格付けの旅 チャージマンデュアン デュアンの偽者をやっけろ

 ○○の偽者をやっけろ……其れは銀行ギャング○○が危い及び○○の旧友が尋ねて来たと同様に誤字である。そうだ、気にするな。
 久々に登場する三年Δ組。白魔法04から05までの間に全員救出して元の世界に戻ってから三日目である。
「あ、デュアン先生が帰って来た!」
「全員起立!」だが、デュアンの様子がおかしい。「今日から戻って来たデュアン・マイッダーだ。みんな宜しく!」
 如何やら此のデュアンは偽物らしい。まあ気にするな。其の偽デュアンを生徒全員は怪しむ。では本物のデュアンは何処なのか?

 魔槍にやられたデュアンはとある孤島に縛られたんだ。老婆に扮したジュラルミン星人とチンピラに扮装した五人を両横に並ばせて。
「命運も尽きたな、デュアン・マイッダー」老婆は聞かれても居ないのに説明を始める。「魔槍を寄越して更にはお前等魔術師の大事な詠唱に必要な喉も潰して暑い暑い岩肌に張り付けたのじゃ。そしてお前は現在飛んでいる鳥の餌に成るのじゃ……折角の恩を仇で返すような事をして大勢の我らが同胞を殺した罪を償ってなあ……グヘヘへへ」
(実に『回りくどい』事を……だが、こいつらは何もわかっていない。何故俺にある筈のある物がないのかを)
~では死ぬが……ぎゃあああああ--突然、老婆に扮したジュラルミン星人ごと六人を襲う炎系上級魔法!
 放ったのは……何と上空を飛ぶデュアンロールだった。デュアンは喉を潰されていようともデュアンロールと意思疎通が可能であるんだ。故にジュラルミン星人の作戦は失敗に終わったさ。其れからデュアンロールから放つ下級魔法で拘束具を破壊するとデュアンは中に入って喉を修復したんだ。
(全く『回りくどい』から作戦失敗するんだよ。俺を縛って鳥葬にする位なら捕らえた時点で殺しとけよな!)
 回りくどい……其れはとある異星人の行動である。別に回りくどいのは大昔のアニメの悪役なら誰もがやる行い。簡単に死なれたら困るからだとか創造主の思惑に従って手加減せざる負えない事情がある。だが、とある侵略者共は其の回りくどさに於いて数多の作品の中で極めて突出する。先ずは宿敵の自宅に気付いているにも拘らず、わざわざ其の宿敵を光が届かない戦闘エリアまで呼び出すという回りくどさ。人食い蝶を五十年掛けて品種改良する地道さ。子供達を怠け者にする為にわざわざ毒キノコを食べさせて勉強出来なくさせ行くという気長さ。宿敵を西部劇のテーマパークで一回楽しませてから次回来た時に殺そうと踏まえる無駄なサービス精神。極め付けは津波で殺せるのに津波でわざわざ狭い所に運んで来て毒ガスで殺すという二度手間を超えた二度手間……此奴らはやる気があるのかと問いたくなる位に回りくどい!
 そんなデュアンだったが、背後に何と『不良少年』がバイクに乗ったまま現れたんだ。
「何だお前は?」
「其れはこっちの台詞だ」『不良少年』の怒涛の攻撃にデュアンは避けたら失礼と思って……「トラ!」其の侭受けたんだ。「ソイ、デイ!」
(ク……実際に受けると何て攻撃力なんだ。あの鬼畜ヒーローが変身前とは言えども傷が残る程のダメージを受けた。流石は最強の敵、『不良少年』だ!)~
 デュアンは怒涛の十七連撃を前にして倒れてしまったんだ。此れは仕方ないんだ、だって『不良少年』は最強の敵なんだ。
 不良少年……其れは鬼畜ヒーローが最もダメージを受けた敵だ。何故か? 『マッタクツヨシ』だろうと『記憶をなくした少女』だろうと『謎の美少年』だろうと此処迄はダメージを与えてはいないだろう。正体を現す前とは言え、謎の競争をする迄は鬼畜ヒーローに見た目とは言えども大怪我させる程のダメージを与えた事から信者の間で最強の敵と公認される。まあ正体を現してからは何時も通り倒されたけど。
「此れが噂のデュアン・マイッダーか、大した事ないな」
~不良少年は其の侭、デュアンを運んで行ったんだ。恐るべき罠に掛ける為に。

