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一兆年の夜 第十七話 猫と鼠(七)

 成人体型四のコンマ七ある銀河連合百足人型を見て、二名はそれぞれの反応を
示す!
 田中チュウ兵衛は上前歯を口の中に入れて歯ぎしりをする--恐怖心を緩和
しようと必死であった!
 一方の大山ニャ朗は--
(我様はペルニュアの死をこの眼で見て以降、恐怖心の先にあにゅ怒りを以て二体
と対峙したにゃ! 結果は蜘蛛蟻型が放った糸に絡まにぇて身動きがとれにゃく
なった! 今度こそ死ぬと当時は思ったにゃ! そのと--)
 ニャ朗が考える暇も与えずに百足人型はニャ朗めがけて胴体を伸ばす!
「ウワ! か、体中の痛みがあったら食われていたにゃ!」
「と、とにかくあんなモノ相手に僕らでは勝てまちぇん!」
「そ、そうにゃ! 今は逃げに徹するにょみ!」
 二名は山を下るように逃げてゆく--それを見た百足人型は地面に潜って先回り
を仕掛けてゆく!

 ニャ朗は山を下りながらチュウ兵衛に糸で絡まれた所まで話した!
「ハアアハア! そ、それでどうなりまちたか!」
「この小石は気を付けないとにゃ!
 その後何故か銀河連合は甲を食べずに湖とにゃったラエルティオを渡る為に小舟
を用意したにゃ!」
「うわ! 葉っぱに乗っかり滑りそうになったでチュ!
 相変わらず僕達の技術を吸収するなんてよっぽど頭が良いのでちゅね!
 でもそんな小舟の使い道は良くないことに使ってまちゅよ、絶対!」
「アイタ! 根っこに引っかけて顎をぶつけてしまったにゃ! しかもその勢いで
滑って擦り傷が出来たにゃ!
 そんな事はどうでにょいい! 甲を乗せた小舟は湖の中央まで移動させたにゃ。
『何をするか!』と甲は心臓をばくばくしたにゃ! すると--」
 話の続きを防ぐように二名の前に百足人型が顔を出した!
「な、何でこんなに早く回り込めるのでちゅか!」
「剥き出した内臓を見た所、銀河連合は土をく--」
 説明する暇も与えずに百足人型は二名を丸呑みした!

 未明。
 場所は百足人型第三部分胃。
「ここ、は? 我様達はどうにゃった?」
「気、がつきまちたか?
 百足人型の体内に僕達はいまチュ!」
 ニャ朗は立ち上がると辺りを眺めた!
(そうにゃ! 我様は突如湖から現われた鯨型に小舟ごと丸呑みされて胃の中
にぃ。
 胃? そうか、ここは)
「ど、どうちまちた?」
「チュウ兵衛殿! この場所がわかったにゃ!
 ここは銀河連合の胃の中にゃ!」
「胃! ここが!」
「そ、そうだ! この中は何でも溶かす液体があにゅから気を付けて進むにょだ!」
 ニャ朗が言ってる側から液体が二名の頭上に降ってきた--二名は何とか躱す
ものの、それは先ほどまで飲み込んだ土を一瞬で橙色の異なる液体に変えた!
「こ、これって溶けてるの?」
「そうだにゃ! だから先ほど言ったように気を付けて進もうにゃ! 恐らく一番奥の
腸まで進めば百足人型の肛門に到達するはずにゃ!」
 そう言ってニャ朗は十兵衛と共に光ある場所を目指して奥へと進んでゆく!

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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