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試作品 迷探偵市子ちゃんの反抗期 需要ないのに続編とか有り得るかよ、試作品(3/5)

 如何も話の聞く所に依るとイソコは戦う皇族さんと同じ大学で同じ所で一緒に切磋琢磨していたらしいな。全く手遅れな状態までやってくれたな、戦う皇族さん……と少しは同情したい所だけど不倫までするようなイソコには一切同情心が湧かない自分darkvernuです。
 といっても次回の雑文のテーマにはしないけどね。

 ケース8 アリーシャの逆襲事件

 午後五時十二分……二人の親から電話が掛かる。直ぐ様、二人は帰路へと向かおうとしてる中で事件が発生。何とフードで顔を覆った何者かが眼鏡掛けたショートカットの女性の青、黄、緑をコントラストに描く手提げ鞄を盗んで路地裏へと逃げ込んでいった。二人は必死に追うも見失った。
「参ったよ。ひったくり事件が起こるなんて!」
「うううう、折角雷神流に倣って二年前に標高三千メートル近い山に登って命懸けの修行をして--」
「もう何も言わないでくれ、市子ちゃん」
 市子ちゃんのマニアック路線は広がる一方。その時、悲鳴が二人の耳に届く!
「キャアアア、如何して他人の手提げバッグを持ってる訳!」
 その悲鳴を聞いて二人は飲食店『ザイゲリア』のお客様用出入り口前まで走る。するとそこで二人が見たと思われる模様の手提げ鞄を持った五人を発見。
 えふ、ふぅう、わたしじゃ、ありますえん--やや引っ込み思案なのはエリート校に通う保健委員の蜜柑さん。
 え、私が、私の手提げ鞄が--日本語が上手な外国人の少女であるペンネームウマゴンさん。
 折角数多君と再会出来ると思ったのに--学園内では余りにも爆発して欲しいと願ってしまうような専門学校の学生である鈴城さん。
 今はバルバロッサを打倒する為にわざわざ平和ボケしたこの国に来たというのに--とまるでファンタジーの世界からやって来たと主張する外国人は自称セレン何とかと名乗る。
 折角もやし食べ放題を体験する所だったのにい--と不自然に乳を揺らすのはとある忍者学校に通う自称YOMIさん。
 それから二分後に被害に遭った白銀露世(しろがね ろぜ)さんがやって来るもどれが自分の鞄なのか区別がつかない。そもそも二人はこう考える。
「あの悲鳴は誰が発したんだろう?」
「うーん、茅野愛衣ボイスなのは確かだったけど……五人共それだから区別がつかない!」
「似た声の人は探せば見つかるとは聞くけど……五人全員が同じ声だと誰が発したのかわからない!」
「兎に角、中身さえ分かれば犯人がわかるわ!」
 ところが二人の考えとは逆に五人全員、被害者の白銀さんが見覚えある持ち物を持参していなかった。
「嘘でしょ。ねえ、君達は本当に探偵なのー!」
「ウムムム、今回の犯人はキッドかルパンか何かなのー!」
「本当は五人共代かもしれないよ!」
 ねえ、早くしましょうね……食べ放題が終わってしまわれますわ--鞄の中には白いハンカチと折り畳み式大剣、替えの帽子三着ともやし柄の財布を入れるYOMIさん。
 困りましたわね、これで大丈夫でしょう、かぁ--鞄の中にグランティードフィギュアとスパロボJのカセット、びーちでゅえらーずのディスク、そして一日分のお菓子を入れるウマゴンさん。
 あのですねぇ、ふゆぅ、これで、大丈夫でしょうかあ--鞄の中に一式揃えた医療用具にネイルアーティストの何かをぶっ刺した巨大折り畳み注射器に空の仮死用薬剤入れに誰かのプロマイド写真を入れる蜜柑さん。
 何も疚しい物などない--鞄の中に毒蜘蛛のマーカーをされたシミターと代えの着替えを一式入れるセレン何とかさん。
 あ、この子は違いますよ--鞄の中に謎の生物と代えの下着とそれから誰かのプロマイド写真を入れる鈴城さん。
「そうか、そうゆう事だったのね!」
「わかったの、犯人が!」
「ええ、そうよ。犯人はやっぱり五人の中に居るわ!」
「そ、そうなの。じゃあこの中の誰かが私の鞄を盗んだのね!」
「真犯人である正ヒロインの座から引き摺り下ろされたアリーシャ……忍者のYOMIさんしか居ないわ!」
「あらあ、この私を? 何の証拠がありまして?」
「それはもやしを食べる為にロゼの鞄を盗み、更には容疑者だとばれない為に謎の悲鳴を上げて同じような声の他の四人と一緒に偽装して逃げ果せようとしたのよ。中々やるわね、アリーシャと良く似た声の癖して!」
「ハアア、確かにもやしを食べたい程に生活に困りますけど……だからってそんな下賤な事を私はすると思ってるのですか」
「直ぐお金をばら撒く癖に良く舌が回るわね、この忍者」
「舌が回るも何も私はやっておりませんわ。第一何が盗まれたのか御存知ないのですわ」
「あ、そうだよね」
 市子ちゃんの推理は的を大きく外した模様。市子ちゃんは肝心の盗まれた物について詳細に尋ねなかった模様。
「あ、御免ね。盗まれたのは黒髪赤目をした毛髪店もびっくりの髪型をした男の人のプロマイド写真とそれから様々なコスプレ道具の写真シールをこれでもかってくらいに貼った四角くて細長い財布と他にはダビングしておいた希望篇だけを載せた裏表に何も描かれてないブルーレイディスクよ!」
「……まさかねえ。でもこれで正しいかな?」
「言いなさいよ。どうせ山田君の下手糞な推理なんて私くらいしか聞かないし!」
 山田君は若干苛立つ様子で犯人の可能性がある者を指差した。
「え、わ、私が、ですか!」
「はい、ウマゴンさん。僕は貴女が最も怪しいと思います」
「な、何が怪しいのですか?」
「持ち物ですよ。実は僕達で出すのではなく、各自出させるようにした為にわかり易いように確認する事が出来ませんでした。ところが市子ちゃんが推理ミスした後に白銀さんに中身を聞いた時に少しだけ光明が差したように感じました。この中で最も可能性があるとするならブルーレイディスクを持ったウマゴンさんしか居ないと思いまして!」
「う、ううう!」
「えっと……あった」市子ちゃんは戦艦大和のスタッフ並みに用意周到にも携帯ブルーレイレコーダーを持参していた。「これ本当にピクチャードラマ見れるでしょうねえ?」
「う、ウウウ……済みません、でしたあ」
 希望篇の映像が再生されると同時にウマゴンさんは自供を始める。証拠こそ不十分であり、ひょっとすると警察が駆け付けないと逃がしていたであろう場面で二人は犯人を言い当てる事に成功。動機はお菓子食べたいという俗な理由からだった。何とも欲望をコントロール出来ない犯人であるか!
「御免、市子ちゃん。僕はここでさよならするよ!」
「コラアアアア、私を置いて先に帰るんじゃないのおおおう!」
 こうして三日目は終わり、予想外の四日目へと移った……


 という訳で『迷探偵市子ちゃんの反抗期』をお届けしました。ううむ、ミステリーってのはやっぱり難しい。市子ちゃんは不真面目に事件やるけど、その不真面目を貫く為に事件の犯人をわかり易く提示するのは何とも難しい話だな。どれも突き詰めればツッコミ所は必ずあるのは認めるけど、今回の場合は少し無理矢理感を出し過ぎたな。本編でも説明される通りに犯人を示すには証拠が不十分だからな。だからこそ今回は今まで以上に力づくで行かせて貰ったな……うーん、ミステリーって難しいなあ。

 とまあこんな感じで今回はここまで。シンドバッドで思い出したけど……ミストラスめ、遂にフラグ回収しに来たな。次週で無事が確認されるかそれとも……何れにせよ、マギ本編では奴は故人扱いだからな!

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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