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一兆年の夜 第百三話 時間旅行 兵器開発者ショーイ・ノーマグの試作品(三)

 午後十一時三十五分五秒。
 ショーイが思考を続ける中でガン流豆は真っ直ぐ蛇型に直行。蛇型は長い胴体でガン流豆を掴もうと試みるも其処は地上を這う種類と空中種族の差--やがて自らの胴体が絡まり、其処にガン流豆の義翼に依る一撃を眉間に受けた蛇型!
「あよね、如何やら僕が悩んでいる間に決着が付いたよね」
 ショーイが遅い速度で向かっている時、既にガン流豆は止めを刺した後だった--ガン流豆は液状型を警戒して即座に銀河連合の亡骸に火を点ける等ショーイが其処へ向かっている時に済ませた後だった。
「早いねん。其の方が良いよね」
「ビデ亡骸を焼くのは通常の方法ダカラナ。タトエノソトニアル種類なら兎も角として大体の銀河連合は体内に液状型を入れて万が一にソナエル。ダガ、大体の種族の皮膚は火に焼かれやすい……銀河連合も例えの外にあるとは限らナイ。ダカラコソこうゆう方法がアタリマエダ」
「うんうんよね、銀河連合が放つとてつもない臭いと共に何かしらの悲鳴が聞こえてくるようなそうでないようなねん」
 コトバを話さない銀河連合の悲鳴とはナンダ--とツッコミをするガン流豆。
(さてよね、蛇型は仮にも科学者気質のガン流豆さんに倒されたよね。果たして……いやよね、明くる日にでも考えるかよね。寝る場所は此処だけどねん)
「トコロデショーイ?」
「何かねん?」
「サッキカラ目に付く其の成人体型にして十を軽く超える其れはナンダ?」
「ああよね、寝る前に話しておくよね」
 ネルマエッテ--こんな場所で就寝しようと考えるショーイに呆れるガン流豆だった。
「じゃあ少し長く成るけどよね、良いかねん?」
 ドウゾ--とガン流豆は既に時間旅行機用の部品を運びつつも聞く体制を整えていた。
 其れから時間旅行機を組み立て始めるガン流豆に合わせてショーイは話し始める。
「良いかねん、此れは僕が開発した原子望遠弾ねん」
「フムフム……えっと聞き違いカ?」
「いいや、聞き違いじゃないよね。目の前に聳える巨大な望遠弾の容れ物こそ……僕が開発した原子望遠弾よね!」
「オイ……禾野コケッ区の踏み込んだ禁忌の領域を何故理解出来ないノダ?」
「其れを言ったらガン流豆さんだって--」
「ワカッタわかった、お前は『時間旅行という禁忌の領域に踏み込んでいる』と言いたいノダロウ?」
「どれだけ綺麗に取り繕っても意味ないよね、ガン流豆さんねん。全生命体は戦いに踏み込んだ時点で既に禁忌の領域に踏み込んだよね。結果、銀河連合は戦いを選んだ僕達生命に合わせて方法をより柔軟且細かく仕込んでゆくよね。其の一つに指揮官型よね、次に空の歪みから発する地域を覆いつくす流れ星よね、其れから百獣型に拠点型よね、更に大樹型……と枚挙に暇がないねん」
「オマエが電撃望遠弾の再現を企む再現望遠弾計画に賛同したのもワカル。チイキヲ覆いつくす銀河連合の雨を何とか防ぐ為には空に向かって直接打ち込める望遠弾が何よりも必須である事モ。ダガ……確か此の時代ではとある研究者が雷についての論文を発表したとキクゾ。ソレニヨルト電離層が星を覆うとされてアル。ドウスルンダ、若しも雷の頻発をマネイタラ!」
「……今日は寝ようよね」
 コマッタトキは其れだものな……マッタク--とガン流豆はショーイの子供染みた性質に呆れるのだった。
(ガン流豆さんよね。僕は知らない訳じゃないねん。決してガン流豆さんに関する話をうわさ話でしか聞いた事が無いので詳しい話を全て知ってる訳じゃないよね。でもガン流豆さんねん……其れを組み立て始めるという事は即ちよね、貴方は時間旅行に向けて少しずつ着実に進めている証拠ねん。時間旅行の話は僕自身興味がない訳じゃないよね。ハイゼさんは亡くなる前に僕に繰り返しこんな事を言ってたねん。『何時ーかガン流豆がーお前の所ーに、尋ねる。確か、お前はー電撃望遠弾をー使ってー威力実験を始める。其の威力に乗っかって時間旅行機は……動き出ーす』何て事をよね。確かに一の週より後に僕は始めるよね。でもでもねん、如何して其れが時間旅行機の起動に協力するかが今一つよね。
 ま、そんな事よりも今は明くる日に食べる予定の辛汁御飯の味を妄想しながら眠りに就こうっとよね!)
 ショーイは就寝した。其れと同時にガン流豆は時間旅行機の骨組みを完成させた。
「サイショハ何気ない所から始まり、次に液状型を倒す為に使用されて、前の時は間一髪の所で起動して此の時代にやってキタ!」既にない左眼を確認しながらガン流豆は次のように宣言する。「ツギコソハ絶対に元の時代にカエルゾ!」
 そう誓って彼は動力部に原子望遠弾の動力部の余りを中央部に組み込んで更には其れを制御するべく幾つもの線を張り巡らせる。
「ハナシニ依ると何処かの類まれなる才能の持ち主が質量は動力に変換出来るというとんでもない公式を発見したソウダナ。ダトスルトこんな小さな動力源でも動力に変換するととんでもない力を発揮するという訳か……禾野コケッ区が発見した物を本当に再現したと成れば果たして威力は俺達の安全を保障出来るのだろうカナ?」

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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