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雑文特別篇 ハヤトは死なず 第三十一話 さあ、神の御加護を! 佐藤栄作と小村寿太郎VS平沼騏一郎と小泉又二郎

 如何もdarkvernuです。
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 さあ……やろう。

 戦後は終わりを迎えようとしていた。此れは決して逃れる事が出来ない流れ……戦後利得者は何としても憲法九条と日本国憲法と東京裁判利権の為に戦後を続行しようと躍起に成る。だが、日本が夜明けを迎えようと日暮れを迎えようと戦後は終わりを告げに行く。此れは決して悲観するべきでもないし楽観するべきでもない。戦後の終わりは戦前の始まりで在る。戦前回帰という戦後利得者のレッテルではない。新たな戦前の始まりで在る。故に戻るのではなく、進む。いや、抑々戦後を守る事や平和を守る事が必ずしも進むとは限らない。其れと同じように戦争に向かう事や戦前に向かう事が必ずしも戻ると誰が決めた? そうゆうレッテルを貼るから常人は世の不条理に怒りを覚えて世間に対して反旗を翻してゆく。
 とまあそうゆう事で始まる裏国会議事堂内の戦い。佐藤栄作は平沼騏一郎と一進一退の攻防を繰り広げる。
「やるな、流石は歴代第二位の任期を誇る男」
「ヘッ、俺だって未だ未だやれるぜ!」
「だが、売国奴め!」平沼は朦朧拳で摺り抜けるように佐藤の懐に飛び込んで肋骨が出る程の強烈な一撃を繰り出し……「何、うわあああああ!」が、直後に左肩からトマホークを出すという防御策を打ち出して平沼の右拳を粉々に破壊した佐藤。「こ、此の侭じゃああ!」
「如何したああ、未だ出したばかりだああ……栄作ダブルトマホオオオウク、ブーメラアアン!」
 其の二本のトマホークを繋げた投擲を幽玄の動きで摺り抜けるように回避した平沼は佐藤の顔面に向かって左正拳を振るった--筈が返って来たダブルトマホークブーメランを背中に受けて口からバケツ二杯分の吐血をした!
「バ、馬鹿な!」
「終わりだ……栄作ビイイイイイイイイム!」
 グワアアアア、こんなの複雑怪奇だあああ--読みが甘い上に言い訳がましい平沼騏一郎はエリスを超えて太陽系外迄栄作ビームで運ばれると……しめやかに爆発四散し、フィクサー争いから退場した!
「フウウ、何とか勝てた。だが」佐藤は口からバケツ半杯分の吐血をして左膝を崩す。「平沼騏一郎ってのは中々、やりやがるじゃねえか。左肩のトマホークを出す方法で防御するのが間に合わなかったら……肋を出してノックダウンしていたのは俺の方かよ!」
 佐藤は平沼の強烈な一撃を受けていた。直撃こそ避けても浸透する破壊力に息が荒く成る。其処へ……「流れが悪いな。今が勝負処か?」小泉又二郎が恐ろしい勢いで佐藤に迫っているではないか。
「て、てめえは……小泉の、親父さんかよ」佐藤が言う小泉とは純一郎ではなく純也の方。「全くとんでもない能面で、俺に止めを刺しに来たか」
「覚悟は良いか? まあ既に出来ているから、未だ立てるんだろう?」
「此処が攻撃の狙い目? 違うなあ、俺は負けん!」
「甘いな、此れで--」「甘いですね、私が相手します!」風が吹き荒れて佐藤を庇うようにと在る男が小泉を外交まめつで斜め上に吹っ飛ばした!
「な……あんたは伝説の外交官、小村寿太郎」
「如何も……此の男の相手は此の小村寿太郎が引き受ける」
「あんたが来ると風が変わるみたいだな。だが、其れは良い風か?」
「其れは手合わせする事でわかりますよ、小泉又二郎君」
 二人は互いに距離を取りながら先手の譲り合いを披露。御互いに一発でも当たれば負けが確定するかのように踏み込まない。勿論、瀕死で尚且つ部外者ではない佐藤は踏み込めない事を既に気付いている様子。其の証拠に次のような事を小村に尋ねる。
「そんなに火傷する程、技撃軌道線が展開されるのか!」
「少し黙ってて下さい。風が乱れるでしょう」
「フウウ、会話する余裕が在る程に……隙が無い。だから」小泉が容易に踏み込んで来た。「何?」
「やっと読み合いは終わりましたね、遅いですよ!」真ポーツマス条約・みずちと呼ばれる突進連撃を仕掛けて最後は首を締めながら放り投げる。「如何ですか……おや?」
「ロン……緑一色」小泉も既に攻撃を仕掛けた後だった。「まあ、攻撃したのは一撃目が当たる前だけどな」
「中々やりますね。なら仕方ないですね」
「此処で--」
 遅いです……お別れです--其れは日比谷焼き討ち事件にも発展したポーツマス条約やみだきょうで左腕に国士無双の一撃を打ち込まれながらも右手で小泉の首根っこを掴んで無数の風で滅風四散させる恐るべき一撃……小泉又二郎は塵の中でフィクサー争いから退場した!
「さあ、神に祈りなさい」
「圧勝かよ……小泉の親父さんは決して簡単な相手じゃなかったぜ。其れを圧勝するなんて!」
「さあ、私の右手を掴んで下さい」
「ああ、忝い」
 何とか平沼騏一郎及び小泉又二郎を退けた佐藤栄作と小村寿太郎。二人の傷は決して軽くない。なのに彼等は戦いを止めない。其れだけに裏永田町で何かが起ころうとしている……


 第三十一話に登場した政治屋は佐藤栄作、平沼騏一郎、小泉又二郎、小村寿太郎。
 第三十二話『其れでも守りたい世界が在るんだああ! 田中角栄と板垣退助と大隈重信VS小磯國昭と清浦圭吾と寺内正毅』に続く……

 小泉又二郎は赤木シゲル、小村寿太郎はゲーニッツ。前者はギャンブラーという意味で、後者は陸奥がルガールだからこっちはゲーニッツで良いかなって考えただけ。深い意味はない。
 第三部はほぼこれで最後にしようと考えてやっているから必然的に他の部に比べて長編に成りがちだよな。だが、長編ならではにマニアックな政治屋を多く出すから其処は宜しくね……うーん、問題はインストール先は如何成るかなんだよなあ。

 そうゆうもんで今回は此処迄。二回目の雑文はやるから宜しくね。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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