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一兆年の夜 第百二十七話 終わりの始まり 五武将として(序)

 ICイマジナリーセンチュリー三百十二年十一月九十日午前十時二分一秒。

 場所は真古天神武大陸藤原菅原地方道真県第八北地区。
 銀河連合に依る大規模な隕石攻撃に為す術もない真古天神武。予言の日は既に訪れ、数多の生命は逃げ惑う。其の中に齢十七にして七の月と十日目に成る菅原人族の少年菅原ライデンと齢十一にして一の月と九日目に成る神武人族の少年レット・テンタウの姿があった。二名は計十八体の銀河連合に取り囲まれていた。
「--成程、だがこんな状況下で二の年より前の話をする理由は何だ?」
「死ぬ前に確か太間ガン流豆って生命の事を伝えようと思ったんだ」
 死ぬ前……俺達は死なねえ、そうだろ--ライデンは目の前の犬型の間合いに入ると攻撃する前に縦一文字にする!
「そうだったね」ライデンと意趣を同じくしてレットも猫型の間合いに入ると攻撃する前に其れを再現。「刃毀れは大丈夫?」
「お前みたいに上手く扱えないぜ。だから予備の雄略包丁を左腰に三本も差しててなあ。重たくて後で反対側に差したい気分だ!」
 銃身を常に安定したいのか、ライデンは余程--レットは既に革仙者の能力で一瞬とも言える表現に相応しく、傍に居た熊型、蜂型、アルマジロ型を次々と先程の猫型と同じように縦一文字にしてやった!
「何だよ、何で同じ事が四度も成功するんだ!」ライデンはカンガルー型に白刃取りをされて折られそうに成りながらも回転しながら解除して、距離を取る。「革仙者の能力だけじゃないな……お前は更に力を付けたな」
「先の先はお互いに身に付けても其れを熟す事に関しては俺様の方が一日の長があった……其れだけさ」
 益々劣りに等しい感覚に見舞われるぜ……お前と一緒に戦う度に--そう言いつつも次に間合いに入った時には斬撃と見せ掛けて金的蹴りでカンガルー型を悶絶させると右眉間に一突きで仕留める相応の実力者であるライデン。
(にしてもさっきの話が気に成り過ぎて又生き延びてしまったな。って未だ後十二体も居たな。残り一回と合計三本の予備雄略包丁でやれるかな?)

 午後七時一分二秒。
 場所はライデン邸。
 ラディルの家を受け継いだライデン。だが、銀河連合に依る隕石攻撃に依り、昨の日より前に大破。更には修理中に再び隕石が落ちて大破するという不遇に見舞われる。
 そんなライデンと兄弟同然のレットが住む木造建築。二名にとって藁さえあれば木造建築なしでも生活出来る程に原始の生活に適応しつつある。何と鉄製丸風呂を集めた藁で下腹部に熱を与えて絶妙な温度にしてから交代々々で入っていた。
「--という訳だよ。だから二の年より前では迷宮の洞窟もあんな感じに成ってたんだ」
「そうか……そうゆう事だったんだな。太間ガン流豆……大昔の生命じゃないか。そんなのがレットと出会っていたなんてなあ」
「そうだな。其のお陰で俺様は更に強く成れた」
「だが、世の中には五武将と言った其々の分野で恐るべき強さを持つ連中がいるぜ。まあお前の場合は五武将よりも王の方が良いだろ?」
「俺様は成れないな」
「わからんぞ、其れは。お前の人生は俺が決める事じゃない。だが、俺の人生は此れからが本番だ」
「というと、ライデン?」火傷に気を付けながら感覚の薄い部分で鉄製丸風呂の縁を強く握って依りライデンの素顔を覗くレット。「唐突に出した五武将と関係するのか?」
「ああ、そうだ。俺は此れから其れに成ろうと考えている」
「そう思ったきっかけは?」
「少し昔話に成る。お前が其の太間ガン流豆と出会った時期とほぼ被る時だったな。ある生命から誘われたんだよ」
 そしてライデンは語り始める……
(そうだったな。あいつは五武将の中で祖父さんの祖父さんだったライドの成っていた土の将とやらに就いていたな。名前は確か--)

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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