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格付けの旅 デ・ヴァレラとコリンズは何故喧嘩するのか? 破壊の宴、二度再誕

 裸踊りスペシャル……其れは裸踊りを極めた駄目リーマンの行き着く所。その裸踊りは既に武術と化し、更には災厄として裸踊りを強要してきた全ての社会に納得がいくまで復讐してゆく。正に躍る公然猥褻物。その裸踊りは物理的なダメージこそない物の奴の裸踊りでマインドブレイクした人間はレイプされて精神を壊された人間よりも深刻でもしかするとネットゲームで未帰還者に成る方が余程幸せなのかも知れない!
 さて、全く無関係そうな裸踊りスペシャルについて紹介した。何故本筋と関係なさそうな下らない存在の為に五行も費やした理由。其れはアルッパーは今、正にブラングリスパの仕掛ける裸踊りの動きにマインドブレイクされようとしていた。
「何だその動きは!」
「おらの秘儀、百足踊りだ!」裸踊りスペシャルを食べた際に編み出したブラングリスパの精神攻撃はアルッパーの動きを……「オラアア!」瞬間々々で止める物だった。「これが究極の正しき襟巻蜥蜴戦法だよ!」
 襟巻蜥蜴は一瞬だけ。だが、高度な戦いではその一瞬こそが命取り。同時に襟巻蜥蜴は二度漬け禁止の原理に従い、一度限り。しかも一度で決められないと次はない事から示現流の原理にも通じる。
 だが、裸踊りスペシャルの持つ襟巻蜥蜴戦法は何度でも味わえる干物の如き物--その為、ヘビースモーカーのように吸いたくもないのに吸ってしまう禁断症状を招いてゆく!
(あのアルッパーが同じ手に何度も引っ掛かってしまうなんてな。良くあるのだよな。罠だとわかっていても嵌ってしまう真理という奴を。裸踊りスペシャル程の芸ではないにしてもブラングリスパの襟巻蜥蜴戦法は……『1.5拍子戦法』その物だな!)
 1.5拍子戦法……其れは更に高みを目指す物が到達するハッタリと攻撃の同時行動の事。達人を目指す者は先ず移動し、相手の攻撃を躱す防御から自ら攻撃へと移る基本の三拍子を学ぶ。其れが大分慣れ出すと次は移動を簡略化して防御の後に攻撃へと移る応用の二拍子を心掛ける。其れから更に極めると今度は防御其の物を簡略化して相手が攻撃すると同時に攻撃するという発展の一拍子へと移る。特に達人は一拍子の攻撃を得意としており、走攻守全てが一つの行動として織り為される。さて、ここまで説明はした。じゃあ一拍子と二拍子の間に挟む1.5拍子とは何か? 其れが相手を驚かせてから攻撃に移る事で相手に攻撃さえさせないハッタリを得意とする戦法の事をそう呼ぶ。相手はカウンターされてもいないのに最初の襟巻蜥蜴で動きを止めてしまう為に攻撃に移ろうとした時には既に攻撃を受けてしまうという。しかも一拍子なのか二拍子なのか判断が付きにくい所も1.5拍子の厭らしい性質である。正に兵法者ならこれを学ばずして兵法を極めるに至らず!
 徐々に追い詰められるアルッパー。そして流れに乗るグリスパは遂にアルッパーの心臓と脳の同時攻撃を仕掛ける為にとっておきの捻じり突撃と呼ばれる貫通力と破壊力を両立させた一撃を敢行。
 其れを待っていたぞおおおう--アルパーは吠える時、宇宙は大きく揺らめき出す!
「まさかこれは--」
「今までのお返しだ、百足野郎めええええええ!」揺らめく重力を利用したブラックホエールを仕掛けて半分までグリスパを消滅させた。「チイ、仕留め損ねたな!」
「くそう、やられながらもおらの1.5拍子をパクったな!」
「オノレエエええええい!」やられた分だけアルッパーはブラックホエールと1.5拍子戦法を繰り広げる。「ブラックホエールじゃあああ!」
「グワアア、調子に乗る番だと思って好き勝手に!」
 アルッパーは恐るべき成長性で今まで師用の機会が少ない事を理由に封印していたブラックホエールを解禁--ここからアルッパーの反撃が始まる!
 アルッパーとブラングリスパの戦いはここから頂上戦の域へと達する。その勢いにデュアンは傍観し続けるには余りにも敵は待ってくれない!
「やっと会えたな、デュアン」
「ワイズマン、其れにキスパールか」
 デュアンにとって相手をしたくない二災厄が現れる。
 --ヤットアエタヨ。サア、マタアイシアオウカ--
「断るぞ……と言いたいが」デュアンは攻撃の一切もほぼ見切られるだけではなく……「これがいわゆる『ノーエスケープバトル』かな?」逃げる手段も見切られていると推察。「いやだな、虎の威を借る狐の前で一方的にやられるのは」
 ノーエスケープバトル……其れは逃げの術さえも封じられた者が味わう不退転の戦いの事。一般的な物にわかり易い表現をすると背水の陣。背が逃げ場を封じる川だけの状態をそう呼ぶ。すると守りも何もあった物ではないという覚悟が生まれ、より激しい力を与えるとされる。其れだけ逃げ場を失った者は通常の者に比べて覚悟が違う。逃げ場があれば守りだって固める。しかし、逃げ場を失えば攻めの覚悟が生まれる。其れがノーエスケープバトルの深味だろう。
「虎の威を? 違うな、俺の目的はお前だけではない」とワイズマンはデュアンの指摘を否定する。「俺は二度奴を復活させる為にキスパールを連れて来た!」
 二度……だが、あいつは因果律上では復活が望めないぞ--とデュアンは復活するには因果律の問題が立ちはだかる事も指摘。
「『パラレルワール』なんて物を発明したものだな、ゲドルも。お蔭で奴には今後の展開も踏まえて協議する筈だったのに余計な事をしおって!」
 パラレルワール……其れは破壊の宴を消滅させる為にほぼ無限に広がる可能性の内の大部分を削り取ってから過去に跳ばされる悍ましい装置の事。名称からしてパラレルワールド説を前提にして開発された代物だが、元々は開発者の一人であるある天才女性発明家の意向もあって作成状況は一向に進まなかった。何故なら可能性の殆どが削り取られてまで発動するのだから可能性を信じる彼女にとっては忌まわしき代物でしかない。その為、代替案として形は同じでも可能性は残される『タイムゲート』が開発される。こちらの説明は余裕があれば紹介しよう。夢人達のお返しよ、再びが未来永劫続くのを信じて……という事で。
「そうゆう訳だ。だが、パラレルワールは『ドリーマーズ・アゲン』及び『タイムゲート』同様に製法すらも到達しえない状態に陥ったのだよ。製法に至る道を全て削り取るパラレルワールの性質が前提にある以上は!」
 --ダガ、モシモソノゼンテイノウエニサラナルゼンテイヲオイタラドウスルノ?--
 何、そんな方法があるのか--デュアンは少し腑に落ちない様子。
「其れは……これだ--」
 ボーリングコスモスで回避だ--何とデュアンは固有魔法を二段階ランクを下げてワイズマンとキスパールが仕掛ける前に亜空間への避難を試みる!
 ワイズマンが言い終える頃に謎のグレー色をした何かがデュアンが居た箇所に直撃--その部分は藍色に染まる!
 --ニゲラレタネ。カレナラカワリヲツトメラレルエネルギーヲヒメテイタノニ--
「キスパールよ、お前は全部見切ったんじゃないのか?」
 --ハジメテヒロウサレルボーリングオブコスモスノオウヨウナンテアタマニナカッタカラフイヲツカレタネ--
「いや、ボーリングオブコスモスはれっきとした固有魔法だ。応用なんて利かないぞ」
 --キットサルマネテイドマデランクヲサゲテハナッタンデショウネ。デナケレバゼロニチカイエイショウジカンデツカエルワケナイモノネ--
「屁理屈の多い奴だから土壇場で直ぐに出せたのだろう。全く格付師は如何して幅広い知識の割に咄嗟に手を思い付くのかわからんぞ!」
 --キニシテモハジマラナイネ。ンデ、ドウスル……ワイズマン?--
「仕方ない。ブラングリスパを犠牲にして入れ替えを試み--」
 な、何故俺がここに居るとわかったあ--キスパールに依る捕縛攻撃を受けて姿を現してしまうデュアン!
 --ソレハワタシガイチドミタモノハスベテミキルノデスカラ・・・・・・ナントナクデュアンナラソウウゴクトハンダンシテトラエタノ--
「間抜けが。大人しく身を潜めば良かったモノを……まあどの道、キスパールには如何さも癖も見破られる以上は動かざる負えなかったのだろうな」
「はあ、お前らが裏技を使って俺と破壊の宴を入れ替える事くらいは読めていたのだよ。だけども……その場合だと『墓場宇宙』にまで因果律の影響が及ぶぞ!」
「知らんな。とっとと『ウルトラバースデイ』が得意とする『因果交換』を受けて消滅するが良い!」
 ワイズマンの右手から先程のグレー色の何かがデュアン目掛けて飛来!
 その時、デュアンはアルッパーに追い詰められるブラングリスパと配置転換--結果、ブラングリスパは消滅し、ここに因果の歯車が変換を示し始める!
