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一兆年の夜 第百八話 時間旅行 数学者トーヨル・ターニヤの苦悩(二)

『--あれは六虎経済都市の中央地区だったか? 最早忘れた話だが、僕達は其処で
再会した。僕達は家庭の在り方や考え方等、互いに食い違いが発生する程にお互いの
成果を出し合ったかな? 相変わらずゴーロルの発想には此れと言って躓きが無くて
つまらないと何度思ったか。羨ましいと思った。僕なんか幾ら君と同じように発想しても
直ぐに躓く。如何頑張っても僕は君みたいに巧く出来ない。常に君が羨ましい。なのに
僕と君はそんな風に食い違いがありながらもずっと仲良く研究を続ける事が出来た。互い
にアインズ先生の所で銀河連合がやって来た時も協力して此れに当たる事が出来た。
だからこそ君との関係は止められない。
 不図、思った事だけど君と別れてから僕は潜伏していた銀河連合と鉢合わせて誤って
此れを倒した。種類は蜂型と大した戦力ではない。しかし、安易に倒してしまったのが
いけない。其れだけならまだしも僕は其のままの状態で日を過ごす事と成った。其れが
やがて一の月以上も僕を苦しめる事に繋がるとは思いもしなかった。僕は体を
乗っ取られた状態で
体内に液状型を宿した状態で過ごす日々の始まりだった。其れは
正しく僕自身が知らぬ内に行動し、気が付けば見知らぬ場所に移動していただなんて
当たり前だ。時には翼に血が付着していただなんて事もあった。血の付着でやっと僕は
気付いた。
 「僕は一般生命を死なせた」そう思い、僕は我を忘れる前と取り戻した後を予測する。
そして僕は我を忘れた場所を特定し、其れを繋ぎ合わせるように翼を広げて飛ぶ。目下
を見下ろしながら入念に事件現場があるか如何かを確認する。銀河連合が僕の体を
乗っ取る間に何かしらの行動をとって然るべきだと判断してな。空を飛んだ結果は事件
らしき痕跡は確認出来ず。科学者なら此処で記憶が飛んだ後の調査を終えるだろう。
だが、僕達は完璧を良しとする数学者だ。数学者は細かい事が気に成って仕方がない。
 次は証言者探しに出掛ける。若しも僕が何かしているのなら必ず誰かが目撃する。
入念に聞き込みした結果、僕はある生命が僕のおかしな行動を目撃するのを確認。
其れは僕が倒されたばかりの銀河連合を食べている瞬間を目撃。只の食事ではない。
そうか、翼に付着した血痕は銀河連合を食べた後に拭う為に出来た物だったのか。
何て事だ。僕は銀河連合を自らの胃の中に収めていたなんて。そう思うと現時刻も
確認しないと気が済まなかった。何故なら僕は午後一時であるにも拘らず空腹感が
襲われない事に漸く気付いたからだ。記憶が飛び始める前の時刻が午前十の時十五の分
から二十の分までと確認するなら我を取り戻したのが午前十一の時と十の分の前と後ろ
か。僕は其処で銀河連合に意識を乗っ取られる形で行動して早い昼食を摂った事に
成る。
 そんな僕の事を知らせたのが寄りにも依ってあの太間ガン流豆先生だったなんて。
僕と彼は其処で出会い、時間旅行機の開発と僕自身に対して如何やって決めるかを
巡っての物語が始まる。
 其の手紙を執筆する事に至った物語もね。そう--』

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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