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雑文特別編 一兆年の夜外伝 第結話 蘇我フク兵衛の存亡(後篇)

 どうも来週からようやく雑文が再開できると思ってここだけでも気合を入れたつもりで書こうかなとあのハンカチさんみたいな事を書くdarkvernuです。
 さあやるかあ。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百一年七月三十一日午後五時二分九秒。

 場所は蘇我フク兵衛の集落跡。
 短い年月を掛けて二名による復興作業は既に銀河連合に依る穢れを払う為に従来の塩撒きを始めとして様々な試みが為された。二十八代目もバリステン・バルケミンも学者肌の生命故に従来の塩撒きに科学的根拠の乏しさを実感しつつも儀礼的な行いを止める事をしない。彼らもまた神々を尊重するが為に従来の方法を継続する。
 そうして徐々に地図のないかつての故郷を復興させるは齢十九にして十一の月と一日目に成る蘇我梟族の少年と齢三十八にして十一の月と七日目に成る仁徳人族の老年。歳の差にして二倍の二名が若い感性と長年培って来た知恵を振り絞って復興を進める事で徐々にこの地に戻ってくる蘇我梟族の者達。その話は機会があればまた。
 今は戻ってくる梟族の者達の話よりも彼らの今後についての会話だろう。
「どおうだああい、四の年もおお住んでの感想は?」
「わしは爺さんだ。このまま死ぬまで暮らすのも良いかも知れない。けれども爺さんらしく何時死ぬかもわからない時に何も残せずに死ぬのは良くないからな」
「それ四の年いいも言ってたんじゃないの? 何時までえええ言い続けええるんだ?」
「安心しきれない物だよ、歳摂るというのは」
「全然理解出来なああい感情だああ」
「一の年が過ぎる感覚の異なりを教えてやろう」
「散々言い続けええて来た事おおおなのか? 確いいいか水の惑星いいの時点が、太陽系全体の公転周期が早まああってるせいだろう?」
「相違。各生命は歳を摂る毎に一の年への重みが軽くなる。例えば五歳に成る生命なら一の年に掛かる重みは人生の五分の一。お前さんは十九歳なので十九分の一の重みで五歳の生命の三分の一しかない」
「成ううう程、それは納得したくなるかなあ?」
「だからわしならお前さんの二分の一の重みしか感じない。それ故に時間への対応がどうしても深く感じないのが辛い。だからこそ歳を摂るのは宜しくない」
「そうかああ、歳を摂るのは好きじゃないんだなああ」
「だからこそ生命は子を欲する。子に己の魂を吹き込みたくなる。まだ子供を作らないお前さんにはわからない感情だな」
「居たああんだ、バリステンにいいも」
 ほい--バリステンは地面に生き別れの子供の似顔絵を描く。
「こおおれ、本当にいい合ってええるのか?」
「合ってるぞ。名前はマーシャンさ。あいつならば上手くバルケミン家を支えてくれると信じてるんだ」
「それは期待出来そおおうだああな。ところで今後どうすううるか話しいい合おう」
「有無。塩撒きは神々への感謝を込めての事。後は科学的に重要な土を耕す作業、土の健康化促進、それから正常なる神々の涙を降らせる事も又、土にある穢れを払う上で重要だろうな」
「雨かああ」
「どうした?」
「いや何だああろうかなあああ。雨がああ降ると何時うううも顔も見ない父の事を思おおう。もしいいいかしたら父は『空の秘境』にいいい飛んで行ったのではないだああろうか?」
 それはないだろう--と口にしつつも心の中で納得するバリステン。
 バリステンはこう思った。もしも二十五代目が行方知らずに成ったのは『空の秘境』が関係してるのだと。但し、それを裏付ける証拠は何処にもない。今はそう願うしかない、と。
(復興うううの初期段階は終わったあああ。ここからが大忙しいいいに成る。ここおおに今更戻ってくる俺ええの一族がやって来ううる。それも一名いいいじゃない。百名以上うううが戻って来るだああろう。果たああして俺達はおもてなしがああ出来るだろうか……いや、やって見せええるさ! そおおおれが帰ってきたああ蘇我フク兵衛の務めさああ!)
 蘇我フク兵衛はこの世とあの世でも続いてゆく……

 IC(イマジナリーセンチュリー)百一年七月三十一日午後五時十分一秒。

 第結話 完

 第序話 に続く……


 これにて蘇我フク兵衛のお話は終わりました。次からは三兄弟の章の後日談たる連続ストーリーをお届けします。

 さて来週からは雑文が復活します。多分、来週のお題は新たな政見放送芸人をネタにした時事ネタをお送りするかと。いっそブームの去ったポケモンGOのネタでもやろっかな(来週で終息するかは別として)?
 それじゃあ今日はここまで。伊勢ともかが復活したぜ。金曜は大忙しだね。

雑文特別編 一兆年の夜外伝 第結話 蘇我フク兵衛の存亡(前篇)

 どうも絶望編でもボクサーは超高校級のヘイト発生器として機能していて葉隠とは別の意味で出て来る度に好感度を下げまくってるんじゃないかって思ってしまい、若干可哀想に感じた(とはいえこいつに同情する気が全く怒らないのは本音だ)darkvernuです。
 さて、蘇我フク兵衛一族のお話の最後をお送りしますか。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百年七月三十日午前六時九分九秒。

 場所は蘇我フク兵衛の集落跡。
 齢十五にして十一の月に成ったばかりの第二十八代目にして第二十五代目の最後の子供である蘇我フク盛が帰還する。彼は先の銀河連合に依る襲来で壊滅した集落を復興させる為に帰って来た。そして--
(二十六代目はあああ技を吸収する前に早死にいいし、遠い血縁でああある二十七代目は引き継ぎにしては寿命が短かああった。それから二十五代目である父親の顔も知らない俺ええがここへ帰還したのは……そおおれにしても鼻にきつい)
 たった一名だけで帰還した際に感じた事とは即ち、銀河連合に依って食われた土地は生命が暮らすには臭いが非常に辛い事。幸いだったのはその臭いも土地も生きてる内に回復が可能である事がわかった。
(とおおはいえ、父が去っていくうう事に成ったこの集落ううの回復は健康面んんで大いに苦労させられええるだろうね。俺は三十に届く前に想念の海に旅立つ事に成っても一向に構わないけど、けども顔おおも知らない父が旅立たあああなくてはならなかったこの地を再びあの頃の様に取り戻すのはああ最後の子供でええあるこの二十八代目である俺の務めええだからな。
 そおおの為にも俺は帰って来たああ。幼きいい日の記憶を頼りに一いいいの年以上も彷徨って遂いいに……腹がああ減った)
 だが、二十八代目の持参品にはおにぎり一つもない。彼は少し悔いた。こんな時に飢えの心配をしてしまう己の能無しに。己は歴代の蘇我フク兵衛の中で最も能なしだと自覚していただけに彼はこんな事に成るくらいなら出し惜しみするべきだったと悔いる。
 おや、ここで何してるのかな--そこに齢三十四にして六の月と十一日目に成る仁徳人族の中年がおにぎり二個を片手にやって来る。
「おやああ、そちらは人族でえええ」
「挨拶しろよ、出ないと自己紹介しないからな」
「済まなああい。俺は蘇我梟族の二十八代目蘇我フク兵衛だああ」
「わしはバリステン・バルケミンといい、既にバルケミン家から勘当を受けた身だよ……おにぎり欲しいか?」
 蘇我フク兵衛とバルケミン。この出会いは蘇我フク兵衛が暮らす集落の新たな始まりの一端に過ぎなかった……


 と言う訳で蘇我フク兵衛一族の物語の最終章をお送りしました。明日で後篇をお送りしますが必ずや簡潔に向かうよう努力したつもりで行きます。

 超高校級の占い師は仲良く成る度に好感度を下げる事で有名でプレイヤーはこいつとの通信簿を埋めようとする気を失せてゆく。それとは逆にボクサーさんは今回のダンガンロンパでは別方面のネタキャラとして人気である(下方向にな)。幾ら何でも出て来る度に好感度下げるなんて普通は有り得んぞ。葉隠ですら本編では模擬刀使いとシャイニングメッセージで数々の迷セリフを残して愛される馬鹿(愛されないのも含めて)に成ってるんだぞ。ボクサーは果たして好感度を爆上げイベントが用意されるのか? カムクラ化に最後の一押しをやらかした上に無用な釘宮殺しの汚名はそうそう拭える物じゃないぞ。というか元生徒会長さんは学園の腐敗を正す前に先ずボクサーの腐敗を正すべきだった……あいつは汚れ役として三流過ぎる(汗)。
 と言う訳で今日はここまで。声優の誤植で思ったけど、もしかしたらモノクマ小高の下ネタ発信機であるパン大好き変態野郎である諜報員も出るんかな?

雑文特別編 一兆年の夜外伝 第結話 蘇我フク兵衛の革命(完結篇)

 どうもポケモンGOは立ち入り禁止区域以前に自分はどうしてこうゆう時期に雑文を書けないんだと絶好のネタが降って来たのにその機会を悉く逃した事を嘆くdarkvernuです。
 一兆年の夜外伝を始める前に『格付けの旅』の白魔法の章03の二ページ目が終わり、三ページ目に入りましたので読まれたい方はカテゴリ欄の<格付けの旅>又は<白魔法の章>をクリック。
 さあ、ポケモンGOの問題点を含めた事は核解説を終えた後に長々と語るさ。

 IC(イマジナリーセンチュリー)九十七年七月二十四日午前十一時七分六秒。

 場所はプロタゴラス大陸ソフィス地方タゴラス村北地区。
 齢三十にして二の月と十四日目に成る蘇我梟族の蘇我フク真家は号外である集落が銀河連合に依って食われたという記事を見て動揺を隠し切れない。
「どうううしたのおお、とうちゃああん?」
 齢三にして十一の月に成ったばかりの連れ子であるフク盛は窺う。
「ああああ、少しなああ。父ちゃんはまああた旅をするかああもしれないと思って」
「昨日帰ったばかりなのオオに?」
「済まない、またフク餅お婆さんと一緒に僕うううの帰りを待つううんだああよ」
 わああかった--とフク盛は父の事情を理解して行かせる。
「まあた行きいいますか、元二十五代目ええ?」と食器洗いを終えたばかりで汗を拭うのは齢三十八にして四の月と六日目に成るタゴラス梟族で蘇我フク十兵衛とは別の元蘇我梟族のフク餅・モッチェンは視力調整器具の透き通った部分を光らせて言葉にする。「今度おおは号外を見てえええらく顔色がああ焦りを見せるわねえ」
「実は故郷に妻と僕の後を継ぐうう子を置いてええいったんだよ」
「知ってええるわよ、何度も説明しないでええ」
「そこに流れ星が落ちたああらしいんんんだ。だからああ居ても立ああっても居られないんです」
「それは深刻ううね。あ、ちょおおおっと待ってええてね」
 フク餅は余り友者の居ない雌。何時もはっきり言う性格の為に北地区には一名も友者は居ない。仮にいてもほとんどが想念の海に旅立つほどに短命。それでも彼女を理解する生命は居る。それは南地区に居る駱駝族の雌で年も近く、悩みの相談も良く乗ってくれる。彼女は深刻な話をフク盛に聞かせない為に南地区まで行って友者の所に預ける。それから三の分より後に戻る。
「確か後数の年に引退すううる駱駝族の雄の嫁さんの所だったねええ」
「私には友者がほとんどおお居らんからねえ。そんな私の唯一で二名も居ない駱駝族の奥さんなああんだ。まあ私は孤独でもなああいから死ぬ時は悲しくはないいいね」
「深刻な事を口にするのではああない。貴女がああどんな形であれ、長生きしなくてはいけないんだああよ。それくらいでないとみんながみんな貴女みいいたいになれないからああな」
「お優しいいいねええ。これは嫁さんに少し対抗したくなああるわねええ、まあ本心じゃあないけどおお」
 有難う御座いますうう、フク餅さん--と感謝の意を籠めて家を出るフク真家こと元二十五代目。
 彼は旅立つ前に連れ子のフク盛に声を掛けてどんな事があっても父の心配はしないように励ます。それが終わると彼は南地区から一族が暮らす集落へと目指す。

 午後六時七分五十一秒。
 場所は空の秘境。陸には秘境神武、海には竜宮と並んで空の種族がそう呼ぶ雲という生命が乗っかるには質量が軽い場所に幾つもの神々が眠る秘境。
 そこは神聖不可侵で本来なら生命は立ち入れない秘境。ところが、フク真家は立ち入る事が出来た--何故なのかは彼自身もわからない。
(本当に在ったああんだ、空ああの秘境とは!)
 フク真家はそれが伝承にしか乗らない幻の秘境だと故郷の頃より聞かされ続けた。だが、実際に立ち入った以上は認めるしかない。
(そ、それよおおりも早く集落へええ向かわなああいと!)
 彼が雲の上まで上昇するのは早く目的地に着く為。しかも生命にとって比較的呼吸も万全で肌寒さも大丈夫な高度を飛んで急降下するように故郷の集落まで向かうにはちょうど良い高さだった。
 だが、彼にとって予想外なのは雲の上を飛んでゆく内に空の秘境と呼ばれる幻の地へと立ち入った事だろう。その為、本来ならば神々を崇めるべきであるが状況が状況なだけに彼はそれをする暇がない。
(申し訳ありませええん、神様よおお。僕ううは罪深くお急ぎしますうう。また立ち入るうう時に罪を告白して懸命に崇めてまいりたい所存でありまああす! 妻や跡をををを継いだああ息子やあそこに住む同胞の為えええにも僕は!)
 速度を上げるべく後ろ翼に受ける風を最大まで高めるフク真家。そして加速。空の秘境を越えるべく前進。
 とその時、雲の上なのに落雷が発生--それをまともに受けたフク真家の脳裏に死が過ぎった!
(ああああ、僕は神様を崇めんが為にイイイ!)
 それから空の秘境全体が揺れ出し、雷を受けたフク真家共々飴細工のように混じりあって……水の惑星から姿を消した!
 こうして二十五代目蘇我フク兵衛は歴史の表舞台より姿を消す。彼がどう成ったかは誰も知らない。残った一族は彼の帰りを待ったのか、それとも死んだと受け止めて明日を目指すのか? そこまでは語る事はない。
 只わかるとしたら彼は歴代の蘇我フク兵衛で唯一革を新しくした事だろう……


 という訳で二十五代目のお話は幕を閉じた。それにしても超展開でないと駄目なんて何処まで自分は無能なんだろうか。それなら天才だと思い込んだ勘違い野郎共(自分の知ってる限りならエガワと竜何とかとTSKだと思う)の方が遥かに有能だな。但し、卑怯の内の一つを出した事は多分良かったと思う。超展開さえなければね。

 さて、白魔法の章03の二ページ目の解説でもするか。常にプロットを考えずに突き進むのが自分。その証拠に勢いで巨大木造戦艦を出したと思ったら同ページ中に破壊して、それから意味不明なまま次のページに移る……そんな感じとしか解説出来ないね。本当に後先考えないから展開だって雑だし、新キャラだって使い捨てられるし、後は01から登場して来たパチモン集団は何がしたいのかわからなくなるね。仕方ないさ、白魔法の章はアニメ・マンガを初めとした二次元の世界をデュアンとアルッパーは訪れて様々な法則に悩まされつつも潜り抜けてゆく章なんだから。
 因みに実写とかは本編でも語ってるように藤岡弘、を初めとした例外を除いて黒魔法の章で語るので仮に暴れん坊将軍や必殺仕事人が出て来てもそれをパクった物やそれに関係する二次元のみ扱う事とするからね。だって実写は実写だし(笑)。
 と短い時間で白魔法03の二ページ目の解説を終えますなあ。

 リアルポケモンGOにしたらどうなるんかなあ? 実際のポケモンGOで現実にある建物や安全保障上立ち入ってはならない場所なんかにバーチャル化したピカチュウやメタモンが生息するもんだから馬鹿は分別考えずにコンプリート目指して牢屋に運ばれるけどそれが実体化したらと思うと怖いもんだよな。
 但し、ポケモンGOでわかった事はこれを機に他企業もこぞって引き籠り対策でもするかのようにそんなアプリを出して来るだろうな。例えばバイオハザードGOで学校にタイラントが出現してバーチャル化した武器をどっかで入手して倒すとか、アンパンマンGOで様々なアンパンマンキャラを探しに行ってたまにバイキンマンが悪事を働いたらアンパンマンと一緒に戦うとか、それか妖怪ウォッチGOをやったり、スパロボGOで現実にある世界で様々なロボットに命令してリアルスクコマしたり、戦乱カグラGOで……挙げたらキリがないな。
 兎に角、ポケモンGOは確信過ぎるシステム故にあれを機に様々な試みがされると自分は思うね。問題点云々も含めて。だからこそこの時期に雑文を書きたかった! 畜生、期間限定のネタはここで書かなくて何処で書けば良いんだよ(悔)!
 という訳で今日はここまで。ストリートファイターGOなんか面白そうじゃん。まあウメハラが飛びつくかが問題だけどな。

格付けの旅 デュアン・マイッダー死す 虚無った戦史DUAN

 時代劇……それは常日頃から江戸時代中期から後期辺りを描く事が多い。初期の忠臣蔵から後期の鬼平犯課帳まで。何、源氏物語とかはどうしたって? ここで言う時代劇とは江戸時代を舞台にした物を言う。まあそれいったら新選組が活躍する幕末だって江戸時代の時代劇に繋がるよなあ。
(と真伝・乱舞の太刀を受けて変な事を思ってしまった。これは拙い事に成ったなあ。さあどうしようかなあ?)
「俺の歌を聞けええええ、アカシックノヴァアアア!」
 XN-Lの同類である巨人族の長を倒した大技を熱気は繰り出す。それに対してデュアンは何と裏技を使って次の展開に持ち込んだ!
「な、な、何て事を!」
「あ、『ありのままに起こった事を話す』。我々はデュアンとランサーの戦いを見物していたと思ったら何時の間にかデュアンとキャスターの戦いを観戦しているではないか! これは魔法とかそんなチャチな物じゃあない! もっと恐ろしい禁呪魔法でデュアンは強制的に展開を早めているではないかああ……」とバルバトス・ワカモトは解説して見せた。
 ありのままに起こった事を話す……それはモナリザ飛呂彦超宇宙にあるJOJO大宇宙のスターダストクルセイダーズ銀河にある太陽系第三惑星で戦車使いの突飛な髪形をした突っ込み役がラスボスのスタンドを味わって仲間達にそれを文字通り味わったままに話した事。ギャグとシリアスを織り交ぜたような解説をした為に汎用性は非常に高く、各超宇宙の創造主共はこぞってこの手法を使う事が多い。だが、気を付けて欲しい。彼はギャグを言ってるのではない。仲間達に訳わからないのを承知で語った。にも拘らず、彼の恐怖体験を面白がるなんて各創造主はどうかしてると思わないかね?
 と『お前が言うな』と言いたくなるような解説をするデュアンは放っておこう。問題はアルッパーは何処に行ったのか? それが前ページで起こった問題。

 その頃アルッパーはせがたを仕留めて辞世の句を聞いていた……石川インパクトの頭上にて!
「カイシャク……グフッ! SSしろオオオオ!」
「それしか言わないならいっそ食べてやるううう!」
 アルッパーが巨大な口を開けてせがたを呑み込もうとした時、何と横からアカシックノヴァを放つ熱気が襲撃して来るではないか! それを右脇腹に受けたアルッパーは根の堅洲の国を開いてしまった!
「どうだああ、デュアン・マイッダー……って何が起こったんだ!」
「ウガアアア、それは俺も聞きたい!」
 そうか! デュアンが次の展開に持ち込んだ禁呪魔法。それは熱気を強制的にアルッパーと戦わせる為の『フラグコンバート』であったか!
 フラグコンバート……それはCOMPACT2三部作で使用されたソロモンの悪夢問題の事。尚リメイク作の衝撃では忍者戦士達が転移されるかされないかで宇宙篇に飛ばされるかそれとも地上篇で安穏とするかに違いが生まれる。少なくとも地上篇で転移されると『経験値泥棒』が当分の間出て来ない為に安堵するプレイヤーが居たとか居なかったとか。
 アカシックノヴァを脇腹に受けてゲロを吐き続けるアルッパー。まさか己の相手を押し付けて来る事に彼は益々デュアンに怒りを覚えるのであった。
「おのれ、あの二本足! 折角食べられたのにこれじゃあ--」
「どっちでも良いだろう! 俺の歌を聞けええええ!」
 その時、根の堅洲の国より忍者戦士が現れるではないか! ああ、何という悲劇か! それは『経験値泥棒』である方の忍者ではないか!
 経験値泥棒……それは機械仕掛けの忍者戦士をそう指す。奴は自軍の戦力に成るまで合体の合図が出る度に何処からともなく現れては行動回数が二回という破格の条件と高スペック、更にはレベルがほぼMAXの状態で並み居る雑魚を片付けて行くという存在。それだけならまだしも奴の恐ろしさは何と倒した相手の経験値どころか資金さえ自軍に齎さないという物。その為、多くのユーザーは機械仕掛けの忍者戦士を忌み嫌ってどうにかする為に忍者戦士出現条件である三人の忍者を出撃させないか或は早々に合体させて被害を最小限に食い止める以外にないという悲しい事実。さて、余談に成るがこの忍者戦士は後に敗北条件を簡単に達成する疫病神と化して一部では何とかスレイヤーという不名誉な称号さえ貰ったとか貰わなかったとか。まあ無差別に攻撃して敗北条件を達成させるドッグファイターに比べたらまだマシ、かな?
 EDテーマに近い曲を背景に迫り来る忍者戦士は何と熱気を二回攻撃でゴウランガするではないか! これには流石の熱気も歌を止めて舞朱雀したく成る程……だが、行動回数が仇と成って熱気はせがた共々止めを刺されるではないか! これにはさすがのアルッパーも開いた口が塞がらない!
 ドーモアルッパーさん、ジンライデス--但し、何も喋らない筈の機械仕掛けの忍者が自己紹介する所を見て何時ものツッコミが返る事に!
「混ざってんじゃねえええよ!」
 こうしてアルッパーと自重しない経験値泥棒ジンライとの戦いが幕を開ける。

