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一兆年の夜 第百十一話 時間旅行 証明者アントルー・ワームドの証明(初)

『--太間ガン流豆との出会いは衝撃だったな。さっきまでの悩みも突然来る眠気も暫く
は忘れる程に。何故なら僕は彼に関する書籍を読んだ者の一名として驚くしかない。
そして本当に太間ガン流豆なのかを確認したくなるのが数学者という存在さ。僕は彼の
状態が良く成る迄、待った。其れから質問攻めを始めた。
 質問は至って単純で太間ガン流豆が今迄であった生命の名前を一つずつ確認する事。
次に書籍に記された事は全て本当なのかを一々調べ上げる。そうする事で其の二つだけ
で十分。其れ以上は彼に心身精神的な重みを与えてしまう。何事もしつこいのは良くない
からな。
 では一つ目の質問の結果内容を紹介する。彼が出会った順には二つだけはっきり
しない
明白ではない事が判明した。一つは太間ガン流豆自身が其れを口にしようとした時
に頭痛を引き起こして上手く思い出せなく成る。此れは至って簡単でもう一つは恐らく
彼自身も身に覚えのない事のようだ。其れ以外では書籍に記された事にほぼ一致が
見られており、太間ガン流豆である可能性を五割いや四割八分二厘引き上げる近い
割合迄引き上げる。
 二つ目は書籍に記された数々の体験は本当なのか如何かである。其の結果は左眼
の光を暗闇にした事も右翼が無い事もほぼ一致が確認された。其れから時間旅行が成功
した話もあれば上手くいかない話もある。此れ等も先程の質問内容と照らし合わせれば
一致が確認された。此れで太間ガン流豆である可能性を四割程足して合計九割九分の
確率迄引き上げる。
 では出会って来た生命を紹介すると先ずは不確定性原理のハイゼ・ベルルグ博士
原子望遠弾のショーイ・ノーマグ博士箱の中の銀河連合を唱えた
シュレイ・ディングァ博士
相対性理論で有名なアインズ・シュラインタイル博士
高温宇宙論のゲロルギー・ガーモス博士量子論の中心的存在である望月ゾウ真博士
自然数の最終定理でお世話に成ったターニヤ・シーム予想の一角である
トーヨル・ターニヤ氏
時間旅行の概念に異議を唱えた天才スチューブ博士
そしてもう一名の権威にまだ会っていないと思われるもう一名の権威。他にも様々な生命
と出会っている事も書籍とほぼ寸分の歪みもない。彼は間違いなく太間ガン流豆である事
が確認された。
 そろそろ次に僕は其の太間ガン流豆とどのような話をしたのか。其れは時間旅行に
関する事柄。一体如何すれば時間旅行は実現するのか。僕達太間ガン流豆の書籍を
呼んだ事がある読者にとっては興味深い話でもあった。だが、数学者である僕はあらゆる
疑問についつい突っ込んでゆく。其のせいで何度彼を怒らせたかわからない。物理学者
ならばある程度細かい事は微修正で済むし、深くは探らない。だが、僕は数学者。故に
細かい事が如何しても気に成って仕方がない。不完全性定理を唱えた雄略牛族の
モウ照琉でるみたいに解けない謎にぶち当たる可能性を籠めて諦めが付くなら苦労はしない。
だが、まだ数学者には解けない謎にぶち当たる可能性が見えない。故に僕は細かい事が
気に成って仕方がない。
 いや、既に解けない謎にぶち当たってはいるがね。そう、自然数の最終定理を証明した
にも拘らず。まだ矛と盾が僕の前に立ち塞がる。僕は一体如何すれば良いのだ? 其処で
僕は諦めて発表しようと思った矢先に太間ガン流豆と出会った。
 そして僕は--』

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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