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格付けの旅 デュアン、格付けの旅は此処から始まる 千鳥大吉の正体

 アンダーモルゲッソヨ……其れはモルゲッソヨの意味が「わかりません」ならばアンダーが付く事でわかりませんを下回る意味不明さを醸し出す全生命体の敵。其の正体と何がしたいのかは多分、最後迄「わかりません」だろう。
「前回の続きだが、脱獄を果たした俺と天の川銀河出身にして太陽系第三惑星地球から来た謎の人間である千鳥大吉の前に立ち塞がるのは……明らかに戦車の砲塔の位置がずれる処か機体との均衡すらも考えずに外付けされた戦車十五台と其れと共にやって来た背中にガトリングガンを抱える<ファーヴォ>が誇る軍隊」
 ああ、確かに……此奴等馬鹿だ、と言われても仕方がない--説明してわかる話だろう、じゃあ何故其れが馬鹿なのかを騙って行くぞ。
「先ずはガトリングガンは背負っていると外す際に重さで体が……ほら、見ろ!」言う前にある一人が背負ったガトリングガンを外す際にバランスを崩して転倒。「ガトリングガンは一挺当たり成人男性の半分以上の重さだぞ」
「後は砲塔が長過ぎるせいで外付けされた奴等が次々と前のめりするかのようにバランスを崩しているじゃないか」
「まあ他にもあるけど……此奴等、本当は別の星から来たんじゃないか?」
 かも知れんな--と大吉が納得する位に奴等は此の星の住人とは思えない位に物を理解していないのがわかる。
 だが、其れだけではない。此奴等は何と戦いの最中でお喋りを始めてやがる。『授業中にお喋りする生徒』かよ!
 授業中お喋りする生徒……其れは誰もが授業がつまらないと思った時に隣或は前後の奴に話し掛けて自分の世界を語りたがる物さ。そんな生徒は決して悪くはない、悪いのはつまらない授業を受けさせる先生だと擁護する輩も確かに居るだろう。だが、考えて欲しい。其れは防犯対策が出来ていないから盗まれる方が悪いと主張するのと同義である事を。此れと同様にどんなにつまらない授業でもお喋りした時点でそいつは一方的な悪である事を自覚しないといけない。何故ならつまらない授業を受けさせる先生が悪いとすれば如何してお喋りする生徒はつまらない先生の授業に出席する? 此の点を踏まえてもつまらない授業を受けさせる先生が悪いという主張は破綻している事を。つまりだ、生徒共は単位が欲しくて其のつまらない授業に出席している。其れで居ながらもお喋りをする……其の時点で自分勝手極まると思わないといけない。そんな奴の対策として『仏の顔も三度迄』を応用した対策を取るのが大切。寝る分にはまあまあ情状酌量が在ろうともお喋りする奴等は其の余地は一切ない。三度やれば生徒手帳成り身分を証明する物を渡させて単位を失効させるような措置を取る事を勧める。つまらない授業をする先生が悪いとするならばお喋りした人間はもっと悪い。そんな連中に自分勝手をした罪とは何たるかを思い知らせる事も大事だぞ!
 仏の顔も三度迄……此れは温和で滅多に怒らない奴も連続して苛付かせるような事をされたら大噴火するという意味。勿論、三度というのはあくまで目安で合って実際は五度も七度も酷い仕打ちをされても怒りで噴火しない奴も居る。俺の場合は仏の顔には程遠いので大体は二度以上で怒りが頂点に達するもんだ。兎に角、そんな目安故に何時も相手を怒らせる事が好きな奴は努々見誤らないように引き際を心掛けよう!
