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試作品 お金様 再び書くだけ書く試作品(6/5)

 如何も便利な言い訳の一つに「忙しいから」に憤りを感じるdarkvernuです。
 実に便利だな。「忙しい」を言い訳にするのは結局、時間もろくに管理出来ていない証拠ではないかって思えるのだ。どんな理由であっても「忙しい」で済ますな。それは大人に成ろうとも老人に成ろうとも同じだからな。
 という訳で愚痴はこのくらいにしてそろそろ始めますか。

 午後三時十二分……C´等とH公園にて合流する俺。今回も中々集まらず、苦戦する模様。
「それよりも観衆の眼が憐れみを見つめるようだ!」
「あああ、仕事するのがこんなにも恥ずかしく思うなんて!」
「駄目ですよ、みんな。このままではチームタスクフォースに負けてしまいます。何としても私達に共感する人を探しましょう!」
「とはいえ、H市だけではもう限界でしょう。隣のK市、N市或はK府にあるY市にフィールドワークを広げるのも良いかも知れませんね」
「あ、Y市については僕は良く知っております!」
「それは有難いな。ひょっとして前は住んでいたんじゃないのか?」
「はい、妻と一緒に暮らして居りました」
「そうか。只あそこは……いや、何でもない」
 C´は何か言おうとしたな。だが、何か拙い事があると思って止めたか。何だろうな。
「世の中には知らなくても良い事情はあるのか」
「だろうな。まあ兎に角、明日からK府に入ろうか」
「あ、御免為さい」
「あ、そうか。Jは女子高生だからな。何時までも活動の手伝い出来る訳じゃないのだよね」
「違うのです。補習受けないと行けなくて」
「赤点か」
「阿呆とテストとサモナーか」
「メインヒロインの癖に最後の方に成ると主人公と知能レベルが変わらない描写は何とか成りませんかね?」
「いや、ライトノベル読まないから詳しくはわからないな」
「Aは寂しいなあ。ライトノベル読めないとか」
 何かC´に言われると腹が立つような……あ、Lさんが何か言いたそうだな。という訳で俺は尋ねてみた。するとこんな事を言ったな。
「Dさんの許可は如何為さいますか?」
「俺が話を付けに来る。なので心配するな」
 こんな感じで答えたかな。そんな訳で今日はここまで--
「これはこれは……きょう模型機が良くないですなあ、マネーバスターズの諸君」
「うわあ、あの野郎……右手一本で砂袋八つ運んでる」
 流石にパレスフラット並みに怪力を見せ付ける二メートル超の男には周囲も逃げ惑うようだな。俺だって目の前のスーツ着た巨漢には震えが止まらない。特にその砂袋の束を一つも崩さずに下す力技を見せ付けられると思わず尻餅したくも成るってのが人間だろう。
「うわわわ、南無三!」
「うわあ、ジャンボ濃田さんもびっくりの巨漢だあ!」
「君かね、√」
「又会ったな、老いぼれ!」
 何、πと知り合い……という事はかつて働いた所の社員。こんな格闘技イベントに参加しそうな大男が元部下だというのか!
「爺さん、知ってるのか!」
「ああ、パワハラを働いていたのを耳に入れて即解雇し……更にはブラックリストに登録して二度と出戻り出来ないようにもしましたしね」
「そ、そこまで素行の悪い方だったのですか!」
「俺が悪いとでも? 俺はあの会社で実績を積んできた。誰よりも優秀だった。なのにこの老いぼれは俺を出世コースから外した。許せる道理があるか」
「そうなのか、爺さん?」
「まあ事実ですね」
「どんな理由であっても依怙贔屓はいけませんよ!」
「依怙贔屓はしてないね。只、彼には正社員として決定的に行けない部分があるのです……それがその奢り多き性根。自分は誰よりも優秀だから出世して当然……私はね、そうゆう人間は上に立つ器ではないと判断して君には査定を厳しくしたのですよ」
「た、確かに……肉体は凄いが、内面はとても良い人間のそれではないな」
「口だけなら何とでも言えるなあ、π。だがな、もう貴様の天下は訪れない。俺達『ビットマスタークラウン』が」下したばかりの砂袋の束を再び持ち上げる√と呼ばれる巨漢。「この国を掌握する!」
「はあ?」
「え、嘘でしょ?」
「確かにそう聞こえましたが……聞き間違いでしょうか?」
「お前もGの仲間か!」
「ほう、Gを知ってるのか、そこの優男」
「ああ、一応前の会社の元上司だ。正直、仕事ぶりしか評価出来ない野郎だってのはわかる」
「仕事だけって……相当嫌な人間だったのだな」
「まあ会社には自分の好きな人間ばかり所属する訳ではありません。時には顔すらも更には放す事さえしたくない人間とだって付き合うのが社会の無常という物ですよ」
「だが、貴様は一方的な理由で俺を排除した。だからこそ俺は起ったのだ!」
「そんな理由で貴方の世界征服を看過する訳には--」
「黙れ小娘!」
 何て圧力だ。あの肉体だから発せられるのか……それとも奴自身が積み上げた者が一部漏れ出したのか? 何れにしてもこいつは只物じゃないのは理解出来る!
「ほう、そこまで苦労を知っておりますか。良くぞ研鑽しましたね」
「貴様に褒められても有り難くはない。寧ろ俺は貴様を地獄のどん底に叩き落とす事も目指して今まで地獄を見て来たのだ。そして機は熟した!」
「凄い事言えるなあ。まるで日本で有名なRPG第一作目のラストボスみたいだぜ!」
「あ、其れ僕も御存知です!」
「ドラゴンキングの話をしている場合か、お前ら。あいつは……いやあいつも含めて三つ目の秘密結社は動いたって宣言したのだぞ。これが何を意味するか、理解しろよ!」
「ほう、そこまで餓鬼ではないな。少しは頭も良いようだな、Aとやら」
「俺の名前も把握していたのか!」
「Aだけではない。既にマネーバスターズとチームタスクフォースのメンバーは全員承知だ。お前達が我が覇業の邪魔と成る事もな!」
 それにしても膝が震えて後ろに倒れそうだ。このおっさんの放つ圧力にハッタリが一つもない。こいつは厄介な敵かも知れない。 この時、俺は次のように考えていた。
 Dがチームタスクフォースと手を組もうと考える本当の理由を。それはこのおっさんの存在がある事だろう。圧倒される力はそれだけに説得される。Gが示した仮想通貨ビットコインに依る日本銀行券無効化作戦。それが実現すると一体何が起こるのか? 俺はその恐るべき目的に戦慄すら覚える。絶対にこいつの野望を達成しては成らない。寸前で止めないと日本は、日本人は一生お金の奴隷として働かされる事と成る!
 すると俺の中でおっさんの圧力に耐えうる精神力が湧き出るぞ!
「小僧、膝の笑いが止まっただと!」
「お前らの野望は俺達マネーバスターズが阻止する。それから子分のGに伝えろ……目に物見せてやるってな!」
「貴様もBと同じか。面白いぞ、小僧。だが、この場で貴様を砂袋の下敷きにする事も容易い!」
「何、殺す気か!」
 あの砂袋……落されたら死ぬな。そう思うと爪先から恐怖という名の冷気が広がってゆく。
「ほう、今度は冷え性を起こしたか?」
「や、やらせませんよ!」
 俺を庇うようにLが前に出た。
「貴様は妻に逃げられたLだな。貴様如きでは巻き添えを喰らうだけだぞ」
「そ、それでも少しはAさんを守る事が、守る事が出来ます!」
「良く言ったぞ、Lさん」今度はC´も前に出る。「俺は絶対に後退しない。お前みたいな人間の心を忘れた筋肉達磨に屈しない!」
「そうです」そしてJも前に出た。「筋肉馬鹿り付けて肝心の心の筋肉がまだの、よ、ようですね……そこのおじさん!」
「震えてるぞ、小娘!」
「震えている? 君の事じゃありませんか?」
「何を……な!」
 肉体こそ問題はない。だが、肝心の砂袋の束は均衡を崩し始める。それに気付いた√は背を向けて次のような捨て台詞を吐く。
「如何やら決死の覚悟を見せられて俺の心が揺れたな。負けを認めよう。だが、本当の戦いはこれからだ……では首をたっぷり洗っておけよ」
 それから馬鹿笑い……もとい高笑いを挙げて去ってゆく。
「ハアア、恐かったあ……あの筋肉は反則だろ!」
「フエエエン、殺されるかと思いましたあ!」
「ヒイイ、日本には、あのような、ま、益荒男に、が、実、実在、してますのです、ね!」
「呂律が回ってないな……お、俺も、も、言えないが」
「全くあの坊やには苦労しますね」
「本当にあんなのを雇っていたのか」
「寧ろ格闘技イベントに参加していたのではないか?」
「いえ、彼は私が会長を務めていた会社の元社員ですよ。少々悪戯好きでしたのでこちらの権限を使って辞めて貰いましたがね」
「それが正しかったのか、間違っていたのか……今の気持ちを教えてくれないか、爺さん」
「解雇通知を送ったのは私ですが、その道を選択したのは彼ですよ。どんな理由であれ、その意気込みは……評価に値しますがね」
「本当にお爺さんは懐が大きいね」
「いえいえ褒める所は違いますねえ、お嬢ちゃん」
 はあ、あの巨漢が去ると……H公園は活気を取り戻した。全く出るべき場所を絶対間違ってるぞ。まあ、どっち道俺達マネーバスターズは奴等の妨害も想定しないといけないのだよな。
 という訳で今度こそ今日はここまで……


 そんな訳で『お金様』をお届けしました。普通、こうゆうタイプのお話には嫌味な悪代官風なキャラが悪役を務める物だな。だが、お金様は一味違う。何と出る作品を間違うように堤城平並みの怪力で登場する。余りにも場違いな設定での登場なのだから呆気にとられるのも無理はない。

 という訳で今回はここまで。課長島耕作にピーター・アーツみたいなキャラクターなんて出て来るのかな? 読んだ事ないのでわからないや。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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