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試作品 ドリーマーズアゲインよ、永遠に 手探りでお届けする駄作 (21/5)

 どうも阿呆の金髪豚がベルセルクさんにセクハラ発言をした件で叩かれてるのを知ってほくそ笑む自分darkvernuであります。
 早速それとは関係なく、真面目に取り組んでいきましょう。

 中に入るとやはり千年以上も放置され、雑草や木の根が生い茂る野球場。中には水堪りもあり、如何に人間が手を入れないだけでここまで建物が悪化するのかを物語る。その一方で二十一世紀に建造されたにも拘らず、未だに原形の留まる球場に感服する三人。一つ誰かの意見を借りるならここにガリアス・ゲドルの残すアドヴァンスドヒューマン用エーギル増幅器を隠す為に博士の息が掛かった者達が密かに清掃及び修理作業をし、維持したとも取れる。
 さて、エーギル増幅器はドーム下にある。其処へ通じる階段は別に隠し通路でも何でもない。従業員なら誰でも通れるように一般の鍵を使用し、無事に発電部屋へと誘われる。其処に着いた三人は会話を再開する。
「ところで『エーギル』って何だ?」
「北欧神話の神の名前ではない。アドヴァンスドヒューマン用の神秘エネルギーの総称。私達はこれを用いてこの宇宙では否定されたエーテルを使用する」
「エーテルか。確かアインシュタイン以前の物理学では宇宙はエーテルで満たされているとされていたな」
「だが、光は真っ直ぐ進む。その結果、エーテルは否定された」
「成程、つまりこの増幅器はこの宇宙では否定されたエーテルをもっと取り込む為のエーギルの増幅器と言う訳か……それがどうして寿命を縮めるのだ?」
「エーテルは否定されている物だ。それを無理に取り込めば……こう成る」
 突然、私望は上半身裸に成る。するとカズマの目に映るのはカメレオンの様に数秒毎に赤、青、緑と変化する皮膚。しかも私望の場合は臍周りから少しずつ広がるように映る。
 私望に釣られて上半身裸に成る宗光。彼の場合は両乳首を中心に数秒毎に黄、紫、灰と変化する。これも又、時間を追う毎に僅かではあるが広がり続ける。
 しかも只変色するだけではない。変色する部分から血が滲み出る。要するにエーテルを取り込む毎に血管が裂けて内出血を起こす。酷い時には皮膚を突き破る。寿命が縮むという理由には打ってつけの材料だった。これにはカズマも言葉を失う。
「俺達は宴を倒した後はもう人間には戻れない。もしも政府が残っていたら殺処分されるのがオチだろう」
「幸いな事に彼らは滅んだ。それは私達にとっては幸運でありますね」
「どちらにせよ俺達の未来は保障されない。それで構わない。何故なら俺達の目的は宴を倒して仲間達の無念を晴らす事だけだからな!」
「私の場合は最愛の妻と生後一歳の三つ子の娘達にあの世で報告する為ですよ」
 それぞれの動機は次の通り。
 宗光は元消防官で北海道の五稜郭周りにある消防署で勤務していた。だが、ある日五稜郭が謎の炎上を起こした。宗光を始めとする駆け付けた消防隊員八名は必死の消火及び救出作業を行う。その時、災いは突如として現れてたまたま五稜郭より外に居た宗光以外の七人を五稜郭の地ごと破壊。その光景を見た宗光は血の涙を流して絶叫。以後、彼は消防隊員を捨てて悪鬼羅刹と成る。しかも唯一の妹である睦海に悪魔と契約させるまでに。
 一方の私望は若手実業家として世界各地で活躍する。一方で家に帰る時間が少なくて悩む三児の親。妻と三人の子供を愛する父として空いた日を探ってそれを実現して五泊六日のヨーロッパ一周の家族旅行をする。その途中の南アイルランドにあるマイケル・コリンズ記念館を訪れた際に家族を記念館に置いたまま緊急の電話を外でやった。電話を終えた彼は不機嫌な状態で家族の元へ戻ろうとした時……記念館は謎の破壊が起こった。私望は絶望する。もしも電話に出なかったら自分も破壊に巻き込まれたのだと。もう一つはどうして家族を守れなかったという自責の念……例え非力でも家族を庇えていたならどれ程、彼らへの罪滅ぼしが出来たのか。その旅行を最後に実業家を引退し、西園寺公望の子孫という肩書を利用してプロジェクトに参加してゆく。
 それを聞いたカズマの印象は次の通り。
「俺だって家族や仲間が目の前で死んだら同様の事を考えて仕方ないさ。こんなの許せる訳がない。それだけじゃなく、みんなの記憶から彼らの存在を破壊する……今でも俺の中に彼らの姿ははっきりと映る。なのに他のみんなは彼らの姿を捉える事も出来ない。許せる筈がないだろうが!」
「その通りだ。だからこそ俺達は宴を倒す。それがあいつらの存在を復元する訳でもない。俺達の気が収まらないのだよ!」
「吐露の時間に費やしたいが、そうもいかない。何時、宴が来るかわからない状況だからね。そろそろ始めよう」
 それから一時間二十七分後……装置に繋がった二人のアドヴァンスドヒューマンは膨大なエーギルを注ぎ込まれて遂に全身を緑肌へと変貌させた!
「まるでマーベルに出て来る怪人ハルクじゃないか!」
 それがカズマの感想である。
「力が漲る……益々俺は外道に落ちる気分だ!」
「全能感に溺れるな、宗光。これだけの力を得ても宴は遥か先を行く。例え七人揃わなくとも私達は力を合わせて奴を打倒しなくてはいけないのだ!」
「知ってるよ。けれども俺はあんたみたいに人間は出来ちゃいない……いや、復讐を誓ったあの時から既に獣へと落ちぶれたのさ!」
「それでも獣は狙った獲物を求めるまでは冷静に心を研ぎ澄ませ。私も一緒に心を研ぎ澄ます努力を始める」
 二人がそれぞれの反応をするのを見てカズマはこう思った。どれだけ変わろうともペルソナの下は只の人間だと思い、安心した、と。


 という訳で『ドリーマーズアゲインよ、永遠に』のエーギル増幅器に関するお話でした。緑色へと変われば『アズナーの戦士』でお馴染みのアドヴァンスドヒューマンだな。何処まで行こうとも広義のアドヴァンスドヒューマンに成るんだよな。そうゆう意味では自分は他作品との差別化が下手なんだな、これが。

 という訳で今回はここまで。さあ、まだまだやるぞ。クライマックスまで突っ走らないとなあ。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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