FC2ブログ

一兆年の夜 第三話 あたいは生きる(三)

 あたいは納得出来ないわ。兄貴が死んだという事実に!
「そんなの信じないわ! 兄貴は今も史乃さんや子音ちゃんと一緒に幸せに暮らしているはずよ!」
「自分は昨日、一の週より前に登った二名と共にストテレス山を調査した!」
「それでどうだったのよ!」
「間違いなく死んだ……ストテレス山葉の採取場でな。
 十二の年より前に起きたテレス山において二名のテレス人族の死体と同じようにな!」
 そんな事実……絶対に信じない! 本当でも信じたくは--
「それだけじゃない、白骨死体は他にも二名見つかった!
 一名は民家より成人体型三百より離れた所にあるテレスプリが生える木より成人体型五十の処で発見された。自分達が調べた所、テレス人族の雌で体型から考えて三十過ぎと思われる」
 三十過ぎって--史乃さんじゃないの? じゃあもう一名ってまさか!
「もう一名は民家の台所で発見された。体型から考えてじゅうに満たない雄だ。
 つまり……」
「そんなの絶対信じないんだから!」
「信じられないのは自分も同じだ!
 いや、決定的に違うのは民家で発見された白骨死体には果物包丁で刺されたような痕が見つかった!」
 おかしいでしょ? 包丁は命ある者に向ける物じゃないでしょ?
 そんなことあたいらには出来ないわ! 信じられない信じられない!
「自分がこんなことを話すべきかどうか迷っていたが、智達の件で傷を付けたのは良くないとも思う!
 けれども、これはお前を守る為に言ったことだ!
 これからお前の為にも十二の年より前に起きたテレス山白骨死体事件以降の様々な件について話す! 有無を言わさずにな!」
 あたいはそれらの件を聞きましたわ。
 事の発端は十三の年より前に起きた空の歪み……悲劇はここから始まった。
 その翌年、二の月分かけて流れ星が落ちた。
 一つ目がストテレス山、そのせいでそこにいたテレス人族の常陸ひたち雄一が白骨死体となった。
 もう一つはテレス山に落ちた。そこでは二名の白骨死体が発見された。一人は常陸雄一の叔父に当たる一場雄吉。もう一人はテレス人族の長、葉月家の第三子御幸みゆき。幸いテレス山の事件は第一発見者である春風智により事件の全貌が明らかとなる。
 それによると、二人をあんな風にしたモノの外見は四本足であり、体中がむき出しのような何かであった。それでどうゆう風にあんな風にしたかと聞かれると春風智は信じられないようなことを口にする。



 自らの口で食べるように!

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
リアルタイムカウンター
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR