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タイトル一つで見方が変わるシリーズ

 どうも寝不足なdarkvernuです。
 時事ネタ始まる前に『格付けの旅』が副業さぼる代わりに土曜に更新しましたので読まれたい方はカテゴリ欄の<格付けの旅>または<黒魔法の章>をクリックして下さい。
 じゃあ早速始めましょうか。

 僕はアンチジャーナリスト土岐長智広(ときながともひろ)。二十二歳。高卒。
 早速ですが、こんな記事を発見しましたので一斉にどうぞ。

 KY新聞『<宗像氏 慰安婦容認>
 --前略--従軍慰安婦の問題で宗像氏は「慰安婦制度は元々戦場で過酷な生活を強いられた兵士を少しでも楽にする為に出来たシステム。それを容認した当時の日本軍は相当現場を理解していた証。ただし、私は慰安婦制度自体認めるつもりはありません。ですが、それ以外で兵士の心を安定させる制度がありますか? 当時としては仕方ないと思います」と発言し、内外で波紋を呼ぶ--』

 変態新聞『<宗像氏 慰安婦容認?>
 --前略--従軍慰安婦の問題で宗像氏は「慰安婦制度は元々戦場で過酷な生活を強いられた兵士を少しでも楽にする為に出来たシステム。それを容認した当時の日本軍は相当現場を理解していた証。ただし、私は慰安婦制度自体認めるつもりはありません。ですが、それ以外で兵士の心を安定させる制度がありますか? 当時としては仕方ないと思います」と発言し、内外で波紋を呼ぶ--』

 ゴミ売り新聞『<宗像氏 慰安婦「仕方ない」>
 --前略--従軍慰安婦の問題で宗像氏は「慰安婦制度は元々戦場で過酷な生活を強いられた兵士を少しでも楽にする為に出来たシステム。それを容認した当時の日本は相当兵士の心を理解していた証。ただし、私は慰安婦制度自体認めるつもりはありません。ですが、それ以外で兵士の心を安定させる制度がありますか? 当時としては仕方ないと思います」と発言し、内外で波紋を呼ぶ--』

 計算新聞『<宗像氏 慰安婦「当時は仕方ない」>
 --前略--従軍慰安婦の問題で宗像氏は「慰安婦制度は元々戦場で過酷な生活を強いられた兵士を少しでも楽にする為に出来たシステム。それを容認した当時の日本軍は相当現場を理解していた証。ただし、私は慰安婦制度自体認めるつもりはありません。ですが、それ以外で兵士の心を安定させる制度がありますか? 当時としては仕方ないと思います」と発言し、内外で波紋を呼ぶ--』

 ニッケ新聞『<宗像氏 慰安婦容認しないが>
 --前略--従軍慰安婦の問題で宗像氏は「慰安婦制度は元々戦場で過酷な生活を強いられた兵士を少しでも楽にする為に出来たシステム。それを容認した当時の日本軍は相当現場を理解していた証。ただし、私は慰安婦制度自体認めるつもりはありません。ですが、それ以外で兵士の心を安定させる制度がありますか? 当時としては仕方ないと思います」と発言し、内外で波紋を呼ぶ--』

 どうです? 記事の内容は同じでもタイトル名が違うと印象が大きく違います。特に前二つは悪質です。内容見ずにタイトルだけで情報拾おうとする人に間違った印象を与えかねません。
 では別の記事をどうぞ。今度は各新聞社の記事内容は少し違いますが、大本は同じです。

 KY新聞『<「永遠のアムロ」原作者千田氏 ブーメラン党議員批判>
 --前略--千田祐樹氏はツイッターで「--前略--気に入らない質問してきた一般人を脅したり、自分の犯罪を呟いた物を削除してなかったことする奴は人間失格」と呟いた問題で、ブーメラン党所属のコニシキ氏は名誉毀損で訴える模様--』

 変態新聞『<「永遠のアムロ」千田氏 ブーメラン党コニシキ氏批判か?>
 --前略--千田氏は自身のツイッターで「--前略--気に入らない質問してきた一般人を脅したり、自分の犯罪を呟いた物を削除してなかったことする奴は人間失格」と書き込みした問題で、ブーメラン党所属のコニシキ氏は名誉毀損で訴える模様--』

 ゴミ売り新聞『<「永遠のアムロ」原作者 ブーメラン党のコニシキ氏を遠回しに批判>
 --前略--千田祐樹氏は自身のツイッターで「--前略--気に入らない質問してきた一般人を脅したり、自分の犯罪を呟いた物を削除してなかったことする奴は人間失格」と呟いた問題で、コニシキ氏は名誉毀損で訴える模様--』

 計算新聞『<ブーメラン党コニシキ議員 今度は千田氏にまで圧力を>
 --前略--千田祐樹氏はツイッターで「--前略--気に入らない質問してきた一般人を脅したり、自分の犯罪を呟いた物を削除してなかったことする奴は人間失格」と書き込みした問題で、コニシキ氏は名誉毀損で訴える模様--』

 ニッケ新聞『<千田氏、コニシキ氏に訴えられるか?>
 --前略--千田祐樹氏は自身のツイッターで「--前略--気に入らない質問してきた一般人を脅したり、自分の犯罪を呟いた物を削除してなかったことする奴は人間失格」と呟いた問題で、ブーメラン党所属のコニシキ議員から名誉毀損で訴えられる模様--』

 どうです? これで少しはわかりますよね? KY新聞と変態新聞、それからゴミ売り新聞は一貫してコニシキ氏を貶めるタイトルに成ってます。一方でニッケ新聞はまだ抑え気味。計算新聞は逆にコニシキ議員を批判するタイトルに成ってます。そこからもわかる通り、マスコミがどのような目線で記事を書いているかが丸わかりです。
 ですので皆さんもどうか気を付けて下さい。特にタイトルだけ拾って情報を集めるのは却って誤解しますので……


 何て架空の登場人物に言わせておいて自分はタイトルで情報を得ようとするゲスですよ、darkvernuって奴は。まあ今回の時事ネタはKY新聞と自分が二番目に因果地平の彼方に消えて欲しい政党ブーメラン党のとあるクソ議員に嫌がらせのつもりで書き殴りました。
 いやはやKY新聞ほど日本に不要な新聞社はありません。こいつらは戦前は戦争煽ったり自警団による朝鮮人虐殺を荷担したりして、戦後はさも記憶喪失であるかのように本田かつ何とかや若宮何とかや植村何とかや加藤工作員といった名誉売国記者を使って南京大虐殺や靖国問題に火を点ける作業、竹島を譲渡しろと記事に書いたり、従軍慰安婦とか珊瑚礁にKYと落書きしたり、挙句には去年の秘密保護法での大々的なネガキャン……もう滅べばいい(怒)!
 次にブーメラン党のコニシキ議員ですが、こいつはとんでもない悪党です。自分は飲酒運転とか内閣法制局長官に暴言吐く癖して、一般人に対してはそれ指摘されただけでK国人みたいに火の病を起こして執拗に攻撃。ハム速だけじゃなく、千田祐樹(本名は別ですが、基本的に匿名をスタンスにしてるので)さんに対しても攻撃。もうね、こいつはどうしようもないね。こんな奴はとっとと議員バッジを返上してビスケット・オリバの居る刑務所に放り込まれたらいいのに……まあ金で仮釈放されるけど(笑)。只、こんな記事書いてあのクソ議員が見てたらどうしよう。訴えてくんのかな? 基本は圧力に弱い方なんだよ、自分は。
 以上で時事ネタの解説を終えます。

 あと二日で消費税上がるのか。正直消費税にだけは手を出さないで欲しい。あれは大分前の記事でも書きましたが、政権寿命を縮めるから止めた方が良い。確かにサイボーグ政権にも不満はいくつかあるよ。でも前の三人に比べたらどれだけ安定してるか。その辺を考えたら長く続いて欲しいんだけどなあ。まあTPPはイルカ猟が継続すればひょっとすれば離脱出来るかも知れない。いや寧ろアメリカがこれ以上馬鹿をやり続けたら途中離脱もやり易くなるかも。うーん、正直まだまだ懸念しなくちゃいけないんだよな。
 では今日はこの辺で。

バキ連載再開を記念して

 どうもまたしても木曜に格闘ギャグ漫画が二つ連載されてて、毎週読むのが楽しみで胸躍ってるdarkvernuです。ちなみにかつてはバキとタフが毎週木曜にやっててそれらを読むのが楽しみでした。現在では連載再開したバキと裏サン木曜でバキの作者に匹敵するほどに格闘技経験豊富な作者の書くケンガンアシュラを読むのが楽しみです。この二つは「なるほど」と思う部分はありますが、真に受けないように。紐きり(漢字忘れた)とか二人だと沈むとか蕪木とかハサドるとかは真に受けないように。
 ショートストーリー始める前に『格付けの旅』が数十行ほど更新されましたので、読まれたい方はカテゴリ欄の『格付けの旅』または『黒魔法の章』をクリック。
 ではバキ連載再開を記念してどうぞ!

 ここまで来るのにおよそ二十年。我の年齢は二十五歳。五歳の頃から始めた格闘技はもはや強者に死角がないほどにまで洗練された。我が冥惨流は日本で誕生し、骨法、柔術は勿論、ゴッドハンドマスの空手やその前身である唐手も吸収。支那拳法は余り吸収出来なかったな。故に祖父は朝鮮半島を経由して支那に渡ろうとしたが、マイオスの陰謀もあってヨーロッパに流れ着くとは。結果として我の血筋はヨーロッパ系が四分の三を占める事になった。
「いやいや、シュラウム? どうゆう理屈でもヨーロッパまで流れつかないでしょ?」
 そう言えば彼女を紹介するのを忘れた。彼女は空智明(そらともあきら)。男のような名前だが、女だ。今では空円流空手の道場を築き上げるまでに独立。門下生は五人と少ないが、が皆前途有望な若者。
「無視するな、シュラウム! とにかくあなたの冥惨流はヨーロッパに流れ着いた後どうなったのよ」
 話を戻す。ヨーロッパではボクシングが流行。紳士の格闘技として取り入れようか悩んだ挙句、サバットを取り入れる事にした。それ以降より冥惨流はヨーロッパを主な活動拠点として慎み深く、道場は一つに狭めて活動した結果だが……
「うう、まさかあなただけになったの? 流派を継ぐ人は!」
「ああ、そうだ。冥惨流の理念は強者に打ち勝つ事。弱者には興味はない」
「だから廃れそうなのね。でも、武術らしいわ。本来は大きい相手を倒す為に考案されたのに気が付いたら大きい人も武術をしてて弱者に付け入る隙がないわ」
 そう、結局武術は年月が経つにつれて弱者を拒否し続ける。何故なら弱者がいくら武術を積んでも強い素人に負ける。いくら武術を身につけても多数の素人に負ける。ならば強者でなおかつ数を揃えなければ武術は生き残れない。そうして冥惨亜流は生き残ったが……
「そう言えば冥惨亜流だけは聞いた事あるわ。支那拳法もボクシングも古今東西あらゆる武術を取り込んだ冥惨亜流。ブラジリアん柔術のように時代を追うごとに適応を果たす我が冥惨流の別派。けれども亜流の当主鏡華樹(かがみはなたつる)はマイオスとの死闘に敗れ、夫婦ともども惨殺された。その結果、亜流を継ぐ者は樹の娘達美(たつみ)と樹の妻の妹である赤羽彩子(あかばねさやこ)ら女性だけに成った。
「誰なの、マイオスって?」
「世界政治の闇の支配者。ロスチャイルドやロックフェラーといったフィクサーを超える存在。カラリパヤトゥに仏教を取り入れ、政治的な要素まで加えた殺人武術修羅拳の創始者にして闇のフィクサー。二千年以上経っても奴は修羅拳の頂点に立つ」
「なんか漫画に出て来る悪の組織の大ボスみたいな奴ね。しかも裏の支配者じゃあ勝負に挑みたくなくなるわ」
「そうだな。だが、頂点といっても奴は政治と共に生きる以上は武術界に直接介入することはない……政治的介入の余地を除けばな」
「え、じゃあ修羅拳はどうなるの?」
 修羅拳の頂点マイオスは武術界では象徴でしかない。なお継承者は真山渇(まやまかつ)だが、修羅拳その物を支配している訳ではない。修羅拳の支配者は『フォースマスター』と呼ばれる無手術および武器術の神々。それぞれはマスターという前書きがあり、一人は『マスター・ルカデ』『マスター・タイオン』『マスター・ウィンドー』『マスター・アシュラ』だ。皆凄腕の実力者故、挑戦する場合は万全の治療を受けられる場所で戦う事を奨める。
「武器にも精通してるんだ、シュラウムはそいつらに勝てるの?」
「我より強ければ、な。弱ければ我は死ぬ」
「それが意味不明なのよ。どうしてあたしや門下生たちにぼろ負けするのにあたし達でも手に負えない相手には打ち勝てるの?」
「それが冥惨流。冥惨流に於いては強いとわかった相手が居れば血液循環が行き届き、カーボンさえ粉砕する馬力となる。が、弱いとわかった相手だと血液の流れは緩やかになり、最終的には豆腐にも劣る肉体と成り果てる」
「はあ、それじゃあ生き残れないわ」
 我はシュラウム・ゲドランデスタ。冥惨流当主。現在、我は強い者を求めて修羅拳の総本山、兜率天(とそつてん)へと空智と共に豪華客船で向かう……


 とまあ時間がなかったので戦わずして終わりました。えっとfc2小説の客寄せ用掌編で紹介した『強者との死闘』の一部エピソードをお届けしました。主人公はシュラウム。ヒロインは空智。このお話は格闘モノですが、夢枕御大の書いた餓狼伝と違い、女だって平然と戦います。故に女々しい内容に成ってますぜ。とまあともかく餓狼伝との違いがあるとすれば丹波のおっさんみたいに弱い奴にも強いという事はありません。仮に姫川勉に勝てても梶原年男(字あってたかな?)に負けるような主人公です。極端な例ですとグレート巽に勝てるがロートルレスラー三人衆に負ける主人公です。
 とまあ時間がないのでショートストーリーの解説をここで打ち切ります。

 はあ、これじゃあバキ連載再開記念に成らないな。次はそうならないようにするか。
 今週はここまで。次週からいつもの時事ネタに戻ります。

掌返すよ、さすがに!

 どうも最近不定期更新すらままならないdarkvernuです。
 じゃあ早速女森口を見限る時事ネタでも行きますか。

 夢の細胞には様々な困難があった。
 かの国のインチキ大学教授による捏造から頭のおかしい眼鏡芸人まで……そう、彼女もまたその系譜に名を連ねてしまうなんて!
「そんであんたも夢の細胞で疑惑が浮上してるんだよ、藪賀田教授」
 私の論文に不適切な箇所でもあるんかい? ヤブカタ細胞に不可能はないぞ! 転載だってしてないし、画像捏造なんてないんやで。
「え、とね。どうやってもこの手順じゃ細胞は作れないって。いや、まじで」
「どこがやねん。やるお(※)を用意してショボーン(※)を浸してなおかつ内藤ホライゾン(※)で仕上げた物をマウスの皮膚に移植するんやで。そしたら同じような皮膚が形成されまんがな」
「それ、やったけど。ただよお、やるおを用意するまではどこの研究機関も同じさ。けんどもやらないお(※)ではなくショボーンに浸す過程がわかんね。実際に藪賀田教授の方法でやりましたで。結果はマウスの皮膚がみるみるうちに鶏になったで」
「な、何を言うか! そんなわけあるかいな!」
 助手の反論に対して無気になった私はもう一度やったら……本当にマウスの皮膚から鶏が出てきた! いや正確には鶏の皮膚になった!
「え、じゃあヤブカタ細胞の生成過程は? そもそもどうやってヤブカタ細胞が作れたんだろう?」
「自分に聞かないで下さい。ひょっとしてショボーンと思ってた物に浸したんじゃないんですか? ほら、モララー(※)か流石兄弟(※)とか」
 助手に言われた通りモララーや流石兄弟のみならず、ギコ(※)やしい(※)などに浸してみたが……マウスの皮膚は一向に同じような皮膚が出来ない。何で?
「まずいで、教授! このままじゃあ小保方会見みたいになりますで! マスゴミは一斉に掌返しまんがな!」
「んなことわかるって! ああ、いっそ吉本に売り込んでヤブカタ芸人にでも……」
「小保方晴子みたいに夜逃げしまっか?」
「アホが、するかいな!」
 森口尚史、小保方晴子を批判していた私。けれどもこんな形で批判される私になるなんて! 言っておくが私のヤブカタ細胞はある! ないという証拠はあるのか!
「教授……その論理はデカルト(注:ルネの方ではない)でも証明出来ません。仮に出来たら悪魔を証明する事になりますがな」


 ※隠語です



 という訳でヘッタクソな関西弁を使って本当に申し訳ありません。取り敢えず自分がこんなショートストーリーを作ったのはSTAP細胞論文事件に対して自分なりに掌を返すべく書きました。
 はっきり言っておきますが、彼女の功績を見て『凄い凄い!』と思ったのは事実ですし、その功績に寄りつくマスゴミへの被害で困っている事にも同情してました……が、外国の論文をパクッたという事実とか知ってからはもう揺らぎに揺らぎました。どこで見切りを付けるべきかは勿論ですし、何かの誤解ではないかという事も頭の中にはありました。
 えと、独自の化学記号が論文に使われたり文字化けが発生するという全く新しい論文を先取りにした事は凄いなあと思ってます。けれども、凄いと思っても嬉しいと思える事は一つもないですね。当の本人は逃亡中で最早ライフは零。
 ま、まあ悪魔の証明はともかくSTAP細胞自体はあると自分は思ってます。ただし、小保方のようなやり方では出来ない事は証明されたね。とにかく自分は盛大に掌を返しました。
 ちなみにショートストーリーは小保方問題よりも後の未来を舞台にした設定です。だから、森口や小保方みたいな連中を出さない事を願いつつかの化学用語をAAに出てくる有名な連中にして、おもしろ可笑しな会話に終始しました……今のAAはどうなってるのかな? ひょっとしたらやるお、やらないおは頂点から転がり落ちてるんじゃないか?
 以上で時事ネタの解説を終えます。

 一応関西在住ですが、どうにもあいつらの方言は自分にしっくり来ないのは生まれが九州で両親の実家が共に中国地方にあるからでしょう。ただし、関西のテレビ局は関東より比較的信頼出来るのは事実。それから大阪の話になりますが、大阪は通天閣や道頓堀だけじゃない。大阪駅を彷徨えばどれくらい凄いか自分で見たらわかるぜ。建設中の建物が今か今かと目に映り、グランドフロントだって見所の一つだし、何せUSJは過程は同あれ大阪を活気づけたのは事実だ。なので関東はいい加減大阪を始めとした関西を馬鹿にする暇があるなら東京以外の地方を活気づけるような報道をしやがれ!
 とまあここまでにして月に一回載せるあれをどうぞ。

 予定日不明      第五十三話 再誕の火 真正神武最後の最高官 作成日間
              第五十四話 再誕の火 男女は運命に導かれて 作成日間
              第五十五話 再誕の火 火は日を呼び寄せる   作成日間
              第五十六話 再誕の火 再誕の灯火        作成日間

 再開はFC2小説で書いてるあれが終わるまで待て。その間、土曜で更新するのは放ったらかしにしたキャラ辞典、用語辞典を第五十二話分まで作成する事。五十音順に別れるなあ、絶対に。
 それじゃあまた。

富一の野望 売国伝

 どうもdarkvernuです。
 時事ネタを始める前に『格付けの旅』が数行程更新されましたので読まれたい方はカテゴリ覧<格付けの旅>或は<黒魔法の章>をクリックして下さい。
 じゃあ早速タイトル名とは違うが、内容はほぼ同じ物を始めます。

 売国奴はいついかなる国でも必ず存在する。ここ裏永田町でも同様。永田町を支配する権力者は霞ヶ関を守るのと同じように裏永田町を支配する権力者は売国勢力を守る。
 裏永田町を支配する者はマイオス。盟友ブッダの宗教を政治家向けに改良(或は改悪)し、様々な工作を駆使して日本を解体しようとしていた。売国奴とは日本を解体する手段としては在日K国人並に優秀なツールである。そんなマイオスはここ裏永田町に名誉売国奴達を呼び寄せる。左から紅の傭兵、ノナー、マユゲ、そしてタカコ。
「マ、マイオス様。何故我等を呼んだのでしょう?」ノナーは震え声でマイオスを見上げる。
「決まってるだろう? 近々、わしの最も気に入らん奴が日本に来る」
「はっっはあ、こりゃあ平和が来るなああ!」彼の名前は紅の傭兵。平和大好きな傭兵。別名平和中毒者。
「山が動いた。しかもとてつもなく大きな山が」彼女はタカコ。元キュージョー遵守党党首。近年、子飼いであったミズポが党首を引退。
「いやはや、一体誰でしょうな。マイオス様を困らせる愛国者は」彼はマユゲ。かつては内閣総理大臣を務め、紅の傭兵に匹敵する程の売国力を備えた上位売国奴。
「いや、奴は愛国者ではない。寧ろ親日家と呼ぶ方が正しい」
「また親日家ですか! 台湾のドンといい、どこまでマイオス様を困らせますか!」ノナーは親日家を極端に嫌う。戦争反対の上位売国奴。
「オモシレえじゃねえか、マイオスさんよお! んでそいつの名前は何て言うんだああ!」紅の傭兵は平和の為ならいかなる売国行為もやってのけるC国の工作員兼上位売国奴。息子の紅のタローも売国行為では父に負けない。
「皇帝ブラックレイピア……恐らく去年十二月、サイボーグ晋三に靖国参拝を促したのはそいつだ。奴は自分以外全てを玩具と考え、好きなように弄ぶ最低の存在。なのに日本に対しては親友なる思いを寄せる変わった外道」
「外道? マイオス様も人の事は……ヒイイ!」外道とか一連の事よりも人と同列に扱われた事に対してノナーを睨み付けるマイオス。
「まあいい。わしはお前らを含めて全ての者を好きなように扱う事に関しては誠に正しい行いだと思ってる。だがなあ、気に入らんのだよ! わしだけがそれを行うんだよ! グランドマスターだろうとガーフォスだろうと、ブロンズだろうとわしはそのようにして良い許可はない! 全員永遠に塵一つ残さず消えればいい……が政治協力なら自由にしても何ら差し支えはない」
「えっと、山同士仲良くしましょうと仰り……ヒイイやあああ!」マイオスは友達という言葉を政治的に利用してもそれを自分に適用されるのを嫌う。なので失禁させる程の気当たりをタカコに放った。
「要はまあ、その気にいらん内の誰かとはどこかで提携してるのですなあ」
「その通りだ、マユゲ。わしは政治家。貴様等死んでも政治家にすら成れん売国政治屋共とは違う。政治的判断を第一優先としてあらゆる工作を数千年も行ってきた。アレクサンダーの遠征を止めたのはわしだ。元老院にカエサル暗殺の流れを作ったのはわしだ。勿論、十字軍遠征を仕向けたのもわしだ。わしは世界の全てを政治的判断によって左右させてきた。
 なのに日本はわしからの贈り物を平然と払いのけてきた。そこへ来て今度は暴君が上陸するとなれば……期待してるぞ、君達には」
「ですが、ブラックレイピアを直接暗殺出来れば--」
「わかってないな、ノナー。奴はわしと同じ。たちまち暗殺者が屍として還る。仮に成功しても奴は生き返る。そうゆう奴だ」
「で、ではどうすればいいのでしょうか?」
「マユゲよ、簡単な話さ。貴様らがもっと売国行為を行えばいい。現在はゲイツの馬鹿野郎とヒロユキとかいう両親が上納金支払ってる癖に引き籠もりだか何だか知らん連中を野放しにしたせいで愚民共は愛国精神に目覚めつつある。今頃に成って小林よしのりがわしに泣きついても遅いというのに」
「つまりこれからも売国活動を行え、と?」マユゲは巨大な眉毛を弄りながら質問する。
「そうゆう事だ。全てはいかにして日本の根幹である霞ヶ関を解体するかだ。言っておくがカズーロのようにグーグルアースでブラックレイピアや愛国者を見つけようとするのは愚行だ。グーグルアースで全てがわかったらわしの政治的判断だってお見通しだろうに」
「成る程。グーグルアースという山を使わず、様々なネットワークの山を動かして日本を解体するのよね」
「気合いを入れろよ! ブラックレイピアが上陸すれば奴の知的好奇心による行動で瞬く間に愛国者が息を吹き返す! そうなれば貴様らも終りだ! わしはもう貴様らを見放す! その為には都知事選で健闘したタモリやそれを支えるちゃんねるチェリーと三つ子の赤字神、それにやしきたかじんの霊が眠るそこまでいって委員会に加え、独立総合研究所のボスやユルサンゾオの会、そしてヒロユキが好奇心で築き上げたツーちゃんねるとエガエガ動画のあらゆる愛国戦士共などを叩き潰せ! そうすればさすがの奴だって本気は出せなくなるぞ!」
 かくして売国奴共は愛国戦士達に最終戦争を始める……久遠の日々に終りを告げると共に!