「チイ、まあ良い。元々俺は『ウルトラバースデイ』からこれを貰った際は同類を犠牲にする気があったからな」
 徐々に世界は崩壊を始める。因果律の修正が始めるとあらゆる空間に亀裂が起こる--此れより世界は『リセット』を開始する!
 リセット……其れは単純に表すなら初めからやり直す事。つまり過程を全て破壊し、起点に戻る事を意味する。もっとわかりやすく言えば賽の河原。上手く進んでいた物を一度でも粉々にされてみろ。其れは大変なマインドブレイクに成るぞ。だからこそリセットというのは再スタートとは訳が違う。再スタートはまだ余地がある。リセットは如何しようもない。革命家は何時も……おっと此れは黒い方の話題だったな。なのでリセットとは過程の破壊を意味する。
「オイ、二本足。てめえ、俺の獲物を--」
「拙い、俺まで巻き込まれたら--」
 --ハタシテリセットサレタセカイハドウナルカ……--
「さあ、始めようか--」
 全ては始まりへと戻る--




















 破壊の宴……それは過去、現在、未来に懸けて存在を破壊する全生命体の敵の中で因果律にも関係する存在。奴の繰り出す破壊は一度行われると永遠にそこは過去も現在も未来も破壊された状態と成る。それは何を意味するのか? 記憶さえも破壊する。これほどまでに恐ろしい破壊があれば知りたい。それだけなら拘わらなければ問題ない。だが、この野郎は事もあろうに関わって来る。名が示す通り宴を楽しむかのように。正に全生命体の敵に相応しいと言えるだろう。
「というかお前今の展開思い出せるのかよ!」
 いやあ、思い出せねえわ--とデュアン自身も赤い方の事は思い出せないでいた!
(確か……ここは<アンデルセン大宇宙>だ。そして俺はそこでリディアの要請に応えてやって来た。要は破壊の宴とも戦おうかと思ってやって来たが……如何やら奴は俺達の思った通り、死んだか。だが、奴の残滓は残ってやがる)
「オイ、二本足!」
「何だ、アルッパー?」
「奴が目の前に居るぞ……あわわわ!」
「とうとう出会ったな!」デュアンは何故デュアンロールなしなのかを疑問に思う。「だが、如何も違和を感じる!」
「やあ、アルッパー。相変わらず元気にしているねえ」
 ウ、ウ、ウワアアアアアア--アルッパーはホワイトホエールで空間を突き破って逃走した!
「待て、アル--」
「君は初めて見る顔だ……消えてよ!」
 デュアンは一瞬の油断を見せ、破壊された!
「呆気ないねえ。なあ、ワイズマン?」
 フ、流石は破壊の宴か--ワイズマンはキスパールと共に姿を現す。
「でも不自然に思うなあ……如何も破壊した気がしない」
「如何ゆう事だ、宴?」
 --ソウイエバデュアン……デュアンロールヲソウビシテイナイネ--
「ああ、此れは一体何故だ?」ワイズマンも他の者達同様に記憶の受け継ぎがない。「まるで何かを予想したみたいに奴は別の場所に隠したのか!」
「まあ其れはどうでも良い。そろそろ僕は彼との決着を付けに行くよ」
「待て、宴--」
 待たんよ、それに君……消えて--なまじワイズマンも宴の破壊の前では全ての世界ごと存在を破壊された!
 --オヤオヤ、ワイズマンガケサレチャッタネ。コレハヨソウガイノジタイダヨ--
「君は如何するのだい?」
 --アタシハアノクジラノコヲサガスワ。ジャアネエ--
 キスパールは去った。去ると同時にリディアが現れて驚愕する--間違いなく、デュアンが破壊された瞬間を時間差で目撃したのだから!
「ああ、デュアンさんが。ああ、あれは間違いなく--」
「おやおや、破壊し損ねたね。じゃあ終わりにするよ!」
 宴は無情である--そして<アンデルセン大宇宙>の神は死んだ!
「此れで僕もやっと決着を付けられる。少々回り道が過ぎたが、行くよ」と言いつつも宴は右掌を見る。「時間がない。僕が活動出来る期間は以て……誰が主なのかは検討が付かないが、行くか!」
 宴は決着を付けるべく、<アンデルセン大宇宙>から姿を消した!
「あの二本足はやられちまったか……だが、不思議だな。奴が死んだとは思えない。しかし」アルッパーは背後に巨大な唇が出現する事に気付く。「厄介な相手をぶつけられたなあ……オイ!」
 --ミツケタ。サアコロシアイマショウ!--
 今、アルッパーとキスパールの激闘が幕を開けた--デュアン不在のまま、修正された世界にて弩級の戦いが訪れる!



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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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