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格付けの旅 デュアン、格付けの旅は此処から始まる そしてデュアンは別宇宙に飛んで行く

 幸運……其れは不幸と対成るいや本当は同じ存在。幸運には誰かの不幸が在って必ず成り立つ事が多々在る。例えば相手に勝った。すると相手の方は負けた。此れが実戦に成ると相手を殺した。相手は殺された。ほら、幸運と不幸は同時に発生するじゃないか。こうゆう物だよ、幸運とは。そして幸運を手に入れるには如何すれば良いのか? 其れは自助努力以外に他成らない。何故なら勝利者は勝利が転がって来るから勝利者ではない。敗者よりも勝利の努力を惜しまないから勝利者なのだ。其れを忘れずに。
 そして俺は幸運の為に足掻き、自らの運命を手繰り寄せて不運を追い払った。ギリギリでは在るが、俺が流れる所に偶然にも宇宙船がやって来てくれたお陰で俺は生き残る事に成功した。願いではない。戦い、足掻き、勝ちを目指して二度目の波旬戦を挑んで結果は伴わなかったとは言えども何とか生き残る事に成功した--後は此れを持ち腐れさせないように活かさないといけないのだよ!
 俺を拾ったのは……「あの第六天魔王波旬を相手に貴様は何処迄強く成れるか!」ワイズマン--何故に俺を助けたのか?
「悔しいか、ワイズマン」
「ああ、悔しいさ。あの波旬だ。そんな波旬を如何してあそこ迄追い詰める事が出来たんだ!」
「此れが万物が持つ強者と戦うのに必要な『武』だよ!」
 武……其れは武器を意味する言葉、ではない。常に生物は己の力だけでは如何する事も出来ない圧倒的な暴力が立ちはだかる。集団でやれば暴力に対抗は出来るが其れはあくまで暴力をより強力な暴力で捻じ伏せるという解釈でしかない。武は少し違う。其れは力では勝てないなら理論で勝つという方法、そう方法。理論に依り近付き、確実に暴力に立ち向かう力……其れが武。そして武には暴力にはない繊細さと共和の精神が在る。故に必要以上の殺傷を求めない。求めるのは暴力に抗う為の手段を養う事に在る。
「良く言うなあ、暴力に最も近い癖に」
「其れはお前ら全生命体の敵だ。俺はお前等と違う。必要以上に悪を広め、更には自分勝手極まりない思想の元にあらゆる手段を正当化する。どんな言い訳をしようともお前等のやっている事は全生命への冒涜だ!」
 冒涜……真に冒涜するのは無だった世界に想像の付け入る隙を作った{夢宇宙}だ--流石にワイズマンの主張したい良くわからん存在には説明をする術を俺は持たない。
「何の話か知らんが、何だよ其れは?」
「お前如きでは此の悍ましい存在は与り知らん様子か?」
「当たり前だろう。何の種類の宇宙か知らんが今の俺には今の宇宙以外を想像出来ない以上はスケールがでか過ぎる話は余りにも非現実的だと考えちまう」
 貴様が現実を騙るか……非現実を内包するような事をし続けた癖に--ワイズマンの此の発言には訂正する余地はない……確かに現実を騙っていたのは事実だろう!
「此れ以上話しても埒が明かない。其れで俺を治療して何が死体、ワイズマン?」
「そうだな、デュアン・マイッダー。もう一度波旬と戦うのだ」
 やっぱりそう来るか--三度目……今度はどっちが勝つかわからないな!
「此処に居たのか、デュアン」背後を取られた……「驚く事勿れ。余は背中越しに攻撃をするような馬鹿な真似はせん」振り向くと奴が居るなんて。「仮に攻撃しても主の天才を超越したセンスの高さの前では幾らでも修正が出来よう」
「来たな、波旬。歓迎する。では此の宇宙船を存分に蹂躙するが良い」
