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一兆年の夜 第百十八話 七度生命として生まれ変り、連合を倒して希望に報いん(三)

 四十四日午前十一時二分十八秒。
(作戦は皆の意見を参考にしながらも継ぎ接ぎをなるべく避けて作り上ゲル。然も柔軟性を確保する為に少しだけ穴ヲ空ける。何事も予定通りと行かないのが戦いであり、余の中でアル。そして、作戦は何時だって完全トハ程遠い。シカシ、俺は其れを敢エテ呑む。呑む事で全責任ヲ担う。
 作戦を立案した生命への責任とは作戦を実行シタ最高幹部に責任が伴う。作戦が成功スレバ名実共に俺の評価は上がる。ケレドモ、作戦が成功しないのであれば俺は団長を辞するつもりデアル。其れが最高責任者が担うべき責任論とヤラダ。勿論、俺が辞したら弟が団長トシテ楠木傭兵団を引っ張る。若しくは故郷で健ヤカニ育つ俺の息子が次期団長として十五の年ヨリ後に楠木傭兵団を引っ張る。ダガ、問題ナノガ楠木傭兵団は現在の要員百九十八名で全部だ。
 此の作戦が成功しない場合は楠木傭兵団は終わりを迎エル。其ノ為には俺達は出来る限り半数は脱出して貰いたい。第三、第四小隊が脱出に成功すれば傭兵団の存続に繋がるダロウ。最も作戦案に脱出計画は盛り込まないので実行サレル可能性は薄い。
 其れ以前に俺は総力戦が好みなので此処いらで全て決メル!)
「兄者、人鳥型の大群が来ますぜ!」此処からはエラ会話で展開される。「然も数は……オイ、マンボ助!」
「はい、報告します。数は……凡そ四桁を越えます!」
「四桁か……正面からぶつかれば水面も滑るように泳ぐ人鳥型が有利。全軍にこう伝えろ!」ホエール成は肉体言語をマンボ助達に示す。「そうゆう訳で怯んだ事を奴等に示せええ!」
「わかりました。全軍……退却ウウウ!」
「兄者め、逃げる戦いが好きだから困るよなあ!」

 午後四時十八分五十二秒。
(先程ヤッテ見せた退却は……退却戦法と呼び、敢えて逃げつつも数が少ない所を一斉に襲い掛かるトイウ戦法だ。少し銀河連合に近いやり方ダガ、幾ら肉体派が集まろうが数の前では如何しようもない。ならば数の少ない状況に追い込んで攻め立てる方がマダヤリヤスイ。其の結果、半分を切りそうな所で奴等は退却を余儀なくサレタ。ンデ一の時は休息を摂る。勿論、十の分毎に各小隊毎に見張りを交代させながら休息を摂る為に実質五十ノ分は下る。俺達は二名も死ナセタ。其れに銀河連合は俺達が休む間に襲ってもオカシクナイ。だからこそ入念な警戒が--)
 団長、北東の方角より百以上の勢いが来ます--此処から先はエラ会話で展開される。
「銀河連合は休ませてくれない様子だ。では、ホエール季にマンボ助よ」
「漸く正面からの戦いか?」
「いや、退却だ!」
 又かよ--戦いとは勝てる時に勝たないといけない……わかっていてもホエール季にとって逃走戦は困る話だった!
「休みに気を取られている状態では一名以上の犠牲は必ず出る。ならば逃げている間に体を温めた方が遥かに効率が良い!」
「戦う方が良くね?」
「効率面ではそうだが、勝てなければ多くの部下を死なせてしまう。其れだけは避けたい!」
「全く兄貴は……わかったよ!」

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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