 一方のアルッパーはとあるレコードショップの地下五階に安置されていたんだ。其処でアルッパーはあの恐るべきドラゴン・Nの試合を見たんだ。
「ウウウ、クソう……あいつらめ。絶対に食べてやるからなああ!」
「まあ待て、アルッパー。貴様には如何しても力を試したい」縛り付けるアルッパーを十数人掛かりで包囲しながら恐るべきドラゴン・Nの試合を観戦するジュラルミン星人達だった。「其の為には我等は此の試合をお前に見せるのだ」
「何だよ、此の一方的な試合はああ!」
 では試合状況を実況の声を交えながら見て行こうか、みんな。
『--世界ヘビー級チャンピオン、ドラゴン・N<マッタクツヨシ>……過去六十戦六十KO。彼の試合で死亡したボクサーは十三人、再起不能が三十人を超すというあの恐るべしドラゴン・Nに日本の辰吉慎五郎選手は果たして勝てるのか?』
 マッタクツヨシ……其れは如何考えてもボクシング界に居てはおかしいと思われる追放物の殺人ボクサーの事。勿論、ネタバレしておくとやっぱり何時もの奴に決まっている。まあ、ツッコミどころを幾つか紹介するとレフェリーは仕事をしろ……選手死なせるような奴は其の時点でクビだ。十三人も殺しておきながら如何して表ボクサーが務まるのだ、ガバガバにも程があるだろう。何で今迄シャッターチャンスが無かった……五十一戦目迄如何してファインダーの場面が無かった? 等々……やっぱり何時もの気の狂った作品のとある話だった。其れ以前に鬼畜ヒーローが来る迄に良くもまあボクサーを殺して来た物だ。回りくどいにも程があるだろう。まあ肝心の此奴だが、変身前の鬼畜ヒーローに僅か二撃喰らうだけで変身を解除するという失態物。というか変身前の然も僅か十歳の子供にも劣るプロボクサーとは一体? 因みにマッタクツヨシは信者共の仇名な。語呂が良かったから其の侭附属してしまった。本当は○○で十分だ。マッタクツヨシは必要ないぞ!
「あ、ノックダウンしたぞ……レフェリー仕事しろ!」
「フフフフ、既に然るべきレフェリーを用意してボクサーを殺しまくったのさ」
「ドラゴン・Nは俺達の仲間だ」
『--嗚呼、恐るべきことがリング上で起こりました。<辰吉選手がドラゴン・Nを>』
 いや、其れじゃあ辰吉がドラゴン・Nを殺したようにしか聞こえんぞおお--実況のおかしな文法にツッコんだアルッパー。
 ○○が□□を……其れは別に説明する必要もないんだ、馴れーしょんと同じ声の実況の些細な文法ミスだと思ってくれ。其れにしても此の実況もとあるニュースキャスターも馴れーしょん繋がりなのか、明らかに間違った文法を使うのは何故だろう?
「フッフッフ、ではアルッパー。貴様には此の電信装置を通じてドラゴン・Nと勝負して貰う」
「何だと、ジュラルミン星人!」
「フッフッフ、我等はお前の力をまだ信じられないからな。見事、ドラゴン・Nにボクシングで勝てたら--」
~待てよ、如何ゆう試合だよ……二本足の姿をしたお前等を相手に俺みたいな鯨がボクシング勝負何て--アルッパーは常識的な感想を述べたんだ。
「デュアン・マイッダーを倒す為だ」
「お前以外にデュアンを倒せる存在は居ないからな」
 た、確かにあの二本足は倒さないといけないからな--アルッパーは意外とプライドの無い鯨外生物だったんだ!
 そうしてアルッパーは後々、日本各地の基地に侵攻する為の電信装置を使ってリングに上がったんだ--勿論、リングはアルッパーの体格に合わせて巨大化した上に実況やレフェリーや報道陣を含めた観客全てがファインダーに映らない事を理由に逃げ去った後だったんだ!
「出たな、アルッパー。さあ、勝負だ!」
 速攻でケリを付ける……ホワイトホエール--アルッパーはせっかちな鯨なんだ!
 だが、ジュラルミン星人状態だと作動しない横槍は此処で発動するんだ--アルッパーは横っ腹に横槍が貫通してテクニカルノックダウンしたんだ!
