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一兆年の夜 第三話 あたいは生きる(四)

「その話はまことに信じがたいモノだ! 何しろ命ある者が命ある者を手にかけるなど……
 我々命ある者も確かにそのようなことをしているかも知れない。何しろ生きる為に雑草や水といった物を口にするのだから。
 いや、やめよう! 今は流れ星に関する話の続きをする」
 それ以降も流れ星が落ちた場所で様々な白骨死体が発見された。その中にはあたいがよく知っている者達もいた。
「それが兄貴と史乃さん、それに甥の子音ちゃんだよね?」
「そうだ……そして、子音こそ違えどこれらの死体にはある共通点がある!」
「それが、食べられた痕……なんだよね?」
「その通りだ! 何より信じられないのは命ある者達をこんな目に遭わすモノ達には自分達のように躊躇いはない!
 まるで楽しんでるみたいだった!」
 ちょっと待ってよ! 今の話はおかしいでしょ! まるで--
「現場を見てきたみたい? そう思って当然だ!
 実際に自分は目撃した! 彼らが仲間を食する姿をな!」
「じゃ、じゃあまさか今日に朝までにここに戻ったのって--」
「ああ、逃げてここに戻ってきた。
 いや、違う! お前を守る為にここに戻ってきたんだ!
 もしもストテレス山で考えたことが本当なら彼らは確実に自分達を食らうつもりでいる!」
 どうゆう意味なの? どうしてそんな結論になるの? さっぱりわかんないからあたいにわかりやすく説明してよ!
「ストテレス山にある春風親子の家を調べて分かったことは二の年より前に起きた自分の父オッツールの死についてだ!」
「そう言えばユーリディスは言ってたよね? 原因不明の病気で死んだなんて」
「その病気の正体がわかったよ……
 いや、あれは明確な故意だよ! 自分で言うのも罪深いほどのな!」
「はっきり言いなさいよ!」
「父は二の年より前に落ちた流れ星に……食べられた」
 やっぱり理解出来ない。どうしてそんな結論になるの?
「わかりやすく説明する方が無理な話だ! それに--」
 ユーリディスは途中で言葉を遮った! というよりもあたいを左に思いっきり突き飛ばしたわ!
「いた! な、何す--」
 昨期まで経っていた場所の近くにあった木の壁が突然壊れた!
「グウ……やっぱりいたか!
 だが怖いなあ。またこの感覚に襲われるなんて理解不能だよ」
 あれ? な、何なの? 外見は二本足に翼をはためかせてる、けど。
 い、いや、あ、あんな剥き出しなの? ち、ちが--
「いやああああ! か、隠すならちゃ、ちゃんとか、隠ししして--」
 剥き出しの部分が変な具合に、うごうご、君がわる--そ、それ以前に……
 あたいは生まれて初めてものに身も心も動けない、わ、わ!

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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