 一方のデュアンは最近ロボットに乗ったばかりの頭蓋骨が異常に硬いキャスターと肉弾戦を強いられた。
「オッシャアアアアア、派手にやろうぜウンチクボーイ!」
「最近冷静な褐色に失望されたラウェイ使いかと思ったら周りの女が毒舌ばかりの人造人間零号かよ!」
「オーケイ、ウンチクボーイ。ここはド派手に決めるぜ!」
 派遣社員はメタルジェノサイダーモードに成ってデッドエンドシュートを仕掛ける。それに対してデュアンは好機とみて距離を大きく取って回避。そして十八番である雷系拡散魔法による一斉斉射を掛ける。
 だが、派遣社員は骨折を繰り返してあらゆる環境に耐えうる骨格に成ってる為に半端な拡散魔法程度では内臓にまで浸透しない。寧ろ骨が電気を吸収して痺れるのを防ぐではないか!
(何故ラウェイで無限の世界のチャラ男で尚且つ『デッドエンド一族』なのかわからんが、キャスターとしての役割はに成ってるな)
 デッドエンド一族……それは流れる曲が『串田アキラ』で尚且つデッドエンドという今時の若者が口にしたら恥ずかしくて言えない事をほぼ大の大人のような人造人間共が決め台詞にする一門の事。初代のフフフ…が初期の愛機に乗りながらHTBキャノンを放つ際に口走ったのを機にコピーで女体化した身代わりも又、同じような台詞を吐く。それだけならまだ良い。フフフ…の同類である因子が足りない事を良い事に働かない奴やロストチルドレンを追ってゆく内にラ・ギアスに跳ばされた女パルシェムも口走ってる事からもそれを言わないと死んでしまう遺伝子である事が判明。今後の活躍に注目したい。
 串田明……それは仮面ライダーやキン肉マンの初代オープニングテーマを歌ったてつをと同じく歌唱力に独自のランクを開拓したアニソン歌手。しかもスパロボオリジナル曲を披露してもその独特過ぎる歌唱力に変化はなく、寧ろ中毒にさせられたユーザーは多数。TIME DIVERの中毒性は今も尚伝説である。
 と解説しつつ、異色のキャスターを相手にデュアンは苦戦する。
(更には杖術も使い、尚且つ……ええい、声優ネタかよ! またあれを使ってアルッパーに押し付けよっかな? いやあれは一回しか使えない。しょうがないな、ここはあの特殊魔法を使おう)
 デュアンは派遣社員の繰り出すデッドエンドミャンマーのショウダウンを受けると同時に……時を止めた--勿論彼の時を任意で解ける状態にして!
「相変わらずあの男って狡いわ」
「成程、普通に倒せば横槍が必ず到来するからそこで対価付きの限定範囲の時止めでキャスターの時を止めたのだな」
「やあるなあ。それでもこそ調査しがいのある駒だ!」
 デュアンが繰り出したのはショートタイムストップのデュアン専用に改良した上位互換型。勿論対価は一部上位の魔法が使用出来ない事。零詠唱出来る魔法が下級魔法までという極めて厳しい物だった。
(だから使いたくもないんだよ。強力な魔法程に限定条件が課される事が多い。これで俺はこの制約下で次の相手と戦わなくちゃならんか)
 デュアンが次に戦うのはアサシン。早速デュアンはアサシンのギアスに掛けられた。そうか、マッハ20で動く奴はギアス使いだったのか!
「アサシンが告げる……アルッパーを処断せよ!」
(……掛かったな、阿呆が!)
 デュアンの狙い通りだった。この為にデュアンは熱気の時を止めたのである。リスクを背負う事で自分達の土俵に立つ為。

 一方のアルッパーはジンライとの壮絶な高速戦闘を繰り広げる。
「どんどん速く成りやがって!」
「メアリー・スー皆殺すべし!」
「さっきのあいつとほとんど変わらねえじゃねーかよ!」
 己の力を解放すると横槍が飛んで来るかわからない為にアルッパーは思った以上に苦戦。速度勝負も本来光を越える速度を出せるアルッパーらしからぬ音速戦闘。その音速でさえ迅雷の方が圧倒的に上だった。
 そんなアルッパーの前にギアスで操られたデュアンが襲い掛かる!
「取り敢えず俺の為に死ね、アルッパー」
 またお前かよ、二本足イイイイ--理不尽に攻撃され、またしても激怒するアルッパー。
 例え操られてる事がわかっても機会だと思ってアルッパーはデュアンに対して全力攻撃を仕掛ける。そう、デュアンが相手だとわかったら開幕ホワイトホエールで一帯を崩壊させるのだった!
 それは正に『全滅エンド』のそれに当たる。収拾がつかなくなるとこうして超常的な力に頼って全ての伏線を無に帰する正に愚の骨頂! だが、当の二体にとっては己の力を存分に使える状況下こそ望ましい。
 全滅エンド……それは作者の腕ではどうする事も出来なく成る時、全てを灰燼と化すというリセットボタンを押して最初からやり直す事を指す。例えば敵勢力がどうやっても勝てない場合はイデを発動させれば全てを解決出来る事。神父のメイドインヘブンで主人公すら倒してしまう場合は世界を巡回しながらリセットする事で主人公の遺志を継ぐ者に神父を倒させる。奇面組の面々が大人に成ってゆくのが嫌な場合は夢落ちにして最初からヒロインの思い込みで済ます事。あらゆる意味で全滅エンドは将棋で遊ぶ子供が負けそうに成る時に盤を引っ繰り返して対局を無かった事にする幼稚な行為で余り誉められる物じゃない。だが、考えて欲しい。全滅エンドとはいわば破壊神シヴァの魂が込められてるように感じる。調和神ヴィシュヌがどうしようもなく成り、創造新ブラフマーの手を狩りたく成る程にまで追い詰められる。その時に思うのが破壊神シヴァの力。そう、創造したければ一度破壊しないと見つけられない事も有る。別段これも創作者として間違った行為ではない。新たな発想を求める為には一度破壊して何かを見つける事は良くある話だ。そう言った意味では全滅エンドとは次に活かす為に必要な破壊ではないか? 但し、連続して使うのは許される行為ではないので要注意。
 それでもここは虚無の世界……灰燼と化していようともサーヴァントの残りが敗れた訳ではない。セイバー、アーチャー、バーサーカーは健在だった。
「何て事をしてやがりますか!」言語回路が不調なアーチャーが前に出る。「まさかこんな方法で四人を倒しやがるなんて」
 アーチャーが戦うのはアルッパー。そしてデュアンが戦うのは鎧を脱いだばかりのセイバー。
 さて、『ダイジェスト』風に二人の戦いの行方を紹介しよう。またしてもデュアンの奇策が炸裂。何とアーチャーとセイバーはお互いに戦わされる羽目に成った。その結果、最後のサーヴァントであるバーサーカーが引き摺られ、アルッパーと対決。見事アルッパーはトランプ対決で十対零でバーサーカーを下すのだった。
 いや、待て……俺はその勝負をした覚えはないぞ--とアルッパーはやはり叫ぶのだった!
 ダイジェスト……英語の意味では食べ物を消化する。元々はラテン語の言葉だが、日本語に直すと何故か前回までのあらすじだとか前話を簡単に纏めた物に様変わり。それが罷り通ってしまった昨今のダイジェスト。本当は食べ物を消化するというのが正しい意味なので気を付けるように。
 バーサーカーを見事下した二体の元に無双重兵衛がファリドニンジャを引き連れて現れた。
「ドーモデュアンさんにアルッパーさん、ファリドニンジャです。貴方方を始末しに来ました」
「忘れていたな。こいつの存在を」
「他にもこんなのを連れて来たぞ」
 デュアンは背後から最強の気配を感じ取り、振り返った瞬間に--
「必殺……卓袱台返し」
 予想外の相手の攻撃を受けて戦国絵巻の外にある魔界へと跳ばされた!
「何だこの超展開は!」
「受けよ、オサレストラッシュ!」
 うがあああ--アルッパーは二つに分かたれた!
「やれやれ、幾らメアリー・スーでも油断だけはするんだな」
 無双重兵衛は彼らが死んで居ない事を一目で看破すると同時に彼らがこの困難を切り抜けて己の前に立つ事を期待する事に。
「その時は忍びの世を終わらせるべく俺の本気を出さないとな」
 一方、影を薄めたワカモト一行は……謎の勢力に拉致された。
「助けて、アルッパー君!」
 果たして伏線は回収されるのか? 乞うご期待……しないで貰おう。


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雑文特別編 一兆年の夜外伝 第結話 蘇我フク兵衛の革命(後篇)

 どうもいよいよ絶望編は佐藤さんフラグとようやく判明した九頭竜夏見(字は敢えて誤ってる)が出て来て先行きが不安に成って来た事を楽しんでるdarkvernuです。
 今回も短く行きますぜ。

 IC(イマジナリーセンチュリー)九十六年七月二十三日午後七時八分五十一秒。

 場所は未定。
 突如として大軍を率いてこの地にやって来た銀河連合。それは蘇我フク兵衛の血統を根こそぎ食らうかの如く……それでも蘇我梟族初代蘇我フク兵衛の血を引く者達は長年の経験と知恵を振り絞って退去した銀河連合を全て倒す事に成功する。けれども、傷跡は深く抉り込む。
 それはこの地に住む梟族の老若男女合わせて五割もの命が銀河連合に依って食われ、二割はその傷が元で病を発症。一割は7心に深い傷跡を残す。
(なああああ、御先祖様方。これええを貴方方は望んでおおおおられたのですううか?)
 同胞の亡骸を眺めて心の中で嘆くのは齢二十六にして二の月と十三日目に成る蘇我梟族の第二十五代蘇我フク十兵衛その者である。彼は銀河連合の大群が来る前に自らの名をまだ生まれない子供に襲名させて身を引く覚悟で居た。だが、この惨状を見てそれが揺らぎ出す。
 そんな彼の右肩に優しく右翼を乗せる者が居た。それは齢二十五にして十一の月と七日目に成る蘇我梟族の雌。彼女は長年にも及ぶ二十五代目の口説きにとうとう音を上げて半の年より前に婚約を果たして妻に成った蘇我フク納。彼女は体内に身籠る子供達の為に夫に触れでもして慰めていた。
「貴方ああ、ねえええ命とはどの道消えてなくなああるのよ。それが早いのおおか遅いいいのかの違いなだけでええ」
「それでも僕はああ、僕はああ。ううう、ここを出たくなくうう成って来た」
「散々出るうう出るうう言ってたのに何を今更?」
 そうだああぞ--そこに二十六代目と成る子供の養父を務める事に成った齢二十六にして五の月と十二日目に成る蘇我梟族の蘇我フク存が真っ直ぐ二名の元に飛んで来る。
「オオオイ、フク存! 僕達のおお子供はどうした?」
「心配無用ううだ。ちゃああんとフク武承に預けたんだああ」
「あの戦いたがりにかよ、あいつううの短い気が移ったらこれからの蘇我フク兵衛は戦い好きな一族に変容してしまうぞおお」
「心配無用だああ。植物自然形態論を主張する俺でもおお外から入手したああ情報を基にすれば蛙の子は蛙としてええ立派なお前の性格を受け継ぐぞおお」
「外からアア? それええは初耳ですわねええ」
 フク存は敢えて外からの情報を語った理由はこれから説明する。彼はある蛙族の一家に襲った悲しい出来事について語った。それはある蛙族の夫婦は卵の状態にあった蛙型銀河連合を養育する事を決意する。それは上手く育てれば生命と銀河連合の橋渡しに成るかも知れないと思ってである。ところが蛙型はその夫婦や彼らの子供達と共に成長しても銀河連合としての本質に何ら変わる事はなく、最終的には恩を食らう事で返す事と成った。
「それは悲しいですううね」
「まあああその蛙型は育ての親でええある蛙族の大黒柱ああに依って倒されたがな。これでわああかる事は銀河連合は産まれる前から本質的に変える事は出来ない事をををな」
「その話をすううるのは……僕を外へ出させる為だったんだかあ!」
 その通りいい--とフク存は答える。
「恐いよおお、外はああ。やっと先祖達いいが外へ出たがらない気持ちがああわかったんだ。外はああ悲しみで満ちているううんだ。そんな悲しいいいみに満ちた外おおおに出たら僕は!」
「それでええもだ」フク存は右翼を二十五代目の額に当てる。「それでもだああ、より深みいいを得る為には外へええ出て智を吸収していかなああくてはならない。智を求めたくて三の年いいより前から出たああかったんだろ、そおおおうだろ?」
 二十五代目は両瞳を閉じる。
(こおおこを出たらもう僕はフク真家に戻おおる。外おおは恐い。父いいの名を捨ううてるのは恐い。だからどうしたああ! 僕は死ぬ前に成ってから戻れば良いと決めたんだああ。死ぬ前に戻って我ああが子にいい、素晴らしき知識ををを、提供しないといけなああい)
 生命の寿命は四十の年まで生きれば十分。五十の年より長く生きれば天晴れ。それだけ短くも儚い。それでも彼はこれから生まれて来る子供達の為に外へ出る事をようやく決意。
「行くんだなああ。待ってるぞおおお。仮に息子に何かあっても少し年上で遠い従兄弟には継がせるようにしてるからああ思う存分ンン」
「あ、貴方--」
「おおおい、また産むんかああ!」
 旅立つ日に産まれた卵二つは万が一の事を兼ねてフク真家に戻った二十五代目に預けられ、内一つが一の月より後に誕生。内一つは幸いなく割れて、その先で埋葬される事に。尚、孵化したその子は後の亜流として仁徳島で静かに研究して繁栄してゆく事と成る……


 時系列を良く調べたら大変な事が判明して、急遽設定を付け加えて矛盾がないように仕込んでおいた。全く歴史というよりも過去とは改竄されるんだな。大阪で関係ない事として言っておくけど、都知事目指すあいつの記憶上の過去が全く違ってるのは呆けてるせいだけじゃない。成りすまし過ぎて本当の歴史を認識出来ない状態なのかも知れない。それくらい歴史とは調べれば調べる程矛盾が出て来る代物だからな。

 ったく一兆年の夜の解説なのに時事ネタを出してしまった。何で出さざる負えなかったかを説明するとあいつの生まれた年が昭和十五年なのに二十歳の時に終戦を迎えたとかほざいたからな。その話が本当ならあいつはそうゆう時だけ一年を四歳ほど年を取り、終戦から現在に至るまで時間調整した事に成る。この能力が本当なら各国政府がこぞってその呆け老人を捕獲してアンチエイジングの秘密を解明しようと乗り出してもおかしくない位の大発見だぞ……ンな訳あるか(怒)! 兎に角成りすましには気を付けましょう、特にあんな呆け老人みたいに産まれてから終戦に至るまで他の人間よりも時間の流れが速いなんて事があってはいけないので。
 そうゆう事で今回はここまで。自分も不老不死目指したいけど、実際やったら恐ろしく苦痛だろうな。時間の流れが早くてもよお。

雑文特別編 一兆年の夜外伝 第結話 蘇我フク兵衛の革命(中篇)

