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雑文特別編 一兆年の夜外伝 第急話 次世代の芽が産まれる時、ある戦士は役目を終える

 どうもTPPなんか破棄されればいい。あんなのは過激な自由貿易過ぎて日本にとってメリットがない。アメリカにとってもメリットがないと知ってたからこそドナルドは破棄すると明言していたわけだよ。おっと前置きが長過ぎたdarkvernuであります。
 では始めて行きましょう。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百五十五年三月十一日午後四時二分五秒。

 場所は真正神武首都六影県第三東地区。
 そこにある三番目に小さな建物にて齢三十二に成った神武人族の生命は付き者である齢三十八にして九の月と十日目に成る神武猿族のミチナカノゴンテルと共に首都の視察に当たっていた。そんな時に彼は出合頭に誰かとぶつかる。
「いでで、何するんだよ」
「ご、御免なさい」
「どうやら銀河連合じゃなくて良かったですね、十四(とし)様」
 と、十四--齢十九にして三の月と二日目に成るエピクロ人族の少女はその名前を聞いて顔面を蒼白くしてしまう。
「まあまあ、急いでたのはわかるさ。何で急いでたの、君?」
「じ、じ、実は僕! 滅多にない天同家の生命に玉の輿したくてわざわざ家を出てここへ来ました。で、でも、でも、でも!」
「僕だって!」三十代に突入した上に好みに五月蠅い十四は彼女の一人称は自分と同じ物だと知って目を輝かせる! 「君、名前を聞かせてくれないか!」
「え、えっと、な、な、何でしょう?」
「名前だよ。例えばアマテラス文字に近っい苗字だとかそれか先に己を示っす名前から出っるのかとか」
「は、はい。僕は、僕は互口、えっと互口弓也(ゆみや)で、で、あり、あります。えっとエピクロ人族のしかも好みに五月蠅い互口シャルティアの五番目の、えっと、娘で、で、あります」
「君があの互口か。えっと弓ちゃんで良いかな?」
「ど、ど、どっちでも良いです。十四様に--」
 十四と呼べば良い、弓ちゃんと呼ぶから--と既に十四は弓也に夢中と成った。
「そ、それでも十四様にぶつかった事は--」
「細かい事だし、怪我一つない。気にせずにいろ!」
「そうでっすぞ。君は神様にだって許っせる。だから十四様の言葉を信っじろ!」
 あ、有難う御座います--弓也は涙を浮かべながら十四の両手を握り締める。
 この後、十四と弓也は婚約を果たす。それから一の年より後に子供を儲けるが、それと同時にある仙者の魂は大陸藤原にて尽き果てようとしていた。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百五十五年六月八日午後二時六分三秒。

 場所は真正神武大陸藤原道長地方頼通鳳凰道。
 そこはまだ未開の藤原大陸。そこで齢五十九にして二の月と五日目に成る神武人族の老年が老骨に鞭を打ち付けて開拓事業を進める。其処には付き者である齢十八にして六の月と六日目に成る神武猿族の少年でゴンテルの第一子であるゴンタロウと齢十六にして三日目に成るゴンテルの第三子であるゴンサブロウが居た。、尚、第二子であるゴンジロウは一の年より前に開拓事業の半ばで銀河連合と戦い討ち死にを果たした模様。それは二の年より前に開始し、今も首都六影県は最高官不在のまま政務が行われていた。じゃあどうしたか? それは任せても大丈夫だと判断して最高官天同十刃は大甥である十四に頼んだ故に。
(後少しだ。ここを開拓すればわしらは……本当の意味で来る銀河連合の大規模な襲来にも耐えられるであろう)
 それは老年天同十刃の望みでもあった。新天地を諦めた彼が為せるのはこれだけしかない。これを叶えた後に彼は三の月より前に届いた嬉しい知らせを胸に銀河連合の巣へと飛び込み、数々の犠牲を払ってそれを制してきた。
 だが、補給も制圧する範囲を広げる事で徐々に滞りが発生。二の年より前には二万居た生命も現在では三十六名まで絞られた。
(これで良い。後成人体型千だ。そこさえ何とかすれば--)
「十刃ー様!」と三名の前に走って知らせるのは齢三十二にして九の月と三十日目に成るエウク鳩族の柊ボ歩誕(ぽたん)は蒼くして飛んできた。「百獣型が十二ー体! 繰り返しまーす! 百獣型が十二ー体!」
「こんな時に十二体もっかよ!」
「兄さん、これはもう流石に無理っです」
 十刃を除くこの場に居る三十五名は最早退却以外ないと考えた。既に二の年も戦い続け、既に厭戦気分であった。だが、十刃はそれを聞き入れない。そう、己だけ先に進むと言って聞き入れない!
「馬か鹿っですか、十刃様!」
「ゴンジロウ兄さんが死っんで更には最高官で在らせられる貴方様まで死っんだら誰がこの国を引っ張るんっですか!」
「……嬉しい知らせがある。今度産まれてくる子供はきっと仙者だ。その子が何れ成人まで成長すれば君達を上手く導いてくれる。だからこそお前達は……もう故郷に帰って余生を充実させるのだ!」
「何言ってるですーか、十刃ー様! 十刃様も一緒に帰るのでーす! 後を継ぐ方のお顔を拝むべきでしょうーが!」
「それは十刀と別れた頃より既に捨てた。わしは戦いでしか生きられない。だからお前達は--」
 既に時間はなかった--目の前に百獣型が十二体も三十六名を見下ろしていた。
(三十六名を逃がすにはわしが何とか--)
 だったら最後まで見届っけます--ゴンサブロウはそう決意した!
「ゴンザブロウ……ゴンジロウの後を追っうなよ! また親父が悲しむくらいなら俺がお前だけでも生っかす! だが俺達は親父を悲っしませない手段として生っき抜くぞおお!」
「全くゴンタロウ兄さんも馬か鹿っですか!」と言いつつ嬉しい顔付きに成る。「そんなの当ったり前っですよ。それがゴンジロウ兄さんの遺言っなんだから!」
「十刃様を残すくらいなら僕だって戦って死んでやーる!」
 俺だってなあ--テレスチーター族の押すだけでなく、彼の後に続いて他の生命も最後まで戦う事を決意。
「馬か鹿とはな。どうしようもないな。神々はきっと怒ってらっしゃる……じゃからこそ」一秒目を瞑ってから獅子型が動き出す瞬間を見計らって直ぐに目を開き、次のような合図を三十五名に送る十刃。「わしは罪深いのだああああ!」
 三十六名はコウモ・リックマンが発見した恐るべき戦闘力を持つ百獣型十二体に向かって最後の戦いを仕掛けるのであった--


 六月九日午前六時一分二十秒。
 左腕がもがれ、最早死ぬより先に意識を失う寸前だった十刃は幻を見る。
(ああ、あれは……最後の最後に産まれて来た子供は雌だったか。うぐ、い、しきが! は、はあ。思考も、も、はや、この流れる血の量で、は。ああ、そ、それでも、見える。ああ、あの子は、きっと、あの子は、はあはあ。そ、そうなんだな)
 十刃が最後に何を見たのかは誰にもわからない。だが、わかるとしたら彼は天同家が存続する最たる理由を見たのだろう。それしかわからない。
「ウググ、生っきてるか?」
「ああ、何とか……ええ!」
「どうっした、ゴンサブロウ・・・・・そんな!」
 持っち帰ろう、ゴンタロウ兄さん--彼らを含めて生き残った六名はせめて亡骸と成った十刃を連れて長きに亘る開拓事業に幕を閉じる役目を担った。
 開拓事業はここで終わらない。一の年より後に十刃が六影県に帰り、更に国葬が行われた。それと同時に最高官の仕事を任された十四は十刃の果たせなかった仕事の後始末をするように大陸藤原に残る者達に伝え、僅か二の年より後にこれを果たした。そう、天同十刃が想念の海に旅立ってから三の年と五の月より後に。
 それが叶った事を聞いた十四は三十六歳でこの世を去った。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百四十八年四月四十一日午後十一時二十六分二十六秒。

 第急話 完

 第異話 に続く……


 クソウ、格付けの旅は夜に作業することに成るなあ。これだから早起きしないのは好きじゃないんだよ。えっと来週から今期最後の外伝が始まりますぞ。これは多分、短く済むと思いますので宜しく。

 あの議長が死んだとは。あの世で純・ゲバル……ゲフンゲフンあいつと酒を汲んで飲みあってるだろうな。しかも「お前随分老けたなあ」とか言われてそうだ。
 という訳で今日はここまで。ガエ何とかさんに良く似た声の仮面が出陣か。果たして何者だろうか!

雑文特別編 一兆年の夜外伝 第急話 時代の種を見守る為に(後篇)

 どうも恒例の寒さのせいにするdarkvernuです。
 早速やっていきましょう。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百四十七年二月六十三日午前八時六分六秒。

 場所は真正神武首都六影県真正神武聖堂。
 天同一刀の間にてある一名の生命の命が尽きようとしていた。齢十九にして二の月と六日目に成る元ゼノン人族の少女はお腹を膨らませながら齢二十歳にして八日目に成る神武人族の青年の看病をする。彼女は奥方でありながらも勝手気ままな雌が多い飛遊家の血を受け継ぐ。その為に世話係を付けずに一名だけで青年の食事を与える。
「はい、あーんして」
「もう受け、つけない」
「勝手は言わないで、トミ君。もう直ぐ生まれるお腹の子の為にも生きなさい」
「無理なん、だ、雪ちゃん」
 無理じゃない--と現天同雪女(ゆきめ)は頑なに天同十三蔵(とみぞう)にお椀一杯まで乗る六影お粥を小匙一杯まで乗せて口に入れようと試みる。
 それを僅かな力で遮る十三蔵。そうしてお粥の一部が零れ、布団の上に乗る。それを専用の布巾で丁寧に拾い上げ、更には専用の雑巾で綺麗に拭き取る雪女。
「あ、御免」
「謝るならその手を退かしなさい、トミ君」
「嫌、だ」
「食べないと死にますよ。そんなの私は許しません」
「食べても僕は、うう、お母さんの所に向かうんだよ」
「トミ君--」
「水入らずの所で済まないが、入るぞ」
 戸を勢いよく開けるのは齢三十六にして一の月と三日目に成る神武人族の老年。彼の名前は天同十刃(とば)。真正神武唯一の仙者にしてこの物語の主人公。彼は最高官の務めを果たすものの、未だ記憶を取り戻せない。
(これは深刻だ。よもやあいつと同じく……あいつ? 何してるんだろう、何だよあいつって?)
 それでも長きに亘る最高官の務めとかつての恋者だったサレネ・天同との長き交流と悲しき別れを経てようやく記憶を取り戻そうとしていた。
「来てくれたのね、十刃様!」
「十三蔵様……いや、十三蔵はもう無理なのか?」
「そんな訳ありません。トミ君は絶対良く成るよ、ね?」
「御免、おじさん。もう、僕は、ゲホゲホ!」
 二名は初めて見る彼の吐血を見て確信--近い内に死ぬ事を!
「どうするのよ、この子は!」
「育ててく、れ、雪ちゃ、ん。僕の、分、まで、それから、これからの天同家の、為、に」
「呼ぼうか、みんなを?」
「いや、いい。最後、くら、いは、叔父さ、ンの記憶が、取り、戻さ、れるの、を見た、い」
「それでも俺はわからない。サレネみたいな事を言われても取り戻せない物は取り戻せないんだよ、済まない」
「出来る、よ。お母さんが保障、してくれ、てるよ。きっとお父、さん、も」
「もう喋らないで、トミ君! 医者を--」
 止めてくれ--それが最後の遺言だった。
 雪女の右手を両手で強く掴んだまま十三蔵は想念の海に旅立った。掴まれた雪女は朝食を摂る事すら忘れるほど号泣。一方の十刃は目を瞑って涙を流すのを堪えた。そして--
(……そうか。俺はようやく取り戻したぞ。俺は新天地への挑戦をして船が沈んで多くの仲間を死なせた。そのせいで俺はその責任を逃れる為に自ら記憶を封じてしまった。自発的に俺は生命の死から逃げてしまった。でも十刀やサレネ、そして十三蔵は違った! あいつらはどんな悲しみが待っていようともその記憶を封じる事だけはしなかった。そうなんだよ! 何て馬か鹿な事を! 俺は記憶と向き合う事すら忘れてしまったのか! 辛い現実と向き合う事すら忘れたのか!)
 そして天同十刃は記憶を取り戻し、最高官の責務を受け入れた。それから二月(ふたつき)の後に雪女は子を儲ける。だが、その子を最後に雪女は十三蔵の元へと旅立った。十刃は彼女の遺児に生前十三蔵が温めていた『十四(とし)』という名前を付けた。
 そして十四が三十二歳に成る頃、とうとう彼は大切な雌と出会う。それは即ち、十刃が人生最後の戦いに臨んでる時であった……


 という訳で明日で天同十刃の物語は最終回を迎えます。最後の敵はやはりあれでないとね。

 ネオブーメラン党は台湾の政党名をパクってもやる事は前のブーメラン党と同じくパフォーマンスと審議拒否の挙句、肝心な時に喚くだけ。もうね、何度も書くけど事象の地平線に消え去れば良いのに(怒)! 全くこんな政党を存在させるくらいならまともに野党やってるしぃ率いるマルクス党(こちらだけは何時も決まった仇名がないけど)や少し気に入らんけどちゃんと野党の務めを果たしてる新自由主義党の方が存在価値あるぞ。それ以外の野党(一応保守を名乗ってるが、老害ばかりのも含めて)は解党してまともに働く議員以外は故郷でエガエガ動画の生放送でもやって自慰しとけ! 一生懸命働く奴らに失礼だろうが!
 という訳で今日はここまで。一応与党では頭がパーン党はさっさと解党して支持母体共々事象の地平線に消え去れば良いよ! あいつらはもっといらんから。

雑文特別編 一兆年の夜外伝 第急話 時代の種を見守る為に(前篇)

 どうもまさか自分がほぼ一週間に一回のペースで閲覧していた政経に関するまとめブログが何故かFC2ブログ内で検索出来なくて少し困ってるdarkvernuです。
 じゃあ始める前に何時も通り『格付けの旅』が土曜日に更新されましたので読まれたい方はカテゴリ欄の<格付けの旅>又は<黒魔法の章>をクリック。
 そんじゃあやってゆくか。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百四十三年十一月五十八日午前八時零分零秒。

 場所は真正神武首都六影県。
 初と成る最高官不在という事態が発生して四の年に成ろうとしている。国民はもう真正神武の天同家は続かない事を受けて新天神武の制度を模倣して国は再始動するのではないかと議論し合っていた。そう、まさに指導者不在の時代へと既に突入していた。それもそのはず、何故なら最高官に相応しい生命が既に一名しか居ない上にその者はまだ未熟な年頃。父親と同じく体が弱く、長生きは困難だと誰もが思われていた。六影県は正に議論が活発な首都と成った。
 特に六影県にある中央地区で八番目に大きい三角形上の建物。そこでは各生命が各々の主張をぶつけ合い、口論と成るのが日常。その建物に青白い絹のような物を羽織った生命が立つ。
(俺は何者だ? 何故俺は真正神武に流れ着き、この錆び付いた包丁を何時までも鞘に納める?)
 齢二十三にして二十七日目に成る神武人族の青年は神武包丁を左手に抱えて入口で警備する齢二十四にして九の月と九日目に成る神武猿族の青年に声を掛ける。
「何、ここに入っりたいって? 別に良っいけど、議論に参加っするのは止っせよ」
「別に議論に参加するんじゃない。俺が何者かを知りたいんだ」
「何者? えっとお名前は?」
「忘れた。真正神武の海に流れ着いて四の年以上も俺は名前すら覚えてない。記憶すら覚えてない。だが」神武人族の青年は錆び付いた包丁を見せる。「こいつだけは手掛かりとして俺はずっと持つ」
「オイオイ、錆っび付っいてるじゃないか。これ使い物に成らんぞ。しかも俺が見った所に依っとこいつは……おい、何でこいつを持ってる?」
「それが不思議か?」
「はあ、俺はミチナカノゴントリアとっいう者だ。神武猿族を名乗ってるが、先祖は天同狼が産っまれる前に秘境神武を離れて転々とっしていたがな。そんな訳で出身地だけは帰化っしないままの猿族だ。宜っしくな」
「自己紹介が長くて何を尋ねたいのかはっきりしなかったぞ」
 済っまない--とゴントリアは頭を下げる。
「まあ良い。ところで中では何の議論が活発だ?」
「ちょうど良かった。お前さんは中に入った方があいつらの喧嘩を抑っえられるんじゃないかって思ってんだ」
 ま、待て--ゴントリアの押しの強さに負けた青年は議論が戦わされるという大きな部屋まで連れていかれた。

 そこでは名も知られない羊族の老年と名も知られない山羊族の少年が中心に成って意見が二分していた!
「三国に分かれたのはそれぞれの道を進む為じゃーイ! 最近の若い者はそれも知らんのかーい!」
「それでは真正神武は持たないと言ってるじゃないかえい! だからこそ新天神武でやられる他の生命も最高官に成ってこの国を導かないと銀河連合に食われてしまうぜえい!」
 その様子を見ていた青年はどうしてこう成ったのかをゴントリアに尋ねる。
「実は四年より前だったかな? 最高官で在っらせられる十刀様が十九に成っる前にお亡っくなりになっられましてね。本来ならば遺児であっる十三蔵(とみぞう)様が成っるべき者でしたが、十刀様の奥方で在っられるサレネ様は仕来っりに従って十刃様を指名為っさいまして……ンで結果としてこの国は最高官不在のまま六影県の国民は全て議論っするだけで仕事がはかどっらない状態であっるんだよ」
 そうか--青年は幾つかの単語を聞いて何かを思い出すような仕種として右親指と人差し指で自らの顎を触る。
(十刀? サレネ? それに最高官? 俺は知ってる気がする。だが、思い出せない。そしてゴントリアの話を聞いて俺は何だか悲しみが湧いてくるような気がする)
「泣っきたいのですか? 泣っきたいのは俺達の方だよ。全く何処に居っるんですか、十刃様は! 八の年より前に真正神武を出って既に行方すらわっからない状態なのにしかもサレネ様はよりにも依って生っきてるのかすらわっからないあの方を指名しったんですよ。お喋りしったくなるほど馬か鹿かの状況でっすよ。わっかりますか?」
「確かにわからんな。だが、何故俺をここに居れる事をすんなり受け入れたんだ?」
「一応、俺は銀河連合と思っわしき奴以外は寛容で居ったいんだよ。それにあんたは銀河連合じゃっない。あいつらと異なっり、ちゃんと会話もでっきる。それで良っいだろ?」
「いやその後だ。俺がこの錆び付いた包丁を見せただけでゴントリアは俺の参加した方が良いと勧めた。それは何故だ?」
「それか。もしかしたらあんたこそこの国の一大事を打破っする存在じゃっないかって思えっるんだ。それに呼吸だって俺達と異っなる。それは即ち……いや、思い過っごしだな」
 そうか--青年は納得しないような納得をする。
(まあ良いだろう。この国の未来がどうであれ、俺を知る機会だ。議論に参加してやるぞ)
 そうして青年は議論に参加。すると青年が醸し出す何かの空気に触れでもするかのように議論は膠着化せず、一つの結論に向かって意見が交わし合わされた。そう、参加者全てが彼に纏う空気が他の生命とは一味異なる事を肌で感じ取った。
 それから一の年掛けて名も無き青年を中心に真正神武の舵取りを決める議論が活発化する。しかもそれは跡取りの事ではなく、遺児である十三蔵の嫁には誰が相応しいかという次の世代についての議論に様変わりしていた。そう、青年は直感で気付いていた。真正神武を動かすのは跡取りに相応しいのは何かではなく、八代目の遺した子供に相応しい相手を見つけて次世代の種をまいてゆく事にあると……そしてそれが偶然にも十刀の妻であるサレネの耳に届く事に成るとは。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百四十四年二月五十六日午後二時四十四分六秒。

 場所は真正神武首都六影県中央地区。
 その中で八番目に大きな三角形の建物の最上階にある指令室にて神々の代物である椅子に腰を掛けるは齢二十四にして二十七日目に成る神武人族の青年。未だに記憶は戻らない。尚且つ名前すらない青年は記憶を取り戻すよりも大事な国をどうするべきかに精を出す。あらゆる可能性を模索していた。
(古式神武の様にこのまま最高官を別の生命にして天同家の一名である十刃を象徴にする事でこの国に住む全生命を集約させるか? それともこのまま天同家の断絶を考えて新天神武式に全生命の票によって最高官を決めるべきか? だが、天同家無き国に希望なんて見出せる筈がない。けれども従来の最高官を必ず天同家で尚且つ仙者が成るという制度は後継ぎと仙者が誕生しない限りはどうにも--)
 そんな時、扉を叩く音が青年の耳に入る。直ぐ様思考をそちらに向ける。すると扉の奥より雌のような声をした誰かが尋ねる。
 良いよ、入って--青年は許可を与える。
 扉を開けて姿を現すは齢二十四にして十一の月と十八日目に成る元ストテレス人族の女性。彼女は齢八にして一日目に成る神武人族の子供の右手を繋いで青年の元にやって来た。
「これは確か似顔絵で見た事があります。サレネ様ですね!」
「何のお遊びなの、十刃?」
 十刃--青年はその名前で呼ばれ、困ったように惑う。
「お母様、十刃ってひょっとしてお父様の?」
「あ、少しお時間戴ける?」
「あ……ああ、構いません」
 サレネと呼ばれる女性は子供を別の部屋まで連れて行き、そこで齢二十五にして九の月と九日目に成る神武猿族のミチナカノゴントリアに預ける。それから青年が執務している部屋まで戻った。
「まさかあの子がサレネ様の息子様で在らせられる十三蔵様ですね」
「だからお遊びは止めて、十刃」
「またその名で呼んだ……何ですか、俺に対してその名で呼ぶのは?」
「本当に……覚えてないの?」
「覚えてない? ああ、記憶の事か? 確かに何も覚えてない。覚えてなくとも俺は生活に困ったりしないが」
「あたしのこと知ってるでしょ、十刃! 子供の頃によく遊んだサレネ・ヘラルドよ! ストテレス族で代々のヘラルド家は良家に嫁いで一族に誇れる子供を産むのが家訓なの! それずっとあんたみたいに戦いを好む雄に聞かせ続けたでしょ。覚えてる筈よ! 忘れないでよ、十刃!」
 サレネは青年の両腕を掴んで思い出させようと必死の眼で見つめる。それでも青年は思い出せない。何故なのかを両者はわからない。
「済まないが、何の話だ? 俺は残ってる仕事を済ませないといけない。これはこの国の為に必要な仕事なんだよ!」
「だからこそ貴方には戻るべき場所に戻って最高官に成って真正神武の全生命を導かないといけないのよ! なのに何故このような場所で無為に時間を費やす気なの、十刃!」
「無為な時間じゃない! 君はわかってない……君?」青年はどうしてサレネに対してその呼び方をしたのかを探る。「済みません、サレネ様。どうも生意気な事を言ってしまいまして」
「生意気なのは何時もあたしよ! ずっと家の家訓に反してあんたに嫁ごうと思った為に飛び出したの。だけどあんたは己の為、十刀の為にあたしの告白を退いたの! そしてあたしは愛するあんたの為に十棟をあんたよりも愛する事を決意したのよ! でも最後まで十刀は……全くあんたって雄は!」
「だから何の話だ、サレネ……まただ!」
 青年は振り解いてから右手で頭を抑える。記憶を取り戻し始めた事から来る頭痛の為じゃない。知らない記憶が頭の何処兄あるかと探りを入れて頭を抑えるのである。
「十刀、サレネ、そして十三蔵……駄々を捏ねても記憶は戻らない。いや、そもそも記憶がない生命が記憶を取り戻す方法なんかあったのかな? 俺には覚えないのだが」
「十刃、新天地への渡航が貴方からあたし達の思い出を取り出したの? だとしたらあたしがやれるのは……御免よ」サレネは青年を優しく抱く。「全く十刀には想念の海に旅立っても悩ませる雌だわ、あたしって」
「止めろよ、サレネ。俺は抱き付かれるような雄じゃないんだよ」その時、青年の瞳から涙が流れる。「あれ、俺って?」
 行って来っなさい--十三蔵を抱えて部屋を訪れるゴントリア。
「ゴントリア……でもここはどうするんだ?」
「俺が引っ張ってやっるよ。だから心配すっんなって」
「で、でも--」
「記憶はあたしが十刀の為にも取り戻してやるから覚悟しなさい!」
「だから離せ……クゥ、やっぱりお前は!」
 サレネの強引なやり方に屈した青年は本来帰るべき場所へと向かってゆく。青年は天同十刃(てんどうとば)という名前をまだ認めない。だが、サレネの強引な押しにより神武聖堂に戻り次第、既にそう呼ばれる事に馴れてしまった。諦めを知った青年はその名を受け入れ、天同十刃を名乗る事に。
 それから一の週の後、十刃は正式に最高官に就任。簡素な就任式ではあったが、十刃は何処かで誰かに祝福された気分に浸される。
(サレネからじゃない。十三蔵やゴントリアからでもない。これは……でも俺は思い出せない)
 十刃が記憶を取り戻すのはサレネが死んでから三の年の悲しい別れの日が訪れてからである……


 という訳で追記を終わりました。さあ来週からどう成るやら……まだまだ話は続くぞ。

 鉄血系の新モビルスーツ群の中にフラウロスの色付きがない。という事はガンダムフラウロス流星号が誕生するのか? だとしたらそれはそれで楽しみだな。でもシノの戦い方って昭弘と同じく脳筋な近接戦がメインじゃなかったかな? でもフラウロスは砲撃戦仕様だぞ。どうするのかな? それからバエルが三月発売である事からラスボスはバアルの名を冠するガンダムだな。パイロットは誰かで展開がわかりそうだし。後はヘイムヴィーゲ・リンカーという脳筋仕様のモビルスーツは絶対パイロットは髭のおじさまの親友様だと思う。まあ九割方外す自分だからその予想も外しそうだが。
 という訳で今日はここまで。最近早起きしないからあらゆる事柄が一向に進まないと自分で悔いてる限りさ。

雑文特別編 一兆年の夜外伝 第急話 戦う士族の役目(後篇)

 どうものりピーの元旦那はマジでシェシェシェのシェーだと思って呆れかえってるdarkvernuであります。
 さて、今回は長い物をやろうと思ったが、サボった為に短く行きますぞ。

 十一月五十一日午前十一時十七分五十二秒。
 荒れ狂う波もなければ激しい雷雨さえない青天。それは何時霹靂が起こってもおかしくない時期。それは徐々に六名に襲い掛かる。最初は昨日の夜までに食料が底を尽きた事だろう。
「腹牙減ったぞ! 何時似成ったら食べられるんだ!」
 暴れ鬼であるカタリベは物に当たって食料を強請る。だが、出せない物は出せない。出せても余計に喉が渇く塩水のみ。それでどうしろというんだと誰もが口にするだろう。
「塩水を無理矢理ーイ水にしても蓄えは少なイーイ」
「わしだって何か食ベタイシ、飲みたインダアア!」
 マッコウイは船を揺らす程に腹を空かす。彼には塩水から塩を抜き取る術を持つものの、それも水分と共にとる為の食糧がなければ成立しない。故に塩水で我慢するのも何れ限界が訪れる。
「揺らすーな。落っこちたら元ーも子もない」
「俺だって食べたいがな。でもここで一月前のせいにする訳に行かないんだよ!」
 十刃は五名が一月前に起こった戦いで食料のほとんどが海に沈んだ事を機にして銀河連合の仕業にしようとしてるんじゃないかと心配してそう口にする。彼には先祖が果たせなかった新天地に降り立つ使命がある。その使命を一身に背負う者として彼らを抑え込まないといけない責任がある。故にそのような事を口にした。
「気を負うんではありませーん、十刃ー様。出ないと余計に空かしますーぞ」
「俺は別に良い、いや本当は良くないが」
「だったら尚のこと格好付けなサンダナ!」
「良くなかった那、十刃様。これから端気於付ける」
「わかれーば宜しい」
 お前端関係ない--とカタリベはアラ助に突っ込みを入れる。
 さて、午前中の諍いを収めたのは良かった。問題は夕方に成ってからの事である。やはりカタリベとマッコウイを筆頭に騒ぎ始めた。それだけ空腹は生命に焦りを齎す。この事態に対処をするのは十刃ではなく、メンデルスであった。彼は最年少者として己の堪忍を主張。最年少者が堪忍してるのにそれより年月を経た生命が堪忍しなくてどうするかと若造の身で説き教えた為に喧嘩が勃発。マッコウイはまだ揺らすだけで済むが船の中で暮らすカタリベの場合は暴れ回ってあちこちの物を壊してゆくばかりだ。とうとう堪忍していた最年長者であるポ太郎の堪忍袋の緒が切れて約三の時は彼の怒鳴り声が支配する事に。外でマッコウイを宥めるだけでなく、銀河連合の奇襲に備えて監視していた十刃はそれを余所余所しく見る。それからこう考える。
(このままではみんな仲違いしてしまう。だが、俺が出来るのは戦うだけ。十刀よ、寂しいよ。ここに来てお前が恋しく成って来たぞ。ちゃんとサレネと仲良くしてるのか?)
 十刃は気付かない。十刀の身に何かが起こってる事も彼の子供の事も何も知らない。それでも十刃は十刀の事を考えて今の諍いから目を逸らすしかなかった。
 それから二の日より後……

 十一月五十三日午前五時十二分十八秒。
 空腹は限界に達しようとしていた時間帯に十刃は僅かな異変に気付く--そう、海水が居住スペースに侵入している事に!
「オイ、みんな起きやがれ!」一瞬だけ空腹を吹っ飛ばすかのように事態の収拾にあたった十刃は先ず残りの五名を起こしに腹一杯力を籠めて怒号を上げる! 「特に運転手のマッコウイ! 居眠り運転してる場合じゃないぞ!」
 だが、マッコウイは起きない。心配になった十刃はマッコウイの居る居住空間へ潜りに階段を降りようとした時、年長者のポ太郎は彼の衣服の襟首を掴んで制止。
「何をする、ポ太郎!」
「溺死する気ですーか、十刃ー様!」
「泳いで起こしに行くんだよ! 泡くらい吹けるぞ、俺だって!」
「どれくらい呼吸を止めるかわかってるのですーか! 特に海が荒れてる時にそんな事したら投げ出されまーす!」
「で、でも--」
 わしなら心配無用ダアアア--ただでさえ心酔した船に揺れを起こして無事を強調するマッコウイ。
「マッコウイ……起きてるからって、これは複雑だ」
「マッコウイが無事ならそれで--」
「いや、そんな事言ってる場合じゃない。さっさと脱出するぞ!」
 十刃とポ太郎は残りの三名を起こしに部屋を回った。するとすでに各部屋には何者かによってこじ開けられた穴があった! それは物に当たるカタリベの仕業ではない。カタリベならば己の武器を使わずに己の腕力だけで物に当たる。だがそれには噛んだ痕跡が残っていた。
「銀河連合……まさかあいつらを食べるのと船を沈める為に開けたのか!」
「そ、そんーな」
 だが、二名が意気消沈する暇もなく流れ込んでくる海水は二名を呑み込んだ! 船はあらゆる箇所の穴から穴に雪崩れ込んで船を内部から崩壊。中に居た三名を海に放り出し、新天地への踏み出しを拒んだ!
 意識が薄れる中で十刃は何かを思った。
(俺は死ぬのか? 死んだら天同家はどう成る? 真正神武は俺が死ねば断絶するのか? 俺は、俺は--)
 この日を境に天同十刃は姿を消す。それから姿を現したのはIC百四十二年十一月五十八日……


 という訳で今回はここまで。次回より帰って来た天同十刃をお届けします。

 禿げ野郎のデザインは変更されるそうだな。だろうな。あんなんで招致されたら末代まで恥を被るわ。兎に角、ナイスだこ何たらさん。という訳で今日はここまで。は何とかという紫ババアはそんな事言ってたんだ。全くあいつこそアホノミクスだろう。

雑文特別編 一兆年の夜外伝 第急話 戦う士族の役目(中篇)

 どうもこっちも向こうも反対デモする奴らの質ってのは大体同じなんだなあ、と野蛮なデモを見て思ったdarkvernuであります。
 始める前に『格付けの旅』が土曜日までに黒魔法の章03の二ページ目が終わり、三ページ目に入って更に少しだけ更新されましたので読まれたい方はカテゴリ欄の<格付けの旅>又は<黒魔法の章>をクリック。
 さあ、最近人族ばっかりで逃げに入った自分は粛々とそして短く勧めますぜ。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百四十二年十一月十四日午後十一時七分五秒。

 場所は武内大陸平群都久(へぐりのつく)地方馬御厨連(うまのみくりのむらじ)。
 そこに住む陸上種族が海洋種族と共に様々な作物を交換する地として有名。彼らは向こう側にある新天地に思いを馳せながらも一方で新天地への渡航は神々が阻むが故に通れば命に関わる或は穢れを纏うとして彼らは恐れ、渡航する事を許可しない。実際には新天地へ渡ろうとして断絶した一族が存在する。それが応神蟋蟀族の一橋家である。彼らの内の変わり者が一族がもう一組しか存在しないにも拘らず、渡航を断行してそのまま津波に遭って消息を絶った。他には真正神武の血を引く者も又、多くの生命を引き連れて渡航を決意する物の、後少しという所で津波に遭って断念。幸いにも真正神武の血を引く者は生き延びて古式神武の血を引く者と結ばれる事に成る。
 さて、そんな渡航に謀り無きにも挑戦しようとする生命が六名。齢十九にして三の月と五日目に成る武内鬼族のカタリベと齢二十八にして十九日目に成る武内鯨族のマッコウイ、最年長でまとめ役を務める齢三十九にして十一の月と一日目に成るエウク鳩族の柊ポ太郎、最年少にして齢十五にして十一の月と二日目に成るアデス羊族の少年メンデルス・メヒイスト、齢二十歳にして七の月と七日目に成る物部犬族の物部アラ助、最後は齢十八にして十一の月と十四日目に成る神武人族の少年天同十刃。
「本当に行っくのだな?」そう尋ねるのは齢四十一にして二の月と三十日目に成る武内猿族のゴーリンドルは尋ねる。「どう成っても知っらんぞ」
「ああ、行くぞ。その為に俺は先祖が果たせなかった新天地への渡航を果たすんだ。そうすりゃあもっとこの水の惑星を知る事が出来る」
「そうゆう事だ。済まない那、ゴーリンドルさん」
「学者魂が疼くーんだよ。先祖代々から受け継がれーいて来たこの魂をな」
「そーうこなくちゃーね」
「配達事業の更なる発展の為ーに!」
「速く乗レ! でないとわしは沈んでシマウゾ!」
 マッコウイが支える成人体型縦二十、横十、高さ十四の船に五名は乗り込む。そして船はマッコウイの怪力を以って前に進んでゆく--果てしない旅の始まりを覚悟するように。
「果たして十刃様を始っめとしてみんな長い旅を続っけられるのか?」
 ゴーリンドルは知っている。新天地への渡航に於いて一月以上掛けないと長い旅に成らない事。その前に津波が襲い掛かり、彼らを呑み込んでゆく。それから生き残るのは何時だって限りない生命。しかも何処へ流されるのかもわからない程に。
「どうか神様っよ。十刃様を初めっとした彼らに救っいの手を」
 ゴーリンドルは叶わない願いを口にする。神々は助けの手を伸ばさない事も既に知ってる。それでも願わずにはいられない。それが全生命体が共通する他者を敬う精神から来る事も。

 十一月二十一日午前七時六分六秒。
 場所は不明。何故ならそこは海の真っ只中。常に曇り空が続き、一向に晴れる気配はない。
 それでも食糧は一ヶ月分は保障される。例えそれが甘い判断であっても六名は何とか出来ると楽観視する。そう、彼らは楽しむように船旅を満喫。朝早く……正確には夜時間であろうとも彼らは夕食を満喫。時差による影響も多少なりとも管理はしてる模様。
 そんな彼らの様子は六者六様。マッコウイは船を動かす以上は何時休めるのかを催促しては五名を困らせる。そのマッコウイに対して口煩いのは一番の武闘派と謳われるカタリベ。鍛錬を誰よりも愛し、より強い銀河連合との戦いを求める少々困った鬼族の少年。その二名を宥めるのはポ太郎。アラ助は煽り、メンデルスは胃腸の心配をする。一方で十刃は食事を済ませると五名の諍いを放ったらかしにして故郷の方角にある海を眺める。
(全くどいつもこいつも困った生命ばかりだ。僅か四の年の間に俺は新天地へ向かう為の仲間集めをしたけど、みんなして現状やら臆した病に発症してるやらで聞き入れない。どうにかしてやっとこの五名にありつけた上に船を出す許可を貰えたのはここを出る一月より前だよ。全くあの世に居る三弓とやらや古式神武の天同の雄と婚約した七水やらは仲間集めに苦労したんだろうなあ。理解したよ。一大事業やら他の生命と異なる事をやろうとする意味を。それが--)
 とその時、海の向こうより羽を生やした悍ましい何かが迫って来るのを確認。これに気付くは十刃だけではない。
 あれ端銀河連合--一番の武闘派であるカタリベは背中越しよりそれに気付き、振り向いてこう叫んだ!
「馬か鹿かあーあ!」
「いーい、急いで物部刃を用意しるべーし!」
「ヒーイイ、僕は引ーき籠るなりーい!」
「緊急事態ダ! 後方ヨリ羽付き! 前方ヨリ--」
 何--それは他五名は一斉に発した驚きだった!
「--船付き! 繰り返ス! 後方ヨリ羽付き! 前方ヨリ船付き!」
 カタリベとアラ助が真実かどうか確認するとそれは確かに自分達の乗る船と同じ大きさの船のような物に組み込まれた銀河連合指揮官型が迫って来るではないか! そこまで銀河連合は混ぜ合わせる事が出来るというのか! 誰もがそう思った。
(これは今の時期で最も想像が出来ない状況。あんなのは俺だけじゃなく、カタリベだって無理だ。只でさえ、背後に羽付きの指揮官型が来てるというのに今度は質量を以ってあいつは俺達を苦しめるのを嬉しいと思っているようだな)
 それは絶たれた望み。誰もがそう思うだろう……だが、十刃だけはそう思わない。何故なら十刃は全生命体の希望を背負う神武人族の天同家の仙者。故に彼は状況が望み絶たれようとも諦める事なく、次のように皆を鼓舞する!
「足し算で俺達が勝ってる! たかが船に取り付いたくらいであいつが船の動かし方を知るマッコウイと俺達に太刀打ち出来よう筈がない! 足し算だ! どんな手を使う銀河連合とて俺達は勝てるんだ! 足し算を以って今すぐあいつらを倒しに掛かるぞ!」
「足し算駄斗。足し算、科! 流石端俺乃見込んだ人族乃男余!」
 相変わらずお前は誉めないな--と言いつつも十刃は語り部と共に既に利き手に己の物を握る。
「屁が入いーいった理屈でも……構わなーい!」
「そうーだ! 足し算で勝てるなら希望めーる!」
「はーあ、まあそれで良いんならそれで良いんーじゃなーい?」とアラ助は飽きれた後に次のように前向きな言葉を発する。「それがー僕達全生命体なーんだから!」
「指揮官型との力比べに負ける鯨ジャナイ!」
「みんな……本当に馬か鹿で良かった。では攻めに行くぞ!」
 十刃達は前に進む。それは数では圧倒しても質では圧倒される。原因はやはり船付き指揮官型。船とはいえ、やはり渦を利用した戦法で何度マッコウイを酔わせるか。その度に船から荷物が放り出され、更には穴を開けられる。それでも十刃は吠える。酔っていて利がないマッコウイを高揚させる為に!
 一方で三名掛かりで羽付き指揮官型を倒そうと試みるカタリベとポ太郎、そしてアラ助。けれども飛翔する相手にはどうしても質が落ちるポ太郎しか攻撃が届かない。その度に金棒を投げる事で助けるカタリベ。拾い上げるアラ助。何れは指揮官型に良いようにやられると踏んだ武闘派のカタリベは何と飛翔するポ太郎の上に乗っかって指揮官型へと飛んだ! その謀り無きに等しい勇気は功を奏し、左翼に金棒が命中。指揮官型が背後から落下するカタリベの首を狙おうと両翼に風を乗せた瞬間……均衡を崩して中で外の様子を探ってるメンデルスの真ん前に落下。メンデルスに狙いを変えた指揮官型は偶然にもメンデルスの頭上に落下したポ太郎の物部刃に脳天を射抜かれて倒された。
「やったーぞ。はあはーあ、今度は乗らないでくーれ」
「イデデで……ああ、そう成らない事尾祈る」
「全く無茶ー苦茶だーあ」
 羽付き指揮官型を倒されたと見るや船付き指揮官型は渦を利用して退散。こうして一つの危機を乗り越えた六名。
(間一髪。髪の毛の差で俺達は難関を越えた。だが、これからが大変だ。あいつらのせいで余計に航続距離が縮んで楽観視していられない状況へと進んでゆく)
 十刃の予想は正しい。この後、彼らには思いがけない事が起こる……


 さて、夜に追記する模様。どうやら今回は長く成りそうな予感がしたので後篇の所を中篇にした。済まないと思ってるけど、そうしないと駄目だなあと感じたまで。

 すっかり忘れていた黒魔法の章03の二ページ目の解説をしよう。今回は耐震偽装でお馴染みのA氏(ウィキではそう記されてるから覚えておこう)やお笑いコンビ騎士とセックス好きな間違いないが口癖のあの芸人とかを出したぜ。いやあ、やっぱりぐだるなあ。どうしてもデュアンとアルッパーを苦戦させたいが為にとうとう信長をボコったあのボクサーのそっくりロボまで出しちゃったよ。因みに眼鏡に関する情報は解説通り。本当にもう駄目なデモ団体に成っちゃったからな。そりゃあ黒軽部が敢えて名前を紹介しない程にあいつは色々やり過ぎた。因みに眼鏡とあの正宗が繋がってるかについては噂の段階なので鵜呑みにしないように。
 以上で黒魔法の章03の二ページ目の解説を終える。

 ワンパンマンの第二期か。あの冗長で急に説教臭く成って来るガロウ編の始まりか。只でさえあれのせいでワンパンマンの方向性がおかしく成っただけじゃなく更には色んな所に手を出し過ぎて遅筆を招いてる村田版は最早オリジナル展開が始まって何だかよくわからない状況。正直、モブサイコはあのままで良いけどワンパンマンだけは説教臭くせずにごちゃごちゃ言ってないで男なら拳一つで勝負せんか……みたいな展開に戻って欲しい。説教臭いのはゾンビマンとか説得力のあるキャラだけで良いから。というかアニメの方もオリジナル展開やりそうな予感だな。だって村田版がオリジナルやるんだからアニメ二期からオリジナルやらないなんて予想は有り得ないと自分は思ってる限りだよ。
 という訳で今日はここまで。ガロウ編の何が気に入らないかって? それはぽっと出のキャラであるガロウの醸し出す被害者面しながら無用なヒーロー狩りして他キャラを徹底的に下げて来るのが無性にイライラするから。

格付けの旅 おーい、デュアン デュアンとアルッパーを掛けまして、出て来るのは……収拾がつかん

 悪口正宗……それは脱会者にとっては助け舟に等しい元凶。それ以上の事はまだわからない。只わかるのは元凶である事以外さっぱりな点かな?
(俺は確かにゲッチュにやられた。アルッパーもきっとやられた事は何となくわかる。もうこんな展開に成ったら何でもいいから『鳥の詩』でも聞きたい気分さ)
 鳥の詩……それは坂本金八が主役のドラマで一躍ブレイクした女優の代表作。その女優が話題に成る度にこの歌が紹介される。え、黒いネタとどう繋がりがあるかって? それは今回の話で紹介するから待て。
 そんな時、とある合衆国大宇宙にて衝撃のニュースが飛び込む! 何と圧倒的劣勢だと思われた『ドナルド』があの『クリキントン』を打ち破って合衆国大宇宙の支配者に君臨したのだった! 何たる恐るべき事実。これには報を聞いたデュアンのみならず、鶏ヘッドも驚きを隠せない!
「あんな暴言王が大統領に成るなんて聞いてないんだよ!」
 ドナルド……それはマクドナルドのマスコットではない。公職経験が全くない方のドナルドである。彼はあらゆる暴言を以って一躍注目を集めては誰もが泡末候補だと疑って他の候補が共和党の指名に成るだろうと思われた。だが、そんな予想すら覆してドナルドは指名を受けた。そう、とんでもないダークホースだった。そのダークホースはあろうことか女好きで中東にミサイル打ち込むのが大好きなビルの妻であるヘラヘラ(ギリシャ神話の嫉妬深い神のこと)したババアに圧倒的な劣勢を物ともせずに何と打ち破って大統領に成ってしまった。これには思わずこの作品を作った超宇宙の主が急遽シナリオに組み込むという事態にまで発展。本当にプロットがないよなあ、格付けの旅って。
 クリキントン……それはテキサス州知事の前の大統領を務めた女好きとヘラみたいに夫が抱いた女に執拗な嫌がらせを与えるクソババアを指す。解説するのは後者の方。どれくらいクソババアなのか? それは圧倒的な優位を己の悪いイメージで劣勢にまで覆してしまう程にクソババアである。そう、リアルノッチとの指名選で有利に立ったはずなのに人柄と口の悪さだけで結局その争いに敗れてしまったくらいさ。後はまあ、ビルの浮気を放置してるのもクソババアをクソババア足らしめる。それだけクソババアなのである。え、解説が酷いって? 俺はあのクソババアをそう格付けしてるからだよ。
(ヒッスアモト大宇宙にとっては合衆国大宇宙の事情など知った事ではない……誰もがそう思うだろう。無論、俺もそう思い掛けた。だが、ドナルドは基地の負担を避けたいだとかほざいていたな。だから鶏ヘッドは何と加護を失ってしまったんだよ。その失った加護の影響はどのくらいなのかが……お、自ら出て来たな)
 ドナルドはドナルドでもそれはカード名が苗字の方ではない。マクドナルドのマスコットの方の『ドナルド・マクドナルド』が襲来した。
 ドナルド・マクドナルド……それはジャンクフード店の影の支配者。例え日本支部の社長であるサラでも逆らえない恐るべきピエロ。その戦闘力は神や最高神どころか全生命体の敵では上位と匹敵する程に恐ろしい。それくらい恐ろしいのがまさか分身を使ってこの大宇宙に……あ、いけねえ。
 そのドナルドは鶏ヘッドに組み付くと一瞬にして無数の打撃を与えて血だるまにした後、背中を見せながら『M』という血文字をバックに力の差を示しつけた!
「いやあドナルドは嬉しく成るとつい、やっちゃうんだよ」
 これは分身体。本体はもっと恐ろしい。そんな奴が大統領選の結果を受けてあのドナルドが己の存在感を各大宇宙に見せつける為に送り込むとは誰が予想したか。
「オオ、何だか知らないけどドナルド・マクドナルドの分身が来たからにはこれを利用してヒッスアモト大宇宙の支配者である『ゴールデンマンゴン』の討伐に利用しないとな」
 と言いつつも黒軽部は宇宙服を着ないと外に出られないほどに宇宙空間に対応できない一般人だった。そんな一般人でも一応はコンタクトが取れるように通信機付きの宇宙服を着て何とか会話を試みるしかない。
「成程、それがドナルドが求める顧客何だね」
「頼む、ドナルド・マクドナルドの分身。あのドナルドが引き継ぎで忙しいとはいえ、せめて協力して『ゴールデンマンゴン』を倒して欲しいんだ」
「了解したよ。それは素敵な相談だね」
 うぐぐ--鶏ヘッドは僅かに息をしていた。
 奴は最後の力を振り絞ってげっちゅ伝説を熱唱。ゲッチュロボにドナルド・マクドナルドを仕留めるように命令を下した。そして命令を下すと鶏ヘッドは散った。その散り際は三十銀河先にまで伝わり、騎士のボケを大いに泣かせた。彼らは敵討ちの為に三十銀河先まで向かうのであった--倒したばかりのアルッパーと共に!
 到着した時、既にゲッチュロボはドナルド・マクドナルドの放つビッグマックドナドナラッシュで粉々に砕かれていた!
「勝った! 思う存分ヒッスアモト大宇宙を支配しちゃうからね」どこかで見た事ありそうな奇妙なポーズをとって宣言するが、あくまで黒い方だから白い方のネタは出せないのだ。「それよりもまた素敵なお客さんだね」
「なんてやっちゃだ。おい、騎士共。あいつらを得意の漫才で倒せ」
「えっとドナルド・トラン--」
「それは次期大統領だよ!」
 本来なら分身体でも手こずる相手。だが、騎士による掛け合いは意外なクリーンヒットを放つ--そう大統領ネタを出した事で分身体は左肩から先を吹っ飛ばすツッコミを受けて息が荒れる。
「はあはあ、凄い……ツッコミだね」
「弟の仇だ」現実では兄の方だけど、そのボケの方は仇討ちに燃えていた! 「俺達の漫才で葬ってやる!」
「そうだね、手を出すなよ兄歯に坂本金八」
 言われなくともわかりますよ--あれ、兄歯秀頼の様子がおかしい。
 おいもそのつもっだ--と既に元の訛りに戻りつつある坂本金八。
(兄歯はどうゆう訳か『右村河内攻(うむらこうちせめる)』に変わったぞ! これは拙い事に成ったな)
 右村河内攻……それは音楽家を自称する新手の詐欺師。彼の詐欺術は……ってそっちじゃなくて自キャラの方の解説だったな。えっとこいつに関する格付けは何だったかな? 畜生。体が動けたらメモ用紙を取り出せるのに。
 デュアンはゲッチュロボにやられた傷のせいで満足に身体が動かせない事に危機感を露にする。と同時に外貨建て借金返済の絶好の機会だと知って存分に体を休める。さて、問題はこの右村河内攻とは何者なのか?
「俺は何でも聞こえるぞ」
「お前は何もんだ?」坂本金八も先程まで兄歯だった男が別人に成ってる事に気付く。「おい達はさっきまでヅラを被った男と一緒に来やったのに」
「えっと……そうだ」耳が聞こえるブリをする右村河内は内容を察する。「兄歯は『ウィキペディア』の都合で俺と代わって貰ったんだ」
 ウィキペディア……それは募金を催促する事で有名な世界的な大百科事典。そこにはありとあらゆる情報が載ってあるが故に多くの識者がそれを参考にして今日もあらゆる事柄を知る。ただし、論文書く場合は丸写し駄目だよ。だってウィキは誰でもわかる情報だけを乗せる百科事典サイトであって論文作成用のツールじゃないよ。所詮は情報、論文は如何にしてウィキの外の情報を知るかに懸かるんだ。なのでウィキを鵜呑みにせずに自分の目で見れる所は見ようね。何時か俺もウィキペディアに載れたら良いな……最も主が平穏無事であればの話だが。
「『アンサイクロペディア』なら仕方ありませんね」
「ウィキペディアね! そこ嘘八百科事典だから!」
今度は右肩から先を吹っ飛ばし、ドナルド・マクドナルドの分身体は絶体絶命の危機に立たされた。更には坂本金八に依るどん兵衛による意趣返しが来るとは当の分身体は予測出来ない。
「ドナルド、それ見るとあまりにも嬉しくてついカッとなるよお」
「三ねええんんびいいいグミグミグミグミグミグミ!」
 正に『実写版』の悲劇ここに極まれり!
 実写版……それは白い方のネタに成るけど、一応解説しておこう。漫画やアニメ、それからライトノベル小説の実写化には地雷が憑き物。例えば進撃の何たらとか今日から何たらとか僕は友達がうんぬんかんぬんとかピューと吹くうすたとか様々。中でも酷いのはビブリア何たらだろう。『ゴーリキー』の役に対する礼儀の無さは正直俳優として致命的である。どんな作品であろうとも一度決められた役はしっかり果たすのが俳優なのに。どうして実写版をやると失敗が多いのか? 一つに北斗百裂拳をリアル再現しようとして只の指連打に見える悲劇がある。あれを受けたモヒカンは絶対に死ぬとは思えない上に如何にも隙だらけである事が映像で良くわかる。他には規則違反同然の髪の色または目の色がキャラクターそれぞれ違うのに無理に再現しようとして出て来たのが日本人キャラなのに実際の日本人が演じた為に所々違和感が醸し出される事だろう。良くわかるだろう、金髪に染めるやんちゃ野郎共を見てるとわかるようにどうしても似合わないんだよな。後はスピード感溢れるシーンを無理に再現しようとして失敗する。それが作者さえ黒歴史或は別作品としてみれば良いんだ発言に代表される龍玉革命だろう。役者以前にそもそもインフレ激しい龍玉を実写化するなんて無理なんだよ。何で片手でカメハメハ撃つんだよ。兎に角、それらを実写化しようなんて試みが成功するのは藤原竜也が出てる賭博黙示録や死の手帳とか実写化しても問題ない作品だけなんだからいい加減気付け。いや気付かんか、その企画を持ってくる奴らは本当に良い作品が何なのかを見る目がない以上は。
 分身体は確かにグミグミラッシュで消滅した。だが、カッとなった分身体は消滅する前に気絶したアルッパーを蘇らせた--背後で百メートル級の何かが現れた事に冷や汗を流す坂本金八!
「よくも俺をコケにしたなああ!」
 馬鹿なあああ--そう断末魔を挙げた坂本金八は既にアルッパーの強力な胃液が集うラビリンスに呑み込まれた!
「何で好き好んで野郎のを食べなくちゃいけないんだよ、しかもおっさんだし」
「ああ、α--」
「させるかあああ!」食べて直ぐにアルッパーは放射能熱線で騎士のボケの方を消し炭にした! 「後二人だああ!」
「あああ、このままではやられてしまう。ここは--」
 ツッコミの方は助けを呼ぶ--そう、元アイドルであるグルメリポーターを!
「何、俺よりもでかいだと!」
「これが鯨のコスモノヴァ!」
 どうやらツッコミは死ぬ前に間違えて偽物を呼んでしまった模様。尚、本物は余りにも太り過ぎて宇宙病院に入った模様。
「あいつは彦何とかというかつてはアイドルだった奴の偽物か! ネーミングセンスに才能が感じられん!」
「死にそうなデブじゃなくそっくりさんを出すしか能がなかったな! 食ってやるぞ!」
「待て! 俺は耳が聞こえるんだぞ!」
 何と偽音楽家の振りをした右村河内攻はモーツァルトのレクイエムでLの座り方をしたデスメタルの化粧をした男を召還! 瞬く間に何と一秒で十一カイザーウェイブを放ってそれを受けたアルッパーは口から血を大量に吐き出してしまった!
「お前誰だよ! 確かに実家が怪しい新聞売ってるけどさあ!」
(流石にクラウザー繋がりで奴を召還したが、あいつは間違いなく危険だ。頭のキレと演技力とそして何よりもあらゆるサブカルチャーに詳しい知識といい!)
 そう考えてデュアンは起ち上がる--が、立ち塞がるのは何と何時の間にか出現した元柔道家の嫁であった!
「実は今日、そうはいかんざきと叫んでみました!」
 デュアンだけじゃない。アルッパーもその場にいた全ての者がその存在に恐怖を感じた! まさかこんな形で打ち切りが迫ってるなんて!
「拙い! あいつだけは関わってはいけない!」
「早く先生を避難させないと!」
 パチモノは早速『ゴールデンマンゴン』の所へとテレポートで向かった。
「右村河内攻!」直感で耳が聞こえないと判断したクラウザーさんは手話で右村河内に伝える。「今直ぐその場を離れろ!」
「よくわからんなあ」だが、手話が出来ない振りをする右村河内は敢えて手話を無視する代わりに謎の理解力を以ってこう答える。「だが、お前の言ってる事は理解した。離れるぞ」
 クラウザーさんと右村河内はワームホールを作ってそこから逃げる。
「あ、確かデュアン・マイッダーさんとアルッパーさんですね。私は君達のファンですよ!」
「拙いぞ、デュアンにアルッパー! そいつに応援されたら--」
 もう遅い、黒軽部えええ--デュアンは突然出現したダモクレスの剣を受けてアルッパーや黒軽部諸共、事象の地平に跳ばされた!


(ここは何処だ? まさか俺達は『デスブログ』の前に屈したのか?)
 デスブログ……それは各国家さえ研究の対象にするとある芸能人のブログ。そのブログに記された事は高精度でブログ主に興味を持った対照を撃ち抜く悪魔のブログ。そう、競馬界の負け犬と呼ばれる彼女が応援した馬は敗北続き或は騎手が高確率で不幸に遭うという笑えない精度を誇る代物。あのインチキ占い師でさえそいつに対しては無力だったし、御神木でさえ彼女の魔力に無力だった。近年ではゲスイ音楽家のゲスなブログも有名だが、こちらはこちらで厄介極まりない。
「俺は死んだのか! ああ、恐いよおお!」
「五月蠅いぞ、都知事選落選の眼鏡! このくらいで俺が怯むかああ!」
 アルッパーはホワイトホエールの応用で事象の地平を越え、それに乗じてデュアンは黒軽部を連れて脱出。すると目の前に『ゴールデンマンゴン』がクラウザーさんとグルメリポーターの偽物を引き連れてデュアン達の前に聳える!
『ようこそ私の居城に』
「出たな、ヒッスアモト大宇宙の支配者ゴールデンマンゴン」
 続きは『デスブログの恐怖』で宜しく!



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雑文特別編 一兆年の夜外伝 第急話 戦う士族の役目(前篇)

 どうも色々とサボって申し訳ないと思ってないdarkvernuです。
 という訳でさっさと終わらせに行きましょう。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百四十一年十一月六日午後十一時二分七秒。

