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一兆年の夜 第五十四話 再誕の火 男女は運命に導かれて(一)

 ICイマジナリーセンチュリー百七十一年一月三十一日午後四時十五分二十八秒。

 場所は古式神武首都タイガーフェスティ県中央地区古式神武聖堂。
 その中で立方体にして成人体型二千の狭い天同水真みまの間にして会議室の代わりも担う。そこで斬弥は真正神武最後の最高官である七弓を連れて来て会議を開く。
 本来、中央官邸が存在していた。だが、平和な時代が長く続いたせいで首都は徐々に平和的な活用を試みる。その為、中央官邸は現在では真鍋傭兵団古式神武支部として活用される事に成った。それの意味する所は何か? それは中央の文民化を促してゆき、次第に軍者の数も減っていった。要するに今の国は傭兵団頼りと化していて、軍はまともに機能しなく成った。依って従来なら中央官邸という政府専用の施設でやる所を余った間でやるという何ともし難い状態へと転がった。
 原因は平和が進行して本来あるべき全生命体の穢れ無き心の再来が齎したのか? それとも時代の流れなのか? 誰にもわからない。
 そんな経緯よりも先にやるべきは会議の内容だろう。
「はあ!」
「これは決定じゃアアス。今更方針は変えられなイイス」
 齢二十一にして一日目に成る神武人族の青年にして象徴を務める天同斬弥は平和に呆けた首脳陣の対応に難色を示す。
「わかってるのですか、タイガーバランダス! 予定調和をしてる場合じゃないんだって。今だって多くの生命が銀河連合に依って生きとし生きる命を食われてるんだよ。こんな時に予定通り軍の縮小は余りにも楽観的過ぎます」
「楽観的じゃないとか楽観的とかそうゆう問題じゃなイイス。一度決められた方針を変えたらよくない事はわかりますかアアス」
 齢四十にして七の月と二十八日目に成るルケラオス虎族の老年タイガーバランダス・佐々木は頑固極まりない。
「それじゃあ首都の名前にも成ったタイガーバランダスの先祖タイガーフェスティが怒鳴り散らすぞ!」
「わしだって苦労してるんじゃよオオス。でもなアアス、斬弥様アアス。どうして前もって相談しなかったのですかアアス?」
 ウグ--斬弥は言葉を失う。
(俺が稽古ばっかり考えていたせいでほとんどをみんなに任せっきりだったせいで。何も言えないな、そりゃあ)
「全く呆れるよ」とそこで齢二十七にして二十七日目に成る神武人族の女性天同七弓が口を挟む。「そうやってこの子のまかせっきりな部分だけを取り上げてさも自分達の主張が正しいと押し通して」
「いいや、正しいんだよ」反論するのは齢四十一にして十一の月と二十八日目に成るキュプロ栗鼠族の老年。「今まで任せっきりだったのにここに来て口出しするんのは少々勝手が過ぎますん」
「それは御免。俺は全然そうゆう事がわからないまま育ったんだ。親父だって俺に何も言ってくれずに」
「太山様は最後まで甘やかし過ぎましたねエエス、そうゆう部分ではアアス」
「言うんな、タイバラ」尚、老年ドリスデン・メデリエーコフは愛称呼びするタイガーバランダスより前の最高官。「俺も平和に流された首脳陣をどうにかしようんとしたけど、結局どうするん事も出来んかった。まあ俺も力が足りなかったせいだけどな」
「ああ言えばこう言ちゅ」そう口にするのは齢三十七にして十の月と二十九日目に成るタゴラス鼠族の老年にして一民主派であるサムドン・チューバッハ。「でもね。国民の声を無視しては私達首脳陣は銀河連合と同じく勝手気ままに成りまちゅ」
「その国民が今っち、銀河連合に対して再び怒りを覚え始めたんだぞっち!」齢二十四にして二の月と四日目に成る応神鼬族にして一戦闘派のタケナカノイタトリノは叫ぶ。「何で先祖返りしてまで戦いから逃げようとするっち!」
「戦いは穢れてまちゅ! その声は今でも国民の心の、いえ精神の叫びでチュ!」
「そうだそうーだ!」
「何で戦わなくちゃいけないーイんだ」
「もうたたかうのはこころがくるしいんだ、けんこうてきではない!」
 国民だけではなく、多くの首脳陣の意見は常にそれで占められる。既に全生命体は厭戦気分で満たされる。
(みんな戦いたくないって。そんなの俺にはわからない。どうして戦いから逃げようとするんだ! 政治はどうしてそこまで戦いから遠ざけて傭兵団にばかり任せようとするか! 真鍋傭兵団だけでは対処しきれない問題なんだぞ。真正神武が喰われたというのにどうしてみんなして!)
 斬弥は押しが今一つであったのか、常に何かと言い包められる。そんな情けない姿を見た七弓は中央に立ってこう主張する。
「全く情けないね! そんな姿を見たら先に想念の海に旅立った多くの英霊たちはどう思うかな? きっと望みを失うでしょうね」
「部外者は引っ込みなちゃい!」
「部外者じゃないよ! もう彼らに痛過ぎるほど痛め付けられたされた真正神武最高官の天同七弓その者だからね!」
「それでも貴女様は部外者でちゅ! そうやって痛い目見た側に立って我々古式神武のやり方に口を挟むのは民主的ではありまちぇん!」
「民主的……じゃああたいがその国民に訴える事が出来れば少しは心動かせるの!」
「待て、七弓! あんまり前に出るな、銀河連合がまだ蠢いてるぞ!」
「それは出来ない相談でちゅ……」と断りの言葉と同時にサムドンは次のように誰かに尋ねる。「他の者の意見はどうでちゅかな?」
「私かっち。私は民主派じゃないっち」
「わしは貴重な真正神武の生き残りである七弓様に無茶を刺せる訳にはゆかンンス」
「俺も同じだ。七弓様は真正神武側の貴重な仙者で在らせられるんお方。そんなの許可するん訳がない!」
「俺模同じだ」
「私もですね」
「そうですそうです」
 ほぼ全会一致で彼女が外に出る事は了承されなかった。だが、彼女の大胆な行動に感化された生命が一名。
(だと思ったさ。だから言わんこっちゃない。でも俺は如何だ? 俺は直ぐ引っ込んでしまう。そんなの……一名前の雄として相応しくない!)
 斬弥も又、七弓の傍に立った!
「みんなが反対しても俺は七弓の味方だ。こんな時に雌を前に出すなんて雄らしくない! 格好良くない! だからこそ俺は」斬弥は一瞬だけ両眼を瞑った後、最大限まで広げた状態でこう訴えた。「俺は七弓の願いを叶える為にお前らの意見を無視して彼女を国民の前に立たせる!」
「何だってエエス!」
「それは出来かろう相談であられます、斬弥様!」
「象徴は政府の方針に口を出さないというん決まりを視ないつもりですんか」
 誰もが斬弥の口出しに異議を唱える。だが、当の斬弥はこう断言した!
「確か機能が全くしない場合は自ら前に出てやるのが古式神武のやり方じゃないのか! こんなにまで成ってまだ慣例に縛られるのか、お前達は!」
 それから首脳陣の意見を視ないように斬弥は押し通してゆく。緊急時の己の役割や真鍋傭兵団との連携の強化。それから喰われてしまった真正神武への奪還作戦等々……だが、どれも斬弥がその場で思い付いた物。依って皆が皆、難色を示した。それでも斬弥としては少しは首脳陣の心を動かせたと感触を示した。
(行き会ったりばったりな現状ではある。俺だってこれが無茶苦茶なのは重々承知さ。それでも今の状態を少しでも前進させる為には無茶苦茶でないと良くないさ。良くないさ)
「よおくわかりましたアアス。ですがアアス、斬弥様アアス」
「ああ、反論が来る事は十分知ってる」
「ならばわかるでしょウウス。今のままではそれら無茶苦茶な意見は承諾しかねまアアス」
 だと思った--と肩を崩す斬弥。
「ですがアアス、七弓様が国民に直接声を掛ける事については考えが変わりましたアアス」
「本当か、タイガーバランダス!」
「えエエス、みんなの意見は全会一致でエエス」全員の眼を見回りながらタイガーバランダスは次のような事を口にする。「七弓様のお守りは是非とも斬弥様自らやって下さイイス。勿論、我々は誰一名として政務を全うしまアアス」
 は--尚、斬弥の籤引きは余り宜しい物ではない。

一兆年の夜 第五十四話 再誕の火 男女は運命に導かれて(序)

 さて、斬弥きるみ七弓なゆみは再会した。二名はそれぞれの約束を忘れずにお互いを確かめ合った。確かめ合ったと言っても別に恥ずかしい事じゃない。只のお喋りでもあるのさ。そんなお喋りではあるけど、一応重要な事柄も伝えてくれた。真正神武は確かに仁徳島から六影県まで銀河連合の支配下に置かれた。但し、大陸藤原までは至ってない。いや、確認しようもない事ではあるが七弓は死者からの情報を基に古式神武首脳陣に伝えた。
 それに依ると七弓の先祖十刀ととうの兄十刃とばの治世下で大陸藤原の先を開拓した軍団の生き残りから判明した事実ではあるが、あの大陸にはまだ銀河連合でも御し切れない土地があるとの事。其処にこそ新たな秘境があるとの噂が絶えない。故にそこまで至ってないと真正神武首脳陣は判断した。
 だが、秘境があるとの噂程度では銀河連合が何時までも手古摺ってる筈もない。何れは神秘性さえ乗っ取られて銀河連合独自の御都合主義で支配されるのも目に見える。かつての極冠の地のように多くの軍者達を苦しめたあのご都合主義が向こうでも起こらない保証はない。
 それでもかつては全生命体が共有する大地。先に食われてしまった六影県から仁徳島も含めて奪還しなくてはいけない。だが、真正神武を我が物にした銀河連合はここぞとばかりに近くにあるタイガーフェスティ県まで触手を伸ばす。その進行速度は平和に呆けてしまった古式神武首脳陣の腰の重い対応を慌てふためかせるに十分。斬弥ら強硬派の一団は今の制度上自分達の声が届かない所にも嘆くばかり。
 今回の真正神武最後の最高官であった七弓の亡命を受けて流石に腰の重い首脳陣もそろそろ機敏に成るのではないかとの期待があった。今にもタイガーフェスティ県内部で真正神武からやって来た銀河連合に依って多くの生命が命を落としてる現状を知れば幾ら力の行使に躊躇する首脳陣も腰を軽くするのではないかとの期待があった。彼らの死を重く受け止める事が出来る全生命体ならば。
 そんな願いは……やはり優し過ぎる性根から来る精神を軽く見たせいで無残にも打ち砕かれるとは!

謝罪しかない。

 ええ、どうも……クソ野郎もdarkvernuです。やっと雑文に入ります。

 定例記者会見。それは毎年恒例の謝罪祭り。不謹慎ではあるが、謝罪する以外に脳がない人間及び謝罪する事で事態の収拾を図りたい物が良くやる手だ。無論私だって謝罪の為に定例記者会見に臨む。
「ええ、此度はカスタネットでパチパチした事についてはつい快感を覚えて辞めたくても止められなくなりましてね。何と言いましょうか。まあ先に謝っておきます。御迷惑をおかけしました。私のせいで多くのカスタネットパチパチ愛好家に迷惑を掛けてしまい深くそして何度も申し訳ないと謝っておきます。再発防止の為には今後はパチパチではなくパチ、パチで行きたいと思います」
「全然謝罪に成ってないぞ!」
「つーか『パチパチ』と『パチ、パチ』何て違いがわからねえんだよ!」
「逃げるな禿げ!」
「ただものとおかもとを出せ!」
「近所のスーパーに先に謝罪しろ!」
 途中関係のない話題が飛び込んできたが、無視して質問コーナーに入る私。
「ところで何か質問はありませんか?」
「はい」
「あ、どうぞ」
「牙ではなく亀に改名する気持ちは?」
「それは何の話ですか?」
 話の続きはない。唐突に投げ出す事を決意。


 全く面白くない雑文を書き殴って申し訳ない。これは謝罪会見を自分なりに再現したショートストーリー。言ってしまえば自分が悪いんですよ。自分がちゃんと物書きしないからこんな事に成った。全ては自分が悪い。何が悪いかって? ここまで掛かってようやく雑文を出した事に対する自分にな。自分は勝手過ぎる。馬鹿野郎過ぎる。そんな馬鹿野郎でも真面目に取り組む事だけはやらなくちゃいけない。期日は守らなくちゃいけない。今回それがない。依って糾弾されても仕方のない事をやった。まだまだ謝罪したいが、グダつくのは却ってストレスを溜めるので謝罪はここまでで終わりにしたいと思う。

 では第五十三話の解説でもしましょう。まあ当初の予定を大幅に変えて連載再開した一兆年の夜。その為に色々と何かおかしいだろう、っていう部分は大いにある。それは十分過ぎる程わかる。けれども一々振り返っても時間が足らない。その暇があるなら書いてかつてのノリを取り戻せば良いと判断した。故に今回の話はほぼ付け焼刃に等しく、かつての出来には程遠いと自分でも痛感する限りさ。それでも書かなくちゃあ益々遠のいてしまう以上はやるしか道はない。そんな再開さ。
 本編の解説を簡単にしておくと七弓を中心に逃亡劇をし、中盤に入って古式神武の文化の一つを紹介し、最後に今回の中篇の主人公である斬弥を登場させたんだよ。当初は多分、真正神武が崩壊してゆく様を描いて次の話で七弓と斬弥を合わせるプロットだったけどまあ……予定通りにはいかん。過去の話なんか幾らでも変化する。やっぱ久しぶりだと感覚を思い出すまで大変だし……という感じだ。済まんな、色々と。
 という訳で第五十三話の解説を終える。

 さあ、恒例の次回予告と行きますぞ。

 
 
 予定日一月三十日~二月四日    第五十四話 再誕の火 男女は運命に導かれて 作成日間
     二月六日~十一日     第五十五話 再誕の火 火は日を呼び寄せる  作成日間
      十三日~十八日     第五十六話 再誕の火 再誕の灯火      作成日間
      二十日~二十五日    第五十七話 狐と狸の化かし合い       作成日間

 まあこんな感じでドゥンドゥンやっていくぜ。

 さて、今週の鉄血……二週連続でハートブレイクさせて来るなんて予想出来るか! そういやビスケットが死んだのは大体この時期だったな。まさかラフタがパンパンパン(殺戮的な意味で)されるなんて誰だってアジーさんみたいに絶叫するよ。そしてジャスレイ……ガチムチがお前を処刑しに来るぞ、来週。カルタはまだ許せた。一応あっちは任務遂行の為にそうならざる負えんかったし。だが、ジャスレイは本当にわかってなさすぎだろう。幾ら下克上とかやりたくてもあの鉄華団だぞ。兄貴の言いつけでブレーキしてる内は加減が利いていた。だが、無関係と成ったラフタを始末した事は流石にブレーキを外して下さいと言わんばかりだぞ。そんな状態で更にはマクギリスへの根回しが完了した状態はな……お前があの世に逝く番だぞ。あいつらを甘く見ちゃいかんぜ。
 ってな訳で今日はここまで。まだまだ土曜の仕事は残ってるから急いでやらんとなあ。

一兆年の夜 第五十三話 再誕の火 真正神武最後の最高官(再)

 午前九時二十八分十二秒。
 残り一回。七弓は苦戦していた。蝸牛型と混合土竜型を一刀に斬り伏せる事が出来てもそれ以降に成るとまるで己を盾にして惹きつけられる間に背後から襲われる事が度々あった。しかも己を盾にするモノは何故か七弓の動きを理解してきめ細かく辺りを逸らしてゆく。そのせいで七弓はここに来て傷を一つや二つ増やしてゆく。息遣いも荒い。彼女は演武の一つである剛胆の舞を全て駆使して銀河連合に対処した為に思った以上に体力を消費していた。
「はあはあ、まさか真正神武を喰らったあいつらと同じなの?」
 七弓は幾つかに気付く。自分の動きが読まれるのは既に動きを経験してる事。
「それから剛胆の舞に頼り切ったあたいへの攻略法も承知だね」
 元々剛胆の舞は演武の一つであり、それだけでは結局は一つの型に集約される。集約されるという事は自ずと対策も採られる。
「後は……これは言い訳だよね」
 七弓の肉体がまだ本調子ではない事。肌の荒れは結局の所、肉体の荒れにも繋がる。それでも七弓は本調子じゃない肉体のせいには出来ない。どんな調子でも今以上の力を出す事を念頭に置く七弓にとっては言い訳など出来る訳がない。
 それらを総合しても七弓にとって利がない事は避けられない。それでも七弓は全生命体の希望として呼吸を整えてゆく。歴代で極僅かしか再現出来なかった『仙者の舞』で少しでも形成有利に持ち込みたいが為に。例えそれが食い下がりでしかないと知っても。
 だが、銀河連合が呼吸を整える時間を与えるとは思えない。その通り--一斉に飛び込んで来た!
 と、その時だった! 飛び込んだ全ての銀河連合の身体に物部刃が突き刺さり、七弓に避難する時間を与えてくれた!
「これは……遅いわよ、ゴンデルゾ!」
 間に合っいましたね--ゴンデルゾは一小隊を率いて馳せ参じた!
「ところで兄さん」
「何だい」齢二十八にして五の月と十八日目に成る神武猿族のミチナカノゴンデレザが質問する前にこう答える。「あの方が真正神武最後の最高官で在っらせられる事は既に承知だ」
「でっすよね。じゃあお助っけに行っきますかあああ!」
「そうっゆう事だ。第二射準備良っいかあああ!」
 放てねえええええ--決まりの良くない鴨族特有の訛りと共に第二射は放たれる!
 増援として地上に顔を出した銀河連合十八体中八体に命中、内七体が活動を停止。
「凄いね。これなら--」
「余所見っしては良っくないです、七弓様ああ!」
 え--余所見とは即ち、七弓の足下から蛇型に等しい何かが足を絡めて彼女を地中に引き摺りこんでゆく!
「これしきのおお」自らの左足を傷付けないように突きを敢行する七弓だが……「え?」何とその蛇型の皮膚は鉄のように固く、後一回しか切れ味が期待出来ない雄略包丁の先端を折る程の物だった。「本当じゃないよね? 本当じゃないよね?」
 幾ら真っ直ぐじゃない突きでもたったの一回で先端が欠けるほど頑丈な皮膚に七弓は考えが追い付かない。そのまま腰まで引き摺りこまれ、更には胸元。そして右手まで差し掛かった時--七弓は上空を見上げた!
「約束を果たす時だ!」齢二十一に成ったばかりの神武人族の青年は左手で埋まりそうに成った七弓の左手を強く握ると……「銀河連合何かに引き摺りこまれてたまるかああ!」同じく落下して来た齢十九にして十一日目に成るルギアスカンガルー族の少年に自らの右手を両手でしっかり掴まりながら勢い良く彼女を引っ張り上げる。「しっかり気合を入れるんだ、マルウウウタアアア!」
 幾ら蛇型の力が強くてもちょうど滑車で人族とカンガルー族の共同作業に依って編み出された力は引き摺りこむ力を上回った--七弓と蛇型は成人体型三以上宙を浮く!
「無茶苦茶だよ、君イイ!」
「無茶苦茶で良いんだよおお!」青年は左腰に差していた古式神武包丁を抜くと蛇型の天辺から顎の下まで綺麗に切断して見せた。「約束を果たす為だ、七弓」
 それから素早く鞘に納めると地上に落ちそうに成る七弓を両手で抱えながら俯せた状態で顎と両膝を地面にぶつける青年。溜息を吐く七弓。
(恥ずかしいなあ。格好付けたつもりが、ここに来てこんなんじゃあ)
「斬弥様、それで十分格好ハ付イテますよ」
「そうよ、斬弥。き、る……まさか君が?」
「そうだよ、七弓。俺が天同斬弥だ。どうだい、俺って格好良いだろ?」
 そうね、多分--一瞬だけ七弓の肌が綺麗に纏まる瞬間がここに。
「今、彼女ガ」
「あ、ああ。まあ今は肌を覆ってくれ。君はまだ悲しみから脱け出せてないからね」
「気を遣うのね、有難う」
「別に俺はそこまで器用じゃねえ」
 そうして再会した二名。だが、古式神武が安心出来た訳ではない。真正神武の次は古式神武が狙われる番。七弓だけじゃなく、既に斬弥もそれについては覚悟を済ませた後だった。
(そろそろここも覚悟を決めないとな。何時までも今のままでは折角未来を輝かしい物にした母さんの思いが踏まれてしまう。そうさせない為にも俺は七弓を絶対に、絶対に!)
 そして始まる二名の仙者に依る物語。果たしてそこには何があるのか? まだ誰にもわからない……

 ICイマジナリーセンチュリー百七十一年一月三十日午前十時零分零秒。

 第五十三話 再誕の火 真正神武最後の最高官 完

 第五十四話 再誕の火 男女は運命に導かれて に続く……

一兆年の夜 第五十三話 再誕の火 真正神武最後の最高官(七)

 ICイマジナリーセンチュリー百七十一年一月三十日午前八時十八分五十二秒。

 場所は古式神武中央地区。
 その中で真ん中より五番目に小さな建物にて七弓は待つ。彼女は真正神武で貴重な生き残りとして、そして雌として肌を整える為にある美容集団を待っていた。
「遅いわね」
 さて、七弓は一人で呟くのではない。付き添い者として神武猿族のミチナカノゴンデルゾも居る。彼は真っ先に七弓である事に気付いた生命として彼女の会話相手を務める。
「それはそうっでしょう。美容集団と言っても各種族に依って美の観点は大っきく異っなります。猿族で美に良っいとさっれる技術も人族に適用っすると却って美っしくない肌質に成る場合が歴史上何度もおあっりでしたから」
「だよね。でも別にそこまで綺麗にする必要はないのよ」
「前に言った事と矛と盾がぶっつかる気がっしますが?」
「一々生命の言った事を見定めないでって」
 七弓だけではない。どの世界でも雌は確固とした言葉を出さない。気分次第で幾らでも言いたい事を変化させる。その癖して細かい事にはきっちりする為に一種の混乱状態の現れを雌は有する。だからといっても全ての雌がそれに当て嵌まると断言して良い物ではない。たまたま七弓の性質が一般的な雌のそれと当て嵌まったが為にこんな長ったらしい説明が要される事と成った。
「ところで」
「何か気が付っきますか?」
 七弓は仙者特有の優れた共感覚を以って外の様子に異変がある事に気付く。七弓はゴンデルゾに近寄ると直ぐ様彼が左腰に差している雄略包丁を取り出す。
「な、何っするんっですか! 言っわれればお貸っししますのに!」
「他に物は背負ってるのか?」
「勿論、望遠刀も約百本もの物部刃もこの部屋に置っいてあります」
 後で来てくれ、銀河連合の気配よ--と七弓は美容集団を待たずして窓から外へ出た!
「高さは凡そ成人体型五以上あっるのに!」
 流石は仙者だとゴンデルゾは七弓の身体能力に息巻いた!

 午前九時一分二十八秒
 七弓の感じた通り、地面から頭を出す銀河連合の人型、蝸牛型、そして蛇型が次々と一般生命に襲い掛かり、既に雌雄五名ほど喰われた。
「うわああーああ、逃げろーおお!」
「まさか六影県と近かろうからって!」
「良いから逃げるね! 僕達は空の種族だから今の内ならね」
 だが、陸に顔を出す中には地中で動いても上手く羽を仕舞える銀河連合も居た。その混合型は普段は土竜型のように地中を移動するも地上に顔を出すとすかさずしまった羽を広げて飛翔。最大高度も低く、滞空時間も短い。しかし、中途半端に飛ぶ生命ならば喰らい付くのも問題なかった。彼らは空を飛んで逃げる空の種族の者達を次々と地上に叩き落としてから生死なせの如く喰らった!
 その様子を見た七弓は怒りを爆発させ、雄略包丁を抜く!
「お前達は真正神武だけでは飽き足らず、古式神武まで喰らう気かあああ!」
 抜いて三の秒より後に蝸牛型の一体を縦一文字に両断! 後二回。
「あの方は!」
「羽織った物が開けてから気付いたね」
「わかっちゅ! 肌はまだお荒れですが、紛れもなちゅ七弓様だ!」
 七弓はもう隠しきれなかった。いや、こんな状況下で自らを隠すのは罪深い。それならばあるがままに姿を見せて助ける方がどれだけの生命の命を救えるのか! 今はそれしか考える事が出来ない程に七弓は怒りで満たされていた!
「真正神武のみんなだけじゃない。古式神武に暮らす彼らだって同じように必死だぞ! 今日明日、明後日……お前達のように欲望のままに生きるんじゃない。それでも喰らうというならあたいは……あたいはもう姿を曝け出すしかないじゃないか!」
 七弓は十五体以上に膨らんだ銀河連合の布陣に向かって大地を強く踏んで駆ける!

