FC2ブログ

一兆年の夜 第十七話 猫と鼠(三)

 銀河連合雀虎型は両の翼を広げてニャ朗の方へと走ってゆく!
(まずいにゃ! あああわわ、銀河連合は我様を狙いに絞ってるる、る、る、にゃ!
 ど、ど、どうす--)
「ニャ朗さん! あぶあい!」
 ニャ朗はチュウ兵衛の叫び声に気付き、右前足爪による攻撃を筍が芽から出る
範囲ギリギリで躱す--無理な体勢もあってニャ朗は仰向けに転倒!
「イダ! 筍が刺さったようにゃ気が--」
「そ、そこに筍があっるなんて気付きませんでちた!」
 銀河連合は好機と見たのか、もう一度大地を蹴って仰向けになったニャ朗に
突撃!
(体勢を整える時間がにゃい!)
「させまちゅかああ!」
 チュウ兵衛はニャ朗を守る為、銀河連合に突撃--左前足に捕まるとそのまま
腱のある部分に噛みついた!
(ひ、怯んでいにゅが、このままじゃチュウ兵衛殿が食われてしにゃう!
 ラエルティオのようにゃ事はもう御免ダアア!)
 体勢を取り戻したニャ朗はチュウ兵衛を助けるべく、銀河連合に向かって飛ぶ!
「『今行くぞ』とベルニュアに誓うにゃ!」
 ニャ朗は銀河連合の右前足に捕まると膝を通って流れる血管ごと強く噛みつく!
「ち、血が噴き出ちた、ウワ!」
 喋ろうと口から離したせいでチュウ兵衛は前方に振り落とされた!
「チュウ兵衛、ガイギ!」
 チュウ兵衛とは反対方向にニャ朗は振り落とされた! そのまま坂を下るように
転がってゆく!
「ニャ朗さん!」
 チュウ兵衛は体勢を戻してすぐにニャ朗を追おうとするが、血管を噛み千切られ、
血が滝のように吹き出す前右足を引き摺りながらも食事をしようとする銀河連合が
立ち塞がる!
「あなたから逃げないとニャ朗さんは助けられないのでちゅね!」
 チュウ兵衛には銀河連合への怒りはない。けれども今は亡き両親の想いが彼を
突き動かす!
「『訪問者には神様のように大事に扱いなさい!』と言う言葉を胸に僕はあなたの
向こう側を行きまちゅ!」

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
リアルタイムカウンター
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR