FC2ブログ

一兆年の夜 第百一話 時間旅行 時間研究者太間ガン流豆の証言(二)

 不明。
 場所は真古天神武藤原大陸大中臣地方迷宮の洞窟。
 其の最下層である十五階。
(ナンダア!
 コ、此処は……何処ダッタ?)
 誰にでも見ず知らずの場所は存在する。ICイマジナリーセンチュリー二百四十年代を生きるガン流豆にとっては菅原地方というのは未知の世界其の物--どれだけ時代を遡ろうとも知らない場所に跳ばされればそうゆう反応をするのは当然の帰る結論。
(クラクナイ……誰かが此処を運営してイルノカ?)
 其の時代の迷宮の洞窟は天同躯央くおうの提示した未段階の二つの内の一つである迷宮の洞窟を中心に大陸藤原の前線基地化が完了した後だった。だが、ガン流豆は此処が菅原地方だと知らない。
(マア何が何なのかを俺は知らナイ。ダガ、此処が真古天神武にとっては戦略上重要な拠点である事は見ただけでワカル)
 一応、戦略から戦術まで把握するガン流豆。そんなガン流豆の前に齢九に成ったばかりの少年が一名、覗くようにガン流豆を見下ろす。
「……」
「ナンダ……じゃなくて申し訳ナイ。ネエ、君……此処は何処ナンダ?」
「まさか……貴方此の時代に跳ばされたのですか?」
?」ガン流豆は少年の発したある部分に疑問を持つ。「ソレハ如何ゆう意味かね、キミ!」
「深い意味はない。だが、そろそろ」少年は話を進めたかった。「お互いに自己紹介する番だな。俺様はレット・テンタウ……何処の出身の人族なのか誰も教えてくれない」
レット・テンタウ?」
「俺様の疑問は余裕があったら話し合っても良いけど、其れよりも貴方の事を俺様は知りたい」
「オレハ齢二十九にして五の月と三日目に成るサッカス雁族の太間ガン流豆ダ」
「成程、テオディダクトス大陸のサッカス地方出身者か」
 アア、其れよりもこっちに近寄レイ--とレットに向けて右翼を仰ぐように手羽先招きするガン流豆。
 レットはガン流豆に応えて彼と同じ土台の高さまで下りて行く。其れから握翼或は握手する二名。
(ナンテ瞳ダ。カレノ放つ眼光はまるで何処にも起源がない革新的な何かを俺に見せ付けているミタイダ!)
 ガン流豆はレットの中に何か革新的な意味を感じ始める!

 午前十一時二分七秒。
 場所は不明。其処は迷宮の洞窟にある十四階食堂。
 灯りは其々二階、七階、十二階に備蓄されてある。其処から取ってくる必要がある。だが、取りに行くだけでも慣れない者にとっては一の時も掛かる程に迷宮の洞窟は名前通りである。レットは齢九つでありながらも慣れない者の倍の速度である二十四の分と五十三秒の後に帰って来た。
「フウ……何だか大変ですナア」ガン流豆は戦略から戦術を語り始める。「ゼンセンキチカが完了した明日の世ですか……此れで少しは戦略的な意味でも我々の優位性は獲得シマスナア」
「戦略……戦術?」
「アア、少し話すかも知れナイ。ソノタビに空気穴の調整の為の休息が来るかも知れナイゾ」
 ガン流豆は昼食より前と後という会話の間を取ってレットに戦略から語り始める……

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
リアルタイムカウンター
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR