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エイプリルフールだが、嘘が下手なので何時も通りやりますな

 如何もdarkvernuです。
 始める前に『格付けの旅』が土曜日に更新されましたので読まれたい方はカテゴリ欄の<格付けの旅>又は<青魔法の章>をクリック。
 タイトル名……自分でタイトル付けておいて其れはあかんやろ(辛)。

 嘘吐きは何故物作りが上手いのか? 此れについては正直者二人の議論から答えを導き出そう。
 一人目は感情論豊富な剣道君。剣道大好きで下手すると山岳ベース事件を起こした森みたいに過激な発言をしかねない危険性を備える。
 二人目は感情よりも合理優先の郷里君。今は亡きタックルのナレーションを務めた声優郷里大輔に良く似た渋く図太い声が特徴的だが、中身は合理主義の塊で面白みも何もない性格。
 其の二人は何方も嘘が下手で下手で仕方がない。故に嘘吐きが如何してクリエイターに成れるのかを今でも信じられずにいた。そして二人はとある喫茶店でコーヒーと紅茶を飲みながら議論を開始。
「嘘吐きは泥棒の始まりだ!」
「そんなのは常識だろう」
「なのに如何して嘘吐きがクリエイターに成れるんだ!」
「私の見立てでは詐欺師の常套手段で……後は君みたいに泣いて訴えているんだろう」
「何故泣く事と嘘を吐く事がリンクするんだ!」
「泣く事は即ち、同情を誘う事。同情を誘えば話に耳を傾ける。耳を傾けるという事は即ち信憑性が深まる。信憑性を深める為に泣きは嘘吐きの手段として用いられる」
「……言われてみれば相手が泣くとついつい優しくしてしまうな。何て事だ……そう言えばオレオレ詐欺も突き詰めれば泣きの手段だったよなあ!」
「人は感情に訴えられると如何しても門戸を開く。其処に嘘吐きは付け入る隙を与える」
「何て奴等だ。此れだから嘘吐きは信用成らないんだ。今直ぐにでも嘘吐きの極悪性を皆に訴えないと!」
「待て、今の議論は嘘吐きが如何してクリエイターに成れるのか……と言う一点に絞る事だろう。嘘吐きの極悪性を知る為の議論ではない」
「あ、そうだった。其れで話し合っていたんだよな。でも泣きが入ったからって其れだけじゃあ納得いかんぞ」
「他には比較を用いた手段で嘘吐きは騙す」
「比較?」
「例えばA店のラーメンとB店のラーメンは同じ味です。でも値段はA店の方が二つも高い。すると君は何方を買う?」
「そりゃあB店だろ?」
「正解。だが、嘘吐きは此の比較を用いて粗悪品を売りつけるのだ」
「でも値段が多少違っても不味いと買わないだろ?」
「ところが買うんだよ。要するにA店よりもB店の方がラーメンは不味い。だが、此処でB店はより不味いラーメンをA店のラーメンとより三つ程安い値段で売りつける。そしてB店の不味いラーメンをA店のラーメンより一つ安い値段で売りつける。そうすると如何成る?」
「ええ? そんな比較だったらA店のラーメンで食べた方が良いに決まってるだろ!」
「正解は……B店に人が集まる」
「は?」
「此れはとあるアメリカの有名な大学の教授が著した本に書かれた行動経済学の理論に沿った物なんだ。残念な事に客は囮に引っ掛かって本命の粗悪品に手を染めてしまうんだよ」
「はあ? 囮って何だよ。俺は引っ掛からんぞ!」
「だが、実際に不細工を混ぜる事で劣化顔を選ぶ奴等は居るのだよ。此のように嘘吐きは比較を使った方法を用いて相手を騙してゆくんだ」
「何て奴等だ。其れなら比較を使った極悪な方法を使う事も周知しないと」
「待て。話は嘘吐きがクリエイターに相応しい理由についてだろう」
「あ、そうだった」
「次は一気阿世だ」
「一気阿世?」
「要するに嘘吐きは大量の情報を休む暇もなく出す事で相手に矛盾を突く暇も与えない。例えばそうだなあ……うーん」
「ああ、そうか。剣道では次のような話があった。基本は先手有りで相手の番に回さない。相手を防戦一方にさせる。防戦一方だと攻める側としては有り難いからな。どんどんどんどんやれば勝てるんだ」
「まあそうだな。感情論で行けば合理の面で考えても相手は反撃……つまり理詰めの準備をする前に嘘吐きに結論の一手をぶつけられて押し切られてしまう。嘘吐きは常に感情論で押し切る。なので会話が下手な人間は常に話を最後まで聞いて気が付けば押し切られているってのは良くある話だ」
「何て奴等だ。此れが嘘吐きの常套手段なのか。だったら今直ぐにでも訴えておかないと」
「だから待て。議論は其れじゃないだろう。如何して嘘吐きがクリエイターとして成功するかって話だろうが。三つの例示から何か見えてこないか?」
「あ……そうか。クリエイターってのは一気阿世なのが多い」
「まあそうだろう。矛盾も考えずに作品を前面に出して成功する。逆に矛盾を気にするようなクリエイターは成功しない。何故なら粗探しに精を費やして進める所を喪失しやすい」
「粗探しは嘘吐きもするんじゃないのか!」
「言われてみるとそうだな。嘘吐きにもクリエイターに向かないのが居るのか?」
「あ、話はそっちじゃないだろ。えっと……そうだ。泣きを入れる事で作品に感情移入させる手段だよな。悲しい場面を見るとユーザーは其れを重ね合わせ、没入してしまうという奴か!」
「あ、そうだな。泣きを入れるのは作品を楽しませる為の手段だからな。逆に泣きを入れる事に否定的な奴はクリエイターに向かない。無理して楽しもうとして却ってユーザーに飽きられる典型例」
「無理して楽しませるのも嘘吐きの常とう句じゃないか? ほら、人の不幸話を笑い話にする奴とか」
「あ、其れもそうだな。とすると」
「あ、最後にもう一つあったよな。確か比較って話が」
「ああ、比較を用いる事で主役側が正しい事を魅せる手段はクリエイターに必要だからな。逆に比較を拒むクリエイターは何が正しいのかをユーザーに伝えられずにユーザーを飽きさせる」
「其れだと嘘吐きも比較を拒んでるんじゃねえのか?」
「ある場面では確かにそうかも知れんなあ」
 形勢逆転しつつも二人の正直者は嘘吐きがクリエイターに相応しい真相の結末に辿り着いてゆく。だが、其れは此処では紹介し切れないので此処で打ち切らせて戴く。


