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一兆年の夜 第八十四話 大久保は何故殺されなければ成らなかった(六)

 十月六十五日午後十時十一分十一秒。
 場所はルケラオス山標高成人体型四百一。
 躯伝とギガントルは二の日より前から夜に成るとこの山に入り、銀河連合に関する手掛かりを追う。
(昨乃日出端パオ乃似模協力於促した牙、あいつ端そうゆう乃似興味ない斗言って断った那。如何やら一緒くた似纏められない斗いう個性乃問題端付き者科。これ似ついて躯伝様端如何思われる乃科?)
 何だ、又悩みか--ギガントルの心を読むように躯伝は声を掛ける。
「気付かれました科。はい、二乃日余吏前模同じよう那話於しました袮。情けなく模それ於再び思い出しました」
「えっと……何だった?」
「ほら、確か生命乃性格於決定付ける話似付いてです余」
「ああ、それそれ。全く昨の日だったら議員過少論と労働動員過剰論についての議論ばっかだな。あれは結局は好況時は労働動員過剰論の方が優勢であり、不況時は議員過少論が優勢という結論に至ったな」
「はい、よく模俺達端同じ話題於繰り返します余袮」
「何を言う。繰り返すのは真理の一つだ……例えば一日中の行動に照らし合わせると」とそこで躯伝は話を止めてギガントルの質問内容について答え始める。「いや、その前に先ずはお前の疑問から話そう……前も言ったが性格を直さないからこそ現在の俺達がある!」
「正似躯伝様乃仰る性格斗端因果です袮。実似その通り那乃です牙……それ似ついて二乃日余吏前似こう反論しました。どんな境遇出あろう斗模強い心端左右される事端ない、斗!」
「これが実に面白い話さ。俺とお前の主張する事はどちらか一方を叩き潰すなんて出来ない」
「斗言う斗?」
「不思議な事に粒子が粒なのか波なのかを主張するようにそれから好況時は政府の介入の必要がなく、不況時に政府の介入を喉から手が出るほど欲しいと皆が思うように完全に正しいとする主張が何処にもないさ。俺はその事でずっと悩んで来たのさ。何故一般生命は正しいと思える事に自信を持って主張出来ない論理に嵌まるのか……をな」
「悩んでた乃です袮、です牙」とここで本題に戻すギガントル。「今端生命於決定付ける斗いう難題似ついて話し合いましょう。パオ乃乃話出又蒸し返した話於!」
「そうだな。再びか……お前が確か俺の下で秘書を務めるのも将来は議員に成って自分の理想とする国家を作り上げる為、だったな?」
「はい、カモミチ先生斗乃出会い牙俺於……医学乃道科羅政治乃道辺斗引き摺り込んだよう似!」
「そうだ。だとしたらこの肉体は神様がその道を進むように御与えなさったのかも知れないな」
「神学乃話です科?」
「生物学の話は今の所は止めてな」躯伝は時々、少しずつ移動する。「神学では全ての生命は神が御与えなさった事さ」
「今乃所端ここ模銀河連合乃気配端ありません袮」とギガントルは周囲を確認しながら話を続ける。「えっと神学乃話でした袮。神学出端生物学似見られる環境乃適応牙それぞれ乃種族乃肉体於形作った斗いう話端聞きません」
「持って生まれた物を神様は前向きに捉え、日々に感謝しながら働くよう果せられた。楽をする為には楽が来るまでに神々に恥ずかしい姿を晒さないように働き、それから休日は少しだけ羽目を外す。労働は対価を貰う物だけじゃない。どれだけ境遇があろうとも性格を養う為でもある。マンドロンを持つ事も大事だが、それ以上に誰かに見られる事を覚悟してしっかり己を矯正し、誰に見られても恥ずかしくないようにする為でもあるのさ。まあずっと楽が出来ればそれも良いけど、其れだとみんな困るからな。俺だけが楽をするなんて出来ないのは事実だしな」
「成程、神学斗端労働乃心掛け於学ぶ為乃物でした科!」
「そりゃあそうさ。楽をする為に必要なのはやはり慎み深くする事ってものさ。うーん、だとするとお前の主張を真っ向から潰すぞ」
「いいえ、潰せません袮。俺斗して端労働斗端即ち鍛錬出模ある斗思っている乃です」
「ほお、是非聞きたいな」
「労働斗端形於変えた肉体鍛錬でしょう。肉体鍛錬牙筋肉乃総量於増やし、力於最大限発揮する為乃代物。対して労働斗端汗水垂れ流してお金於稼ぐ。塵模積もればやがて山似成るよう似労働模積み重ねれ芭肉体鍛錬同様似何れ端巨大斗成る。似ているでしょう」
「その通りだ。さてここで話を繰り返される事柄について移ろう」とここで躯伝は置いていた話題に移す。「物事は繰り返される。それは俺達が毎日起きて朝ご飯作って食べて歯を磨き、掃除し、自分の仕事をし、昼に食事を作っては食べて後片付けをし、更に仕事を終えて風呂を入れながら食事を作り、一日目最後の食事をしてそれから風呂に入り、体を拭いて、歯を磨き、それから寝る準備をして、最後に帳簿を付けてから眠りに就く……全く飽きるほど繰り返すよな。それと同じように俺達は同じ話題を繰り返し飽きる程やる物だぞ」
「確か似そうです袮。俺達端……端!」ギガントルは何かが横切るのを確認。「何科見えました!」
「俺も見たぞ。後を追うぞ。きっと噂の裏付けに成る奴だ!」
 それはやはり銀河連合。今度は二名でもわかる蝙蝠型。理由は枝に飛び移る時に逆さまに乗っかったが為。通常の鳥型はぶら下がらない。故に蝙蝠型を始めとした夜行性でないと可能な動きではない。
 だが、今日も銀河連合の拠点と思われる物を発見するには至らず。理由は三度警戒に当たる軍者が倒した為。二名は発見されないようにその場を後にしてゆく。
「今回模成果端なかったです袮」
「いや」躯伝は蝙蝠型の掛けた翼の一部を左親指と人差し指で抓む。「この一部に付く何かを早速ルケラオスに居るあいつに調べさせると……何かわかるかも知れない」
「既似二議会牙ある研究機関似調べさせている気模しますけど袮」
 まあそれも良いかもな--躯伝は細かい事をそこまで気にしない性格だった。
(全く敵わない那。果たして俺端出来る乃科……カモミチ先生乃遺志於受け継いで理想斗する国家乃実現於!)
 運命の日まで後三の日……

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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