の中に居るから此れも想定して外では次なる手を打っているとみて間違いはない!)
 デュアンの予測する通り、外に出た二名は烏の群れに包まれて身動きが取れなくなった!
「グワアアアア、あの『ボス烏』は何処行ったああ!」
「気配を感じないな、如何やら此の世界にはダイナソンを含めて出て来ないように排除したな。そして、お前が目の前に居るか……『ナイトメアオーガ』アアアア!」
 デュアンが見たのは……『誘い水』の姿をした『ナイトメアオーガ』其の者!
 誘い水……其れは麻薬。愛飲者の原田泰造曰く飲むと毒素を外に誘い出すという意味で誘い水らしいが、其の水のパッケージ中央に描かれるのは鬼。其の時点で嫌な臭いが全面に展開される。事実、其の水は路上に流れた際に突然蒸発。其の水に掛けられた植物は枯れ出す……ととても健康食品の其れではない。更に紹介すると誘い水は連絡するとお届けされるけど、或る日突然滞る。すると如何成るか……愛飲者は徐々に活力を失い、更には他の水を飲むと吐き気催す程に誘い水無しでは生きられない体と化す。然も電話が鳴る度に誘い水のお届け報せだと思い込んで飛びついては怒号で当たり散らす始末。冷静ですら程遠い精神状態。然も在手先に行ってみると其処には何もない。遂に八方手塞がりの中で見付けたのが原産地名……そして旅立つ原田泰造。其の先は実際に視聴しての御楽しみ。兎に角此れだけは断言出来る……麻薬だと!
 --今宵の悪夢、存分に楽しむが良い!
 其の姿、デュアンが強敵と認める第六点魔王波旬と化して襲い掛かる--何度も拳打を喰らって血飛沫を挙げるデュアン!
(如何考えても自分よりも強い相手の筈がない。なのに、俺の脳裏が誘い水効果と併用して誤解が解けない。ええい、クラッシュウウウ!)
 格闘技の才能がないデュアンは一か八かのファイアークラッシュで『ナイトメアオーガ』の顔面を叩き込んだ--だが、脳の誤解は解けずに尚も殴る蹴るの攻撃を受け続けるデュアン!
「止まらんか……為らば直接俺の頭を、撃ち抜くうウウウうぅぅぅうゥ!」
 一歩間違えればデュアンの頭上部が見るに堪えない姿に変わる程の一撃……瞬間、『ナイトメアオーガ』の第六点魔王波旬は一瞬にして元の鬼の姿に戻った!
 --シーユー、ナイトメア!
 台詞くらい覚えて於けえええ--悪夢から脱出したのはデュアンだけじゃない、アルッパーもホワイトホエールを駆使して『ナイトメアオーガ』を百キロ先迄吹っ飛ばした!
「御互いに格下相手には負ける事がないな」
「俺を其処等の雑魚と一緒にするな。此れでも強さ磨きを怠った事は一度もねえんだよ!」
「そんじゃあ--」
 コラア、だから俺の素晴らしい尾鰭に乗るんじゃねえ--怪獣王の子孫だけに放熱フィンの役割を持つ峰のような鰭に少しでも乗っかると苛立ちを抑えないアルッパー。
 デュアンとアルッパーは移動だけ協力するが、戦う場合は必ず協力しない。其の証拠に『ナイトメアオーガ』が見えると直ぐにデュアンは鰭を蹴り込んで飛翔し、デュアンロールに入ってから直ぐに固有魔法メテオストライクにて誘い水の鬼の姿をしたオーガを攻撃--アルッパーは反対に『ナイトメアオーガ』の向こう側で戦術を展開するオールタクティクスオアストラテジーに向かって放射能熱線ファイナルブレスで狙撃する!
 --ユーガットノット……ダイアボー!
 『ナイトメアオーガ』はデュアンにもう一つの悪夢を見させる……出て来たのは『ガイン・マーチンスター』!
「何だって……本物みたいに馬鹿力でデュアンロールで仕掛けたメテオストライクを弾き飛ばしたああ!」返されたデュアンは何とかバリアーを仕掛けて軽減する。「威力……有り得ん、俺に迄浸透するじゃないか!」
 ガイン・マーチンスター……其れは最古の神才。俺に神殺しの道を示した恩者。其れ以上は説明する迄もない。
 ガインが相手だとデュアンは思うように誤解を解けずに僅か三撃受けて三億光年以上先に在る彗星迄吹っ飛ばされて背中を叩き付けられた!
「ガッハぁ……想像が実体と同じ筈がない。其れに感覚が、何故だ?」『ナイトメアオーガ』は会話のキャッチボールをしない為、此処からはデュアンの独り言だけが展開される。「有り得んな。其れに本物も感じないな。そんな世界でガインが此処に現れる筈がない!」
 デュアンは其処で意識が朦朧とする中で最後の一撃が加えられようとするのを感じ取る--

 一方のアルッパーは如何しているのか? 其れはデュアンとは別だが、同様に襤褸襤褸にされている姿を披露する。何が起こったのか? オールタクティクスオアストラテジーが動き出したから? 否、『車輪の大地』が丁度通り過ぎて自爆攻撃を数万も受けた!
「ひ、卑怯だぞ……『車輪の大地』を呼び出すなんて!」
 オールタクティクスオアストラテジーも勿論喋る事が滅多にない。在るとすれば『車輪の大地』に住む代弁者だろう。
「宇宙鯨は直接殺すには至れん。だが、捕縛は可能だ。直ぐに取り掛かれ……でないと甚大な被害が今後も訪れるだろう!」
 果たしてデュアンとアルッパーの命運は何処へ向かうのか!

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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