 とまあ自慰行為を絡ませながら『スーパー政治家大戦 マイオスの野望 売国伝』のプロローグをお送りしました。言っておくがこれを本格的に書こうとは思いませんよ。只のお遊びで書いたのですから。
 えっと説明しておきますが、これを書いた理由はどこぞの歴代最悪の三本指に入る総理大臣への嫌がらせのつもりです。大体わかるだろうに、尖閣諸島は日本の領土くらい(怒)。というかこんなクソジジイが日本の総理大臣を務めていた時点でよく日本は生き残ってるなあと感心します。まあ、ポッポやお遍路、それに片山やミキティー及び近衛や大隈とかが総理務めても生き残れるという奇跡の国日本ですから。
 それはそれとして、ショートストーリーに出てくるマユゲは現実にいるあのマユゲがモデルです。マユゲは戦後二度目(ポッポ祖父が本格的に結党したのは片山が総理になる前だったか後だったか調べるの忘れた)の凋落を果たした駄目大人党の時代だったかな? 都知事選で千葉にメガソーラーの建設を公約した熊本の殿様、オザーリンの先輩、の次に駄目大人党以外の党で総理になったのがあのマユゲです。こいつが引き金になって現在のキュージョー遵守党はあんなに落ちぶれたのですよ。
 まあ話を戻しまして、このマユゲはどさくさに紛れて紅の談話の次に売国的な談話を発表。更には自衛隊の当時のお偉いさんとかの更迭など無茶苦茶な事をしでかしましたねえ。んで最もやってはいけない事をしたのが阪神・淡路大震災での杜撰な対応。記憶に新しい東日本大震災における人災に比べたらとは言いますが、あれも酷い有様だぞ! バイブ女のビラもそうだし、ツインバードストライクのアナウンサーで地獄に堕ちたあの糞野郎の温泉街発言といい、一体何万人が死んだと思ってるんだよ! しかもどうして小指詰めた連中の方が対応早いんだよ、バッキャローが(怒)! とまあ当時小学三年生(?)だった自分は燃えさかる建物の映像を見て雨が降る事を願ってました。そんなのはいい! いい年してからは阪神・淡路大震災の事をちょこっと調べる内にあのマユゲとか当時のマスゴミとかへの怒りが今でも込み上げます! あいつが自衛隊のお偉いさんを更迭しなきゃこんな大事(おおごと)には成らなかったんだぞ! とまあ教訓を得た事もありましたが教訓を得る為なら人を犠牲にしていいのかと言われたらそれはないと自分は思います。教訓を得るような状況を作ってはなりません。いついかなる時でも教訓を得る環境にしないのが重要ですから。
 ちなみにマイオスとか一部のスーパーチートキャラは架空ですが、紅の傭兵とかノナーとかタカコは紛れもなく実在の人物がモデル。紅の傭兵は言わんでも明らかな売国奴ですが、ノナーやタカコは北の拉致被害者家族への仕打ちを考えたら相当屑野郎だとわかります。えっと、ちなみに紅の傭兵は名称も相まってヒロシに成りましたが本当はあんなにはっちゃけていませんので御注意下さい(笑)。
 以上で時事ネタの解説を終えます。

 おめでとう、タイトからツカヂに進化しました。ええ、もう諦めようぜ。お前さんがいくらスタンドを訴えた所で名誉は取り戻せないんだからさ。つー事でさっさと罪を認めてお縄に付く方が身の為だよ、ゴウチ!
 何て書いて今日はここまで。因果応報とは自分も含めて必ず訪れる物ですぜ。

