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一兆年の夜 第百三十二話 終わりの始まり エリオットの記憶は流れ星の中に(悲)

 午後三時一分一秒。
 場所は調理室内。
 均衡は突如として崩れる--とある縞馬族の少年が頭部に物部刃のようなモノを貫通した事で雪崩れるように銀河連合が押し寄せる!
(そんな方法で俺達の雛共の築き上げた経験を全て無にしようとする気かあ、銀河連合ウウウ!)
 銀河連合は他者の気持ちを汲み取らない。常に全生命体とは反対の理念に基づいて行動する。其の方法が他の銀河連合を乗せた何かを撃ち込んで縞馬族の少年が頭部を撃ち抜かれてよろけて居る間に死体を中継基地にして傍に居た少年軍者数名の肉体に液状型を派遣--瞬く間に懐に入り、調理室に居る生命を一掃してゆく!
「隊長殿、みんなを媒介にしてあいつらは迫って来す!」
「クソウ、距離が離れている間に俺達は全速力で此処から出て奴等の射程圏の届かない所迄避難するぞ!」
「結局、四な時以上せこ保たなかっとの」
 半数の七名は調理室の脱出に成功。残り半分は銀河連合に喰われた。

 午後八時十八分一秒。
 場所は脱出艇。其れは護幕と呼ばれる弾力性のある素材で出来た船。水の上に浮く上に多数の者を同時に乗せるには十分過ぎる程に頑丈な素材。但し、進むには特殊な動力を外付けするか或は筏を使わないと成人体型六十七どころか十さえもまともに進むのは難しい。尚、一隻当たり最大人族の数で八名を乗せる事が可能。
(見た感じ何とか五隻分は脱出出来た。チョー磨さんやウサールは先頭で指揮を執っているな……如何やら船長は戦死してしまったとみて間違いない。いや、船長は昔から船と共にあるとされるから誰よりも速く脱出するのは船長として相応しくないというのが海の常識だったな。
 そんな事よりも重要なのが船が沈む。最初の方はあれだけ優勢だった俺達が呆気なく船を銀河連合に提供する羽目に成るなんて!)
 弱気ね成るの、ライデン--沈んでいるライデンを励ますコウモ助。
「有難う、コウモ助」
「コウモ助さんの言通り、ライデンさんは寧ろよくやったと思ます」
「其れでも結果が伴わないと俺達は責任を取るしかないんだよ、悔しいが!」
「悔しい事がありまあああうすか、こおおうれで」齢十七にして十七日目に成る仁徳馬族の少年ホーサー・ホルストルは意見を述べる。「如何して隊長殿が責められなければ成らないのですかああい!」
「其れが結果だよ、ホーサー。俺達指揮官は部下の命を、そして勝利の為に任務に当たらないといけない。一見すると両立しない事柄を熟す使命があるから……責任重大なんだよ!」
「其れが悔しいと言うのでぶ!」齢十六にして十の月に成ったばかりの仁徳豚族の少年豚島ブ助も意見を述べる。「ライデン隊長は僕達には出来ない活躍をしぶのに……結果だけで何よりも劣っていぶと評価されぶのは我慢出来ないでぶ!」
「此れ以上は言うな。其れに悔しかったら勝てば良い……生きる事というのは死ぬ事に比べたら幾らでも挽回する機会に恵まれている事を意味もするんだよ!」
 そうゆう事だからお前達ほ少し大人しくしろ……護幕船ご揺れち居心地ご良く無くて船酔いご新興したろ如何するんどや--コウモ助は此れ以上の意見を許さないように念を押した。
 其の五隻は銀河連合に依る襲撃に巻き込まれながらも更には天候の荒れに翻弄されながらも奇跡的に何とか全船無事に応神海を抜けて行く。そして、鯨族の老年が牽引する旧式の船に乗り込む事に成功する。

(未だ未だ海は荒れている。そして、銀河連合の襲撃は旧式の牽引船でも衰える事無く激しく襲い掛かる。其のせいで明くる日の朝方迄に船は戦闘力を失い、白兵戦を余儀なくされた。其の戦いは蒸気船依りも更に激しく俺達の魂を揺さぶってゆく。特に俺達は朝五時から戦いを強いられ、昼の十一時迄は何とか誰一名も死なせずに戦う事に成功した……が、其れも最初迄だ。俺の五本目の雄略包丁の刃が箱物用に迄短く成った時に悲劇は再び訪れる。又雛共が死んだって? 違うな--)

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darkvernu

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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