一兆年の夜 第五十三話 再誕の火 真正神武最後の最高官(六)

 午前十一時八分三十二秒。
 七弓と猿族の中年は生命気のない路地裏にて会話する。話をするとどうやらその中年は七弓こそ神聖神武最後の最高官ではないかと踏む。だが、七弓は自らの素性を何とか言い逃れしようとする。
「それは気のせいだよ、ゴンデルゾさん」
「その言い方は散々『斬弥きるみ』様から聞っかされてます。何故己の素性を隠っしますか。それでは銀河連合の腹が立っつ行為とどう変っわられようか」
「何、『斬弥』だって! あの子はあたいの事を」元来全生命体は隠し事が苦手であった。「いや、誰なんだその偉そうなのは?」
「有無、さっき元が出ってましたが……まあ良っいでしょう。兎に角、七弓様。真正神武の生っき残っりで重要な方である以上は是非とも斬弥様にお会っい為っさってください。あの方は七弓様が居っない事を受っけて日毎に喉を通っすのも苦労為っさってますので」
 これでも会え、と--七弓は肌の荒れ具合をゴンデルゾと呼ばれる中年に見せる。
「そのお顔は!」
「驚くのも無理ないよ。あたいはまだ会わせる顔がない。こんな肌をあの子に見せられない。だからミチナカノゴンデルゾ。暫くこの事は黙ってくれるか?」
「幾ら自分が黙っても噂は広っまりますよ」
 それでもだ--七弓は羽織物で両掌を覆いながらゴンデルゾの前両足を包み込む。
「優っしさが十分伝っわります、七弓様」
「敬語は止めろ。第一あたいはこの国じゃあ只の一般生命さ」
「それが何だと言っいますか! 父方を辿っれば立派に先代の天同豪に辿っり着っきますぞ!」
 全くああ言えばこう言う--と言った後、溜息を吐く七弓。
 それでも七弓の意志は固く、どう頑張ってもゴンデルゾの力では七弓を説得する事は出来ない。
「駄目だと言ったら駄目なの!」
「こんなに頭を下っげているのにそこまで意固地に!」
「雌の気持ちを考えてくれる? 雌は肌が大事なのよ」
「雄はどんな姿でも認っめる物っです」
 だから雄の気持ちじゃなくて雌の気持ちで言ってよね--という風に銃後の分という短い時間の中では七弓の説得へと至らなかった。
 時間も迫る上に七弓の遺志は一日経とうとも揺らぐ事がないとわかったゴンデルゾは情けない背中を見せながら中央地区へと戻ってゆくのだった--後にその姿を見て罪深く思ったと七弓は述懐する。

 午後零時三十八分十一秒。
 古式神武の定めた方針に依ると大道芸の始まりは午前六時以降何時だって始められる。終了時刻は決まって午後五時と成る。それは過剰労働に依って多くの生命を過労死したという天同八弥の失敗談を参考にして古式神武でも大道芸は無理のない時間に終わらせるよう芸を始める全ての生命に伝える。
 さて、そんな前置きを付け加えたのは一重に大道芸の休憩時間は何時頃なのかを説明する為である。休憩時間は決まって正午。しかも一の時しっかり摂る事を進められる。更には食事にも方針があり、それは栄養均衡を整えた食事内容でないと芸に支障をきたすという物。だが、芸にやって来た生命達の中には食事代すらない者も居る。そんな彼らを支援する為に古式神武では食料班が訪れ、彼らに配られる。
 そう、配るのは四名。少ない数ではあるが、大道芸にやって来る全生命の昼食を渡す分には問題はない。問題があるとしたら配られるべき者の中に天同家と繋がりのある生命が居る事。幾ら真正神武の事を知らない若き軍者が居ても熟練軍者は訳が異なる。その中でも齢三十八にして八の月と十五日目に成るセネカコヨーテ族のコヨー・テランダはその物の素顔を見て大変驚く。
「コヨ貴女様は誰かに似てるーテ。コヨでーテ、コヨでも肌が--」
「肌の事言うな、そこの珍しい種族の君!」
「コヨ? コヨえっとーテ。コヨ貴女様は名前を何とおっしゃいますかーテ」
「名前? あれ、そんな登録基準あったの?」
「コヨ教えてくださいーテ。コヨ貴女様の名前をーテ」
 全ての生命体は正直である。なので彼女は白状してしまった。

一兆年の夜 第五十三話 再誕の火 真正神武最後の最高官(五)

 午前十時一分八秒。
 場所は変わらず。
 七弓が披露するのは彼女の先祖であり、真正神武を起こすきっかけにも成った天同星央が得意とする『剛胆の舞』を披露。それは星央に依ってより確固たる動きへと昇華し、星央の第一子星季、第三子美世に依って体系化されて三つの分類に変化。剛胆でありながらも星央の動きを忠実に再現した『剛胆の舞・央』。常に全面より向かってゆき銀河連合による攻撃を全て受け流しながら返すという基本中の基本。
 二つ目は剛胆でありながらも若干疾風の舞に近い動きで更には星央の第一子星季の動きを忠実に再現した『剛胆の舞・季』。三名の子供の中で唯一仙者ではない星季が辿り着いた動きでこちらは戦況に合わせて狙う相手を選び、正面から撃破するという物。一見すると疾風の舞に近いが、やはりこれも剛胆の舞。戦況に合わせて選ぶ為に体力の消費は激しい物の銀河連合からの攻撃に対しては何時如何なる時でも先手無しを心掛ける。故に激しい動きをしながらも防御を重視する姿勢は変わらず、尚且つ正面から対峙する事を忘れない玄者くろもの向けの動き。
 最後は剛胆でありながらも通常の剛胆以上に静かな動きをして反撃時には爆発するように各個撃破を得意とする『剛胆の舞・美』。こちらは星央の第三子美世が得意とする仙者の呼吸法を知る者しか出来ない動きで尚且つ剛胆の舞・季以上に体力の消費が激しい為に真正神武の歴代最高官は仙者以外の使用を認めない。なので七弓はこれの使用を許される。だが、こちらの動きは普段が静かであって攻撃する時に力を解放する為に実戦で使用するには余りにも難易度が高く、真正神武に居た歴代の最高官でも実戦で使用したのは名前の元に成った美世只一名のみ。それくらいに実戦では多用されない動き。それだけに真正神武で毎年行われた様々な行事に於いてのみ美世以外の他の最高官(主に元々体の弱かった初代最高官輝星以外は採点でのみ披露してきた。
 さて、長々と説明は済ませた。つまり七弓は剛胆の舞に於ける三つ全てを古式神武国民及び新天神武から来た生命又は喰われた真正神武の生き残り達に余す所なく披露したのであった。
「凄い、人族なのはわかるけど……俺様はこの芸者の信者に成りそうだ」
「凄いっけ。とってもなく剛胆の舞っち」
「これーは、まさーか。で、でーもそれはなーい筈」
「スゴイデスネ。マサカクワレテシマッタトキクシンセイジンムサイコウカンガツカエルトイウミッツノゴウタンノマイヲヒロウシテシマウトハ」
「どうゆう事だいーい? 特にーい美世様の使用されたーア動きは例え人族でも使用は認められないーイ筈」
 何かに気付く生命も居る模様。それでも感嘆の声がそれを掻き消す。
「どうです。あたいが見せた剛胆の舞。これは天同家に伝わりし三つの舞の内の一つである剛胆の舞。それらは星季様、美世様に依って三つに分かれました。一つ目が本来の剛胆の舞で在らせられます星央様の名前に因んだ『剛胆の舞・央』。基本的な動きを忘れず、先手無しを忠実に守られております。
 二つ目が星季様が八弥様に敬意を称して動きに取り入れた『剛胆の舞・季』。こちらは当てると離れるを併せ持つ実戦向けの動き。普段、銀河連合と対峙する時はこちらの動きが目に付くと思われます。
 最後に美世様が使用する余りにも体力の消費が激しくて秘伝すら仙者の中でしか伝わらないと謳われる『剛胆の舞・美』。名前の通り美しい動きでありますが、実戦で使用為さったのは美世様只一名だけで他の仙者は行事でしか披露しないと伝わる幻の動き。故にここでお披露目するのはあたい自身が亡き七弓様の姿を見ては自分なりに改良を加えて今日実現する事が果たせたんだよ」
 と七弓は自らの素性を隠して説明した。これに対して周囲の生命はこう囁くのであった。
「そうだね。見て実践して実現したなら本当ね」
「馬か鹿かで納得なさるのではなかろう。特に美世様の動きは見ように実現出来よう代物じゃないでろう」
「というううか喋り方が何処かで聞いた事あああありそうな」
「確かにだ、七弓様の母上でいらっしゃる弓葉様も余り綺麗な喋りが出来ないと聞くだ」
 そう、それ--これはチーター族の訛り故に敢えてそうした。
「でも異なぶ生命だったらどうすぶ?」
 とやはり周囲の生命達はその芸者が七弓ではないかと薄々気付き始める。
「では次に古式神武の代々の仙者が魅せる『疾風の舞』を披露したいと思います」
 いや、その舞をするん前にちょっと来て頂きたい--と観客の中に齢三十にして三十日目に成る神武猿族の中年が前右足を出して七弓を連れてゆこうとした。
「用事? 早くしてよね、あたいは必要じゃない事に時間を掛けられないから」

一兆年の夜 第五十三話 再誕の火 真正神武最後の最高官(交)

 ICイマジナリーセンチュリー百七十一年一月二十九日午前九時六分十九秒。

 場所は古式神武首都タイガーフェスティ県第二西地区。
 この地区では毎年恒例の各大陸を渡り歩く旅者達が年に一度の大道芸を開く祭りがある。例えば天同八弥の演武の内の三つの舞いを再現しようと試みて遂には独自の踊りに発展させたとある猿族の舞い。彼らは人族に近い種族でありながらも四足歩行を大事にし、四足歩行ながらに二足歩行では出来ない模写猿族の舞いを実現。その一派の名はラテス猿族出身の平等院一門。ICイマジナリーセンチュリー百十年に始まり、現在で六十一年目に成る。彼らの年号で表すなら凡そ二百四十四の年の目に成る。創始者は平等院サル翁助。初めの二十の年より間は無名で誰も見向きもしなかったが、三代目平等院サル翁助の時代に入って新天神武の選挙制度を採り入れる事でその応用を駆使して顧客を集めて遂には名物の踊りへと昇華させ、顧客を満足させる伝統芸能へと伸し上がった。
 他の例ではとある蛙族の一門が自分達蛙族の発声法を基にして蛙族にしか出来ない合唱団を設立。ICイマジナリーセンチュリー百二十一年に始まり、彼らの年号で表すなら凡そ二百の年の目に成る。創始者はセネカ蛙族のゴゲック・セウジーニョ。平等院一門と違って実力主義で創始者一族が必ずしも跡を継ぐという決まりはない。故に現在合唱団を率いるのはメデス蛙族の王蛭崎おうひるさき。その為、合唱団はICイマジナリーセンチュリー百五十八年に一度分裂し、分裂した門派が再び足を取り合うまでに凡そ四十の年より後も掛かった。故に合唱団の中には今でも古典派と斬新派、そして仲介派に分かれる。彼らをわかりやすく説明すると古典派は創始者ゴゲックの教えを大事にする一派で常に最新の技術に対して異論を唱える傾向がある。一方の斬新派は新しい技術を取り入れる事で合唱団の存続を主張する時代に影響されやすい一派。それらとは一線を画するのが仲介派。彼らは門派復縁の立役者で常に意見の集約を担い、分裂しないように他の二派を監視する役目を持つ。そう言った歴史的経緯を持つだけに顧客の中にも古典派と斬新派に分かれる傾向があり、常に口喧嘩が絶えない問題の抱えた合唱団である。
 三つ目の例が行商集団。彼らは三国分領時代に入って姿を現した歴史の影を生きる行商集団。歴史的には真鍋傭兵団とほぼ同時期に創立され、常に同じ個所に留まらずに世界各地を渡り歩く商者だけの集団。主に物を売って得た貨幣にて生活環境を整える現実主義の集団。但し、一つだけ主義がある。それは必ず生活必需品のみを売るのであって包丁や鋭棒、それから望遠刀と言った銀河連合を倒しうる物は売らない事を貫く。其処には創始者であるタレス燕族の陽孫克ようそんかつの教えを忠実に守るが故に。尚、表舞台に出たのはICイマジナリーセンチュリー百三十八年。当時行商集団を率いるタレス蚯蚓族のミミン・ミズーリに依る抜本改革の手段として年に一度だけタイガーフェスティ県にやって来て利鞘を得るという形で一般的な生命体の目に飛び込む。それでも影を生きるという根本だけは貫き、この祭りが終われば裏舞台へと帰ってゆく。故に彼らの売る商品を買いに集まる顧客は後を絶えず、わざわざ国境を越えて買いに来るほどの盛況に。
 他にもあるがこれ以上例を挙げるのは蛇に足を付けるのと同等の行い。依って大道芸の祭りの様子を見てみよう。そこには例に出した三つの集団の他にも真鍋平和傭兵団と呼ばれる這いずり踊りで顧客を楽しむ集団も居れば土竜族叩きと呼ばれる自分達の身体を張って顧客に土竜叩きの素晴らしさを提供する集団も居たり、後は単独で楽しむ者達も居たりする。簡単な例を説明すると鏡踊りや河童族回転や紙芝居。
 ここで注目するのは単独で活動する中に七弓が居た。彼女はあの凄まじい泥の大地を命懸けで抜けてとうとう昔の約束をした男の元へ向かう為にこの地区で足を止める。何故か? 彼女は泥の大地を突破した代償として全身の肌荒れを起こしてとても生命前では見せられない姿に成っていた。故に彼女は全身を包帯で巻き、仙者の力を信じて肌荒れが良くなるまでこの場所で祭りに参加していた。
 全てはその男の前で見せられる姿に成るまで……

一兆年の夜 第五十三話 再誕の火 真正神武最後の最高官(四)

 午前八時十三分六秒。
 場所は未定。
 六影県を中心に来たに広がる真正神武。だが、仁徳島は既に銀河連合で埋め尽くされた。大陸藤原に至っては埋め尽くされた仁徳島を抜けないと辿り着けない。おまけにそこが無事である保証は何処にもない。天同九星の母である藤原清花が一生を過ごした場所に到達出来ない歯痒さを七弓は痛いほど理解する。悔しい程に彼女は生きてる事に憂いを持つ。そして眠れない程に悲しみで包まれる。
「眠りなさい、七弓様……ゴホゴホ!」既に銀河連合が作り上げた泥が全身を冒し出したのか、ギデロシウスは既に限界を迎えようとしていた。「心配なさらず似。わし端年じゃ。大事那七弓様牙生き残る事牙出来ればそれだけ出幸せだ」
 それでも七弓は目を瞑りながらもギデロシウスの身を案じる。
「老いた者は若い者の盾と成って果てる……それでもあたいはギデロシウスも大切な臣下よ。下手な事は止めだ」
「です科羅お眠り於」
 それでも眠れない七弓。何故眠れないかを問われると次の通りと成る。
「それは出来ない。折角、母上を含めた最高官が守り抜いて来た真正神武が銀河連合に依る消極作戦に依って少しずつ牙城が削られて最後に大陸藤原以外の全てを包んでしまい、ここを除く全てが泥に穢されてしまった。あたいは何て馬か鹿なんだ。どうしてあたいは何も守れなかった。どうして眠りに就けるのだ。神様はみんなあたいを責めたくて仕方がないのに。どうしてあたいはこうしてギデロシウスの命すら吸い取って生きようとするんだ。誰も彼も教えてくれない。どうしてあたいを残してみんな先へ行こうとするんだ! あたいはそれが耐えられない。あたいは、あたいは--」
 その時、老者の右平手打ちが炸裂。七弓の意識は途絶えた。
「申し訳ありません。銀河連合端どうやら……ゲホゲホ!」平手打ちした掌に集まる鬼族の赤い血。「ここ端わし牙七弓様乃快適那夢作り似励んで見せましょう!」
 くの字に折れ曲がったこん棒を右手にギデロシウスは最後の戦いに臨む--

























 午後一時四分十五秒。
 銀河連合に依って齎された雨は大地を穢す死の雨。これを浴びた生命は病を発症して死に至る。その雨を死に体同然の巨体で覆う鬼族が一名。七弓の瞳が開ける時……七弓は彼に亡骸に対して涙を見せない。
「これはギデロシウスがあたいを気遣って」七弓は涙を堪えながら言葉を続ける。「或はあたいを平手打ちした罪を償う為に体を張ったんだね。良く理解したよ。貴方のその命の輝きを」
 ギデロシウスはもう答える事はない。わかっていても七弓は言葉を続ける。
「ギデロシウスだけじゃない。これまでにあたいは多くの生命に助けられた。ここまで駆け抜けるまであたいは忘れていた事があった」未だ涙を堪える七弓は更に言葉を続ける。「ジンデンズもチースタンもそれから……駄目だわ、もう泣いて良いよね?」
 それでもギデロシウスは答えない。
「まだだね。全くあたいは弱いんだから。あたいが、あたいが」限界まで涙を堪えて言葉を続ける七弓。「あたいは弱いからこそみんなに助けられた。みんなが強いからあたいの為に命を投げ出す事が出来た」
 とうとう涙腺は崩壊。少しずつ涙は流れる。それでも言葉は続けられる。
「まだ泣いてない。まだ泣く時じゃない」涙は出ても意地を張って言葉を続ける七弓。「あたいは弱いからこそこうして生き延びたんだね。だから、だからもう泣いて良いんだよねええ!」
 七弓は号泣--凡そ二の時も涙を流し続ける!

 午後四時五十八分十五秒。
 雨は三十四の分より前に止む。僅かな時間でギデロシウスの亡骸を埋葬する。この手際の良さは正に仙者。どんなに抗っても七弓は自らの存在と使命からは逃れられないと気付く。それから一の分もの間、黙祷。
 それが終わると雨雲を頭上にしながらこう叫んだ。
 オオオイ、早くあたいを連れて来るんだよおおお--真っ直ぐ、そして前向きに古式神武の居ると思われるあの雄に呼び掛ける!
 それから雨は降り出す。だが、七弓が居る箇所のみお日様が味方をして当たる事はない。これも一兆年の神々が為せる術? それとも七弓が見せた奇跡なのか?
「どちらにせよあたいはここで死ぬべきじゃない。まだ彼との約束を果たしてないんだからね」
 天同七弓は古式神武目指して走り出す--例え穢れの雨だらけの大陸であろうとも!

一兆年の夜 第五十三話 再誕の火 真正神武最後の最高官(三)

 午前三時六分五十三秒。
 場所は不明。いや正確には七弓でさえもわからない泥の大地へと足を踏み入れた。彼女の服は大事な部分こそ見えない物の破けは激しく、とても国家の最高官たる姿ではなかった。
「チースタンもジンデンズも死んだ。あたいだけは生き残った。この無様な姿こそあたいの弱さ。それにこの泥は容赦なくあたいの指に変な具合を起こしてゆく。これは健康に良い泥ではない。銀河連合の排泄物から出た穢れた泥なのだ。作物の育成を快くさせない泥なのだ。当然、生命体であるあたいがこれを踏み続けるのは健康を損なう事正しい」
 と独り言を口にする七弓。だが、この沼を越えないと生き残った仲間達が隠れ蓑にする何処かに到達する事も叶わない。彼女は我慢して穢れが進行する沼を進み続ける。それが徐々に足の指の神経信号に溝を作ろうとも。
 そんな彼女の努力を大笑いするように沼の底より顔を出す蛙型。彼らは幼生型で七弓を囲んで彼女の進路を妨げに入る。
「そこを退くのだ、銀河連合!」
 言われて聞くようなら今頃生命は銀河連合を倒そうとは思わない。故に彼らは反対に七弓を転ばしに掛かった。しかも前進を泥で濡れさせる事で益々穢れを纏わせようとするのであった。
「気持ちの良くない感触。それに……ゲホゲホ! 爪先から入ってくるこの吐き気、催し……これは生死にと変わらない」
 何度も立とうと試みるが、その度に蛙幼生型がそれを防ぐ為にとうとうその泥の穢れに肉体の自由が利かなくなった七弓。それは意志ある七弓の命令すら拒んでしまう程に穢れは深刻であり、七弓の精神すらも穢れで纏い出す--意味は生きる気力が徐々に流れて行き、致命傷でないのにも拘らず最後は生命活動の全てが止まる事。
 その様子を確認した蛙型一行はとうとう捕食を開始--














「……に於為さってる科!」
 七弓の耳に届く声。それは気のせいなのか?
「……端何於為さってる科!」
 まだ聞こえる幻の声。それは果たして幻の聴こえか?
「七弓様! 何於為さってる乃です科亜亜!」
 いや幻の聴こえではない。七弓はそう断定--すると今まで精神および肉体にまで進行していた穢れも僅かな生きる希望を糧に主の期待に応え始める!
「その声……恐らく齢四十二にして十一の月と二十日目に成るテネス鬼族のギデロシウス・ダッジャールか!」
 その通り出あります、七弓様--老年は蛙型を始めとした周囲の銀河連合を折れ曲がったこん棒で叩き倒した!
 それから七弓は立ち上がり、ギデロシウスの胸元に身を寄せた。
「良くぞ耐え抜いた……ではわしが運びますのでどうか楽にして下さい」
 七弓は心配する。自分が原因でギデロシウスの身に危うさを残す事を。
 一方のギデロシウスは七弓の全身を覆う泥は老体に鞭打つモノだと知っていた。
 だが、二名はそれを承知で互いに果たすべき事を貫くしかなかった--何故なら互いに命を大事にする以上は拘っていられない。
「済まない、ギデロシウス」
「いえ、謝罪端必要ありません。既似わし端長生きし過ぎました乃出」
 こうして二名は泥の道を突き進む--それがギデロシウスに深刻な状態へと至らすとわかっていても!

一兆年の夜 第五十三話 再誕の火 真正神武最後の最高官(二)

 午前一時十二分三十八秒。
 ようやく建物の外に出た三名。だが、銀河連合は背後以外全ての方角を埋め尽くす。
「七弓様ス、一体どうしろというんですかス!」
 七弓は頭の中でこう表現した--引き下がる方がまだ幸せは残る--と!
 七弓様、自分としましては--とチースタンは七弓にだけ自らが述べたい詩を伝える。
「何か言ったかス、チースタンス。俺にも聞こえるように伝えてくれス」
「お前は聞かなくて良いよ。それはこことは無関係な詩だから」
「全く七弓様は何時まで経とうとも大人に成れませんねス。それだから婿の一名も寄り付きませんス」
 余計なお世話だと思わんか、ジンデンズ--とチースタンは注意する。
 目の前が危機的状況でありながらも三名の緊張感は緩く、寧ろ勇敢にさえ映る。それを嬉しく思わない集団があった。銀河連合は七弓達が自分達を恐れずに会話を楽しむ姿に対してどうしたのか? 突然、地面をひっかき出す。彼らは生命にとって快くない行動をとって会話の円滑を防ぐ仕掛けを開始。
「忘れてたよ。銀河連合は死に際の、死の覚悟より前の緊張緩和すらさせないつもりのようよ」
「彼らに俺達全生命体の常成る識が通用する筈がありませんス。なのでここはス……ところでス」とジンデンズはチースタンに体を向ける。「チースタンはどんな詩を送ったのでス? もしも死んだ時にそれが聞けなくなるのは悔いを残すのと同じでス」
 教えてやるよ--とチースタンは結局秘密を口にした。
「……かつての生子様を笑う資格がないなス、チースタンス」
 放っておけ、ジンデンズ--と左横顔を見せて照れ隠しするチースタン。
 会話は終わり、彼らは真っ直ぐ進む。そこにはあらゆる抜け穴は無意味である以上は出来れば勇敢にも突貫するのが一番。その為に守りが最も厚い正面を突破して華々しく散ろうと考えての事だった。
「前も横も下も上もみんな壁で覆われた時、何もない後ろに下がって生き延びる事を全生命体は選ぶだろうか。答えはそうじゃない。壁があるなら体を叩きつけて亀裂を走らせ、そこに雨を通しながら花弁を或は花弁の種を転がせて、しぶとく、そして、しぶとく輝きを示す番であるの!」
 成程、確かに一足先に想念の海に旅立った生子の事を笑う事が出来ない詩的な表現。
 それでも大体の意味は通る。即ち誰も生き残る道がないんだったら自分達が輝いた足跡でも示して後に続く物達に希望を託せばそれは必ず勝利へと繋がる……そんな言葉が籠められていた!
 並み居る銀河連合の波を三名は己の命を懸けて……矛と盾がぶつかる表現ではあるが、命を繋ぐ為の痕跡を探しにその波を無事突破する為に突き進むのであった!

一兆年の夜 第五十三話 再誕の火 真正神武最後の最高官(一)

 ICイマジナリーセンチュリー百七十一年一月二十二日午前零時零分零秒。

 場所は真正神武首都六影県中央地区真正神武聖堂。
 そこにある襲名されたばかりの天同七弓の間にて齢二十七にして十八日目に成る神武人族の女性は神武包丁を右手に持ちながら迫り来る銀河連合を次々と斬ってゆく。だが、その刃は既に錆が発生して間もない。三回斬っただけで使い物に成らなくなる。それでも持ち前の技を以って何とか五回まで使い物になるよう振る舞ってはいたものの……銀河連合の学習能力の前では二十八回振るった所で先端から肘の所まで欠けた。
「クウ、これまでなの!」
 女性はそれでも折れた神武包丁を持って銀河連合を殴って倒して見せる。が、今度は柄が折れ曲がる事に。幾ら頑丈で少し尖った部分をぶつければ倒す事が可能でも所詮は持ち手。其処は人族或は猿族や鬼族等が安全に握る為に用意された物であって矛の役目を担う訳ではない。故に折れ曲がるのも無理はない。
「御免ね、神様。あたいはあたいの為に用意してくれた生命達の思いさえ踏みにじる事をしてしまって」
 と言いながら女性はまだ倒し切れてない銀河連合虎型の前で正座をした。神武包丁を無残な姿にしてしまった罪を償おうと死を決める。
 それは自分が無力でしかも雌として産まれた事への罪。星央の血統を自分の代で絶やしてしまった罪。
 そして、愛する真正神武を銀河連合で埋め尽くしてしまった罪。ここだけではない。首都六影県以外も報告されてる限り、無数の銀河連合が空より降り積もり、多くの生命を食らいつくしてるという事を。
「御免ね、みんな。どうやらあたいじゃあみんなの役に立てなかった。だからここで罪を償うよ。ほら、食べてよ」
 女性が目を瞑り、両手をそれぞれの膝に手を掛けながら頭をやや下にする。一方の銀河連合は既に行動を起こして、喜びの表情で女性の頭から喰らおうとした時--
 そこに居ましたか、七弓様--齢三十三にして一の月と一日目に成る雄略チーター族の中年が背面突進で割り込んで虎型を凡そ成人体型五も吹っ飛ばして救助!
「チースタン! 生きてたのか?」
 探しましたよ、七弓様--彼の名前はチースタン・斎藤。
「何故あたいを助けた? あたいはもう職者が入念籠めて作り上げた包丁を台無しにしたんだぞ」
 それでも……クウ、もうここまで--会話するほどの余裕がなかったチースタン。
 とそこに齢二十四にして九の月と十二日目に成るメデス蟷螂族の青年が蟷螂式雄略膨張二本を駆使して急突進する虎型の首筋に深々と右の包丁で斬り込んで出血多量で仕留めた。
「危うい所でしたねス」
「ジンデンズ! 何て事をしたんだ!」
 そんな事を仰ってる場合ではありません、七弓様--とチースタンは喝を入れる。
「で、でも--」
「確かに七弓様の代で途絶えましたス。でもス、それでも天同家の生命としてス、仙者としてス、先祖代々に誇れるように生きていて下さいス!」
 お前達--と涙を浮かべる七弓。
 七弓はここで気付く。只命を差し出すだけじゃあ意味がない。全生命体の希望としての役目がある事を。例え自分の代で途絶えたとしても最後まで輝けるなら後に自分の思いを受け継いだ者が現れて連綿と続く使命は果たされる、と!
「わかったよ、二名。あたいはまだ生きなくちゃいけない。それにあの子を思い出したわ。あの子の成長する姿を見る為にもあたいはこの不明瞭な道を必死に駆け抜けないと駄目ね」
 やっとお気付きに成られましたか--とチースタンは安堵した。
「全く弓葉様と同じく手も足も掛かる御方でありまス」
 じゃあ行こうか、二名共--と両膝を立てて更には顔を真っ直ぐにした七弓は真正神武聖堂からの脱出を始めた!

一兆年の夜 第五十三話 再誕の火 真正神武最後の最高官(序)

 そろそろ始めようと思っても中々思い出せない今日この頃。僕は必死に整合性を紡ごうとするも、中々に久しく思う。一体何処まで真実でどこまで脚色があるか僕でもわからない。こうして僕が先祖の辿った歴史に勝手な都合を持ち込んでる時点でも僕は先祖代々に申し訳ないと思う今日この頃。
 さて、何処まで辿ったかな? 思い出す為に本筋を離れて今までを辿って来た。それも必要だと思っての事だ。それも大事だと思っての事だ。と僕は何もかもできるのにそれを巧く使いこなす為の訓練が成っちゃいない。こうしてうまいとは言えない言葉を綴るのもまた僕の熟さない技に依る所と思えば。
 僕には人族だけじゃなく、豚族、牛族、羊族、鮟鱇族、猿族、鬼族、駱駝族……この宇宙にあるアマテラス銀河スサノヲ太陽系第三惑星の水の惑星と呼ばれる星にて確認される全ての種族の特性だって受け継ぐ。それが可能なのは……まあそこは今回紹介する事ではない。
 僕が紹介するのは三国分領時代の終わり。三国とは即ち天同星央ほしお、天同八弥やつみ、そして天同ななの三兄弟が主役を務めた話に遡る。星央と八弥の遺志を継いだ子供達及び七に依って三つに分かれた国々はそれぞれ異なる道を進んだ。星央の国では仙者こそ最高官を務める純血を重視する制度、国名は真正神武。八弥の国では最高官は他の種族でも可能であるが、象徴だけは天同家が継ぐ。しかも仙者優先主義で通す二頭体制で国名は古式神武。最後に七の国は天同家こそ最初だけ関わって後は他の種族でも最高官に成れるという初めて民主主義を重視する制度を実施。国名は新天神武。初代最高官である天同七以降は全て天同家以外の人族又は人族以外の種族が成り続けた。そんな三つの特色ある三国分領時代も今回の話で終わる。
 今回の主人公は天同七弓なゆみ。彼女は真正神武最後の最高官を宿命付けられる父を遡れば星央の系譜を終わらせる仙者。そう、彼女の代で星央の血統は途絶える。何故ならもしも彼女が婚約して子供を作るなら男系から遡って連続させることは不可能と成る。当然に僕の存在にも矛と盾がぶつかってしまう。それじゃあ銀河連合と大して変わらなくなる。そう、彼女で最後だよ。
 ではどうして僕が僕としてこうしてこの話の序章を語る事が出来るのか? それが血の連続性に関する問題を解決する真実があるからさ。僕の父から先祖まで遡ってそこに天同豪の父へと至るのか? 天同家の系譜に繋がる真実へと至るのか?
 今回の話で明らかと成るだろう。だからこそ僕が語るのはここまでだ。後は御先祖様である天同七弓と……彼が紡いでいけば良い。

三島一八のあの本を読んできた感想として

 どうもやる事が多過ぎてやる気がなくなりつつあるdarkvernuです。
 始める前に『格付けの旅』が土曜日に更新されましたので読まれたい方はカテゴリ欄の<格付けの旅>又は<赤魔法の章>をクリック。
 早速行ってみるか、少々付け焼刃を作る気持ちで。

 GHQは日本道場に相応しい新たな拳法の草案について部署に所属する憲法に素人な連中を集めて会議が開かれた。
「やっぱさあ、平和拳は入れとくべきだろう。SF武術家であるハーバード・ジョージ・ウェルズが築いた次世代武術の一つとしてね」
「それはそうだけど、ぶっちゃけ俺達は拳法の事に関して素人じゃん。確か平和拳ってのは地上戦及び空中戦や水中戦に対応する武術の使用を禁じるという原則じゃん。それなら日本道場を徹底的な弱体化も試みれる訳じゃん。まあその為に俺達は居るんだし」
「それはわかってるけど、さっきの憲法の素人である話は何処行った?」
「あ、脱線したな。んでどうするんだ? 拳法についてさっぱりわからんのだけど」
「そうそう、あれってなんだったっけ?」
「ダグラスが黙ってないぜ。日本道場が創案した物よりも良い物を作れって命令だからな。しかも一か月未満で完成させろとか無茶苦茶な事を言ってやがるぞ」
「でもどうやって作るのかわからんぜ」
「じゃあ武術図書館にでも要って来て武術を齧った人達から収集するってのはどうかしらん?」
「オオ、良い案だね!」
 と初っ端から不安臭漂うGHQの素人集団の涙ぐましい努力の末に僅か十日以内に完成した日本拳法GHQ案。それを読んだ日本道場の者達は絶句したのは記すまでもない。
「纏まりがない上に無茶苦茶だ!」
「何か言ったか、ジャップ?」
「いえいえ、素晴らしい拳法ですけど少し修正する箇所がありまして」
 とダグラスに尋ねてみると次のような答えが返って来た。
「ホイットニーの技は残しておけ、とホイットニーが言ったぞ。それから平和拳だが、一字一句削除する事を禁じる。後は諸々だ」
「じゃあ今後の事も考えて平和拳に追記する事は許されますよね?」
「まあそんな事は言及してないが、それが如何した?」
「いえ、このままでは本当に日本道場が危ういですよ。だから平和拳には少しだけ解釈拡大可能な部分を記しても良いかなあ、って?」
「俺の目が届く内はな。まあ俺はお前達を従順にする為にここへやって来たんだからそれだけは忘れるなよ」
 と日本道場側は無茶苦茶極まるGHQ案を運用可能なレベルまで修正する羽目と成り、こうして新たな日本国拳法が誕生。これがまさか一字一句改正される事なく七十年も運用される事に成るとは、当時の者達は考えただろうか……
 
 という訳で日本国憲法を武術に喩えて簡単な説明をさせていただきました。詳しくは三島一八の著作を読んで更に理解を深めて頂けたら……え、鉄拳のキャラ? 自分のスタンスとしてはどんなペンネームの相手でも別名で呼ぶのが普通でして。例外としては小林よしのりのような尊敬に値しない奴等や馬鹿にしても問題ない奴らは平然とストレートに呼びますがね。
 さて、我が国の憲法はあの素人集団GHQが憲法学者を集めずに自分達で汗水たらして何とか作り上げただけあって全くと言っても良いけど纏まりがない。おまけに読み辛い。まあそのせいで自分を始めとした奴らは拳法を学ぶ事をかったるく感じてるんだろうけど、三島一八の著作のお蔭で目から鱗が出るように少しは憲法について分かった気がした……というか今までの奴等があんまりにもわかりにくいように解説するから全然理解出来ないんだよ。そうか、憲法ってのは様々な法律の為のハードウェアだったんだな。
 また段落を変えて話を戻すぞ。兎に角、大日本帝国憲法も日本国憲法も今の時代に対応出来る憲法ではないことは明白。それでも前者は日本の風土に適した憲法であり、あの伊藤博文と井上毅達が海外の憲法を研究して完成させた逸品。GHQが作った寄せ集めとは大違い。故に前に西村慎吾が占領憲法無効論を主張した事については大いに賛成せざる負えない。というかあまりにもあちこちにあって読み辛いからな、日本国憲法は。前にも書いたけど、根幹が変わらない憲法を幾ら改正した所で日本に適した憲法に成る筈がない。故に一旦無効化して再度作り直す必要がある。そう、それも大日本帝国憲法をベースに時代に即した新日本国憲法という物に仕上げて。でないと本当の意味で日本は焼け跡から立ち上がる事は……難しいだろうな。
 という訳でショートストーリーの解説を終える。
 
 さあ、てと。そういやV3の感想だったな。取り敢えずは天さんは予定通りだけど、裁判で活躍する姿を見たかった。何よりも今回は推理に突出した一部が居ない事もあって色々と議論が活発化したな。それでも突出した奴らは居たけど、兄貴キャラや嘘吐き野郎がうまい具合に盛り上げたお陰でほぼ平均化した連中が集まったと断言しても良いなあ。え、誰って? ネタバレに成るので記さん。まあただ、それだけに最後の章は色々と賛否両論。つーかスタッフも腹括ってあんな展開にしたんだろうな。そこまでして一新した事実に嘘を吐きたくなかったのか? いずれにせよ、万人に受け入れられる内容じゃないな。自分としては満足したから良いけど。えっと主人公? 誰が何と言おうと自分は楓ちゃんは主人公だと思ってる。彼女が居なければ最原も活かせないからな。後はキーボだな。あいつは最後に成って本気を出したからな。あいつが居なければ最原は立ち上がれなかったしな。そうゆう意味じゃあトリプル主人公説もしっくり通るんじゃないかな? とゲームの感想はここまでにする。
 さあ、二年ぶりに予定表をどうぞ。
 
 
 
 予定日一月二十三日~二十八日      第五十三話 再誕の火 真正神武最後の最高官 作成日間
      三十日~二月四日      第五十四話 再誕の火 男女は運命に導かれて 作成日間
      二月六日~十一日
      第五十五話 再誕の火 火は日を呼び寄せる  作成日間
       十三日~十八日      第五十六話 再誕の火 再誕の灯火      作成日間
 
 えっと明日出す奴について解説すると……済まん、上手く纏まらない。依って書きながらペースを取り戻すつもりだ。
 という訳で今日はここまで。格付けの旅は夜に更新する。

思い付かなかったので適当な物で我慢して下さい

 どうも取り敢えず気に成るゲームを真っ先に終わらせて今後の為にも下準備をしようと考える(あんまり考えてないが)darkvernuです。
 始める前に『格付けの旅』が土曜日に更新されましたので読まれたい方はカテゴリ欄の<格付けの旅>又は<赤魔法の章>をクリック。
 ネタというネタが思いつかないし、三島一八(鉄拳のキャラじゃなくペンネームを曖昧に名指ししてるから)の本は全部読まないと意味がないのでこちらは気が向いたら。という訳で今日は適当な物で我慢しようぜ。

 ある日、筆者は閲覧者たちに嘘を吐いた。それは予定では終わる日なのにその日が過ぎても終わってない事に。焦った筆者はタイムマシーンを開発。適当にふらつくタイム・トラヴェラーを捕まえて無理矢理作らせた。それを使って予定通りに終わらせようと試みるが--
「何故だ! テキストファイルを別にしてネットにアップしたのにどうして予定通り終わってないか!」
 そこでバグがあるかどうか確認した筆者。だが、パソコンの何処にもそんな物はない。そんな物は何処にもない。ではどうするか?
「ああ、そうか。トラヴェラーを捕まえる為に予定が遅れたんだな。それなら納得だ」
 と四流ならそうしてオチを付けるだろうが、果たして筆者はどんなオチを付けるのか? 答えは次の通りである。
「ならばお茶の水博士を探そう。そしたら予定通りに終わったという過去を塗り替える事が出来る」
 そう、堂々巡りを選んだ。こうして時間との格闘は永遠に終わらなく成る……


 本当につまらないよな。トラヴェラーが駄目ならアトムの生みの親に又は育ての親を探すとかとただ運命に抗うだけの人生を送れば更に余計な労力が消費して最後は何一つ生み出す事もなく一生を終える……そんな深い意味を込めてこれを記した。まあそんなのは解説を記す時に思い付いたので鵜呑みにしないように。物書きは嘘吐きの集まりだから(全てとは言わんが、少なくとも自分はそう思ってる)。
 以上で小ネタの解説を終える。

 取り敢えずダンロンのファンを自称する自分は進行状況でも記しとこう。現在は五章に突入。まさか1,2の四章とは違ってV3の四章ではあいつには流石に天使であるちーたんも助走をつけて殴るレベルに胸糞悪かったぜ。え、何かって? 教えるか、バーカ……ってな。基本的にこの時期もそうだけど、公式は弁護士を用意して二章以上のネタを阻止しに掛かるから一章までしかネタはばらせないんだよ。えっと一章までだと前に他の予想屋共と同じくあれを考えた自分はそれをすっかり忘れていたことを悔いる今日この頃。やる前にある程度はネタバレを食らってはいるけど、二章以降の被害者とクロは知らない状態で始めてる事は確かだからな。だからこそある程度のネタバレなしに一章をやったら絶対にあれがあんな行動に出たんだなあ、なんて思考は出来ないからな。プレイして色々疑いに掛かってやってたら「あ、犯人こいつじゃん。違ってたらどうしよう」という事がわかった後でも色々と苦労しながら運命の時が来ると……まあ白土三平の代表作に見られる交代劇だからな。だからこそある程度のネタバレを食らわずにやったら間違いなく「いや、それって……いや、でもなあ」と思ってしまう程に衝撃が高過ぎた。体験版やってるからこそ余計にそれが衝撃力高かっただろうなあ、って今でも思う限りだ。流石だよな、ダンガンロンパって。やっぱこうじゃないとな。絶望少女も3も其処の衝撃力がいまいちだったからこそ最後まで肯定的な視聴者やファンがいなかったってのもあるんだな(まあ絶望少女も衝撃あったけど、あれはダンロンの法則であるアクションに拘り過ぎると面白みが無くなるというそれだったし)。やっぱ学級裁判と一章の衝撃あってのダンガンロンパだよ。1ならヒロインと思われた舞園さんといきなり突っかかって死んだ江ノ島のダブルコンボ。2ならデブった十神がまさかの被害者で苗木と同じく幸運で相棒ポジだった狛枝がまさかの狂人発覚。んでv3なら才能がわからない天さんがまさかの被害者でそれを殺したのがまさかの……成程。見事な三人目アンテナ持ちへの交代劇だ……って書いちゃってるじゃん。
 では今日はこれまで。先週は嘘吐いて済まん。今度こそ鉄血の放送再開だ。全く事前に情報を調べないからこうなるんだよ、って自分は反省する。

他の国は日本と違う

 どうも何かネタバレを見てしまってゲームプレイするまでそうゆう事実を認めずにいる自分darkvernuであります。
 始める前に『格付けの旅』の赤魔法の章03の一ページ目が終わり、二ページ目に入りましたので読まれたい方はカテゴリ欄の<格付けの旅>又は<赤魔法の章>をクリック。
 さあ、やるぞ。

 昔々ある所に日本君とエラ君と孫文君とガイダル君が居ました。
 日本君は何時も正直で勤勉で採算度外視なお人好しでした。
 エラ君は嘘吐きで何時も強い物に媚びては何か指摘されると直ぐに怒りで沸騰する厄介な性格。
 孫文君はエラ君以上に嘘吐きで遺伝子レベルまで全ての物は自分の物だと思ってる質の悪い性格。
 ガイダル君はルールを熟知し、尚且つ尊大で傲岸不遜。相手が弱く成ったと知ると直ぐにルール破りをして勝ち名乗りする狡猾な性格。
 故に日本君は何時の間にか北方領土キャンデーをガイダル君に奪われ、ルール違反だと問い詰めたらガイダル君が「私に薄汚ねえ塊を向けるな!」と癇癪を起こして取り入ってくれない。
 それだけでなく、機に乗じて今まで日本君に媚び売ってたエラ君は勝手にラインを敷いて竹島城を自分の所有物にして更には対馬焼きまでも自分の所有物だと声を高くして言いました。訴えると今度はリカちゃん人形をさせたとか言ってリカちゃんの銅像を自分の家に建てる事を主張。幾ら訴えても強制的に遊ばされたと言って勝手な思い込みを主張して取り入れない。
 エラ君に至ってはキャプテンアメリカ君ら連合国側が作り上げた東京裁判に依って捏造した南京飴強制徴用を理由に日本君バッシングを主張するだけでは飽き足らずに尖閣尽くしが旨い事が知られてからは強引に尖閣尽くしを自分の作品だと主張。事ある毎に「尖閣尽くしは食べ物じゃない。只の石ころだ」等の嘘を吐いて困る。その嘘が通用しなくなると度重なる妨害行為を敢行して日本君を苛め抜く。まるでジャイアンその物。
 何時もお人好しな日本君は直ぐに沖縄だとか北海道だとか或は慰安婦だとか勝手に加害妄想をして謂れのない謝罪を繰り返し続ける。彼がそんな傲岸不遜な他国と渡り合うには一刻も早く加害妄想という名の自虐思考を取り払って一人前に成るしかない。
 だが、果たして可能なのか?
 
 それは誰にも分らない。本当は北の新羅の事もやりたかったが、あちらさんの場合はパチンコ以外は既に多くの日本人は周知してるから敢えて記さなかった。後はガイダル君の悪行をもっと書くべきだったが、ガイダル君は予想以上に狡猾で特亜の中じゃあ馬鹿を晒さない事で有名だからな。
 さて、何でこんな事を書こうかと思ったか? あの有名な南の新羅が約束を反故して勝手に銅像を建てたからだよ。全く日本政府は学習しないのかなあ。ああゆう国は何時まで経ってもスネ夫根性である事を。しかも強い物に媚びては弱者を死んでも叩き続けるという救い難い精神性を持つのだからどうしようもない。そのくせパクリ捲るし、歴史ドラマにはガスコンロが出て来るんだから……つーかクネクネ弾劾してるどさくさに紛れて勝手に設置するなよ。というかクネクネの言った通り千年経っても被害者根性なら千年以上もクネクネ問題でも取り上げていろ。もう日本に関わるな。
 一方の支那はドナルドさんに刺激されようがされまいが、挑発行為を繰り返す。もう環境問題とかいった国内問題が自分達では何とか出来ない状態なのか或は返還された筈の香港が独立する機運が高まってる事を受けて居ても立っても居られない状態に成ってるだろうな。だからこそフィリピンとかクソババアクリキントンとかを使って何時までもGDP第二位を偽装しないとやってられんようだけどね。というか誰だよ、支那が何れGDP第一位とか主張した無能エコノミストは! あんな指標なんか出したせいで阿呆な日本の大学教授やインテリぶったカス共……おっと流石に言葉が汚過ぎるのはいけないな。ここはインテリぶった無学者とかで良かったな。兎に角、もう一度将来のGDP予想をして欲しいな。あれは指標から何まで格付け会社みたいな狡猾な狙いがあって信用成らん。つーか支那は数値を平気で捏造する国だ。地方自治体どころか個人レベルで数値を捏造してる可能性があるから国際機関が介入してでも調査をさせた方が良い。向こうが文句言ったらこう返せば良い「散々他国に口出してきた内政干渉国は君だろ?」と。
 最後に日本はどうすべきか? 取り敢えずKY新聞を始めとして去年ブラック企業大賞を取った電通は一刻も早く空中分解してエラ好きな創始者である成田の墓にでも突っ込ませておかないとな。あの広告代理店のせいでアニメ業界はずっとブラック体質を強いられてると言っても過言じゃない……勿論、ゲーム業界もな。あ、電通の話に夢中に成ったな。取り敢えずは経団連は出来る限りバランスが取れて尚且つ日本の為に成る人間ばかりの企業人で構成されたい。奥田や米倉みたいな自分達の利益の為に国を売り付けるような売国精神あふれるエセ商売人はスパイ罪で禁固刑に処しても問題ないかと……奴らが生きていたら不当なサービス残業で働かされて首を吊る将来有望な若年従業員も希望もなく惰性で働くしかないベテラン従業員も後が絶たない。基本的にトップは下々を少しでも考えないと駄目だ。でないと八百万の神は冷酷な抜を与える……といっても八百万の神はそんな神々じゃないけどね。おっと話が脱線し過ぎた。後はマスゴミの年収を一般企業並みにしたり、不当な公務員給与叩きの風潮も取りやめたり、絶対的な経済政策思想の打破、沖縄を正しい方向へと導くべくタイムズや新報と言った支那の手先を始めとした勢力を纏めて支那に強制送還したり、ユーキャンを始めとした「日本死ね」が好きな真のヘイトスピーチャーは纏めて反日刑務所に放り込んで働いて貰わないとな。「日本死ね」が良くて「支那人、土人」が駄目な理由を教えて? 他にもあるが、フェルマーの嫌がらせ理由の如くここまでにする。
 熱くなり過ぎた事を理解した所で時事ネタの解説を終える。
 
