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雑文特別編 一兆年の夜外伝 第起話 戦いに至る数々の逸話(完結篇)

 どうも常に文章をどうすれば上手く書けるか悩むdarkvernuであります。
 雑文特別編を始める前に『格付けの旅』の青魔法の章02の三ページ目が終わり、四ページ目に入りましたので読まれたい方はカテゴリ欄の<格付けの旅>又は<青魔法の章>をクリック。
 それじゃあ勢い任せた外伝シリーズをどうぞ。

 IC(イマジナリーセンチュリー)三十二年四月九十日午前五時四十分十八秒。
 
 場所は秘境神武。
 至る場所で神々は蹴飛ばされ、散らかされた状態を目の当たりにした四門はそんな中で肉親を探した……アルジャスと共に!
 それから三つ首六本腕で構える人族の神の足下に全身血だらけで俯せに成る四生を見つける四門。
 四生--そう叫んだ彼は走り出す……何度も神々に躓きながらも!
「ううう」抱えられた四生は既に虫族の息だった。「四、門か?」
「大変血を流してるようだな、四生」
「ああ、この両手は、血で、血で、塗れてある」自らよりも相手を死なせた両手を四門に見せる。「私は食われし者と対話を、対話を出来なんだ……出来なかった」
「わからないぞ、四生。教えてくれ、ここで何があったかを!」
「良い、だろう……がそれを語ったら、もう、私は」
「ああ、仙者であるお前は俺より長く生きて欲しいのは十分過ぎるほど思ってる。けれどもそんな弱弱しいお前では俺は!」
「時間は残されない、よおく短い遺言を、聞け、よ」
 四生は語った。ここで起こった出来事のほぼ全てを。発端はここに流れ着いたある八咫烏族の生命。最初、それはアトーンが見つけ出したもう一つの系統の八咫烏族だと思われた。だが、アルジャス達がそれを見ると明らかに異なると証言。それを聞いた八咫烏族と思われた生命は皮を剥がして本性を現した……いいや、初めから生命ではなく、食われし者だった。それは瞬く間にニャルタロウの第二子ニャルレオを食らい、縦横無尽に暴れた。それに対して自分達は対話で応じてゆくが……それは余りにも食らわれる者を増やしてゆく羽目と成った。そうしてその八咫烏族の皮を被った食われし者に呼応して次々と食われし者が襲来。対話という選択肢はここに来て支障をきたし始めかけた……が、五十四名の死者を出しながら何とか食われし者全てを縄で縛りつける事に成功はする。
 だが、四雄が彼らとアイコンタクトして食う意思はないという対応を本気で信じ込んでしまったが為に自体は一変。縄を解かせた四雄を瞬く間に食らい、それを機に彼らは仲間達を次々と縄を解いて再度食らい始めた。ここでもやはり自分達は対話を諦めない。雌雄の死を無駄にしない為に対話を続けたが、やがて四生の身が危うく成った。そして、四生を庇うように四高が身を挺して食われた事で事態は一変。四生は怒りの余り、彼らとの対話を止めた。それは正に全生命の悲しみを背負う怒りの如く食われし者全てを死なせる行為でもあった。
 だが、戦いを決断した四生でも次々と襲い掛かる食われし者の侵攻を無傷で食い止める事は出来ず……これを遺して四生は想念の海に旅立った--四生は命をとして秘境神武を守り切った。
「四生……四高……そして四雄」涙で何も見えなく成る四門。「兄より先に行くなんて何と罪深いのだ!」
「四門様だ」肉親の無事を確認し終えたアルジャスは数名の生命を引き連れて四門の元に駆け付ける。「もう涙で盲目になるのはお良し為さいだ」
「今はそれが出来ない。暫く盲目になる時間をくれないか? 悲しみたいのだよ、俺は!」
「ですがだ」
「お願いだ、アルジャス。一瞬で終わるからそれまで悲しませてくれ。神々は俺達の涙を欲してる! そして勝手身がままに秘境を出た俺はこんなにも罪深い。せめて悲しませる事だけでも許してくれ、お願いだ!」
 承知だ--アルジャスは聞き入れた!
 四門は一日中涙を流した。各生命が己の肉親を弔い続けても尚、四門は涙を流した。彼にとって涙を断ち切らずに想念の海へ旅立ったものに恩返し出来ないと知っていたが為に。
 そして涙を流した次の日には心機一転……秘境神武の復興と死んでいった者達に本当の意味で恩返しする為に四門は再起--秘境神武の土に還るべく奮闘する日々が始まった。
 それから四の年より後の桜が満開に成る時期に四門は彼女を迎えに行く為、一旦秘境を出るのであった……
 
 IC(イマジナリーセンチュリー)三十三年四月六十五日午前八時零分零秒。
 
 場所は西物部大陸ユークリッド地方キュプロ町中央地区天同四門像前。
 そこに齢十八にして十一の月と三十日目に成るルケラオス人族の少女が完成されたばかりの像を見つめる。彼女こそこの像の建立を推し進めた少女でずっと彼がここへ帰って来る事を信じた。その為、寂しい時も辛い時ももう会えないかも知れないと思った時も彼女はこの像を見つめる事で寂しさを抑えようと思い、これを推し進めた。
 だが、像が建立されて直ぐに彼は帰って来た。
 待たせたな、子季--齢二十八にして二の月と二日目に成る神武人族の青年はそんな像が不要だと思えるくらい眩く彼女の前に現れた。
「し、四門!」
「言っただろう、子季。迎えに行くと」
 二人は抱き合う--四の年振りに愛情を確かめ合うが如く!
 それから一の年より後……彼らはキュプロ町を発ち、秘境神武へと至る。
(それが父上と母上の真実なのですね。こうして秘境神武の土に埋まる決意を為さったのですね。では、私はこれからどう成るのでしょうか?
 こんなにも死が辛い物、だ、なんて! 私はこれから何処へ……これは!)
 生子の魂は自らの出生と秘境神武で過ごした思い出の過去へと移ろいで行くのであった……
 IC(イマジナリーセンチュリー)三十三年四月六十五日午前八時十分一秒。
 
 第起話 完
 
 第承話 に続く……
 
 という訳で第起話は終わりました。来週から第承話へ移行します。多分、天同家のお話は気分と展開のだるみがなければすんなり壱生の話に移行出来るかと。それが出来たら第転話では他の種族のお話が出来るかと。まあ希望的観測だけどね(苦)。
 
 じゃあ青魔法の章02の三ページ目の解説を早々と済ませよう。取り敢えずデュアンは何回も書くけど、どんな状況下でも最後は力技に近いやり方で押し通してしまうから洒落じゃない。アドレナリンの分泌量で詠唱をするなんてモールス信号的なやり方を脳内でやってみせるのは最早ギャグとしか表現しようがない。出来ないよ、どんな魔法使いでもアドレナリンだけで詠唱するなんて。
 ンであの全生命体の敵は『藁人形』という名称。但し、『藁人形』と言ってもそれはピンからキリまであって、あちらはまだキリの中のキリと呼ばれる方。それだけ全生命体の敵は層が厚いのだよ。何せ神殺しが九十九で限定されるのと違ってほぼ無限に近い種類は存在するからね。
 以上で青魔法の章02の三ページ目の解説を終える。
 
 ダンロン3では豚神は声まで変える事が出来ると判明。それからデフォルメとしか思えん未来機関の萌え担当(?)の声は灼眼のシャナの模様。後プロレスラーは当初郷理大輔が声やる予定だっただろ? まあ思い込みだろうけどな、それは。関係ないけど、魔装機神のラセツは当初、鈴木洋置でやる予定だったけどそれが叶わなくて声質が近い成田剣がやる事に成ったみたいにな。
 じゃあ今日はここまで。早く熊本が復興してくれないかな?

格付けの旅 青年デュアンの試練 禁呪魔法を信奉する者達

 禁呪魔法……それは使ってはいけない呪われし魔法という言葉通り恐ろしい魔力を秘めた物。その魔法は確かに破壊力も叶えられる物もすさまじいの一言で表現出来る代物だが、代償は通常の魔法以上。例えば命を捨てたり、寿命を半分にする程度なら生易しい。問題なのは人間が人間でなく成ると言った類。そのような事に成ると禁呪魔法が以下に触れてはいけないかが良くわかる。
 このように俺は禁呪魔法について簡単に解説した。その理由は俺はまだ若造の身分で禁呪魔法について詳しくは知らない。だからこそ俺は思い込みでこう語ったまでだ。
 さて、予選はいよいよ本選を決めるトーナメントに入った。俺は総合第三会場と呼ばれる所にてそこに集まる十六人と競い合って本選出場を果たそうとしてるのよ。トーナメント表は敢えて示さないが、一回戦からいきなりマリックの子分であるフェイエン・オオッスと対戦するもんだ。
「余裕そうだな、デュアン」フェイエンは一本尖った前髪を弄る。「行っておくが、予選最終ラウンドでもお前に不利なルールが存在する事を忘れてないか?」
「ああ、魔力制限だろ?」
「マリックさんのチームの中で知恵者と噂されるこの俺が引導を渡してやるから覚悟しろよ」
「それは楽しみだな、自称知恵者」
 何だと--フェイエンはやはり小物だったのか、安っぽい挑発に神経の管を何本も見せつける。
「言っておくが、お前では俺に勝てない」
「やってみなければわからないだろう。こう見えてルールの上では負け知らずだ……マリックさん以外にはな」
「ルールの上、か」
 俺は今回出題されるルールについて興味を抱く。確か次の戦い毎にルール変更が行われる仕組みだったな。流石は予選最終関門と言える。様々なルールで雁字搦めにして都合の良い魔術師だけを本選出場させる狙いだろう。
 それで一回戦ではどんなルールが課せられるか? それは三つの禁止規定に依る物。
 第一に詠唱は二十秒に満たない物は禁じる。
 第二に中級魔法以上の魔法を禁じる。
 第三に声以外で詠唱する事を禁じる。
 とある。つまり下級魔法でやれって事だな。しかもそこには明確にルールの穴が含まれる。
「お前はわかってないな、デュアン」
「何か知らないが、さっさと始めようぜ」
「まだだ、焦るなよ」
 そうだったな。試合を始めるには先ず、審判を探さないと駄目だ。それが出来ない場合は何時までも試合は開始されない。そこに着目するとするならもう一つの穴も見え隠れする。それは……試合外の戦闘。
「言っておくが、ルールの穴を突いたからって三つのルールは原則有りだぞ」
「ああ、やろうか……審判探しという名のトーナメント出場者狩りを」
 だが、審判は意外な事に直ぐ現れた--俺達の野郎としていた事は阻止され、順序良く開始。
 俺達の試合は正式に開始された--フェイエンは早速、得意の風魔法で先制!
「ほう、俺との戦いじゃあ多くの下級魔法でポイント稼ぎしたい訳だな」
「--真正面から戦っても勝てる相手じゃない事は何度もマリックさんから聞かされてる訳だ……ウインドアロー」奴は一応、上級魔法の後一歩手前まで身に付けてある事を明記。「--だから俺はお前と戦う場合は下級魔法で攻め続けて行くんだ」
 因みに俺達の試合の補足ルールは主に次の通りだ。
 弱点属性で攻撃しない事。
 複数唱える事を禁じる。
 溜め込まない。
 上記三つを犯したら御手付きとして一分間魔法の使用を禁じる。
 とある。
 正に俺はそのポイント稼ぎのルールに追い込まれる仕組みだ。でもなあ、俺はここにもルールの穴が存在する事を察知。それは何か?
「随分、受け身だな。『マギレス』か!」
 マギレス……それは興行用の魔法使いのレスリングの事。主にリングの上で戦い、互いにパフォーマンスしながら観客を魅せつける試合を行う。その決め術は素晴らしい物で例えば中級魔法サイクロンはマギレスに於いては旋風烈衝撃という頭の痛くなるような名称で叫ばれ、上級魔法エレクトリックヴァイスはマギレスではデスサンダーボルトスクリュードライバーというそれで格好良いつもりか、というような名称で叫ばれる。だが、観客は喜ぶ。観客は熱く成る。必殺術の名称が格好良いから? 違う。ここらで大いに決めるから? 違う。マギレスでは相手の術を魔法防御せずに受け切るという縛りがあるからこそ前述の二つが活かされるのだ。そう、マギレスは相手の術を受け切るからこそ工業用として観客に愛されるのだ……八百長があるとは言っては成らんぞ。
「だろうな。だが、俺は勝てる術を身に着ける」
「それはない……ロックボール!」 尚も攻撃の手を止めないフェイエン。「--お前は下級魔法しか使えん状態で--」
「--その下級魔法を駆使してちょっとした事もしてるんだよね……これだ」
 先程受けた攻撃を全てフェイエンにぶつけてやった--勿論、それは地属性に変化させてルール通りにする。
「馬鹿な、ルール違反では?」
「いいや、受け止めた魔法を属性に変換してそっくり返すのはありだ」審判が代弁してくれて助かる。「悔しいが、受け止めろ……フェイエン君」
「--畜生、詠唱をやり直してしまう羽目に」ルール違反に成らないように二十秒以上掛ける下級魔法は一旦キャンセルしてまた詠唱し直すフェイエン。「--詠唱を中断させられるとこんな面倒な羽目に合うとは」
 意外に打たれ強いな、フェイエン。仕方ない、何時も通り魔力を高めて早期決着でもつけるか。そうして俺は二秒以内の詠唱で尚且つ火系下級魔法ファイアーブリットでフェイエンを攻撃したが……見通しが甘かった--俺がな。
「ウググ……掛かったな、デュアン・マイッダー!」何と奴は俺の魔法技術を吸収してファイアーブリットを弾き返しやがった! 「どうだ、これが意趣返しならぬ『マジカルティトフォータット』だ!」
 マジカルティトフォータット……それはここ惑星<ディー>では様々な魔の学問が育つ。その中でも意趣返しという言葉を基にして魔法返しの技術を研究するグループが居る。彼らの事はティトフォータットと呼ぶ。その無駄に詰め込まれた意趣返しの数々は時として術へと昇華し、更には魔法返しさえも可能にした。その魔法返しの技術をこう呼ぶ。
 確かに俺の魔力で撃ち込まれた物をまともに浴びたら血反吐吐き出したくなる。忘れていたが、フェイエンはマリックのグループでは軍師役を担ってたな。中々に……効いたぜ--まあ、お前もな。
 アッグ、あ--フェイエンは全てを返し切れないのか、両膝が先について次に股間で最後は身体前代を叩き付けながら俯せに倒れ込んだ。
「勝負あり! 勝者、デュアン!」
「ふう、物真似はそうそうやるもんじゃないぞ」
 例え一発逆転を狙っても、な。
 さて、二回戦からどうゆうルールに成るか? 勝ち上がった八人で戦わされる物だから余程凄まじいルールに成るかと思えば次の通り。
 第一に詠唱は一分に満たない物は禁じる。
 第二に中級魔法以上は中級魔法しか使ってはいけない。
 第二の補足に中級魔法は一回まで。
 第三に声以外で詠唱する事を禁じる。
 第四にターン制で攻撃するように。
 とある。一回戦とどう違うかを説明すると詠唱は一分まで行えるように成った。中級魔法を一回使う事は許された上に順番を破って攻撃白、要するに跳ね返しは順番を破るから使うな、だろうな。それについて審判と鉢合わせしたから尋ねると以下のようなルールが追加された。
 意趣返しするな。火には火を、水には水を、それから受けた物をそのまま弾き返す事も。
 弱点属性で行うように。
 複数唱える場合は最大二つまで、中級魔法と併用しないように。
 溜め込むな。
 これだけか、それで相手は誰かと思えば陰気なクブルス・ドドールと言う奴か。
「デュアン、だっけ?」
「初めてだが?」
「仇討ちする為に僕は、僕は『禁呪魔法』を手に入れた」
「『禁呪魔法』? それに仇?」
「今から見せてあげるよ」
 仇か。クブルス・ドドールという男は何をする気だ? ルールブックを知らないのか? いや、『禁呪魔法』か。ルールの穴を突いた何かか? それを審判はどう思ってるのか? 俺は審判に尋ねる。するとこんな回答が出た。
 先程追加したルール以外の追加はない。
 オイオイ、そりゃあどうゆうザルだよ! 『禁呪魔法』だぞ……と俺が何度も訴えても糞審判は事もあろうにこれ以上の会話を拒否して試合を始めやがった。
「--さて、見せてやるよ」赤黒いオーラが奴から放たれる。「--これが姉さんを殺したお前を確実に殺す為に『グルービィ・マクスウェル』がお与えなすったディアボロス!」
 詠唱時間は四十六秒、放たれる紫の光は大きさにして下級魔法。速度は普通だが、魔法である以上は躱す事は不可能。そんな状態で受けた時の感想は……何なんだよ! 属性は恐らく、雷だが状態異常を伴う麻痺も含まれる。それから俺の体内に虫のような物が寄生する。これが初めて味わう『禁呪魔法』か。
「--ハハハ、どうだ! 誰もが一度触れると下級魔法並の威力として大した事ないように感じるけど、中身はてんで違う! これが偉大なる魔道士であらせられるマクスウェルが僕にお教え下さった『禁呪魔法』であるぞ!」
「へえ、これはルールの穴を突く一撃だ」但し、使い手の魔力がこの程度じゃあ直ぐにこいつのからくりを解いたぜ。「それでこれの何処にその姉さんの仇討ちに相応しい魔力を秘めるのかな?」
 俺はターン制に従ってファイアーボールを放った--弱めのな。
「--ふん。まだ言うか……ディアボロス!」
 ふう--二度も同じ攻撃を受けて感じた事をそのまま述べた。
「--何が言いたいんだよ」
「--もう治癒した。『禁呪魔法』とやらを少し垣間見た。なのでこれから中級魔法でお前を仕留める」
「--馬鹿め、『禁呪魔法』が一つだけだと思うな……アーガレス!」
 恐らく風属性で尚且つ速度重視の下級程度の『禁呪魔法』だな。少々足が遅く成る気がする。それと胃腸の機能を低下させる奴だな。こいつも何れは体系化させないとな。
「--ディアボロスが闇系威力重視の下級禁呪魔法でアーガレスは風系速度重視の下級禁呪魔法と言った所だな」
「--馬鹿な、全然効いてない?」
「--あ、そろそろだ……ロッククロス」
 これで終わり--ルール通り、クブルスを倒す俺。
 次の試合が始まる前に俺はクブルスに訊ねる。
「クラリッサ姉さんと僕は同じ養護施設で育ったんだ。そこで僕と姉さんはあの偉大なるアイスマン様に見込まれてスカウトされたんだ。でも僕の才能はそこが最高潮に達してそれ以降は凡庸と変わらない。でも姉さんは才能の炎を維持し続けて遂には魔道士の称号を得た。羨ましく思いながらも僕は姉さんがこれからも飛躍し続ける事を願った。未熟な僕はそこまででも姉さんならきっと……なのにお前はそんな姉さんを殺したんだ」
「マーベラスもそうだが、何人クラリッサに影響を受けたんだ?」
「ああ、言っておくけどマクスウェル様に『禁呪魔法』を授かられたのは僕だけじゃない。このブロックには居ないけど、他に三人程居る」その情報に俺は飛びつかずにいられない。「覚えておけよ、デュアン。そいつらは僕以上の傑物だ。本物の『禁呪魔法』はそれはそれは恐い恐い代物だからなあ」
「ああ、そうかい」
 ったくとんでもない情報だよな。あ、他にも聞こう。
「ん? 『禁呪魔法』の集まりだって? 残念だけど、僕は」そこで俺はクブルスが死んでも口を割れない何かを刻まれてる事を知る。「まだ僕は死にたくないから……教えないぞ、絶対な!」
 興味本位でクブルスには死んで貰おうかと思ったが……止めておこう。トーナメントに支障を来たしたら困ると思ってこれ以上は追及しなかった。
 それよりも準決勝の相手でも紹介しよう。そいつの名前はムダムド・ウスマディンで何でも『アハマド教』と呼ばれるかつての時代では三大宗教の一つとされた巨大宗教の出身者との事。
 アハマド教……それは『エラー』を唯一神と崇める『アーハムンド』が起ち上げた宗教団体。信者は常に全身を覆い、特に女性は酷い時では眼元まで隠す程。そうゆう服装なのは訳がある。それは俺も又、アハマド教の信者として登録されているのか、普段着は常に顔以外は全身を覆うようにする。何故ならこの宗教が誕生した土地は厳しい砂漠の環境下にあり、日焼けは却って肌に良くないのである。まあそんな環境的背景も服装に関係する。んで教えは何かといえば偶像崇拝は禁じる。えっと他には……忘れた。
「デュアン・マイッダーか。まさか同一宗派の人間と出会うなんて、エラーの思し召しであるぞ」
「まあどうでも良いからさっさと始めようぜ」
 アーハムンド……それは自ら預言者と騙るのっぺらぼうの初代教祖。因みに恐妻家でそれが原因で女だけ妙に重武装な格好をしてるのではないかと思われる。
「貴様、偉大なるアーハムンドとアハマド教を侮辱したな!」
「生憎俺は神に嫌われてるしな。とっととその万死に値するという攻撃を仕掛けろよ」
 序に準決勝は余り面白みのある話がないので僅か一分でムダムドは沈黙したという事だけは記そう。但し、戦闘後にこの男はある事を語った。
「お前は中々強いようだが、決勝に上がって来る奴はもっと強いぞ。恐らくアイスマン様の弟子と思われる男だ」
「ガガーブ・アイスマンの?」
「精々覚悟しておくんだ。その弟子だけじゃなく、お前は禁呪魔法の信奉者に目を付けられておるからな。このトーナメントは予選が本番じゃない。まあ本番を迎える前にお前は偉大なる『エラー』の裁きを受ける事に成るぞ」
「負け惜しみは良くわかった。そろそろ決勝の舞台まで行くぞ」
「幾ら自信があっても人間が神を越えるなんてあっては成らない!」
 それでも俺は神を越えて見せる--と背中越しに伝えて見せるのだった。
 そして迎えた第三会場における予選決勝戦。相手はバゼルヌ・ディストリス・ビーイング。その才は恐らく、運が良かったらクラリッサと同じように出世したであろう不遇の逸材。
「君が噂のデュアン君かい?」
「確か不遇の天才と謳われるバゼルヌ先輩だね」
「才能は関係ない。僕にとって魔法とは自衛の手段に過ぎない」
「それはそれは随分自信があるようだな」
「君にとって魔法とは何かな?」
「俺にとって魔法とは……神を平気で殺せる体の一部だ」
「恐い男だよ、君は。それだけの自信を得る為にクラリッサをも殺したんだよね」
「惚れていたのか?」
「僕が? 僕は君がクラリッサを殺してくれて感謝する」
「というと?」
「彼女はこの星に救う呪いを一身に浴びて凶行に走ろうとしていた。本来なら彼女を倒すべきは僕だった……だが、運命は君という存在に気付かなかった」
「わかったわかった。お前も邪気眼を患ってる事は十分わかった」とバゼルヌの行き過ぎた狂言に敢えて突っ込む俺。「そりゃあ出世できないわ、この喋り方じゃあ」
「ハハハ、面白い男だよ」
 さて、決勝戦のルールについて説明しよう。
 第一に相手が詠唱中に詠唱する魔法は最低一分以内を目途とする。
 第二に中級魔法以下の魔法しか認めない。特に禁呪魔法は命に関わる為、使用禁止。
 第三に詠唱する際は声で唱える事。『サハロフコード』や『モールス信号』の詠唱等イレギュラーな詠唱は認められない。
 第四に零詠唱は命に関わる為、使用は認められない。
 第五に中級以下でもオリジナル魔法の使用を認められない。もしも認めたいのなら試合前に審判にお願いを申し上げる事。
 第六に試合前に賄賂を使用する事を禁じる。これは公平なジャッジをする為の物。
 第七に--
 長い! どれだけルールを追加すれば良いんだ。依って俺は途中であるお願いをした。第六項目までを聞いてある魔法の使用を認める為にな。確かそうゆうのは事前にお願いしても問題ないと思ってな。
「……以上だ!」
「葬式で聞かされる謳い文句だね」
「そういや、お前にもオリジナル魔法があるなら早くお願いしろよ」
「残念だけど、僕のオリジナルは中級以上なのでお願いしても使用は認められないな」
「そうかい」
「もう八十七項目は言ったぞ」尚、第七以降は聞いても全く意味のないルールだ。「そろそろ始めたいのだが」
「どうぞ始めるんだな」
 では始め--こうして第三会場における予選決勝は開始。
「--じゃあ覚悟しておくんだね、デュアン・マイッダー」
「ああ、実はさあ」とここで審判にコインを渡す。「試合は決したよ」
 何--理解が追い付かないバゼルヌ。
「……これは!」
「まさかルールの穴を突いたな!」
 試合終了、勝者……デュアン・マイッダー--そう、試合前に賄賂を渡す事は禁じられても試合後なら問題ないだろ?
「まあ怒るな。ここではお前と全力でぶつかれないと思ってそうやったまでだ」
「……良いだろう。ルールで縛られる戦い以外なら君と戦えるなら喜んで引き受けよう」
「これは即ち私闘だな。だからこそこうして自ら勝ち上がって」と何故か審判が解説し始めた。「私闘による決着次第では決勝トーナメント進出者の変更を認めるという『企業間仕合』のルールを採用したのだな」
 企業間仕合……それは企業同士の裏で行われる代理戦争の事をそう呼ぶ。どっかで聞いた事ある話に聞こえるかもしれないがこちらは違う。ほとんどは同じだが、違う部分があるとするなら大企業同士の戦いだと本当の意味で戦争が始まる。企業が雇った魔法使いが一個師団を率いて相手企業の魔法使い師団と戦って勝った方が全てを得るという仕組み。尚こちらも雇用主が実際に戦う事は禁じられており、やってしまえば永久追放又は首を落とされる事は免れない事を注意して貰いたい。
「今回は駆け引きで君の勝ちだ。だが」バゼルヌは納得のいかない眼差しで俺を見つめる。「こんな事をしてクラリッサが望むとは思えない……私闘で全てを着けようか」
「望む所だ」
 こうして俺達の戦いは決勝トーナメント前日まで持ち越される事と成った。何故俺が奴をわざと負かしたのかを正直に告白すると……奴の本気だけじゃない。クラリッサに手を掛けた俺が唯一残る人間性を確かめる為だよ。正直、彼女を仕留めた事で俺は人間を辞め始めたのかも知れない。今まで俺は人間を越える事は目標の様に仰いでいた。だが、今と成っては恐ろしい連中との邂逅、そして禁呪魔法に染まる復讐鬼、そして約束を果たせなかった魔法使いの卵。
 それらが俺に人間性の正しさを再認識させてゆく……

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一兆年の夜外伝 第起話 戦いに至った数々の逸話(後篇二)

 どうも今更だけど、タイトルに雑文特別編を入れるのを忘れていた事に気付くdarkvernuです。
 なので第承話以降改めて入れる予定であります……そう、開き直りでありますぜ。

 四門の元に尋ねて来た一名の生命は齢二十四にして七の月と五日目に成る神武八咫烏族の青年だった。
「お前はアルジャス!」
「久しいなだ、四門だ……いえここはもう四門様とお呼びしましょうだ」
「いきなり言葉遣いを変えられると対応に困る。暫くは今まで通りでお願いする」
「知ってるの、四門?」
「アトーンの第一子だ」
「父はやはり神々に召されましたかだ?」
「ああ、誇り高い雄だった」
「そうかだ、全く敵わないなだ」
「アトーンについては申し訳ない。食われし者には最後まで我を持って対応したんだ」
「食われし者……そうだ!」アルジャスは険しい顔つきで四門にこう伝える。「今すぐ秘境にお戻り下さいだ!」
「何かあったのか、アルジャス!」
 アルジャスは秘境神武で何が起こったのかを語った。それに依ると秘境神武にて突如、食われし者が数体引き連れて急襲。多くの生命を喰らった。その際に四生が彼らと早急な対話を選択。これに依って暫くは秘境で暴れる食われし者達を止められたが……「が、どうした?」
「それがだ……あの食われし者はよりにも依って四雄様の不意を突いてだ」
「四雄? オイ、状況がわからないぞ! 今すぐ秘境に戻る!」
「戻るって、四門! ここで一生尽力するという約束はどうするのよ!」
「済まない、それだけは果たせない事を伝えてくれないか?」
「駄目よ」子季は四門を抱き締める。「四門が居ないと私は何も出来ないから」
「駄々をこねるな、子季。お前は十分、俺が居なくてもやってゆける立派な雌だ。もう大人の年齢に達したんだ。直ぐに村長であるダルトリーに俺が一時期秘境に還るからそこで用事を済ませたらまた戻って来る事を伝えるんだ」
「駄目、四門! 私も--」
 いいや、お前は待ってくれるか--優しく引き離す四門に子季は涙を堪える事に。
「ふう」その様子を覗くはアルジャスだけじゃない。「女をお泣かせる物じゃあありませんぞ、四門様あ」
「申し訳ない、ギャラ庵。どうやらここで一生を共に出来ない事をお前も同行して伝えてくれないか?」
「承知したあ」
「生きて戻ってきたら私を連れてってくれるでしょ?」
「ああ、その時は盛大な贈り物を用意するからそれまでは尽力してくれ」
「うん、四門も忘れないでね」
 口づけを交わす二名。それを赤く成った顔を覆って見つめる生命達。
「そろそろ行きましょうだ、四門だ」
「ああ、あいつらの兄として直ぐに駆け付けねば!」
 こうして四門は秘境神武へと帰ってゆく……
(この後の話は聞いたわ。あの時の食われし者……そう、『銀河連合』は四生様が命を燃やして一体残らず倒したと聞きます。その際にあの方は弟である四雄様が食われる現場を見、それから襲い掛かられた際に四高様が身を挺して庇われた事で怒りに身を任されてしまわれた。だけど、戦いを経験しなかった四生様では『銀河連合』数体に対して抵抗時間は短かった。父上がやっと駆け付けた頃にはもう四生様は虫の息だった。父上は最後まで四生様が何を遺して果てたかを伝えなかったけど、ここでもそうですね。それから父上は跡取りとして秘境神武を良くしようと心掛けて為さったのですね……あれ? 何故私はあのような言葉を口にしたのか? 正直のところ不思議だ)
 生子は『銀河連合』という言葉をさも口にした訳をまだ理解出来ない……


 と言う訳で次で最終回と成ります。結局タイトル通りじゃなく成ったよ。仕方ないか、天同四門のお話を徹底し過ぎたしな。

 さて、前回に続いて今回の震災について語る自分であります。続報で犠牲者の数が増えていきます。それは誠に残念でなりません。まだ年寄りなら良いですよ、残り代性も短いし、何よりも若い世代に期待しながら果てる事ならそれはそれでいいと思うのだから(少し縁起が悪い書き方だけど)。只若い世代、特に自分よりも若い人が亡くなるのは何ともいたたまれない思いに成る。自分みたいにほぼ無駄に生きてるような奴よりもまだまだ可能性のある奴らが呆気なく命を落とすのはどうにも歯痒い。まだまだ自分もそんな若い奴らよりも生きてると思うと未熟者だと感じる今日この頃である。兎に角、これ以上犠牲者が増えない事を願いたい。それからまだ生き残ってる人達が全て助けられる事を願っても居ます。まあ願うだけじゃあ駄目なんだけどな(自分は薄情なのでそうするしかないんですけど)。
 さて、前回も同じ事書いたけど今回も書いとくよ。サイボーグ政権と駄目大人党で良かった。あれがネオ・ブーメラン党だったら現時点の速報で二桁だったのが四桁あるいは五桁に膨らんでいたかもしれない。どの道、大地震で人が死ぬのは避けられないけどあの連中が政を担ってたら不要な犠牲者を出していたとなるとぞっとするわ(恐)。兎に角、失望の多い駄目大人党ではあるけど今回は感謝する。でも増税するなよ、大地震の後に増税される確率が高いからな。例を出すと阪神淡路の後の五パーセント、東日本の後の八パーセント……中越沖という例外を除けば大地震の後に待つ増税はマジで止めて欲しい。頼むぜ、サイボーグさんよお。今度こそ火事場泥棒的に増税は止めてくれよ(望)。
 という訳で今日はここまで。頼むからこれ以上死者が増えない事を願うぞ。人が死んでゆくのは気分良くないからな。

一兆年の夜外伝 第起話 戦いに至った数々の逸話(後篇一)

 どうも……地震は起きてしまった以上は人間にはどうする事も出来ないと自分は今でも思うdarkvernuです。
 その話は最後にやりますので先ずは雑文特別編ゆえに物語をどうぞ。

 IC(イマジナリーセンチュリー)三十二年四月八十九日午前七時十五分二十一秒。

 場所は西物部大陸ユークリッド地方キュプロ村南地区真島派遣本部。
 本部長室の神々に相応しい椅子に腰掛ける二名。彼らを紹介すると齢二十四にして二の月と二十六日目に成る神武人族の青年天同四門は齢二十九にして五の月と六日目に成るエウク馬族の青年真島ギャラ庵がキュプロ茶葉を発酵した独特の味がする茶を啜りながら話し合う。
「四の年より前に頼れるう仲間達と共にいアリスト村を離れたあ四門様が今ではあキュプロ村……いやあ、町にとってなくうてはならない存在と成ったあ」
「申し訳ありませんが、銅像製作は遠慮して下さい」
「いえいええ、四門様。今は亡き子読は貴方様の為に自らの病を押して穢し者達に依って食われたこの村を再建為さった。その為に子読は余計に発症してえ子季ちゃん以外の親族に看取られるう事もなくここでお亡くなりに成ってえしもうた」
「あの病は……メデス村を訪れた際にその食われし者である犬型に噛まれたせいでそう成ってしまった。そこで俺は自らその者達を死なせてしまった」
「その話をもう一度お聞かせえくださいい」
 四門がキュプロ村に流れ着くまでの経緯を包み隠さず説明するなら次の通り。これは三の年より前に遡る。季節は夏の終わりが近付こうという所……四門、子読、子季、そしてアトーンは食われし者達に依って生命が住めない各村、集落を訪れた。全ては四門の答えを探す旅であった。その過程で訪れた村の中でメデス村に置いてある悲劇が起きた。それが食われし者である犬型が子季が花を摘んでる時に突然襲い掛かった。偶然にも通り掛った子読が彼女を突き飛ばす事で命を取り留めた。だが、そのせいで子読は右腕を失う程の重傷と致命傷と成る病を与えられた。そして子読は大切な妹を守る為に果敢に食われし者に挑むが、より傷を増やしてゆく事に。後一足で死ぬ所に四門とアトーンが駆け付けて犬型を捕縛する事で何とか救われた。だが、話はこれだけで終わらない。
 それから二の週より後……何一つ食べさせる事もさせないという罰で食われし者との対話を図った四門。その縛りを解く日がやって来た。彼らはこの時、気付きもしなかった。食われし者は執念深い事に、そして縛りを解いて直ぐに悲劇は訪れた。突然、子季を者質して一名ずつ食わせるように促して来たのであった。それに依って四門は相棒でもあったアトーンを死なせる事に。とうとう、子読の番に成ろうとした時であった。突然、食われし者は目の前で指揮に噛み付いて来た。それが引き金と成り、そして……四門の両手は穢れを纏った。子季は助かったが、四門は初めて食われし者を死なせた事で食われたアトーンにも……そして他の二名にも口を閉ざす事に。
 そして、一の年より後にキュプロ村に流れ着いた三名。既に子読の病は子季或は四門に支えられないと立てない状態にまで進行していた。それでも子読は無口に成った四門の為に穢れを祓う手段として自らの命を賭してキュプロ村で生命助けをし続ける事で償えると訴え続けた。そう、言葉だけでなく実践も兼ねて! その努力は実里、今から一の年より前に四門はようやく口を開いた……だが、時既に遅かった。
「……これがここまで来るまでのお話だよ。あ、ここに来た後の話もしてしまったな」
「全くう怒り心頭に成るなうあ、穢し者には!」
「止すんだ、ギャラ庵。怒りは自らの足を穢れに満たしてしまうきっかけだ。ここは酸味の効いた茶でも飲んで落ち着くのだ」
 ううむ--ギャラ庵は促される通り、前左足で神々を宿す白い椀の取っ手を掴むと中に入ってある茶を口の中に放り込む。
「子読には感謝で一杯だ。俺は自らの手が穢れた事で口を閉ざしたのではない。今まで親代わりだったアトーンを眼前で食われた事、そしてあいつの思いを踏み潰した事を口実にしてたんだ。そうじゃないと教えてくれたのが子読だ。右腕を食われた上に病まで貰っていながらも最後まで誇り高く生命の、そして最愛の妹、それから俺の為に尽力してくれた。せめてアリスト村で交わした握手をしていたら……ウウウ、どうしてあれ以降握手を交わさなかったのだ!」
「あ、今は少し雑巾んがありますう。もう少しい綺麗な物をお持って来まあしょうか?」
 それはお断りです、ギャラ庵さん--突然引き戸を強引に滑らせて中に入るのは齢十五にして二十三日目に成るルケラオス人族の少女だった。
「また子季か! いい加減戸を叩いてから--」
「妻が夫にそんな事する必要がありますか?」
「誰がお前を妻にした、駄々っ子。いい加減に--」
「まあまああ、いいじゃありませんかあ」
「あ、泣いてますよ」子季は四門の眼元から零れる涙を入念に拭く。「お兄様の事でお泣きならいつでも私が拭きますから安心して下さい」
「有難う、子季……ところでどんな事情でここまで来たのだ?」
「実はですね、アトーンさんの息子さんがキュプロ村に来ております」
「何--」
 それは四門を秘境に届ける使者でもあった。彼はアトーンと縁のある生命が尋ねに来た理由をそう直感……


 長く成り過ぎましたので、後篇の完成は明日に成ります。けれども後篇だからってこのお話はまだまだ続きますよ。何しろ完結編が待ってますから。申し訳ない、本当に済まない。

 自分にとって身近なのが阪神淡路大震災……あれは今でも衝撃的だったな。火災が発生する場面では覚えている事だが、雨でも発生してくれたら良いのにと思ったな。今でもそれははっきりと覚えてる事だよ。そんな震災があったからこそ今の大阪や兵庫があるんだと自分は痛感する。まあ巧い言葉は思い付かないけど、そう書くしかない。
 さて、阪神淡路、新潟中越沖、東日本、そして熊本……その中で最大が東日本でその次が阪神淡路。こいつらに共通する所は被害の規模の大きさと後々響く爪痕でしょうな……そして無能政権による無用な被害の拡大。どうしてこの時期に限って売国政権が式を執るんだよ、ふざけんなよ……と今でも思う限りだ。それに比べて新潟中越沖と今回の熊本は政権がまともだからまともな対応が取れる訳だ。正直言って当時要らぬ被害を出しまくった党(もう名前変わってるけど、前身はそれだし)の連中が首相が酒に依ってるとか言う批判をする権利はないよ。つーかお前らは空中分解でもしてろ、批判しか脳ないんかよ!
 と話が脱線しましたね。えっと今回の地震の話でしたね。兎に角、亡くなった方にはご冥福をお祈りします。けれども助かった人たちはその爪痕にも負けず前に向かってお進みください。自分がその現場に立ち会われたら多分、頭が真っ白で無理でしょうけど彼らなら出来ると信じてます……だってくまモンの地域だぞ、熊本城の化身であるくまモンがあんたらを守護してくれるぜ(西南戦争からずっと生き続けた熊本城は石垣がボロボロに成っちまったけどな)!
 と言う訳で今日はここまで。いや、本当にあんな現場に遭遇したらまっ白で何も出来ないと自分は確信してるからな。

一兆年の夜外伝 第起話 戦いに至った数々の逸話(中篇)

 どうも日本が露助や支那と同じ脱税(他の言い方がわからないので)会社優遇国としてあるサイトに認定されて悲しい気持ちに成ったdarkvernuです。
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 さあ外伝第二期シリーズの三回目と行きましょうか。

 IC(イマジナリーセンチュリー)三十一年四月八十二日午前十時十一分五秒。

 場所は西物部大陸プラトン地方アリスト村。
 二番目に小さな小屋。
 齢二十にして二の月と十九日目に成る神武人族の青年が暮らしていた。
 彼の名前は天同四門。天同家の、秘境神武の在り方に思い悩んだ挙句に一の年より前に秘境を出た雄。だが、出てみるとわかった事は……自活が出来ない事を知った。そこで彼はアリスト村に滞在して四の年までそのの村民と共に村の発展に貢献した。
 だが、四門の放浪癖はそう簡単に収まらなかった。何故ならそこで彼は今まで世話に成った齢二十五にして七の月と五日目に成るルケラオス人族の青年である夕焼子読(ゆうやけしどく)に思いを告げる事に。
「四門様がそう仰るなら仕方ありません、ですが」
「わかってるよ、自分勝手な事くらいは」
「でもね、四門様。俺は思うんですが、どうして危険が伴うこの世界を旅する事に成ったか教えてくれませんか?」
「四の年より前にも教えただろう。俺は天同家として、第一子として、これからの秘境神武とどう向き合っていけば良いのかわからない。だからこそ旅をして得た事を秘境に持ち帰ってみんなに恩返ししたい思いなんだ」
「その気持ちは話はわかる気がします。ですのでもう一度問いを投げたまでです」
 まさか子読さんも--四門はその時に成って子読の気持ちを知る。
「四門様と同じです。俺も夕焼家の第一子としてどう向き合えばいいかわからない生命だった。直ぐ下の弟が早くから死んだ為でもないし、かと言ってお節介な妹や家に相応しい弟とそれと同じくらいの年齢の妹に悩まされる訳でもない。俺自身が不安に押し潰されそうだった。だからこそ俺はこの家を--」
 とその時、二名がこの家に駆け付ける音が聞こえる。扉を強引に開けるのは齢四十一にして七の月と二十五日目に成る神武八咫烏族の老年だった!
「アトーンか!」
「そこに居ましたかだ、四門様だ!」
「あ、お兄様もそこに居たのですね」それと付き添いなのは齢十一にして十六日目に成るルケラオス人族の少女。「お父上はお兄様をずっと待ってますわ!」
「子季か! あれほどルケラオスから出るなと忠告したの……全く困った妹だよ!」
「その子が貴方の言ってたお節介焼きか」
「誰ですの、その生命は?」
「馬だか鹿だですかだ、子季のお嬢さんだ! この方は天同家の第一子なのですよだ!」
 だからどうしましたの--それを聞いて驚かない子季。
「ハッハッハ、中々の雌だなあ」
「生意気なんだよ、俺の直ぐ下の妹は」
「子季と呼びなさい、お兄様」
「それよりもだ、四門様だ。今すぐ秘境にお戻りくださいだ!」
「それだけは聞き入れん、アトーン」
「どうしてですかだ!」
「まだ見聞が足りない。俺はまだまだ外の世界を知らなさ過ぎる。だからこそここを出ても戻るような事はしない」
 全くだ、あなた様はだ--アトーンは呆れて何も言えなくなった。
「へえ、従者を呆れさせる偉い雄が居るなんてね」
「お嬢ちゃんにだけは--」
「子季と呼びなさい、四門」
「オイ、呼び捨てるな!」
「そんなに偉いのですか、この雄が?」
「まあ良いじゃないか、子読さん。そうゆう雌の方が」四門は既に荷物を袋に入れて小屋を出ようとしていた。「ルケラオスに相応しいのだからなあ」
「ああだ、待って下さいだ!」
「止めるなよ、アトーン」
「そうではありませんだ。私はだ、産まれた頃より養育係を強いられる身でありますだ。既に後継者を育て終えましたのでこの命尽きるまで四門様に付いてゆくつもりでありますだ」
「止めないのか?」
「さっき口にしたではありませんかだ。止められない事を知って呆れただ、とだ!」
 そうかいそうかい--意趣返しするように四門もアトーンに呆れる。
 それから四門はアトーンを連れて小屋を出た。それから長年付き合ってきた村民たちに別れの挨拶を交わした後、目的地亡き旅を始めようと南門から出ようとしたその時--二名の駆け付ける音に思わず踵を返した。
「追われてるのですか、子読さん」
「異なる。指揮が付いてゆくと五月蠅くて仕方なく四門様を探していたんだ」
「はあはあ、雄だけの旅なんてつまらないでしょ。だから雌である私が家事を担当するの」
「呆れる雌だ……というかまだ子供だろうに」
「子供で良くないのですか!」
「良いじゃないですかだ、四門様だ。もしかすると鏡越しに成るかも知れませんだ」
「皮と肉しか残らん言い回しだぞ、アトーン」
「まあこいつは諦めるとして--」
「こいつじゃなくて子季です、お兄様」
「フウ、それよりも四門様。何処へ向かう気ですか?」
「何処でも--」
「良くありません。目的なき度は何の意味がありません。そこで俺は貴方様に提案をします。食われし者が発生した村を目指してみては如何ですか? 場所は俺が案内しますので」
「わかった。有難う、子読さん。貴方が友でよかった」
 こちらこそ--これが最後の握手に成るとはこの時、二名は知らない。
 こうして四門は頼れる三名の仲間を連れて自分探しの旅を再開した……
(そこで母上と出会われましたね、父上。随分、長い間進展されなかったの、ですか?)
 生子が見る一瞬の世界の数々はどのような終着点へと至るのか? まだわからない……


 という訳で三回目も銀河連合と全く遭遇せずに終わりました……が、後二回やりそうな雰囲気だ。予定表がこんなにも狂うとは思わなかった。

 最近は保守系ブログを訪れる事も無くなった。理由は面倒臭く成っただけという一点に尽きますが。それ以前に保守系っつっても大概は巨大なバックが付く事で言いたい放題してるようでカタールがバックに居るアルジャジーラみたいにバック関連だけは何も言えない所が多いからね。なのでそうゆう関連について黙認するサイトがあったら出来る限り鵜呑みにしないように。あ、サヨク系ブログは余程電波色が強くなければ訪れるのも悪くはない。がそれを探すのは非常に難しい作業に成る(何せ日本のサヨク自体が九条教に見られるように思考が凝り固まって参考に成らないから)。
 では今日はここまで。次で銀河連合を登場させる予定だ。

一兆年の夜外伝 第起話 戦いに至った数々の逸話(前篇)

 さあ、どうもdarkvernuであります。
 今回はスタートダッシュを兼ねて雑文特別編と行きましょう。

 IC(イマジナリーセンチュリー)三十年四月九日午後二時六分七秒。

 場所は秘境神武。
 四名の赤子は十六の年より後、未だに赤子の精神のままに遊ぶ。それを注意する者は居るにはおるが、今日に限って偶然にも家族会議が挟んであったが故に。そんな童の心を持つ成者達は雪が積もるのを良い事に遊びほうけるのであった。
「待てえ、四門!」
「待つかよ、四生!」
「ああ、また転んだよ四雄君」
「あーあ、四高兄さんは相変わらずだらしないな」
 上から四門、四生、四高、四雄の四兄弟。四卵性の四つ子として生を受けた彼らはそれぞれ異なる心身へと成長。一番上の四門は類稀なる身体能力と頭脳を持って三名を引っ張る。それは大人しいからではなく、才能溢れるが故に問題児である為。主に彼は度々仙者高からの注意を受ける。
 二番目の四生は仙者にして他の三名に比べて質感が異なる。だが、仙者にしては大人しめで尚且つ強い印象を受けない。何時も無茶無謀をする四門に悩まされる苦労者。
 三番目の四高は三名の中で最もだらしがなく、それでいて手も足も苦労が絶えない。それでも顔立ちは四名の中で最も品性整っており、メスからの求婚が絶えない……付け加えるなら人族から。
 最後は四雄。四名の中で突出した個性は備わらないが、常に兄弟の纏め役で喧嘩が絶えない兄弟を何時も宥める役割を担う。
 それでも彼らは何時も一緒で喧嘩するほど仲が良かった。そう誰もが彼らが何時までも一緒に居ると思っていた。
「ハハハ、楽しいよなあ。お前らと一緒に遊んで」
「子供だと認めるよ。ずっと高台から勇んで飛び降りたってのにまだ大人で居られないんだよ」
「僕は恐かったよ、四生兄さん」
「だよね、四高兄さんは何もかも覚えるのに誰よりも手や足を掛けたんだからさ」
「また馬か鹿だと思ったな、四雄」
「良いじゃないか、四高。お前さんには俺達に無い雌を惚れさせるという才能があるんだよ」
「そのせいで四高は何名の可愛い子ちゃんを呆れさせたかわかってるのか?」
「別に良いだろう、四生兄さん。雌と会話するのは気持ち良いんだよ」
「それでも兄として私はお前には出来れば体も心も大きくして欲しいと思ってるんだよ」
「五月の蠅族みたいに耳が響く事を言っちゃって。僕は僕だよ。体が丈夫でなくて何が良くないんだよ!」
「それが心配なんだよ、四高。だから--」
「だからもう静かにしてくれよ! 僕は僕で--」
「止めないか、みっともない」四雄が間に入って止める。「四生兄さんは仙者だからって張り切り過ぎるよ」
「でもなあ--」
「また熱く成っただろう、それ。もう止めにしよう」
「わかった」
「四雄が居てくれて助かる--」
「如何して四門じゃなくて四雄が止める役を務めるんだよ。そもそもその役割は第一子である四門がやるべきだろう?」
「そうしたいが……もう我慢出来なく成ってな」
 急に何かを言い出すので三名は四門の顔を覗く。
「ああ、お前達が疑問に思って見つめるのはわかる。でもなあ、俺は常日頃から一番上として生まれて圧力を感じてたんだよ」
「圧力を……それは私が最も感じるべき事柄ではないのか?」
「ええ、四門兄さんみたいに相手を重んじない雄がそんな事を」
「お前にだけは言われたくないが、聞き流そう。確かに仙者である四生にこそ圧力を感じるべき事柄だろうが、俺も俺で圧力だったんだよ!」
「何故それを今まで私達に教えてくれなかったのですか!」
「済まない。俺はこうゆう事を高様にも伝えてないのだ」
「如何してなんだよ、四門兄さん! 僕みたいにだらしのない物が最も抱え込んで然るべきことを貴方みたいな御方が--」
「待て、二名共……興奮してるぞ」
「有難う、四雄。お前が纏め役で助かる」
「いえいえ、俺だって苦労してるんだぞ。そこを理解して欲しい。それでその圧力に対して四門兄さんはどう対処しようと思ってる?」
「近々ここを出たいと思ってるんだ」
 それを聞いた三名が声を張り上げて驚くのも無理はなかった--それは天同烈が自らの手足を穢れに纏って以降、誰一名とて出なく成った秘境神武から出ようという決意でもあった!
「食われし者が居るんだぞ、四門。わかるのか、その意味が。ここを出たら今まで感じた事もなかった感情が襲い掛かるんだぞ」
「それでも俺は出ないといけないと思った。散々迷惑を掛けて来ただけにその清算として外の世界を旅してどんな状況なのかを土産に帰ってくる……絶対だ」
「そんな、僕は賛成しないよ。四門兄さんが外へ出るなんて僕は!」
「わかってはいるさ! 秘境神武の方が安全である事くらい誰よりも……でもな、烈様の思いを知るにはそれしかない。例え自らが問題児と言われ続けてでもそれを清算する理由にしてでも俺は……だって疑問なんだよ! このまま安全な場所で一生を過ごす事が正しいのかなんて!」
「……俺は四門兄さんの行動を止める事は無理だよ。でも賛成しかねるのは事実だ。その旨を高様に伝えるべきだと俺は思う」
「四雄の言う通りだ、四門。説得は私達でやるからどうか行って来い」
「良いのか、お前達」
「僕は反対だよ。でも……兄さんは多数決でも揺らがない気がする。今までそうだったんだから……だから行ってらっしゃい」
「お前ら……まだ行くのは早いぞ。もう少し遊ぼうぜ、雪遊びを」
 それから一の週より後……天道四門は神武に暮らすほぼ全ての生命に見送られながら外の世界へと足を踏み出した。
(これが父上の旅立ち……父上はこうして母の所へと向かうのですね)
 天同生子が見る四門とは思い出深いかつてと同じなのか、或は異なるのか? まだわからない……


 という訳で前篇をお送りしました。これは多分、三度目(正確な回数は不明)ですけど帳簿合わせは本当に辛い。時には嘘を吐かなくてはならないからどうしようもない。作家はこうして屑に成ってゆくのがわかる。ンで解説は第起話が終わり次第、行う予定だよ。

 雑文をやる日はまだ決まってない。ほぼ不定期だから気を付けるように。
 では今日はここまで。明日も雑文特別編をお送りしますね。

一兆年の夜外伝 第起話 戦いに至った数々の逸話(序章)

 どうも久々にやるシリーズだが、中々展開が思い浮かばずにあれこれやりながらエンジンを掛けようと思ってるdarkvernuで御座います。始める前に『格付けの旅』が土曜日に更新しましたので読まれたい方はカテゴリ欄の<格付けの旅>又は<青魔法の章>をクリック。
 それじゃあやろうか……少しずつ慣れるよう時間を掛けて短い文章で。

 天同生子は死に際にある過去を垣間見る。それは彼女でさえ知らない父親の生涯を綴ったお話。それはどれくらい遡るか……彼女は光景に色を付ける作業、音質を調整する作業、そして全生命体が好ましくない脚色等々。これは彼女が思い描く真実に近く、そして真実に程遠い再構成されたお話。

 IC(イマジナリーセンチュリー)二十六年四月四日午前七時三十五分二十二秒。

 場所は秘境神武中央空間天同高の間。
 生まれて初めてと成る四つ子の誕生--高齢者との間に出来た子達故にその者達を生んだ母の体力は限界を超え、やがては余命幾何と成った。
 その様子に溜まりかねた齢五十にして三の月と八日目に成る老年は必死だった。
「産まれたぞ、実通奈!」
「ええ、高様」
「しっかりするのじゃ、実通奈! お前さんが生きないと誰が魁の想いを継ぐんだ!」
「御免、為さい。私は、もう、ウウ、もう生きられません」
「腰砕けな事を! 馬か鹿かでもあるまい! 生きるのじゃ! 今から想念の海に旅立つんじゃない! 誰がこの子らに親という物を教えるのじゃ!」
「御免なさい、高様! もう、私は……御免、為さい、み、んな!」
「しっかりするだ! 実通奈様が親でないと誰が親を務めますかだ!」
「お願い、しま、す……アトーン」
 齢三十二にして二の月と五日目に成る神武人族に成ったばかりの熟女実通奈は齢二十一にして五の月と八日目に成る神武八咫烏族の青年アトーン・アルフィニムムに第一子を持って行くよう指示。
「この子をだ?」
「この子の名前は、そう、ね、アトーン、が決めて」
 実通奈は齢三十四にして五の月と五日目に成る神武鬼族の中年カゲヤマノタケミヅチに第三子を持って行くよう指示。
「この子端?」
「それはタケ、ミヅ、チに」
「それから、ニャル、タロ、ウには」実通奈は齢四十一にして十一の月と三十日目に成る神武猫族の老年ニャルタラノニャルタロウ
に第四子を持って行くよう指示。「この子を」
「え、あたくしにゃ?」
「ではわしは……やはりこの子こそ仙者か」
「ええ、そのこに、は、たかさまに、あ、ぅ、ぇ……」
 実通奈の左手が垂れる時、光は雲に包まれた……最早彼女の眼の曇りが二度と晴れる事は叶わない。
 天の雲はやがて悲境に雨水を落とし、想念の海に旅立った者を追悼。それは四名の子が誕生して喜びを挙げるはずだった者達の悲しみを代弁するかのように激しく、そして洪水寸前まで降り注いだ!
(ああ、あれは父上? もしかして私の知る仙者がそこに? わからない。どうして私の意識がここにあるんだろう? そもそも私はどうしてここに居るんだろう。その前に何をしてたのかしら? そうだわ、これを見なくちゃ。時間が少しずつ進み出すこの光景を。見なくちゃいけないわ。
 私は父上がどのような軌跡をたどり、そしてどのような人生を送ったのかをこの目で見なくちゃいけない。例えそれが私の思い込みでも私は今までの人生と同じくこれを見届けないといけない。そこに私の原点が垣間見えるのだから)
 そして再開されるひっそりと語られる伝承の一部……


 帳簿なんかをあれこれ計算しながらやって来た外伝シリーズのスタートはいきなり重要キャラの死に際から唐突に始まる。どうしてそっから始めたかを説明すると特別配達制度とか上空流通商業から始めるよりも先に人族の話を中心にやらないと一兆年の夜がどんな世界感かを知る事が難しいからだよ。何せ善悪がはっきり分かれた世界でしかも微生物だろうと家畜だろうとゴキブリだろうとみんな仲良く手足頭を取り合って巨悪に立ち向かうお話なんだから烏が喋ろうと犬が喋ろうと別に不都合がないようにしてるんだよ。
 とまあそうゆう事で最初はマシな切れの良いお話を描く事もまだ無理なので書いてる内に思い出してゆき、独自の展開をしてゆく予定だよ。因みに第起話は四月まで。五月からは第承話に成ります。六月だと第転話、七月だと第結話という風にわかりやすいタイトルで進んでゆく予定。但し、所々息抜きとして雑文を再開する事も伝えておきます。まあ八月は夏休みもあって雑文祭りで一旦筆を止めて九月から再開。まあ本編再会寸前まで外伝をやる予定だよ。但し、続ければの話だが(笑)。
 という訳で解説はここで終わる。

 さて、ダンガンロンパ3は二部構想なのかそれとも三部構想なのか? まさか日向達の話までやるとはな。正直ガンダムと太った十神の名前が変わってるのは仕様だよ。2やってたらわかるし。あいつらの中で最も絶望と縁遠いのがマネージャーと飼育委員だよな。あの二人は本編では結構精神力が強いからな。まだ太った方は太った方の才能もあって本来の気質は臆病だしな。後、絶望関連で簡単に予想出来るのがトワイライト組の写真家と極道、そして剣道部だろう。あの三人はあれで絶望落ちした事は間違いないし。そしてトワイライト組で簡単に絶望化したのは保健委員と日本舞踊だろう。前者は過去が凄まじすぎてどうしようもないし、後者はお家騒動でにっちもさっちもいかないだろうし。軽音部は多分、誤解の方もありそうだな。まあ彼女は元が生真面目だから表面上楽観的でも音楽が前面に生真面目さを表現してるからな、悪魔のシンフォニー的な意味で。んで主人公と幸運は両極端過ぎる。後者は絶望少女であっても悪い意味で全くぶれないし、前者は完全にキャラクター違うし。後の連中も自分なりに考察すると体操部の奴はモノクマに自らの弱さを引き出されてしまってそう成っただろうし、王女はまあクーデターで追われそうに成った所をモノクマが援助して絶望と手を組まざる負えなく成っただろうし、料理人の方は母ちゃんだろうし、メカニックは何だかかんだいって流されやすいしなあ。ねえ、左右田。次は何をすれば良いんだ?的な脅し文句でそう成ったんだろうな。取り敢えずわかるとしたら楽しみで仕方ないって事だよ。
 では今日はここまで。V3はあのモノクマシナリオライターが今までと関係ないとか言いながら実は関係してそうだと自分は思うね。だってあの野郎はガチのモノクマだし。
プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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