「--という訳で……ディバインドライブ!」早速、阿呆な事をする連中を薙ぎ払う俺。「てめえら其れでも軍人かあああ!」
 そんな訳で阿呆らしい連中を始末した俺は大吉と共に此の最低を極める惑星からの脱出を試みる。然も俺の能力は俺だけが脱出する為にしか使われない事から其れでは余りにも酷だと考えて宇宙ロケットらしき物があるか如何かを惑星内中奴を持ち上げながら行ったり来たりした。
「こりゃあ酷いな、宇宙ロケットと思われる奴等の構造を見ると其れは実に御粗末に仕上がっているぞ」
「という事は一万ハイトルーキンを超える事も出来ない構造なのか」
「ハイトルーキン?」
「いや、何でもない」大吉の惑星に於ける単位は又違う事を俺は改めて認識する必要があると理解してゆく。「其れよりも此の惑星のロケットはそんなに速度が上がらない構造なのか?」
「ああ、内部構造からして設計図通りに出来ていない。途中で制作を止めていやがる。其れとロケットの台の構造を一つ一つ音で確認してみたけど……どれも宇宙に打ち上げる為には圧力に耐えうる構造に成ってない。おまけに真っ直ぐにすりゃあ飛べると勘違いしているのか赤道直下に基地が出来ちゃあいない。というか何もかもが御粗末過ぎて話に成らないね」
 そうかあ、そりゃあ酷いもんだ--此の惑星に暮らす住人共が益々別の惑星から来たんじゃないかって思える仮説が実証されつつあると俺達は実感してゆく。
 そんな中で背後に途轍もない気配を感じる。ワイズマンか、其れともノイズンか? だが、波旬ではない。波旬の気は裂帛するように相手を其れだけで殺害する程の凄味を持つ。さて、振り返ると其処には……「ア、ア、アンダーモルゲッソヨ!」大吉が叫ばないと其れが奴だと気付かない俺!
「……」アンダーとはそうゆう意味だったか、成る程。「……」
「あれがアンダーモルゲッソヨだ。俺の星を壊滅させたあの下半身に何かを詰めた--」
「ちょっと待て、大吉!」
「何だ、あいつは動きそうな気配だぞ。質問を受け付ける余裕ねえぞ!」
「そうじゃなくて、如何ゆう事だよ……お前の星を滅ぼしたって!」
「え、そそ、其れは、其れは--」
「俺はお前の星に連れ帰る為にわざわざ別の星からやって来た連中が統治する星で使えそうなロケットを探していただろうが。なのに……さっきの話と矛盾してないか!」
「そ、其れは……フッフッフ」突然、大吉が笑い出して本性を露にした。「デュアン・マイッダー……此れ以上の謎解きは不要かも知れんな」
 如何ゆう……あれ、例のアンダーモルゲッソヨは--姿を消したと思ったら大吉の隣に並んでいた。
「アンダーモルゲッソヨの意味は確かに此れも正しい。だが、其の正体」突然、例のロケットマン像が融合して白いマントと何かの英雄物みたいな格好をする千鳥大吉。「此れが真のアンダーモルゲッソヨ……アンダーとは下。下の下という意味の下ではない。アンダーとは引っ繰り返って卑猥じゃなくなったモルゲッソヨの事なのだ!」
 わからん--思わずそう口にしてしまう程に馬鹿馬鹿しさを感じる!
「フッフッフ、そして此の千鳥大吉ことアンダーモルゲッソヨは……南新羅一万と二千年の歴史を持つ宇宙最強の武術『テコンドー』にて貴様と対峙する」
「--はいはい、テコンドーだね……させるか、ファントムハザード!」俺は速攻で欠陥だらけなロケットごと奴を屠り始める。「阿呆が、テコンドーとやらをさせると思うなよ……何っ!」
 フッフッフ……アンダーモルゲッソヨ四十八の殺人技、『ウリナラファンタジー』を以ってダメージの起源を主張する--ダメージの起源を主張してファントムハザードの威力を下級魔法程度に留めたな……野郎、足が震えているぞ!
 ウリナラファンタジー……其れはアンダーモルゲッソヨ曰く納豆もハリーポッターもアトムもスサノヲノミコトも全て自分達の起源とした考古学無視の暴論。元々歴史が五年しかないのにさも百年もあるかのように捏造したり、或は地形学上有り得ない文化である茶道を自分達発祥だと主張したり、挙句には大昔に存在しなかったレンジ機やコンロ付き鍋が然も大昔にもあるように主張する等『ウリジナル』はオリジナルの超劣化版である。故に幾ら『ウリジナル』を積み重ねても一つのオリジナルの前では最早砂上の楼閣と同じように一瞬にして崩れるのである。
 ウリジナル……其れは捏造大好きな連中がさも他人の物を自分の物だと主張するオリジナルの事。いや、オリジナルではないな……オリジナルに失礼。
「原理はわからんが、アンダーモルゲッソヨ……お前は此の惑星の主で間違いないのか?」
「正確には此の惑星の人間を皆殺しにして私はウリジナル溢れる住民だけで優越感を浸る生活をしていた。其処に君が訪れたからついつい、君の魔法を捏造しようと画策するもんだ……喰らえ、ファントムハザード!」
「ウオオオ……其れは」受けた時の属性が唯の光系魔法の其れだったので俺はこう叫ぶ。「光系下級魔法の其れだろうが。まともに原理を理解してないだろ!」
「そうなんだよ、此れがウリナラファンタジーの弱点。見映えだけ取って本質取らず……故に君の持つ其の強力な魔法の原理がさっぱり理解出来ないからね」
「--だろうな、だったら此れなら如何だ……アクアハープン!」
「うおおおお、さっきのファントムハザードとは……重さが違うぞ!」当たり前だ、魔力を増幅させた水系下級魔法アクアドラフトの別名だからな。「だったら……アンダーモルゲッソヨ七十二の殺人技の一つである『法則発動』で貴様も道連れだ!」
 さっきと数字が違うぞ、何言ってるんだよ……ン--と俺は大地が揺れ出すのを感じる!
 侮っていた……『法則発動』とは、余にも恐ろしい破壊力を秘める事を!
 其れは地割れ、そして崩壊する惑星<ファーヴォ>……其の破壊力は正にあの国のあの法則と同じように幾らデュアンロールを装備しても点検が不完全だと機能しなくなるように。
「ハッハッハ、此れぞアンダーモルゲッソヨ百八の殺人技の一つ……究極奥義『法則発動』だ!」クソウ、デュアンロールと俺自身の能力を過信してしまった。「未だ未だ未熟だな、デュアン・マイッダー。俺は全生命体の敵の中では弱者に位置する存在……其の俺の下らない究極奥義に足下掬われるようじゃあ此の先襲い掛かる数多の強敵達を相手にしても生き残る事は叶わんのだ!」
 かもな……だが、俺は神を超えた存在として傲慢に……自らの能力を誇示する--零詠唱を解除して心音詠唱を以って固有魔法『プラネットブレイカー』だ!
「何だと、敢えて崩壊のエネルギーを自らの魔力に変換して……ウオオオオオオ!」
「--『法則発動』だって? そんな究極奥義がどれ程凄くても俺には意地がある……プラネットブレイカアアアア!」
 プラネットブレイカー……其れはデュアンロールのような経典魔具があれば若しかすると到達するかも知れない固有魔法の一つ。文字通り惑星破壊に等しい演出で在り、大概は沈む。最も経典以外で此れを使用するのはちと難しい。理由はプラネットブレイカーが経典専用の固有魔法故に其れ以外でやるには似たような魔具がないとまともに発現しないし、演出だって紛い物に成ってしまう。演出は必要だって? そりゃあ少年心を擽らないと駄目だろう、魔法だって!
 其の破壊力を以ってアンダーモルゲッソヨを消滅させる俺。だが、『法則発動』の余波はデュアンロールを支離滅裂に焼き尽くして俺を宇宙の芥へと再び陥らせようとする。如何やら宇宙とは俺が思っている以上に修羅の世界だったか!
 法則発動……其れは全世界共通の絶対的負けフラグの事を指す。絶対的負けフラグとはどんなに勝利の条件が揃っても絶対的負けフラグが其処に在る時点で最後は必ず負ける事が約束される負の『デウス・エクス・マキナ』。実際の所は嘘吐き且つ精神性がヘタレで更にはパクリ癖や誇大妄想癖が強い奴に関わるとどんなにそんな奴と組んだ優秀な存在でも必ず負け犬同然と化す。其の一例は……おっと其処から先は黒い方で詳しく紹介するから待て!
 デウス・エクス・マキナ……其れは機械仕掛けの運命の神。其の神がAを勝たせると言ったらどんなにBが勝利条件を持とうとも最後は必ずAに負ける。其れ位に自己中極まる神である。そんな神の力は如何足掻いても逆らえない……逆らえるとすれば其の神の予測を超えた存在でないと駄目だ。力が強いとか運が良いとかって話で必ずしも逆らえる訳じゃないから気を付けるように。
 再び俺は、俺は--


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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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