「何だと……そんなのありかよお!」
「危ない鯨だったぜ。危うく、ボクサーのまま死ぬ所だったぜ!」
 メアリー・スーに厳しい白魔法の章なんだ。
 だが、そんなボクシング会場は突然火に包まれる。如何やら何者かの放火が原因で火事が発生したらしい。一体誰がこんな事をするのか? さっぱりわからないんだ。
「オイ、お前等。其の鯨を倒したんだからさっさとづらかろうぜ!」
「良し、ドラゴン・Nは先に基地にへ戻れ。あとは俺達が『ドゥンドゥンやる』からさ」
「『サッソクホウカシタヤツヲツカマエテオレタチノオドシザイリョウニシテヤル』」
「待て、先ずは俺達の避難が先だ!」
 アルッパーを縄で縛って運んでゆくジュラルミン星人達。一方で会場外の誰かの放火は一体誰だろう? 其れはやや前髪の長い十歳前後の少年が家庭環境の荒れが原因で各地を燃やしているんだ。彼はボクシング会場だけでは飽き足らず、何と最寄りの銀行に迄放火をし始めたらしい。
「燃えろ燃えろ。火は僕の友達なんだ」
 そんな少年の背後にドラゴン・Nと会話していたジュラルミン星人二人組が現れたんだ。
「オオ、楽しそうじゃねえか」
「俺らも混ぜてくれないか?」
「ああ、捕まってたまるか!」だが、サングラスの男に化けたジュラルミン星人の足払いに引っ掛かって前のめりに倒れてしまったんだ。「イデッ!」~
「逃げんじゃねえぞ」
「ぼ、僕を如何する気だよ!」
「何、バラしゃしねえよ……但し、此れからは俺達が手伝ってやるからな」
「そうだぜ、『ドゥンドゥンやろう』じゃねえかよ!」
「な、何だって!」
「別に良いだろう、余罪の一つや二つ増える位さあ」
「俺達の言う通りにしないとこっちとあっちをばらすぜ!」
「待って下さい、ぼ、僕は--」
 じゃあ明日の夜八時に此処で会おうぜ--そう脅し告げたサングラス男のジュラルミン星人と白髪男のジュラルミン星人は踵を返して立ち去っていったんだ。
 其れから十分間、其の放火犯の少年は俯きながら帰路に向かう。其の時、頭の中で男二人の声が轟く『此れから毎日家を焼こうぜ!』とね!
 此れから毎日家を焼こうぜ……其れは幻聴。そんな事は一言も言ってないけど、何故かインパクトある台詞としてとある界隈で人気沸騰の迷言。というか実際の放火は全て幻聴を聞いた放火犯の少年のせい。なのに放火犯を脅した二人組の異星人だけ正義のヒーローに殺されるという理不尽極まりない結果に。放火は犯罪だぜ。
 罪の重さに耐えかねた放火犯の少年は近くの交番に立ち寄ると直ぐに二人組に脅された事や自分がやって来た事を告白。すると交番勤務の警察官から驚きの行動を取られたんだ。
「え、手錠? 如何して僕が逮捕されるの?」
「え、放火の罪認めたじゃん」
「あの二人組は此れから家を焼こうとしてるんだよ。捕まえてよ!」
~『知らんな』--警官から帰ってきた言葉は無慈悲な物なんだ。
 知らんな……其れは警察官に有るまじき返答。まあ此の無慈悲な言葉が出た背景を伝えると銀行強盗が発生し、彼等を取り押さえる為にパトカー二台以上で銀行表出入り口周辺を固める警官隊。挙手を求める警官隊と其れに反して発砲する銀行強盗。銃撃戦に依り、強盗一味の一人は射殺されたのかな? まあ何方にしても此の時点でもツッコミどころ満載だ。だが、更にツッコむべき事態が発生。何と正義のヒーローの妹が銀行強盗が発生した場所までローラースケートで遊ぶというおかしな事態に。普通、周辺は封鎖する物だろう。まあ、兎に角警察の不注意の極で其の妹は銀行強盗に捕まってしまった。そう、警察の失態で民間人を盾にされて其の場を逃げる事態に陥ってしまう。其れから強盗は神々に感謝しながら妹を人質に逃亡を続ける内に何と二人組の異星人が立ちはだかり、発砲するも銃弾を防ぐ異星人の体の前で妹が渡ってしまった上に撃退されてしまった。其れから逃げた銀行強盗は駆け付けた警官隊に敢え無くお縄。だが、妹は既に強盗の手の内に居なかった。其処で妹の兄貴である正義のヒーローは警察に尋ねた時に出た一言が其れ……仮にも市民を守る警察だろう。不注意を起こした挙句に無慈悲な一言を浴びせるって一体。此の発言も又、一部界隈で人気を博す事に。
 さて、こんな風にデュアンとアルッパーが捕まっている間にデュアンの偽者も放火犯の少年の件も無事に解決してゆく。果たして今回の話のオチは何処へ向かうのか? 抑々、放火犯の少年のエピソードは必要だったのか? 謎が深まるばかりなんだ!


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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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