FC2ブログ

一兆年の夜 第二話 ボクが最後に見た悪夢(六)

「お母さん! どこにいるのよ!」
 ボクは必死にお母さんを探しました。でも見つかりません。
「はあはあ、家じゅう探してもいないなんて……
 おかあさあああん!」
 そ、そうだ! お父さんならお母さんがどこにいるかわかるかも。
 ボクはお父さんも探しました。けれど--
「うう、どこだよ! おとうさああん!
 返事してよ、ボクを一人にしないでよううう」
 お父さんの仕事場にいます。
 なのにどうしてテレスたけのこがたくさんはえたところに--


 骨があるんだよお!

 それからボクは手からも足からもたくさん血を出しながら探しました。
 でもお父さんもお母さんも見つかりません。
 気がつくとテレスプリをとってました。あわててボクは神さまにおじきしました。
 勝手にとったんだから神様が怒ってるよ。そのしょうこに虫さんが鳴ってるし。
「うう、おなかの虫さんに物をあげないと。
 グウグウとなってるよう」
 でもテレスプリのむきかたを知ってるのってお父さんとお母さんだけなんだよ。
 どうやってむいてたんだろう?
「もうお日様が沈む」
 つめでむこうとすれば固くてむけないし。
「そうだ! 家の中にむくために使えるのがあるはずだよ。
 確かどんくらい前だったかお母さんがテレスプリをむいてるところ見たことあるよ」
 それがわかったらダッシュで家に帰ろう。
「お父さんやお母さんを探すのはおなかの虫さんに食べものをあげた後にしよう」
 そしてまた家に帰りました。今度はむける物を探しに。
「いつもお母さんがいるところにあるはずなんだけど--あれ?」
 物音がしました。だれかいるのか後ろをふりかえ--った?
「あれ? い、いぎが……」
 おなかにさわると、あついものが。そ、そうじゃなくてこれって--
「お、おかあさ、んの、つが--」
 もうしゃべることも。い、いたいよお。だ、だれなの?
「ぁ……れは?」
 がんばってみあげて……みばじだ。
 ナニナノ? ガラダガ、グォングェント。
 ヨグミズトビドゾグジビエ--



ICイマジナリーセンチュリー二年八月二十一日午後六時六分六秒。

第二話 ボクが最後に見た悪夢 完

第三話 あたいは生きる に続く……

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
リアルタイムカウンター
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR