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一兆年の夜 第八十話 丸橋忠弥の誤算は起こるべくして起こった(四)

 午後十一時一分二十四秒。
 場所は第五南地区。合計百五十二束もの花。
 余りにも早い死を偲ぶように崖の上には備えられる。その手前にて五名は集まる。
「今回はざ計画をん進めない。たまにりはざ空気をん読まないとんいけない」
「その代わりにー俺達は宇佐美ウサ道の言葉を聞いて何か考察しないといけないーってな」
「菅原麺の話は明日にしようッケロ。今はウサ道がどんな生命で銀河連合に死なれるような生命ではない事を証明しないとッケロ」
「全くだよ。怒りで我を忘っれそうだ」
「……」
 五名は件の計画も今日始める筈だった議論も止めてウサ道に関する話を始める……がその前に一の分もの間黙祷。彼ら計画を立てる以前に一生命体。生命が死んだ生命を労わなくて何が計画なのか。そんな思いが彼らの中にある。それを済ませてから本題に入る。
「象は木に登るー」
「いやッケロ、無理ッケロ」
「今日は珍しくキリリンさんの言霊が冴っえませんね。余程早死にした生命に対して念がっない思いでしょうね」
 いやざ、キリリン殿はざ大変重い事をん口にり為さった--とザクロスは逆にその言葉の深さに感銘!
「それはー一体何処に感銘を受けたのですーってな?」
「一般的にはざ象はざ木にり登れない。何故ならざ木にり登るのにり適さない蹄、適さない大きさ。だがざ、それはざ真っ赤なざ真実でにはざない。何故ならざ象にりはざ技をん必要とんしないのとん同じようにり信じ迷われる説がざ存在する。それがざ象はざ鼻とんいう最大のん武をん以てあらゆる技をん熟せる。鼻をん用いればざ木登りもん楽にり成る。その証拠がざ最近ボルティーニ府でに発売されたマモリブラムス・アダルネス著のん『鼻で解決する象技術』。これにりはざ従来のん象力自慢がざ主流のん学説はざ全て覆され、象もんまた技術者でにあるが事をんここにり証明されたざり!」
「それはー新発見……って今はそんな話は明日にして下さい。ふざけ合う時ーではないでしょうーってな!」強引に話を戻すダツ比呂。「キリリン爺さんが言ってるのは確かに象の技自慢ですが、それ以上にー俺達は何時までも木の下で話し合う時期は終わりを迎えたのです。なのでこれからはー象の様に肥大化した肉体で困難な所を強靭な鼻で上に登る時期でしょうーってな!」
「そうだったなッケロ。何時までも菅原麺ばかりに拘ってる--」
 それはお前だっけだ、ケロッチャのおっさん--ウキ戸は余りに無関係な話を持ち出すケロッチャに怒鳴った!
「……」
「一段階かあざ。具体的にりはざ今話すべきなのはざ亡くなった宇佐美ウサ道にりついてだろうが。彼はざ最後までりわしの計画にり賛同した。その証拠にり確かざダツ比呂君のん所にり来た時にりそのようなざ話をん口にりしてましたなざ?」
「はいー、そしてー潜んでいた液状型はウサ道をーってな!」
「菅原麺食べてる場合じゃないッケロ!」
「銀河連合はこうして勢力を広っげて流れ星を用いずに静かにおいら達を全て喰っらう気だぞ!」
「五月蠅きは気付き、静かは気付かずー」
「それはざ少し頭にり何かざ閃きませんなざ」
「五月蠅きは対応、静寂は対応遅れるー」
(そうかー、そうゆう事ーだったんだなーってな!)
 何か納得したダツ比呂。これに対してダツ比呂に質問をぶつけるザクロス。
「それはーですね、銀河連合の狙いはー先生の予想通りにICイマジナリーセンチュリー三百年以降の大きな流れ星に依る一気阿世までに俺達を気付かぬ内にみんな銀河連合にするのが狙いなのですぞーってな!」
「そんなのんはざわかり切った事だざ。だからこそわしらは首都ボルティーニに赴き、ある計画をん遂行しようとんこうしてに五名集まった。それがざ……今はざまだ早い。彼もんそれをん期待したのんにり一のん月もんずっとん待ったがざ堪え切れずにりエピクロス島をん抜けて更にりはざここ辺境のんテオディダクトス大陸まざでに駆け寄って……そうゆう事だったのかざ!」
「まさかウサ道の死には何か銀河連合の狙っいがあるというのですか!」
「また菅原麺の話だったら承知しないからなッケロ!」
 それはー俺達の台詞だ、ケロッチャーってな--とやはりケロッチャは梯子を外されるようだ。
 何処でキリリンが銀河連合液状型の感染経路を知り、それに対してダツ比呂とザクロスは閃いたのか? 実は前にエピクロス島で起こった連続襲撃事件についての新たな新事実を三名は発見してしまった。その種をウサ道は自らの死を以て三名に解かせたのであった!
(そうーだ。ここテオディダクトス大陸はどちらのー都合にとっても偏らない気難しい大陸。故にずっとー銀河連合は進出するにも手古摺って来た。そこでー銀河連合が用いたのはエピクロス島にたくさんの液状型を住み付かせてからのテオディダクトス大陸を喰らう方法。あの一連の襲撃事件のー本当の狙いは銀河連合に感染した生命を大量に送る為の足段……だったら銀河連合がウサ道を簡単に乗っ取る事が出来たのは襲撃事件で学習したからかあ。何とー怒れる話だーってな!)
 この日の議論はウサ道の話に始まり、ウサ道の死を以て新事実に気付く。ここで結論に至った五名は明日にそれぞれ仕事を遅れてでもある事を市役所に向けて発信してゆくのである……

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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