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一兆年の夜 第十四話 銀河連合

 ICイマジナリーセンチュリー四十二年四月六十四日午後十一時二分三十八秒。

 場所は西物部大陸応神海付近仁徳島南仁徳町第一地区二番地。三番目に小さな
民家。その屋根上。
 齢三十一にして二の月と十八日目になる仁徳鬼族の中年が星を眺めていた。
「三日前似国家神武乃方角似黒い塊牙落ちたような?
 ツル夫端大丈夫かな?」
 中年は赤い身体を瞼よりも長い爪で掻き毟っていた。当然--
「イテテ! また血牙出たぞ! ツル夫似端よく言われる!
『イワレノキミはいい加減掻き毟る癖はやめましょう! 体中が穢れるような物になら
れたらどうされるおつもりですか?』ってよう」
 イワレノキミと呼ばれる中年はそんな独り言を言いながらもなお組み立て式の
望遠鏡で星々を眺めた。
「三日前乃あれ以来ツル夫乃言う正体不明乃銀河尾見かけなくなったな。
 あれ端気味牙良くなかったぞ。本来端宇宙乃速度端我々乃想像尾超えたモノだ。
昨日望遠鏡出眺めた星端次乃日出端遠ざかる。銀河奪手赤色巨星奪手同じだ!
 なのにどうしてあの銀河岳牙近付く! 意味尾理解で--」
「オーイ! コノハナノー! 聞こえる乃ー?」
 コノハナノイワレノキミは独り言を言う暇もなく入口付近から呼びかける齢三十に
して五の月と十六日目になる仁徳鬼族の女性の方に視線を移す。
「は、恥ずかしい奈相原君! 折角独理言尾呟いていたのに」
「独理言端いけないわ。病持ち奪手思われるから」
「いいだろ、家出一名田毛いる場合端!」
「良くない端! 特似屋上出ぶつくさ話すのは」
「もういい! 相原君模よっぽど暇奈羅こっち似来い!」
 五の分より後、相原と呼ばれる女性は組み立て式望遠鏡を以て屋上に登り、急い
で立てた望遠鏡で星々を眺めた。
「見て見て、コノハナノ! 冥乃矮星端綺麗だわ!」
「だろうな、それ尾観測してるって事端主婦相原きぬ子なり似趣味乃表れ科奈?」
 イワレノキミは両眼を少し瞑るように頭を小さく下げた。
「まだ私乃こと牙諦めきれない乃? 私端この矮星乃よう似名字端移ろう乃よ!
 相原から鈴村似なった今出模」
「鈴村田斗言いにくくないかな?」
「でありましょうな! 僕ちゃんもそう思われしよ!」
 梯子の近くに立ち、二名に割り込むのは齢二十九にして十一の月と一日目になる
お喋り好きなラテス燕族の青年だ。
「こっそり出てくるな、陽君!」
 驚くイワレノキミに対して陽と呼ばれる青年のお喋りは始まる。
「こっそりなりて現われようさ! だって僕ちゃんは五月蠅く現われし蠅族たるはとて
も出来そうであろうかな! いくら話術の専門家たるこの陽孫権も静かにゆっくり
現れたりて皆を驚かせしか迷おうもの! でも結局は--」
「わかっと、孫権! お前さんっはそこまで五月蠅くないってことってな!」
 お喋りを中断するかのように齢三十三にして二十日目になるテレス鶏族の中年が
孫権の真後ろに現れた。
「あら、コケラッタ先輩! どうしてコノハナノ乃家似来た乃?」
「そりゃあ雄コケート・コケラッタはかわいい後輩の成果が見たくて来たのっさ!」
 コケートと呼ばれる中年は粟色の羽を周囲に撒き散らしながら理由を告げた。
「申し訳ないです牙、コケラッタ先輩!
 これといって良い成果端尾見つけられなくて」
 イワレノキミはコケートの目を逸らすように報告したが、孫権は見逃さない。
「イワレノキミちゃん! 良からぬ成果は見つかりしか?」
「な、何言ってる乃、陽! コノハナノ牙良くない成果なんて!」
「言ってみっし、イワレノキミ!」
 きぬ子の言葉を遮るように二名はイワレノキミを問い詰めた!
「じ、実端昨日から観測中乃正体不明乃銀河牙何なのかについてわかりました!」
 それを聞いて三名は三洋の驚きを見せた!
「な、だっと!」
「本当じゃないで庶?」
「どうどうどうなられるの? 僕ちゃんといたしては興味あられようね!」
「実尾言う斗あの銀河端落ちてきたモノだったんだ!」

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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