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一兆年の夜 第百四話 時間旅行 物理学者シュレイ・ディングァの思考実験(四)

 午後四時零分零秒。
 議題は既に最初の銀河連合の中身について戻り始める。其処で銀河連合の中身について五名は倒した後に様子を確認するまでわからない。だが、其の前に確認出来ればどれだけ良いかも議論を始める。
「ヒハカイケンサハやはり理が無いノカ?」
「無茶な話だう。やはり此処は放水を浴びせて中を確認すっとうのは?」
「いや、液状型だと却って伝って足下迄忍ばせる戦法をみすみす許してしまうぞう!」
「何という銀河連合ね。わしらをいけ好かない笑い方をして苦しめ続けるね!」
「元々気遣いだの何だのを知らないのが銀河連合にゃ」
「キヅカイしていたらえっと千の年より前ダッタカ? トックノ昔に俺達全生命体は共存していたダロウ!」
 だよにゃ--共存出来ないからこそ戦う道を選ぶしかない……誰だろうとそう結論付ける以外にない。
「フムね、其れよりもね。えっとね、そうだね、ええね、とね……そうだね」
「オレカラ話す……光を当てて調べれば出来るのではナイカ?」
「光にゃ……確かに光を透過させる技術さえあれば若しかしたら可能かも知れにゃい!」
「……レン銅君の作ったあれかう!」
「でも……ね」
 ドウシタ、アインズ--アインズが溜息を吐くような仕種をするのに対してガン流豆は気に成る。
「いやあね、あれもね……結局放物波だろうね?」
「ソレガ如何した……あ、ソウカ!」
「アインズ君はまだ原子望遠弾の事を気にしているのかにゃ!」
 アレハ……俺も間近で其の恐るべき光をシッタナ--其れは命懸けの時間旅行でもあったガン流豆。
(そう言えばガン流豆さんは間近で時間旅行機を使用して……やがて奇跡的な生存者数を出しにゃまま此の時代までやって来たと聞きますにぇ。其れも当時は賭けだっただろうにゃ。光の打ち合いで範囲を狭める事が果たして可能だったのか……いや、そんなの量子論を認めるような物だにゃ!)
 少々、考える事が脱線気味なシュレイ。そんな脱線した状況を持ち直すのはとある少年。
原子望遠弾の話よりも先に銀河連合の体内に液状型の可能性を確かめる方法があるか如何かだぞう」
「そう、そうだったね。ふう、放射波を使えって事ね」
「ン、此の方法では箱を開けずに銀河連合の生死を確かめられるのではないかう!」
「其の話に戻りますにゃ……ま、予想は付きましたがにゃ」
「イヤ、後でレン銅検査の使用は枠組みにソムク!」
「だよね。其れは先に出さないといけないね……ゲロルギー君ね」
 はあ、僕はいけない生命だう--と両肩を落とすゲロルギーだった。
(でも非破壊検査に依る方法もそうにゃけど、良い線は言ってるのかも知れない……が其れはハイゼ先生の唱えた確定可能外の原理に記す所に依ると検査一つとっても其の後に起こる様々な影響に依り中身は大変変質した状態に成ると聞くにゃ!)
 シュレイは非破壊検査で用いられる叩いた際に発する音一つとっても内部でどのように影響するかわかった物ではないと考える。放射波を浴びせて確認する方法も同じく。結果、幾ら其れ等の方法を用いた所で中身が判明した頃には全く異なる結果が披露される……シュレイが仮定する箱のように!
「いや、箱の話同様に浴びせても中を確認する迄液状型の存在を証明する術がにゃい!」
「何でまだ神々が双六をすると思われるのかね!」
「オレニキクナ!」
「こりゃあ困窮しますぜおう」
「そう成るうのは既に--」
 オイ、大変だ……銀ぁ--突然玄関の扉を開いた一般生命が直後に何かに引き裂かれて命を落とす瞬間を直接聞く五名!
「な、何にゃ--」
 ウワアアアね、銀河連合が壁を突き破ってねええ--アインズの叫び通り、獅子型が人族の青年の首を咥えたまま壁を突き破って五名の前に現れた!
「自分達……学者だぞう!」
「其の図体で何強過ぎない事を言ったっとうだ!」
「オレハ幾ら戦いを知っても……相手は獅子型ダ!」
「わしなんか……こんな状況も箱と重ね合わせてしまっているにゃ!」
 五名共……自力で勝てると分析せず!

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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