 赤魔法の章03一ページ目の解説をすると右村河内は約束通り出しましたぞ。何故だし集って……幾ら似ててもれっきとしたオリジナルキャラ。だからこそ彼はここで登場しないといけない。そんな彼に依ってデュアンとアルッパーは一般市民街という余所者を襲う遺伝子を持つ住人達に襲われる。彼らは名前はあるが、基本は「一般~」だからね。一般故に一般という形容詞がつかないデュアン達は必然的に襲われる。例え看護婦だろうと病人だろうと。しかも素人拳法なのにその腕前は須藤元気も山本KIDも泡を吹くレベル。お前らの何処が一般市民だよ……と突っ込まないでくれ、頼むから。因みに気分で新キャラを出した。彼(一応それで定義付ける)は性別をが変わる体質を持つ。青魔法の章でも登場する予定だが、何処で出すかは不明。多分忘れて出さない可能性も否定出来ない。
 以上で赤魔法の章03の一ページ目の解説を終える。
 
 ダンロンのファンを自称する自分は最新作も買うぞ。例えどんな評価を受けようともある程度は擁護するからな。その証拠に去年やったアニメに関しては余り否定しないのが証拠。あれはな……当時のタイプムーン作品と同じくまだまだアニメに根付くには早いからな。反省点があるならコロシアイゲームの参加者に万代とかゴズさんを外してやった方がアニメにおける尺不足を解消出来るんじゃないかって思うんだ。
 おっと話が脱線した。さて、一章ネタバレは可能だから来週その一章がどんな内容かを茶化しながら解説していくぜ(一章でも安易なネタバレは駄目だからな)。
 では今日はここまで。さあ、帰ったら鉄血でも見るぞ。テイワズは果たしてケツアゴとクジャン卿の悪しき罠から逃れる事が出来るのか?

格付けの旅 一般市民街にて休息 セールスマン、上陸

 背流一族……それはセールスのセールスに依るセールスの為に顧客の弱味を非合法で握る恐るべきセールスマンファミリー。常に存在するかわからない会社の名刺を用意し、不気味な笑顔を絶やさず、尚且つ高性能製品をタイミング良く持参するという他社では真似が非常に難しい事を平然とやってのける。彼らがどうして顧客の苦しむような情報を背景に商売を成功させる事が出来るのか? そこには売りつける事以上の何かが……詳しくは『謎のセールス』で。
 何訳わからん解説してるんだよおおお--と出落ちに定評のあるアルッパーはつまようじの代わりに突っ込んだ!
「うるせえぞ、てめええ!」
「ああ、看護婦の格好をした二本足が何をぬかすか!」
「鯨の分際で……食べるぞ!」
「むかつく二本足だ! 性別なんか関係ねえ、食ってやる!」
「待て」とデュアンはいきなりコスモノヴァでアルッパーを焼く! 「お前は直ぐ人を食べようとするから質が悪い」
「そうゆう貴様もいきなり宇宙を滅ぼしかねん固有魔法をミクロンサイズまで縮小して放つなよ」
「いやあ、アルッパーは殺す気でいかないとなあ」
「貴様あ、何時か食べてやるぞおおお!」
 さて、一般犬又は一般猫の死骸を踏まないようにあるただものとおかもとが喧嘩したネクタイを着用するやや小柄で小太り体型ながらに不気味な笑顔が絶えない一人のサラリーマン風の男が二体一人の前に立つ。
「何だ、この二本足は」
「あ、こちらは十鬼た二虎サービス株式会社の常務を務めます背流須三(せる すみ)と申します」と二体一人に名刺を配るセールスマン。「いやはや其方の鯨外生物の活躍を御拝見して御社も清々しい気持ちに成りまして」
「貴様あ、食っちまうぞ!」
 良いのですか、この写真をばら撒いて--背流須三と呼ばれるセールスマンは何と実物のカラー写真十ダースを見せ付けるのだった。
(拙いぞ! こいつは背流一族の……だとすれば買わされる!)
 デュアンは額から大粒の汗を垂らす--彼は知っていた……背流一族の事を!
「フン、二本足の分際でそんな買い物を俺がするかよ」
「ここで私を食べますと取って置きの人間バイキングへのチャンスを失いますよ」
 何--アルッパーは少し心が揺らぐ。
「ねえ、あの不気味な男は何よ?」
「知らないなら教えてやる。奴は背流一族。さっき冒頭で説明した筈だが?」
「冒頭じゃあ唐突過ぎて頭に入って来ないわよ」
「唐突か? まあ良い。それよりも見ろ」アルッパーが目先の利益か長い目での利益か悩んでる様を指差しながらミサキに説明する。「背流の一人はああやってアルッパーを絡め取る作戦を実行した」
「本当ねえ。あの鯨は平気でデュアンの野郎を食べようとした鬼畜なのにセールスマン相手に迷ってるなんて……これがセールストークなのか!」
「普通のセールスマンだったら尋ねる前に食われてただろう。だが、背流一族から輩出されたセールスマンは違う」
「ねえ、どうゆう事なのよ?」
 その説明はアルッパーが足止めしてる間に違う場所で話し合うぞ--とデュアンは一般市民が集まってるのを感じ取り、ミサキと共に人気のない路地裏へと逃げ込んでゆく。
(じゃあな、アルッパー。お前が自己破産する未来を見れなくて残念だよ)
 尚、彼らはここで永遠の別れをするようだったら様々な章にも影響を及ぼすので直ぐ再会するでしょう。
 さて、デュアン達は放っておいてアルッパーに視点を合わせよう。アルッパーは二本足こと人間が大好物で特に巨乳の女性が大好きという変態鯨である。何故なら彼曰くそれは大変美味だと主張する。故にバイキングはこの上ない欲求を満たす為の条件。
「うぐぐぐ、二本足の分際で俺を丸め込もうとしてるなあ」
「いえいえ、人間バイキングがどうゆう物かを説明したくてここへ参りました。さてさて、只とは言いませんね。ひょっとするとこの一般市民街で『市民権』を得られる機会ですよ」
「『市民権』だと!」
 『市民権』については後程説明するとして、アルッパーは大いに迷った。
 下した決断は呆気ない。
 市民権……それは赤い方では一般市民街にて一般市民に襲われない為の人権。これを持つと一般犯罪者以外なら法律で定められた物に従って一般市民達は手厚い保護をする。それでも犯罪に手を染めれば一般警察が駆け付けて手錠を掛けるので気を付けるように。
 ではアルッパーとセールスマンは何処へ向かうのか? それは合法的な人間バイキング店である『人間農場』。そこでは様々な人間が猿の惑星のように家畜として扱われる。其処でセールスマン一行を迎えたのが受付を務める一般猿だった。
「いらっしゃいませ、えっと予約為さっていた御一行で?」
「おい、二本足。こいつの顔には予約した客の数が違うという風に捉えられるぞ」
「ええ、本来ならばデュアン・マイッダーさんにミサキ・アイズバックさんをお連れしてくる予定でしたが……いやあ参りましたね」
 と言いながらも偶然店を通り過ぎようとする何か二つに向かって右手を振る背流須三。振られた二つは駆け寄って来て数合わせの為という説明に対して納得した様子……納得?
「オイ、そいつらは--」
「これで四名様ですね。では指定された席に御案内しますので付いて来て下さい」
 一般猿に案内されるように四名は一番奥のどう見ても全長一キロものワニの背中にしか見えないテーブルに腰を掛けられた。
 オイ、これの何処がテーブルダアアア--アルッパーが叫ぶのも無理はない。
「心配要りません。当店のテーブルは残飯処理にも長ける上に一々片付けたり、拭き掃除したりする心配もありませんのでどうぞご堪能を」
「いや、そうゆう問題じゃないだろうが」
 アルッパーが心配するのはこの鰐が果たして大人しくしているのかどうかであろう。
「いやあ、残飯処理も心配要らないなら存分に汚したり机叩いたり出来るという訳ですなあ。どうです、素晴らしいでしょう?」
「そうゆう問題じゃないだろうが」とツッコミを終えたアルッパーは序にのうのうと席に座る二名について言及する。「ところでこいつらは誰だ?」
「そこの二名は緊急事態の為に呼んできたエキストラです。正確な名称はそうですねえ」
 まさか一般エキストラAとかBじゃないだろうな--とアルッパーは問う。
「いえいえ、違いますよ。正式名は売れないマスコットを自称する『無駄君』と生前の小室直樹が良く使った写真に似た『コムナオ君』ですね」
 いや、全然わからん--ここにきて新たなマスコットが誕生!
 無駄君……それは無駄な存在、無駄な経費、そして無駄な説明を体現した無駄なマスコット。存在意義自体が無駄ならこうして説明するのも無駄である。
 コムナオ君……それは作者が一から頑張っても辿り着けないと認めざる負えない天才小室直樹を捩ったマスコットキャラ。毒舌も小沢遼子殺しの足蹴りも顕在し、更には平然と悪い事しても良いと言い切ってしまう小室直樹の性質までコピーしたあの世から小室直樹に訴えられそうなマスコットキャラ。二度言う事で如何にも小室直樹臭を漂わせる。
「このテーブルは無駄だな。死ねばすべて無駄なのにどうして生きてる内に無駄なんかするんだ?」
「無駄とか言うな! 一見すると無駄と思った事も後々我々を助ける材料と成る事を君は知らんのか! だからこそ紂王も始皇帝も煬帝も馬鹿に出来るんだ。良いか、人間とは社会的生物と言って--」
 グダグダな状態でようやく再開される格付けの旅。さて、話はアルッパーがセールスマン背流須三に案内されて人間バーベキューを味わうべく案内された。そこで夜な夜な繰り広げられるのは果たして?
 最初に出て来たのはフォークとスプーン。
「オイ、俺に二本足が使う小賢しい代物は要らん」
「いえいえ、バーベキューと言えばフォークとスプーンが--」
「それは一流レストランの常識だろうがああ!」
「無駄な叫びは消費エネルギーと共に体内に溜まっていた靄を除去する役割を担う。その靄の正体は--」
「そう、ネロも始皇帝も独裁者の一面と同時に賢王の一面も持つのだ。その為に多くの人間を虐殺した代わりに--」
 お前らは黙ってろおお--そうしてアルッパーは二体のマスコットを黙らせて皿を数枚背負って向かうアルッパー。
 食べ物を一杯詰めてから鯨なのに何故か机に戻ったアルッパーは高さ百メートル以上も積み上げた物を豪快に口の中に放り込んだ。その様に背流須三は驚嘆。無駄君とコムナオ君も拍手せざる負えない大食い。
 だが、アルッパーにとっては正に自分も食物である筈の人間と同じやり方をしたと反省する程に。その様子がこちらの台詞に表れる。
「何をやってるんだ。あの二本足と関わってるせいで俺の精神が二本足化が始まって!」
「いやいや、あれだけ積み上げるのは人間の技術では果たせませんよ」
「そうゆう問題じゃない。畜生め、人間レバー焼き、人間スパゲティ、人間スペアリブ……二本足をちゃんと味わうつもりが何時もの大食いのせいで全く味わえないぞ」
「まあ良いじゃないですか。アルッパーさんも人間の仲間入りしたみたいだし」
 それは大きな地雷原を踏む言葉。アルッパーにとって食物同然の人間と同じ扱いなのは耐えられない。返って来た答えは次の通り。
「俺は鯨の中の鯨……ダアアアアア!」それでも自らデュアンに命名された名前を叫ばないのは正に意地を示す所だろう。「お前ら下等な二本足と……いや、餌同然の二本足と一緒にして堪るかああ!」
「わかりました。ではそろそろ商談に移りましょう?」
 はい--アルッパーの頭の中は疑問符で一杯と成った。
「こうして人間バーベキューを楽しんでいただいたアルッパー様には是非とも我が社が開発した新商品を堪能して貰いたいと思いましてね。その名も--」
「その前に逃げるが勝ちイイ!」とアルッパーは潮吹きを推進力にして店の出入り口へと駆け込む。「お前食べても美味しくないんだよ」
 だが、その店員は彼の不思議のダンジョンシリーズの店主と同じく頭突きに特化した一般店員だった--力づくで出ようとしたアルッパーの攻撃を受け止めてからの「ご来店有難う御座いました」ヘッドバッドが炸裂し、アルッパーはその場で昏倒!
「話は最後まで聞きましょう。ここでは一般市民がどのようにして力を得たのかについて私自ら持ってきた新商品で解説したのに」
「全くだよ。大衆は何時も政治の本質を最後まで聞こうとしないから愚者の言葉にまんまと騙されるのだよ」
「ところでこの味付けは良いの?」
 この後、アルッパーは背流須三の商品を買わされて無事、店から出る事に成功--コムナオ君と無駄君を連れて再び一般市民街探索に乗り出した。

 破壊の宴……それは普段は人間社会に溶け込んでるように見せかけて実は機会を得たら己の欲望である破壊をする為に現れる独自行動をとる全生命体の敵の中では上位に位置する破壊の魔刃。
「何でいきなりそんな事を解説するの?」
「いや、何となく無駄知識を披露する方が賢そうに見えるかと思ったんだ」
「今まで開設する余裕がなかったから取って付けたようにしか聞こえないわ」
「あのなあ……と」
 デュアンとミサキは囲まれてる事に気付く。
「背流須三はアルッパーが引き付けてくれるのは良いけど、俺達はそうもいかん」
「フン、俺を甘く見んなや」
 それは俺も同じさ--デュアンは既に右掌に水下級拡散魔法を放った後。
 一瞬にして一般市民百五十八人と五十三匹、四十八頭、百七十六羽……を肉塊にした!
「俺に戦わせる時間さえ与えないとはな」
「そうゆう事だ」
 スタイリー・デイヴェス……それは百八の頭と百八の眼と百八の鼻と百八の耳と百八の口と百八の表情と百八の喉仏と……と数えたらキリがない程の百八を有する巨大魔人。人と示したのは破壊の宴との差別化を図る為。だが、奴は人と記しても人で数えてはいけない。ましてや神の数え方である柱もいけない。数える場合は体で数えよう。さて、デイヴェスと言う一読すると人間の名称のように思えるが違う。奴は人間の負の感情に呼応してその者を巨大化させて暴れさせる恐るべき能力の持ち主。もっと酷いとしたら奴は脳や心臓を付いたくらいでは死なない。少しずつ潰してゆこうものならじり貧と化す。倒すなら百八の脳と百八の心臓を同時に倒すように倒さないと本当の意味で死は与えられない。まあ死を与える為にはデイヴェスを倒せるレベルじゃないと駄目だけどな……俺は勝てる気がしない。
「また無関係な事を解説したわね」
「しゃあねえだろ、解説し足りないんだから」
「おい、さっきは賢そうな所を見せる為じゃなかったのか?」
「あ、そんな事言った?」
 貴方という人は--とミサキは女の状態で溜息吐く。
 バブルガムクライシー……それは有名なオリジナルビデオアニメ、ではなく全生命体の敵の一体。続く泪や『シーデパーチャー』それから『クライシスザストライク』と被るような名前だが、違う。ガムのように小さく、そして宇宙のように大きく形を変える事が出来るアノミー。アノミーとは人間とは社会的生物を表す重要な社会学用語。詳細はどっかで調べてくれ。えっとこいつは国家の嘘が極限のアノミーである時に突然出現して大衆を勝手に扇動させる恐るべき全生命体の敵。倒すのも難しい上に下から数える方が早い程戦闘力も格も低い。なのに倒すのが困難な弱小存在。こいつを倒す場合は社会学を詳しく知らないと状況に応じた対処はこんなと見て良い。
 だからそうゆう解説してる場合ではないでしょ--ミサキはデュアンに注意する。
「だが、次の解説は重要だ。そう、奴さんが出て来やがったな」
「それって--」
「それは誰の事でしょう、私の事だしょう?」
 デュアンとミサキは背後に迫る狂気を感じ取った。
「出たな、『リヒテン・ド・ゲムドボーグ』」
 博士と呼びたまえ、小僧--全長ポール・バニヤンの男はマッスルポーズで登場する。
 ミサキは振り返りざまにこう呟く。
「このムキムキ親父は誰だ?」
「ゲムドボーグ家の一員であるポール・バニヤンのパチモン--」
「違う、あいつがパチモンだ!」
 尚、ポール・バニヤンはアメリカ合衆国で有名な神話の巨人。努々忘れないように。
(おっとヤキが回った。この続きは次回に回して俺は密かに背流のバッグから奪ったこれを付けて自分だけ助かる算段を立てねば)
 デュアンとミサキの運命は……序にアルッパーは立ち直れるのか!



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明けましておめでとう御座います 新年早々不謹慎ネタで年明けと行きましょう

 とタイトルでもうやっておいたdarkvernuで御座います。
 始める前に『格付けの旅』が土日連続で更新しましたので読まれたい方はカテゴリ欄の<格付けの旅>又は<赤魔法の章>をクリック。
 さあ、一月一日と言えばあれでしょう。

 パギャイイイン--この偽物チックな轟音は!
「ウワアア、ユーキャン本社の背後に中華ガンダムが!」「いや、支那の奴等がユーキャンに味方したのか!」「やはりユーキャンは日本死ねと言ってたんだな」私はチヨ……新年早々に早速デモを始めたら沖縄で出会った偽物のプラモデルが来襲してパニックに成ってる二十歳のOL。
『私の名は正義のプラモデル……そのパワーアップ形態と成って本物を嘲笑うトリコロールを潰す!』
 それはユーキャン本社さえ破壊してあたかもプラモデルのせいにしようとしてるけど……中華風だなんて偽物を認めてるような物だよ--その前に逃げないと死んでしまうけど、意外に中華ガンダムは動きが速いよ。
『受けよ、プラモデル震脚』
 駄目だわ--私を始めとしたみんなが高さ百メートルまで突き上げられた……死んでしまう!
 バギャイイイン--本物の擬音が私を始めとした全ての人達に届いた。
『何て事をするんだああああ!』
 ああ、プラモデルの叫びが震脚で突き上げられた私達を軽くして……ゆっくりと着地させてくれたわ。
「あれ? 着地の衝撃が軽い」「相変わらずすげえなあ」「あれは沖縄で出会ったガンダ……」とみんなはそれぞれ命を助けられた事に驚いてるみたいだよ。
『違うな! 私は正義のプラモデル……1/1プラモデルだ! オイ、また出会ったな。何故本物を主張する事を諦めた!』
『違う、私こそ本物だ! 貴様が偽物! あの時の屈辱を経て私は巨大漫画家Yと巨大漫画家Iに依ってパワーアップを果たしたのだ!』
 まさかユーキャンの委員を務めたあの漫画家と左翼活動家で有名なあの漫画家が巨大化してるなんて!
『その通りだ、日本死ね!』
『私こそ手塚治虫の後継者に相応しいのよ、日本死ね!』
「ふざけるな、や……」「市に晒せクソ漫画家石……」「やっぱりユーキャン死んじまえ!」とみんな怒りで夢中だよ!
『五月蠅い、ユウちゃんビームだ!』
『ミニモニジャンケングー!』
 YとIは既に巨大クラッカーと巨大芸能人を吸収して、全てを分解するユウちゃんビームと核エネルギーに等しいミニモニジャンケングーでデモのみんなを攻撃したよ……
『させるかあああ……ウグウあああああああ!』
 みんなを庇ってプラモデルが右肩を持って行かれる程傷付いたよ--強いよ、あの二人。
『ハハハハハ、所詮プラモデルも人の子よ。おっと神の子だったか?』
『流石は巨大芸能人のにわかエネルギーね。手塚先生のバイタリティを思い出すわ』
『そろそろフュージョンしろ、巨大漫画家YとI』
『フュー』
『ジョン』
 あ、あの二人は合体して巨大漫画家YIに成った……どう強く成ったかわからないけど。
『では私とフュージョンしよう』
『任せろ!』
 普通ならドラゴンボールの掛け声だけど、こっちは違ったよ。
『日本』
『死ね!』
 何処までも日本が恨めしい二人は合体し、巨大中華みつるに成った。
『さあこれで私は無敵だ!』
『いや、一つミスを犯した!』
 ああ、何もない所からプラモデルは決め技を繰り出す--信じられない思いで巨大中華みつるは粉々に砕かれた!
「一撃で? パワーアップしたのにどうして負けたの?」
『組み合わせは足し算ではない。掛け算だ。そこで問題と成るのが本来プラスに成る部分も合体した事でマイナスへと変貌する。即ち、合体の皺寄せで全ての技が付け焼刃と成った! それが彼らの弱点と成り、私のイレイズプラモデルストレートをまともに耐えられない程に仕上がった。そうゆう事だ』
 わかるようでわからない説明だけど、つまりこうゆう事ね。何でも取り込めば良いって物じゃない。取り込む際にもそれ自身を理解しないと意味がないって言ってるんだね。
 そうしてプラモデルは静かに去った時……日の出は綺麗に輝いた!


 という訳で『正義のプラモデル』の一部エピソードを御紹介しました。新年早々に子供向けアニメのノリでありながらも風刺ネタを平気でやるのがこの物語。何よりも去年ガソリーヌを始めとしたユーキャンの審査員の内、気に入らんと思ったや……何とかを巨大化して悪さをさせてみた。そうゆう事だ。まあ俵とか姜さん何とか言うエラのおっさんもやりたかったけど、それじゃあ流石に収拾つかんのでこれくらいで我慢し、更には中華ガンダムを出したかったという事もあって本家の偽物であるプラモデルの偽物が偽物の国から偽物を纏って再登場させたわけだ……え、何処にも登場してないって? すまん、プラモデルの偽物は次出す予定の掌編集に出す予定だから待て。
 さて、掌編集のとを合わせてこれで犯罪2014は残り半分? うん、半分だな。もうそろそろ耳が聞こえない人を再登場させよっかな?
 以上で不謹慎ネタを終わらせます。

 さあ約束通りV3の生き残り予想でもするか。えっと生き残らないのは天さんとキルミさんとゴン太とリアルモノクマのせいで生き残りから外れたミウミウだろ。これで後十二人。まあ星さんも生き残らない。ええ他は……わからん。
 さて、PVの映像を鵜呑みにせずに幾つか予想する。幾つかといっても三種類ある。一つは1方式で六人生き残る場合。二つ目は2方式で五人生き残る。三つ目は3方式で四人生き残る(まあ約一名後で復活したけど)。
 1方式だと主人公は無事だとしてキーボ、百田、王馬、転子、そして……つむぎかな? 2方式だとつむぎを外す。3方式だとキーボを外す。まあこんな感じで予想する。
 こいつらを生き残りと予想したのは主人公はまあ王道だとしてキーボは生き残らないと意味がないだろうし、百田は居ないと賑やかに成らん。王馬はまあ、屑は生き残るという仕来りがあるので多分生き残るだろう。後は転子だな。多数派は一章クロと予想するけど、あんなはっきり顔に出したクロじゃあ面白くないだろう。それに格闘系は必ず一人は生き残るというしきたりがあるしな。そうするとそれに合致するのが転子なのよね。依って男死スレイヤー転子は生き残る。因みに一生クロは多分、キルミ―さんだろう。あの発言とか天さんとの組み合わせも考えたら。ンで残りは……消去法だ。あ、忘れてたけど真宮寺是清もハルマキも生き残りから外す。理由は中の人達が夫婦だからではない。奇天烈なキャラが生き残ったという案件がない。1の山田も2のガンダムも3の万代も共に死んでいる。ハルマキの場合は……まあ勘だ。それ以外を考える暇はない。
 因みにあのPVを鵜呑みにすれば……ううむ、あいつが死ぬじゃねえか。確かにそれ出来るキャラは他にも居るけど、あいつが死ぬとしたらそれはかなり凹むなあ。えっとフェイクの可能性? イベントCGは何とか出来るけど、ムービーの場合はそうはいかん。幾ら3Dでもな。後はこれとかあれが生き残ってるらしいが、まあ何処まで本当かはわからん。只フェイクっぽいのは何で図書室なんかに行ったんすか……だろ? まあ何だかんだ言っておまけモードでみんな救済されるし、それで良いじゃないか。
 では今日はここまで。おまけが本編だとしたら全キャラはバランスよくパラメータ振り分けられてるかな? でないと肉弾戦部門でさくらちゃんとか弐大とかゴン太がおかしな事に成るしなあ。そこまで原作再現はしない筈、だって三種類の成長パターンの筈だからほとんど同じ性能の筈。
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Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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