 どうも睡眠不足気味で調子が今一つ安定しないdarkvernuです。
 さあ、何時も通り短くやりますか。

 IC(イマジナリーセンチュリー)九十四年七月十七日午後六時十一分六秒。

 場所は未定。
 齢十八にして二の月と七日目に成る第二十五代目蘇我フク兵衛はある論文を発表。それは当時としては珍しい石板論文に依る地学的論文であった。その中身は二十三代目が発表した神々の突然発生説を更に補強する内容。それを石板論文で発表する事自体が本来閉鎖的で保守的な蘇我フク兵衛一族としては異例の事であった。
 長老勢は当代の蘇我フク兵衛がわざわざ面倒に石板を掘ってそれを発表する意図を示唆。そこには彼が陸上種族だけを対象に論文を出したのではない。もしや海の、いや外の世界に向けて発表してる事に気付いて彼が今後、この地を離れて国家神武が支配する地に移住するのではないかと勘繰る。それだけに石板論文で出した事の意味は非常に大きく、革を新しくするに等しい物であった。
 だが、当の本者は外へ出ようと考えてはいない。石板論文を発表したのは死んだ弟の優秀さを示す為である事とそして--
「まああたあたいを口説くううのですか!」
「良いじゃああないか。僕ううは立派な発表をしたんだしさああ」
 齢十七にして十一の月と一日目に成る蘇我梟族一の美雌の気を引こうとする二十五代目自身の格好付けでもある。
「全くうう君の学識は認めええますが、雄ううとして君の誘いはああ受けませんから」
「情をおお強かにするんだからああ、フク納ああちゃん!」
 尚、フク納を狙う雄は二十五代目だけではない。齢十八にして五の月と六日目に成る二十五代目の従姉弟である蘇我フク存も背後より蘇我綺羅星と呼ばれる南蘇我大陸でしか取れない向日葵のような形をしているが、花弁全ての色が青、赤、黄、緑……と複雑に異なる一輪の花を嘴で器用に持ち上げながら背後より飛んで来るではないか。
「おおい、二十五代目にいい美雌をやらああせるかよ!」
「また来いいたな、しかも滅多になああい紫付きの蘇我綺羅星を持おおって来るなんんんて!」
 だああからお断おおりよ--肝心のフク納は強かな雌として雄の誘いを全て跳ね除ける。
「やああはり二十五代目を超えええる論文を出さないといけなああいか。でもおお地学関連じゃあどおおうやっても血の力に勝てないからな」
「だああからお断りだああって聞こえなああいの?」
 尚、フク存が得意とする分野は花を一輪持ってくる事に関連して神々の植物自然形態論というこれまた革を新しくする分野である。この分野の特徴は植物にも自然発生した種類と初めからそこにあった種類との分かれてあり、最初は後者の方から発生して、時が経つにつれて植物は前者のように自然発生するように成ったとする一般生命には理解しにくい論である。
「とおおころでフク存よおお」
「ああ、これええは二十三代目の論文をををを基にして見つけた神々だああよ。こおおれを渡して俺と付き合って欲しいいかったんだけどね」
 だああからお断りだって三度もおお言ってるわよ--それでも強かな美雌の心を打つような花ではない。
 序にフク納も又、学者肌の梟。彼女は土に関する研究に没頭。そこで生命が溢れる土とは神々が生きとし生ける土こそそれにふさわしいという論文を五十枚に亘って発表。現在も彼女はその論文の補強をするべく紙に筆を走らせる模様。
「やああはり僕達は神々の居なああい土なのだな」
「そおおれとこおおれとは関係ありませんわああ、さぶちゃんんん」
「あ、またさぶちゃんと言ったああ。いい加減、蘇我フク兵衛と言いいってくれないかああ!」
「何んんか先越されたああ気分だなああ」
 この三名がやがて蘇我フク兵衛の一族を新天地へと向かわせ、分岐点を作る革命へと導く……


 という訳で中篇をお届けしました。それにしても己の地理勘の無さは困った物だよ。こんな調子で行けるのか心配に成って来たなあ。

 明日から急遽、何時ものペースに戻ります。と言っても週四十ページ以上いかないと間に合いませんので上手く行くかは神のみぞ知る。
 今日はここまで。果たして来年の一月二十三日までにかつて以上の調子で一兆年の夜本編を記せるのか? そこはその時の自分に懸かるなあ。

雑文特別編 一兆年の夜外伝 第結話 蘇我フク兵衛の革命(前篇)

 どうも未来編と絶望編で絶対家政婦とアニメーターが怪し過ぎるだろうが……と勝手な思い込みをして予想外の裏切りを期待してるdarkvernuであります。
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 さあ今回も短くやりましょうか。

 IC(イマジナリーセンチュリー)九十三年七月十六日午後八時二分六秒。

 場所は未定。
 そこで齢十四にして二の月と六日目に成る蘇我梟族の少年は只一名泣く。彼の名前は蘇我フク三郎……第二十五代目蘇我フク兵衛に襲名したばかりの少年。だが、彼の心の中には悲しみで満たされていた。それもその筈、彼は同い年で有能な弟であるフク四郎が銀河連合の襲撃に遭ったせいで右翼に受けた深い傷が元でそれから一の週より後に想念の海に旅立ってしまった事を受けて大泣きした。
 彼は未だに蘇我フク十兵衛の名を受け入れずにいた。それもなく理由に繋がるには繋がる。何故なら己の才覚に自信が持てないから。己よりも名に相応しく自慢にも成る弟が銀河連合の襲撃で死んでしまった事も受け入れずにいる原因の一端であった。
 だが、若過ぎる第二十五代目は距離を置いて考えるという事が出来ない。若さゆえにどうしても直情的に成る。それにどうしても気付けないのも若さ故の過ち……それでも若さが翼を引っ掛けるなんて事ではない。それを教えるように二十五代目の背後に齢二十七にして八の月と五日目に成る蘇我梟族の青年が声を掛ける。
「なああんだ、馬か鹿のおお叔父さんじゃないか!」
「余計だああぞ、三郎坊うう」
「放っとおおいてくれええよ、馬か鹿の--」
「放っておけるかああ、三郎坊うう!」
 彼は二十三代目の第十八子にして二十四代目の弟に当たる蘇我フク真家……肖に届かない子と呼ばれ、名前からして二十五代目を始めとして馬か鹿かと呼称される。
 そんなフク真家は己の才覚が届かない事を自覚しながらも誰よりも精神面では勝ってる事を自慢する。その自慢の精神面を駆使して二十五代目を慰め始める。
「良いいいか、三郎坊うう。確かああに銀河連合はああ許せない。俺ええの可愛い甥っ子おおを一名死なせええたんだ。折角ううの才能ある若者の命いいを勝手な欲求に従ああって死なせた事は怒りいいを覚える。だからこそ三郎坊はもっと怒るべきなのだああ」
「無理だああよ。僕ううは運動神経が余ああり良くないんだよ。眼ええだって成人体型百以上をはっきり見据えるうう暗視が出来ないんだ。近い距離しか見えないんだああ。こんんんな僕じゃあ銀河連合を倒す事なんて出来ないんだああ」
「だああからって悲しんんんでる場合ではなああいだろう。三郎坊ううは四郎坊の命の分まで生きいいないと釣り合いは取れないぞおお。才覚は四郎坊ううがあるのならいいいっそ三郎坊がそれを証明するようにしてみろおおよ。それが死んでええいった命への恩返しという物じゃないかああ!」
「出来るううだろうか、僕みいいたいな梟に?」
「世の中は狭い訳じゃない。この地よりも外は色んな側面があるぞ。何せ今は途絶えええてしまああった海洋藤原の藤原マス太の一族もそうだああ。バルケミンのおお一族もそうだああ。他ああには力と技に長けたカゲヤマノ一族もそうだああ。そおおんな強豪達が驚くくううらいはやってくれないと四郎坊がああ浮かばれないだろう。お前なら出来るぞおお、二十五代目ええ蘇我フク兵衛ええ!」
 僕がああ、フク四郎よおおりも--右翼を視線の方に向ける二十五代目。
「まあ直ぐにやれとは言うなああ。ゆっくりいい進むのが良い物って事だああよ。そうそおおう、明日かああら少しずつ始めれええば良い……だからああ今は大泣き--」
「泣くううの止めた」フク真家に向けた二十五代目。「有難おおう、馬かああ鹿の叔父さんんん」
 そうかああい--拍子が抜けてしまい、翼肩を落とすフク真家だった。
 フク真家は慰めるつもりで言った事を二十五代目が真に受けて初代より続いて来た狭い世界から出てゆくきっかけに成るとはこの時、誰も予想が出来なかった……


 という訳で二十五代目の少年期をお届けしました。ここからは多分最後まで彼を主人公にして物語が展開されるだろうと自分で思ってる限りだ。その為に(前篇)って入れたので。

 えっとここからは自分の推理に成るよ。家政婦が怪しいと思ったのは絶望編の冒頭で彼女が呑気に述べてる事だろう。とても当事者の感覚とは思えない発言だよ。後は苗木に語った事は明らかにあのキチガイの思想に近い事だからな。まあ他にはあの七十七期生の副担任というのもポイントだよ。うん、無茶苦茶怪しくて困るよ。
 序にアニメーターが怪しいと思ったのはデブが絶望化してるのに何でお前は未来機関に居るんだよ。後は遅れてやって来る以上は外でとんでもない情報を貰ってないといけないのに霧切にそれを伝える素振りを見せてない事だろうな(まあ第二話以降話すかも知れないからこちらも推測に過ぎないが)。
 序にセラピストは良い意味で味方をしてくれそうな気がする。まあ声次第だが(汗)。
 という訳で今日はここまで。存在しない筈のあいつはラストでどんな運命を歩むか、気に成るなあ。

雑文特別編 一兆年の夜外伝 第結話 蘇我フク兵衛の苦悩

 どうも少し前のファミ通の記事でダンガンロンパをパクったアイドル殺し合いゲームが出ると知って改めてダンガンロンパの影響力が凄いと感じたdarkvernuであります。
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 さあ三度蘇我フク兵衛の話と行きましょうか。

 IC(イマジナリーセンチュリー)八十五年七月十日午後十時七分五十二秒。

 場所は未定。
 第二十三代目蘇我フク兵衛は齢十九にして一の月に成ったばかりの少年だった。彼は地質学に於いて神々とは連綿と築き上げて作られたものではなく、突然として作られた物である事を百枚ほどの紙論文を以ってここに証明。右翼しか使えない状態で二の年掛けて意見交換などを参考にしながら書き上げたその論文はここに彼が蘇我フク十兵衛であると一族の者に認められるまでに至った。
 だが、彼は悩んだ。それはこの地でのみしか自らの名を残せない事。そして蘇我フク兵衛として功績を残す事。その旨を打ち明けたのは婚約したばかりの妻である齢二十歳にして九の月と六日目に成る蘇我フク絵本者に。
「こおおんな狭い場所では第二十三代目えええとしてではなく、蘇我フク兵衛えええとしてしか」
「嶽ええちゃん、五月蠅いいいよ」
「今ああの俺は蘇我フク兵衛だああ。そおおおれでも悩ましい。代々受け継いできたああ一族の名がこおおおんなにも悩ませる物であああるか!」
 そおおれお爺さんの代かああらでしょ--とフク絵は若者には珍しい保守的な意見を述べる。
「後者ああの悩みはそおおおれで良い。問題いいいは前者の悩みだああ」
 後者ああ、前者ああ--フク絵は梟族の特徴的な首で出来る限り右に倒して見せる。
「後者ああが一族の悩みでええある蘇我フク兵衛えええという名前の価値いいに於ける物だ。前者はあああこれから説明いいいしよう」
 とその時、住処の前に物音が聞こえる。それは梟族のそれではない。明らかに叫び声も感じられない何かである。二十三代目とフク絵はそれに気付いて住処に置いてある翼持刀と蘇我式物部刃を取り出して臨戦態勢に入った。
「気いいを付けるのおおだ、フク絵。銀河連合うううは背後から襲い掛かるううう。死いいいの角度を突いてくる。奴らああはそれだけ礼儀いいがわからんのだ!」
「ええ、何だああか怖いわああ」
「お腹ああの子まで巻き込まれるうう事を恐れてなのか?」
 そおおおれもあるわ--フク絵の恐怖とは死ではなく、蘇我フク兵衛率いる一族の今後である。
 彼女も又、この狭い場所で発信してゆく事に恐怖を覚える。それはどの一族からも忘れ去られ、時代に取り残され、最後は悲しまれる事もなく滅んでゆく事に。故に二名はその想いと共感して親同士或は周囲の取り決めを越えて結ばれる運命。
 さて、二名はそんな今後の恐怖よりも目前にある死という恐怖と向き合わねば成らない。そして、二名は自分達が不利な状況である事を理解した上で銀河連合と立ち向かう。
 一名は四の年より前に左翼をもがれてまともに刃の飛距離が出せない事、威力が半端である事。飛行能力に支障がある事。
 もう一名は身体能力に落ち度はない。但し、子を宿すが故に万が一に産まれてくる卵の殻にひびが入ればまともな成長を臨めない。
 以上の状況で二名は歩を進める。全ては蘇我フク兵衛としての、一族の誇りを懸けての、そして全生命の希望として!
「嶽ええちゃん……来るううの?」
「……」
 二十三代目は合図を送る。そう、銀河連合が死の角度より襲い掛かれば幾ら落ち度のないフク絵でも食われる事は必至。その為、己は翼持刀と蘇我式物部刃を二本持参しつつも銀河連合の出方を確認。
 そして……二名の死の角度を衝くかのように背後の壁を突き破って襲い掛かる……が、合図が一足早かった事も有って犬型の襲撃は空を切った! 二十三代目の突進で噛み付き攻撃から逃れたフク絵は背後に恐怖の対象を見て表情を強張らせる。
 今だああ--二十三代目の叫び声に呼応するように恐怖のまま翼持刀の絃を弾く!
 刃は首元に命中し、犬型は大いに転がる。そこへ二十三代目は犬型の視線に入るように刃を放った--それは心の臓を貫き、犬型を沈黙させた!
 犬型の死を確認した二名の鼓動は安堵と共に速く成り、口から大量の息が出入りする。
「こおおおれは二度目だ、フク絵ええ。慣れええない、死いいは慣れない」
「悲ああしいわ。どうしてえええわかり合えないかああしら?」
 何ううれわかり合う時が来る--と口にしつつも二十三代目は新たなる苦悩を抱える事に気付いたのか、犬型から視線を逸らす。
 第二十三代目蘇我フク兵衛の苦悩は三十七年という生涯を懸けても晴れる事はない。彼はその苦悩を糧に地質学の研究に没頭し、外の世界にも影響を及ぼす様々な論文を発表した。
 そして彼の孫にあたる第二十五代目蘇我フク兵衛の時代……ここで一族は大いに躍動する事と成る。


 という訳で二回に亘って第二十三代目が主人公を担う事と成りました。今回は地質学者という肩書が少しでも飾りじゃないように表現はしてみたものの依然として飾り感が半端ないな。まあネガティブな事はここまでにして今回は第三期シリーズと繋がるような事を少し触れてみたさ。何たって神々は物ではあるけど、どうしてそれが全生命にとって神と表現する物かを説明する上で大事だと思って少し触れたまでさ。まあ詳しい経緯とかそうゆうのは流石に長たらしく成るので断念するが。

 夏は嫌いだ。幾ら水着だとか泳げるとか言っても結局は暑苦しいし、何よりも水の使い過ぎだよ。後は露出が多い事も嫌いな理由だよ。
 という訳で今日はここまで。水着ギャルは二次元だけで良いよ。

一兆年の夜外伝 第結話 蘇我フク兵衛の決断

 どうもよくわからない何かがあれこれしてるようだけど、選挙期間中はそうゆう話はしないと決めているので来週の水曜日まで黙認するdarkvernuです。
 さて、今回も短く始めましょうか。

