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一兆年の夜 第百三十三話 終わりの始まり たった一名だけの五武将(斗)

 午前四時零分零秒。
 場所は第七西地区。夜明けはもう直ぐ。其処でライデンは焼け焦げた後の真ん中より二番目に小さな建物の裏口から出て行く何かを捉える!
「おおおい、其処の……ウオッ!」だが、救出劇より前に戦いが先。「又お前等か、しつこいぞ!」
 ライデンの背後に二体の蝶型、正面に五体の猿型、そして左右より十五体の蛇型がライデンに向かって止まる事無く其々の種類に合わせて作られた望遠砲のような何かを持参して奇襲を開始。然もライデンにとっては其れが奇襲と成る主な理由は次の通り。
(一斉に撃ち始めるのではなく、間隔を置いて然も俺の意識の外から撃ち込んで来るから……クソウ、三発も皮膚を掠めるような痛みが走るじゃないか。然も近付けば離れて遠ざかれば近付いて奇襲をするから全然噛み合わない!
 いや、銀河連合の戦法は何時も俺達全生命体とは噛み合わせない事を突き詰めるもんさ。わかってはいても俺達は噛み合わせようと戦法を突き詰めるから何時だって銀河連合にしてやられてしまう。何もわかっていないんだよ、俺達は!
 だが……俺は銀河連合が噛み合わせない事を既に気付いたからこそ其処に今後の軍者が目指すべき戦法として銀河連合が噛み合わせない事を理解して其の先を行く……結局は俺達が踏み出すしかない!)
 そして一体目を仕留めるライデン--既に雄略包丁は一回では銀河連合を倒せない程に刃毀れを起こしていた!
(切れ味が良くない。もう此奴を使うのも限界か。当然と言えば当然だ。打突に対しては幾ら包丁の使い方を知っていても早々刃毀れを起こさずに熟すのはほぼ誰もが出来ない話だ。其れだけに包丁と呼ばれた代物は打突に向かない。元々斬る為に発明された物を突く為に使用するのは余り良い物じゃない。
 其れでも俺は最後迄使い切る……此れからも!)
 極へと到達しない頃にライデンは何本もの雄略包丁を捨てる羽目に成った。其れ位に刃毀れが起こそうが刃が欠けようとも最後迄使い切る事に貪欲な生命。其れ位にライデンは物を綺麗に扱う事を諦め、例え自らの五体が砕け散ろうとも最後迄使い切るつもりで雄略包丁を以て並み居る銀河連合の奇襲攻撃に反攻--其の様は一名だけなのに銀河連合の銀色の瞳には五名居るかのように錯視を覚える!
 そして五の分と四十七の秒より後に戦闘終了。ライデンの左腕は全く動かなくなる程に迄の重傷を受けた。
(イデッ……傷口を全て塞いだら痛みが戻って来た。一般生命の脳のある分泌も限度ってもんがあるなあ。だが、此れで漸く俺にも助けられる命があると認められる。いや、既に認められてはいるけど……俺自身が認めないだけ。そうそう、止めよう止めよう。
 今は助かる命が安心しているか如何かって話さ)
 ライデンは裏口から出て行く何かを追って足跡を辿りながらある場所迄辿り着く。

 未定。
 其の場所は代々の真古天神武の王が襲名する地。ライデンは其処に何かを感じる。
(クソウ、何だ……急に眠く、なぁ、て--)
 既にライデンの肉体は信号を送り込む。此れは一体如何ゆう事なのか!

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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