一兆年の夜 第百十八話 七度生命として生まれ変わり、連合を倒して希望に報いん(一)

 ICイマジナリーセンチュリー二百七十三年八月四十三日午後六時八分五十五秒。

 場所は真古天神武アリスティッポス大陸北海。
(俺の名前ハくすのきホエールしげだ。齢はえっと、ソウダ。齢は二十八にして八の月と五日目に成るテオディダクトス鯨族ッテモンサ。弟であり、俺よりも一つ年下で齢二十七にして一の月と九日目に成るホエールすえと共に楠木傭兵団を結成シタ。其れは俺達がシャーク傭兵団に所属して僅か三の年より後の事ダッタ。俺達は長年の夢を叶える為に必死ダッタ。子供が親から独立するように物心付いた時からそう教わった俺達は代々の楠家に伝わる独立の精神を活かして実行に移した迄ダ。
 だからって無暗に独立したいからソウシタのではない。入る前からシャーク傭兵団から分かれる事を面接官に伝えた後だ。面接官に直接伝えて合格したノハ俺だけだ。普通なら面接官はそんな事を応じる訳にはユクマイ。だが、運ガ良かった。俺は偶々、傭兵団長が面接官の状態で堂々と独立の旨を伝えて……合格シタ。こうして俺はシャーク傭兵団として独立する上で重要な事柄を次から次へと訪れる難題に立ち向かいながらも果たしてユク。正直、こんなに図体のデカイ鯨族の俺が生まれて初めて銀河連合に恐怖をした時だってシャーク傭兵団の培って来た歴史は俺に大事な事を教え続けた。お陰で俺は独立する為のありとあらゆる経験を身に付ける事に成功シタ。其れから俺達兄弟ハ楠木傭兵団を起ち上げた。
 最初こそは僅か三十名足らずノ泡沫ほうまつ傭兵団で戦い以外の術を知らない。けれども一の年ガ過ぎて五十名、二の年が過ギテ百名、現在で二百名を抱える大所帯ト化した。今の俺達なら何でも出来ると過信してしまう位に大きくしてヤッタゼ。此れからハ安泰だ……だが、此奴を済ませられるかニ懸る!)
「兄者よ、囲まれてますぜ!」此処からエラ会話が繰り広げられる。「銀河連合は余程、北海を取られたくないみたいですね」
「奪還されたくない、の間違いだろ? 生命の土地を勝手に自分達の物にして来た奴等が良くも偉そうに!」
 ホエール成さんの言う通りっすよ--齢二十五にして十一の月に成ったばかりのルケラオス鯖族の青年にして第一小隊長を務めるサバッタ・サバランは相槌を打つ。
「サバッタ、余り俺の言葉に賛同の意を表明するのは安易と呼ぶぞ!」
「も、申し訳ありませんっす」
 サバッタちゃんったら、仕方のない子--齢三十四にして二の月と九日目に成るエピクロ鮪族で第二小隊長を務めるやや雌口調な中年であるマグロコ・デラクスはサバッタを揶揄う。
「五月蠅い、雌口調の肥満魚めっす」
「何だと、もっぺん言って--」
 お前等五月蠅いぞ、会話している暇があるなら戦闘態勢に就け--真面目なのは齢三十九にして二十七日目に成る海洋藤原鰤族の老年にして楠木傭兵団最年長にして参謀役を務める雄。
「参謀殿が言っている。遊んでいては銀河連合の腹の中に収まるぞ!」
「そうゆう訳だ……総員、掛かれえええい!」
 戦いは僅か四十二の分の後に幕を閉じた……

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Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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