 IC(イマジナリーセンチュリー)八十四年七月九日午前十一時二分七秒。

 場所は不明。
 わかる事は第二十二代蘇我フク兵衛の葬式がしめやかに執り行ってる時の事である。本来の葬式では夜に執り行われる所を朝方に行われるのは蘇我フク兵衛の血筋である者達の仕来り。故に早朝に執り行い、夕方までに全ての事を終えるのが彼らの儀礼。
 さて話は葬式の合間にとある巨木に登る二名の若者達の会話である。彼らは飛翔する事なく、猿族の木登りを真似るかのように攀じ登った。だが、鳥系の種族では最下層の枝に登るので精一杯なのか、二名の息は荒い。そんな二名の若者は共に齢十五にして三十日目に成る。では会話を紹介しよう。
「お前えええの父さん、外にいいい出たかあああったんだな」
「五月蠅いいいよ、フク山! 一々でかああい声で話しいいやがって」
「そおおおおっちは逆にいいい早口言葉あああ過ぎてこおおの地であろおおうともはっきり聞いいこえないぞ、フク嶽ええ」
 今のおおお俺はフク兵衛だああ--早口言葉でまくしたてるのは二十三代目の蘇我フク兵衛。
「わああかったああわかったかああら」
 しいい、静かにいい--二十三代目はある気配に気付く。
「まああさかこの地にいい銀河連合がああ……やああだ、恐い」
「生憎うう武器を所持いいしてないのおおが情けなああい。折角うう親父から受け継いだ地学ううの知識を銀河連合に食ううわれて台無しにされるのはああ神様に申し訳がああ付かない。二翼ああより畳み掛けええるぞ!」
 え、何んんて--もう一度促すフク山。
 溜息を吐いた後で二十三代目はもう一度説明した、今度は少しゆっくりめに。それから二十三代目とフク山は葬式会場へ向かう銀河連合を素翼で挟み撃ちするべく一名は囮に、もう一名は正面から奇襲するべく動く。それは次の段取りまで後一の時しかない状況下で執り行われる。
 親父いいが埋められる前にさっさとあいつをおお倒さないと--二十三代目は焦る。
 焦りつつも囮役に回って犬型の銀河連合を限界まで近付ける。それから大声で合図を送るとフク山自ら振り向かせるように普段から高い声を最大まで響かせる。そして、首元目掛けて鋭い嘴で突く。それは決して無傷では済まない戦い。その結果、銀河連合を倒す事に成功するも二十三代目もフク山も左右互いの翼が機能不全に陥る事に。
「左翼ううはもう動かなああいや。これええからは右翼だああけで紙いいに記してゆううくしかないぞ」
「はあはああ、俺ええは右翼だあああ。にいいしてもこんな地にまああで銀河連合が攻め入ると成ればもおおう--」
「ああ、親父が果たせなかったああ外へ出るうう事の意義が益々重要視されええる。だああが、まだだ」
 まあああだだってえええ--右翼がもがれても尚声の張りに変わりはないフク山は尋ねる。
「今ああは二十三代目蘇我フク兵衛としてこの地いいで培って来た物を保護おおし、それから新天地を目指す時だああ」
 それが二十三代目の決断だった。彼も又、この地を離れる事を良しとしない。けれども、何れは離れる時が来たら持ちうる全てを二十三代目が提唱する新天地へ移してゆく考えだ。
 只、それは果たして何時に成るのか? 若き二名にはわからない……


 という訳で引き続き蘇我フク兵衛に関する物語をお届けしました。明日も蘇我フク兵衛を主人公にしたお話を提供いたします。にしても人間じゃない奴は二手やら素手やらは表現として正しくないから結果的にそうするしかないよな。後は一人二人も表現として正しくないから統一して一命二名と記してあります。

 うーん、ネタバレによるとダンガンロンパ3の未来編ではあれが死亡するらしいな。後は絶望編に居る筈のないキャラが居たりするなど益々わからないな。前者はまあ1..、2に比べたらそこまで驚く事じゃない。問題は後者だな。一体どうゆう風に居る筈のないキャラが絡んでくるのかが楽しみだな。
 それじゃあ今日はここまで。絶望化の他十三人は幸運さんやつまらないさんの中間だな。前者は全く変わりがなくて、後者は変わり過ぎて正に別人状態。にしても凶キャラ感が出てるのはどうしてだろうか?

一兆年の夜外伝 第結話 蘇我フク兵衛の憂鬱

 どうもスパロボプレイ中のdarkvernuです。
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 さあ、サボり癖と葛藤しながら書き上げるとしますか……短くね。

 IC(イマジナリーセンチュリー)八十年七月六日午前五時七分六秒。
 場所は不明。
 彼らは知能ある一族の中では唯一表舞台に出る事を好まない。そこには地質学者としての、いや種族としての掟が存在する。彼らの名前は代々「蘇我フク兵衛」と呼ばれる。蘇我梟族の中で最も知能に長けており、海洋藤原酒族の中で最も知能に長けた藤原マス太と同じく代々継ぐ者は「蘇我フク兵衛」を襲名する決まりだ。
 そんな彼らの掟を語る上でどうしてもある事件が起こる。
「なああにを仰ああるか!」と悲痛な表情で迫るは齢三十五にして二の月と十一日目に成る蘇我梟族の老婆。「貴方様あああは蘇我フク兵衛を継ぐううう御方なのですよおお!」
 そおおれでも我慢出来なああいんだ--と苦い顔を示すは齢十八にして六の月と六日目に成る蘇我梟族の少年にして第二十二代目蘇我フク兵衛。
「世間んんに顔向けすうううるのですか!」
「すううるのですよおおお!」
「そおおおれでは一体誰が初代フク兵衛がああ大切にしてきた掟を守るのですかああ!」
「妹おおのフク美にいい蘇我フク兵衛を襲名いいして貰ああえば--」
「忘ううれましたああか、若ああ! 雌ううは蘇我フク兵衛をおお襲名出来なああい事を!」
「そおお、そおおう言われてみいいるとそうでしたああね」
「でええは掟をこの第二十代蘇我フク兵衛の妻でああある蘇我フク電んん自ら語り聞かせまああす」
 フク電に依ると第一に初代の系譜が継ぐ。それは神武人族の天同一族を倣っての事。
 第二に雌は蘇我フク兵衛に成れない。これには意味があり、雄の系譜でないと連続性に意味が持たないとの事。他には蘇我フク兵衛の地質学の正統性を示せない事でもある。
 第三に系譜だからといって知能の優れてない者が蘇我フク兵衛に成れるとは限らない。それは知能の維持を図る為でもある。例外として他に候補者が居ない場合は已む無くその者が蘇我フク兵衛に成る。但し、成った以上は徹底的に地質学の深淵を死ぬまで極めるように教育させる事。
 第四に蘇我フク兵衛の技術を外に漏らさない事。それは梟族という夜を好む一族故に少しでも朝日が照らされれば初代が守り通してきた神秘性が薄まる為。今代が憂鬱に成るのはこの点である。
「成ううう程おお、そおおれなら仕方ないよなああ」
「後おおはフク晶との縁談んんを上手くやらないといいいけません。あああちらは好意的でああありますか--」
 そおおれが好きじゃああないからこそ俺はここから出たいんだよお--今代の婚約者は美雌には程遠い者であった。
 このように謎が深まる蘇我フク兵衛の系譜。一体どんな技術を持つのか? それは次で紹介するとしよう……


 という訳で蘇我フク兵衛の話をお送りしました。どうしてもこういった技術集団の話は中々話にする機会がなくて困る時もあるからね。だから最初は蘇我フク兵衛からいきました。次回では蘇我フク兵衛とは何者かを紹介していき、亜流へと至った系譜も紹介できればいいかな。

 まさかグランドレッドとフューリーと更にカドゥムを足したらザンエルに成るなんて予想外だよ! 流石にHPが八十万に成るなんてことはなかったな。成ってたら幾らEXハードでもクリア出来んだろう(笑)。
 それじゃあ今回はここまで。時事ネタの話は選挙が終わるまで自粛。
プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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