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一兆年の夜 第百十六話 武士道とは死ぬ事と見付けたり(空)

(包丁の道とは即ち、成り。
 此のバードズ・バルケミンが至った包丁の道。其処には先ず五つの段階がある。最初にがあって最後にに溶け込む。其の道は、そしての五つに分かれる。此れ『五輪の極意』と呼ぶ。
 では一つずつ紹介しよう。先ずは基礎工事の。此れは主に鍛錬を指す。其れはまるで地に足を付けるか付けないかという気の遠く成る様な鍛錬の果てに身に付く物で単純に体を動かせば身に付くような簡単な極意ではない。そして此れも重要だが、才能だけで此の極意を得る事は実現危からず。何故なら才能だけでは地に足を付く事は出来ない。少し他の者達よりも極意に至るだけ。其れ位にとは並大抵の鍛錬では到達し得ない道。道に到達点は存在しない。
 だが、の道を進む内には出来上がる。此の道は所謂流れである。流れが出来上がると自ずと進むべきは何処なのかが示してくれる。そうすると流れは方法を自然に方法を伝授する。方法とは己の包丁が目指すべきはどの道かを示すかのように。そして道に決まり切った答えはない。常に道は誤る物。だが、誤った道だとしても方法を切り開けば誤った物も理に適う。故にとは歩き方。歩き方さえわかれば後は自力で如何にか成る。
 そしてが流れると其処に熱が籠り、を噴き上げる。とは勢いの事を指す。勢いとは速度を表し、力と化す。常に方法を理解した者だけが次に果たすべきは効率化。効率化とは速度を引き上げる事。速度が齎すのは熱。熱とは即ちである。一度噴いた其れは死ぬ迄鎮火する事はない。果てしなく燃え広がるかのように力を伝達させる。そう、炎と化す迄!
 が燃え広がる上で避けて通れないのが一瞬にして通り過ぎる。即ち、時勢を読む力成り。どんな戦場でも何時変化するかもわからないとは即ち、どのように変化するかを読む嗅覚。嗅覚とは即ち、時勢と呼ぶ。時勢を少しでも誤ればどれだけの力を身に付けようとも一瞬で瓦解する。呆気なく瓦解する。逆に言えばどれだけ力に自信を持てなくとも時勢を読む事さえ出来れば格上相手にも十分に戦える嗅覚を身に付ける。そう、其れがとは時の運。運は全て己に味方すれば生存確率は飛躍的に上昇する。
 を読めさえすれば向かう先は。其れは運の先にある経験則。経験とは即ち、教科書では教えてくれない教材。結局、最後に決めるのは生涯の経験。経験は何も見えない。余りにも目では捉え切れない為にと呼ぶ。そう、其れが真の包丁の道。私は包丁の道を極めてゆく内に結果としてへと至った。其れはやがて己の寿命では足りない位に膨大な領域へと至り、そして真空へと昇華してゆくだろう。
 そうだ。私は最後の最後に銀河連合数百体と対峙してしまった。まるで包丁の道が私の生涯の中では余りに膨大であるが為に……)

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Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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