 承知した、ワイズマン--三度目の正直が開始された……デュアンロールが無い状態で俺は再び奴と死闘を繰り広げるのか! 戦いは一瞬にして煌めきを見せる。文字に表す事が面倒に成る程の下らない性分では在るが、今回だけは今迄と比べて派手に行き過ぎていると俺達は思う。其れと感情が先走って読み合いすら本当に行われたのかもわからん。だが、はっきりする事は其の戦いで繰り出された様々な技術は俺の戦闘方法を革新化させる!
 一体幾つもの銀河を破壊したのだろう? 一体どれだけの月日を掛けたのだろう……月日はわかる。二ヶ月と四日目迄如何ゆう経過かわからない戦いを繰り広げたと俺は断言する!
「やるな、既に物を喰わずに戦うだけの持続力を得たか……デュアン・マイッダーよ!」
「当たり前だ。『永久機関』を戦う内に身に着ける事は意外と無意識に行えるもんさ」
 永久機関……其れは誰もが望む『無限』の世界。或は無限を約束した夢の動力。勿論、叶わぬ夢だからこんな物を求める方が異常だがな。何、誤変換ではない。永久機関に頼らずに有限機関でやりくりするように。
 其処だ、斬り裂かれるが良いい--俺は防護魔法『フラッシュガードカスタム』で反射させて波旬に十分の一を返す!
「何、左腕を……小癪な、デュアン!」
「説明しようか?」
「必要ない、他化自在よ……宇宙を真っ二つにするが良い!」
「甘い、既にプラネットブライカーネオだ!」
 何イイ--自分の宇宙を真っ二つにしても……ダメージは直接、此方に届かない!
「やるな、だが……鏡の中だって操る事が出来る!」
「--うおおおお、波旬!」転移魔法テレポートが間に合わなかった俺。「--クソウ、右手と左足を現実世界に搦めさせて身動きを封じたな!」
「此れが第六天魔王……他化自在天の覇者波旬の奇跡!」野郎の斬撃が俺を真っ二つにする。「残念だったな、勝負は余の勝利だ!」
「--フウ……未だフラッシュ、ガード、カスタムは、機能した侭」
 何……ウオオオオ、返されただとおおお--カスタムとは強化ではない……攻撃反射の他に持続時間十秒延長とリザレクションと呼ばれる効果を十分の一追加しているのだからな!
「--如何だい、消費マナ返還迄は追加出来ないが……最後のマナは俺の真骨頂を放つ事が出来る!」
「阻止させて--」
 いや、やるさ……リフレクトブレイカアアア--決め技級の魔法で波旬を粉々に砕いた俺!
「やる、な。だが、完全、消滅、には、至らなかった、な。余の肉体、は、三位に、分割、して、みせ、ようぞ!」
「ま、待てえええ!」
 だが、残りマナが枯渇した俺では波旬に止めを刺すには……力不足。然もワイズマンは漁夫の利を狙うかのようにこんな事を仕掛ける!
「此れを待っていたぞ……さらばだ、デュアン・マイッダアアア!」ワイズマンの持つ究極禁呪魔法が炸裂。「--此れぞワールドエンド……格上を容赦なくぶち殺すのに十分な魔法だ。但し、代償して此の世界の俺は消滅、す、ル、のだあ、あ、ぁ--」
 そして俺は故郷である宇宙から追い出され、追い、出され--






















 --気が付けば其れは木造小屋の屋根を俺は見下ろしていた。何処だ? そして、何だか、体が、体が、軽い。まるで、起き上がるというより、も起き下がる? 一体何処だ?
「あれ、目を覚ましました?」
 見下げた果てに金髪ヘアーで天使の翼を背中に生やした少女の素顔が俺の眼に映る。
「此処は?」
「あ、此処はですね。えっと、まあ、あれですよ」
 其の先は俺も知らない第三の常識が支配する天使と悪魔の世界。天界と地界の或る世界。そう、此処はヒッグスの否定された宇宙。俺が居るのは其の宇宙なのだ!


 青魔法05 デュアン、格付の旅は此処から始まる END

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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