 場所は真正神武首都六影。
 齢十四にして十一の月と六日目に成る神武人族の少年が何かの背中を追う。彼の名前は天同十刀(ととう)……父親の跡を受け継ぐに相応しい呼吸法を持つ次期最高官。そんな彼が何を追ってるのか? それは一般生命に交じって真正神武を食らおうとする銀河連合に対して左肩に抱えた袋から包みで覆った包丁を取り出す。そして袋と包みを傷付けないように流すようにしなやかに置くとすぐさまその人型の正面に立って……人型の恐るべき噛み砕きを包丁で受け止める。
 うぐ--と叫びながら十刀は左手の甲に歯型の傷を一つ付けてしまう。
「兄さんが出来て……僕がここでやらなければ最高官の資格はないんだよ!」と雄叫びを上げて人型を慄けさせると、その隙を逃がさずに右足を踏んで加速! 「縦にやれば……そう、縦にやるんだ!」
 恐怖と向き合って十刀は上から下に振り下ろした! すると人型の額から喉に掛けて一文字の傷が入り、そして血飛沫が上がる。やがてその傷が元で人型は大の字に倒れて十数秒の痙攣をした後に命を落とすのだった。
「はあはあ、やったぞ! うううう、ぶふうううう!」
 十刀は銀河連合を倒した事に耐え切れずにその場で胃の内容物を吐いた。彼にはそれが耐えられない程に心が綺麗である。
「で、でも、でも……これでみんなを」
 とその時、十刀の背後より別の人型が十刀の持っていた包丁を左手に持って頭の天辺に向かって振りかぶった。「こっちだ」という十刀でも気付かない声が響いたが何なのか?
 え--だが、十刀は死ななかった……背後で発生した噴水を背に浴びて驚くような呟きを発する。
「何……ってわアアアア!」
 十刀が見た物……それは中心縦一文字に裂かれた別の人型とその先で見下ろす成人体型一とコンマ三に僅かだけ届かない人族の少年の姿。いや、訂正する。正確には十刀が知る人族の少年が銀河連合の血飛沫を体に受けて立っていた。
「兄さん!」
「何でまた俺を追ったんだ!」
 彼の名前は天同十刃(とば)……十刀の双子の兄で勿論、仙者。十刀と異なり、銀河連合を倒すのに躊躇いはない。
「だってこうしないと……ううううぶううう!」
 再度吐く十刀に血だらけの十刃は両手の血を拭った後に彼の元に近付き、優しく背中をさする。
「それがお前の限りある界隈だ。お前は戦う士族じゃない。俺達戦う士族の所へ向かわずにこの国を良いようにしなくちゃいけない定めだ」
「何で何時も兄さんに……兄さんだけ銀河連合に立ち向かえるんだよ」
「何故か? それは産まれた時から不思議でもある。だからこそ俺はこの国の最高官に相応しくない。俺にはあれこれと難しい事はわからない。だからこそお前が羨ましい……お互い様だ」
「そうやって兄さんは直ぐ距離を置く。直ぐ僕を気遣う! 親同士で決めたサレネとの婚約だって兄さんが勝手に僕に譲ったせいで僕はサレネに入らない気遣いをしてしまった。本当はサレネと兄さんは愛し合って良い筈だったのに」
「ああ、勝手な兄貴で済まないな。だが、俺ではサレネを幸せに出来ない。産まれた時からずっと戦いばっかりするせいで俺はすっかり戦いがないと……銀河連合の存在がないと生きていけない穢れた精神に変質した。それじゃあこの国の生命が幸せに成れない! だからこそのお前だ。お前は銀河連合一体倒すだけで二度も吐く程の精神だ。穢れを好まないお前の精神が肉体と一致団結して胃の内容物を吐かないと穢れを絶てないほどだ。わかっただろ、お前は戦う士族じゃないって!」
「それじゃあ兄さんが幸せに成れない。戦いばっかりでしかも銀河連合を求めるような兄さんじゃあ一生幸せは訪れない。ここを離れる事だってそうだ。兄さんは勝手過ぎる!」
「ここを離れるのはお前の為じゃない」と言って十刃は十秒ほど目を瞑った後、こう告げる。「俺の為だ」
「兄さんの為?」
「ああ。お前の為に離れるなんて罪深い。それじゃあ神様に怒られてしまう。俺が居たら幸せに成れないとかそうゆうのを親父だって思っても居ないし、何よりもお前だって納得いかない事くらい知ってる。だからこそ俺はかつて先祖がやりたくても果たせなかった『新天地』を目指そうと思い、ここを出る事にした」
 『新天地』で兄さん自身を幸せにする為--それには十刀もどう反応すれば良いかに悩む。
「安心しろ。そこで何かあった時は一日でも早く帰れるようにするからな。俺だって親父に許可を貰う時は色々大変だったんだよ。それに俺だってこの国の一員として祭りごとを一生懸命やるつもりもある。ま、まあ少し小難しい事は色んな奴から教わるから、さ。だ、だからもう良いだろ!」
「いや、まだ納得いかない! やっぱり兄さんは勝手だ。サレネはどうするんだ!」
「もう良いだろう。親同士とか俺の勝手とはいえ、お前は誇れ! サレネは俺の掛け替えのない雌じゃねえ。お前の雌だ! だからお前がサレネを幸せにしろ! それがサレネの家の訓だろう。ヘラルド家は……嫁いだ家の為に尽力を尽くせ、と!」
 全く悲しむ事もさせてくれやしないよ、兄さんは--と十刀は悔し涙を流すのであった。
「もう十分泣いただろ。ほら、俺の奴を貸すからしっかり拭け……穢れたらどうする!」
 そこは昔から遠回しの慮りを知らない十刀。礼も言わずに既に全身を拭いているのであった。
「全く勝手だよ、兄さん」
「オイ、礼くらいは言ったらどうだ?」
 御免--と謝る十刀。
 それじゃあ--と互いに曖昧な別れの言葉を告げて、それぞれの道を歩み出した。
 二名は知らない。これが今際の際の別れである事に……そして今回の主人公である天同十刃の真正神武の後継者を探す戦いはここから始まる。


 という訳でいきなり戦いから始まったお話。まさかにパート目でここまで長く成るとは思わなかった。でも安心を。次は長く成りませんよ、多分。

 ジョジョで思った事だけど、あの世界の奴らってどうして変態あるいはゾンビ的な動作をするのが多いんかな? 幾ら背中を向けると命に関わるとはいえ、階段上るのに足から登ってゆく乙雅三や嘘を汗で確認する為に本当に舐めてやがるブチャラティや幾ら五十代の婆とはいえ、リサリサ先生に対して良くわからん足触りをする柱の男カーズとか。荒木飛呂彦の脳は一体どんな構造をすればあんな変態チックなキャラが出来上がるんだろう? 特に暗殺チームのメローネなんか親御さんに見せられないよ。
 という訳で今日はここまで。来週はタカキかアストンが死ぬな。せめてタカキは生きてくれよ。一時的とはいえ、死亡を免れた上にビスケットの帽子を被った年少組のリーダーなんだからさ。

雑文特別編 一兆年の夜外伝 第急話 冬雄と七水以降の天同家の系譜

 どうもクネクネがかつて眉毛が方向性を決定付けさせてポマードが実行に移した消費税率支持率に成って一部地方ではゼットセイバー使いと同じ名前の支持率に成ってるというある意味こう成れば支持率に気にせず政策をやれるんじゃないかって思えるくらいに悲惨に感じた自分darkvernuであります。
 さあ今回はこちらもクネクネさんと同じく電童のラスボスの一人の名前みたいに零から始めるとしましょうか。

 二つの天同家はこの後も子孫を残してゆく。時には系譜が立たれる危機に何度も立たされながらも彼らは幸運にも運命的な出会いと別れを繰り返し、子孫を反映させてゆく。時には生み過ぎた子供達を他所の家系に送る事で繋がりを深めてゆく。
(銀河連合との衝突はもうほとんどない。七が築きしあの新天神武では力道党の勢いが衰えるのも無理からぬ事。さて、そこは本道に関する事柄だな。先ずは星央(ほしお)の系譜から行こう)
 ある存在は漂う中で星央の系譜を口にしてゆく。次のように変遷していった。先ずは天同七水の兄である真正神武の五代目最高官だった天同三弓(みゆみ)の後を継いだのは末弟で四代目最高官だった天同八木(やつき)と飛遊蒼美(あおみ)の遺児である十蒼(とあお)とエピクロ人族である田舎暮らしに成れた一族である因崎家のお転婆娘海美(うみみ)との間に出来た二名の内の長女に当たる海蒼(うみあお)が赤子のまま最高官に就任する。そして海蒼の弟である十一(といち)とストテレス人族で新興一族であるバズン・ヘラルドの双子の姉妹の一名である妹の方のミルナが彼の元に嫁いで十一とミルナとの間に七代目最高官十二(とに)が産まれる。更に十二はミルナの従兄妹であるラメルナと恋愛結婚。彼女との間に過去最高の十一名を産んだ。だが、十一名の内九名が他の一族の元へと嫁いでゆく。残ったのが双子の仙者である十刃(とば)と十刀(ととう)。十刃は自ら資格がないと踏んで最高官を弟である十刀に譲るように家を出る。
(これくらいで星央の系譜を語るのはここまでにしよう。次は八弥の系譜だな。冬雄と七水との間に出来た子供は一名だけ。名前は冬水で彼は仙者ではない。仙者ではない。勿論、冬水と武内人族の正希との間に出来た子供達三名も仙者ではない。しかも三名共象徴に成る程に寿命が短い。それでも末弟の水希とミルナの姉であるサルナ・ヘラルドとの間に出来た子供は間違いなく仙者である水流(みずる)。ここから先は古式神武はどのようにして受け継いだのかを見よう)
 水流は後にヘラルド家のマルナラとの恋愛結婚を果たして五名の子供を産むもうち四名は雌であった。故に二名だけじゃなく、当時の最高官である禾野コケ登良(とら)は大いに焦った事だろう。だが、仙者ではないものの最後の子供である八水(やつみ)は雄である。故に八弥の系譜は男系が守られる。それに八水は常陸家の五月(さつき)と婚約を果たして三名の子を儲けた。
(今回見るのは……歴代の天同家では最も戦いに明け暮れたと噂される天同十刃についてだろう。僕は知るべきだ。僕へと至るルーツを)
 天同十刃が生きた時代とは今からIC(イマジナリーセンチュリー)百四十一年十一月六日午後十一時二分七秒……


 という訳で古事記並みにややこしい系譜を読ませてしまい、申し訳ない。心配無用ですぞ。明日から天同十刃の話が始まり、いきなり戦いの真っ只中に突き進む彼の活躍が見れますので。

 マックンが誰を支持しようと自分としては日本に有難い奴を大統領にして欲しいだけであいつらの国が良く成る事は微塵も期待しない。但し、マックンの言う通りババ抜き野郎はほとんどの政策を実現出来ないだろう。こればっかりは腐ってもアメリカだ。ドゥ何とかが好きなようにやれるフィリピンと違ってシステムが複雑に絡み合うアメリカで権力を欲しいがままにするのは難しいでしょう。
 という訳で今日はここまで。とうとうプロにもマジンカイザー級のマジンガーが出て来たか。後は大介さんのグレンダイザーがグレンアンペラールに成る事を願うばかり……流石に無理か。それだと反重力ストームが最強武器に成ってしまいそうだ。
プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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