 という事だ。少し補足すると比較を用いた作品は主に勧善懲悪物が多い。善側は良い人顔で美人で可愛い上に誰に対しても優しいのが描かれるのに対して悪側は不細工で悪者顔で更には平気で悪さをするよう描かれる。こうする事でユーザーは「悪め許せん、主人公……やっちゃえ!」と思うように成る。
 泣きを用いた作品は主に戦争映画が多い。戦争で人が死んでゆく事で残された人が悲しみに満ち、耐え難い辛さを演出する事でユーザーに没入感を与え、主要人物と一緒に悲しむ事が出来る。
 んで一気阿世を用いた作品は基本的に人気作品が多い。然も様々な矛盾があるにもかかわらず其れを気にせずに読者は楽しんでゆく。打ち切り作品にも多いのではないかって感想は駄目だぞ。打ち切り作品はあくまで基本が成ってないから打ち切られるのであって矛盾が多いから打ち切られるのではない。人気作品は基本が出来て更には後先を気にせずに前だけ進んで大成する。故に粗探しは後でゆっくりやれば良いというスタンスで一気に駆け抜ける。引き出しの中で温存するよりも全部出し切る精神で突き進むからユーザーからの支持を受ける訳だ。
 最後に……これら三つの法則は全て嘘吐きが良くやる常套手段だと気付くように。特に三つ目の一気阿世は中々対処が難しい。誰もが合気道を熟すのが難しいように圧倒的な力で押し切られやすい……言葉の世界では特に注意しないといけない。前の二つは三つ目に比べて対処法さえ間違えなければ難なく対応出来る。なので嘘吐きの中で最も警戒すべきなのは実は三つ目だから気を付けるように……後は他にも紹介したかったけど、思いつくのが此れだけしかなかったので申し訳ないが此処迄だ。
 以上で議論話の補足を終える。

 第百六話の解説と行きましょう。今回も短くも説明不足気味で終わらせるぞ。まあ、長編物でインタビュアーが出て来るってのがあるけど、そいつらの一端が少しわかる話でもあるしな。まあ、其れは後で語るとしても今回はビッグバン理論を唱えたガモフをモデルにしたキャラを主人公にした訳だが……名前負けしたな、思いっきり(悲)。ビッグバンってるような話に成ったら良かったのに結局は勢いで行けば助かりました……だぞ。頭脳労働者かよ、お前ら? うーん、言い訳するとスパロボに夢中で在り過ぎて全くやる気が見られなかった……な。もう少し言い訳すると切り替えはそう簡単じゃないし、熱が入る迄の時間は結構掛かるってのも辛い。
 ってな訳だ……ま、良かった点はやっぱり自分の世界観の謎について更に深く掘り下げられたって所だ。別に貸借対照宇宙論は宇宙速度や時間軸に乗って移動するという移動法同様にあくまで自分の世界観にのみ適用されるのであって現実世界で適用するには適用出来るだけの確固たる証明が無ければ意味がない。ゆで物理学が現実世界で否定されるように自分が考案した理論が現実世界でも通用する……訳が無い!
 という訳で第百六話の解説を終える。

 さあさあ予定の時間だあ。

   四月二日~七日     第百七話  時間旅行 量子学者望月ゾウ真の探求            作成日間
     九日~十四日    第百八話  時間旅行 数学者トーヨル・ターニヤの苦悩         作成日間
    十六日~二十一日   第百九話  時間旅行 理論家スチューブからの数々の問題        作成日間
   二十三日~二十八日   第百十話  時間旅行 天才南野ヒツ市の閃き              作成日間

 第百十話のタイトル名の元ネタは御存知あの南部陽一郎。彼の発想が後にピーター・ヒッグスの名前に因んだ物質に重量を与えるヒッグス粒子の存在へと繋がった。全く谷山志村といい、南部といいワイルズもヒッグスも日本人の助けが無いとフェルマーの最終定理もヒッグス粒子の発見も無理だったんじゃないかって思えるからな。但し、前者のフェルマーの最終定理に関してはクラークは死んでもワイルズの証明を認めなかったけどな……そうゆう所だけはきっとクラークも老いの病に掛かっていたんだろうな。
 そうゆう訳で今回は此処迄。フェルマーの神格化は構わないけど、何度も自分は言うぞ……フェルマーは絶対勘違いしていた。自分なりに解いていたつもりでも絶対矛盾だらけだと思うな。だってあの天才オイラーが証明出来なかった最終定理だぞ。絶対否定論者と意見を同じくするようにフェルマーは勘違いしていた可能性があるに決まっている!

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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