またしてもネタがないので適当にやる

 どうもdarkvernuです。
 では早速ショートストーリーでも書きますぜ。

 カメラマン達はひたすら対象に光を浴びせる。家族や友人、観光スポットや事件現場、芸能人や政治家……光を浴びせて真実を写す。時には光さえ選んで真実を歪ませる。カメラマンとは中立でなければならない。でなければ彼らは極めた悪となる。
 そうしてカメラマンについて紹介したが、ここビルを月夜が照らす大阪駅周辺で黒服から必死で逃げる一人のカメラマンが居た。彼の名前は遠山俊平。カメラマンの才能さえないカメラマン。
(あんな写真をどうしてあいつらは必死で探す? 僕は写しちゃいけないものでも写したのか? 只の女性写真だよ。ま、まあ裸の女がシャワーを浴びるシーン。普通ならお縄いきだけど。だけど、あいつらはどう見ても黒服。
 なんて考えるうちにもう黒服が……取り囲んでる)
 遠山は肩まで髪を伸ばすくらいお金に困る二十五歳の青年。大学を卒業しても就活をしなかったツケが祟って、さまざまなブラック企業でバイトをしながら今日を生きる。けれども最近はバイトさえ合格するのが困難になり、興味のない女の裸写真を売って生計を立てる毎日。
「あ、あの。警察官ですよね? 刑事さんなら誰だって私服が--」
「何の話かな、遠山俊平君。君は撮ってはならない物を撮った。だからこそわれわれは君に同行するよう呼びかけたのに」
「き、強制だろ! 拳銃やら縄を用意してるあたり、大阪湾に沈める気満々だろ!」
「大丈夫。我々はそんな足の出る場所に君を埋めたりしない」
 す、するんだな--遠山の心音は黒服の耳まで届く。
「いや言葉を選ぶべきだったな。とにかくご同行願おう」
「嫌に決まってるだろ! 散々ワタミった会社に勤めまくったり、更にはアルバイト先を次々と落ちる目に遭ってどうしようもない人生。夢であるカメラマンの才能を何故欲しがるのかわからない女の裸写真を撮る事で生計を立てる日々。それをバー何とかだか、ジャ何とかだか知らない奴等の手先に終止符を打たれるなんて嫌だ!」
「我々はそんな在日共が組織する芸能事務所と一緒にしないで貰おう。とにかく命を奪ったりしないから早く」
 男達は一歩ずつ遠山に近づく。「や、やめろお!」いくらそう叫んでも遠山に未来はない。遠山はまさに走馬灯が駆け抜けようとし--
「命は繋がれる」その声に反応して、黒服達は叫ぶ。「だ、誰か居るのか!」遠山と彼以外に銃口を向けながら発信源を探す!
「けれども命を繋ぐ為に命を奪う。君達は彼をどうしたい?」
 グランドフロント頂上から飛んでくる影が真っ直ぐ、青年遠山の真ん前に降り立つ--煙が立ちこみ、その影を覆う。
「だ、誰だ?」黒服達は影を見つめる。「まっさかビルからここまで飛んだのか?」人間業じゃない。誰もがその影が人間かを確かめるが--
「あ、あんたは誰だ?」
「カーボン……」遠山及び黒服達は耳を疑う。「カーボン? どうして炭素が……ってどう見たって人じゃねえか!」煙が晴れる時、そこには銀色の肌をした白髪の青年が立つ。
 う、宇宙人--遠山はカーボンと名乗る青年を見て、そう呟く。
「うん、宇宙人。ボクは宇宙人。もう一度聞くけど、彼をどうしたいの?」
「決まってるだろ! その男は『組織』が守っていたある物を写した。だから口を封じるのだ!」
(やっぱり殺す気だ! い、嫌だ、嫌だ、嫌だ!)
「じゃあ死んで。命を繋ぐ為にボクは命を奪うよ」
 抜かせええ--黒服達は一斉に引き金を引く!
 遠山は目撃した--銃声が響いたと思って見てみるとそこには弾が空中で静止し、銃口を伝って心臓、脳……といった分を繋がれるように絶命する黒服達を!
「ボクは命を奪う君達を許さない。だから命を奪った」
 彼がそんな事を言った瞬間、繋がった部分から赤い液体を流して無残に倒れてゆく黒服達。
「ヒイイ、人殺しいいい!」
 恐怖で慄く遠山に笑顔で振り返るカーボン。彼は右手を差し伸べる。
「宜しくね、ボクはカーボン。実はある密命で『因子』を殺しに来たんだ」
「だ、誰が人殺しの手なんか--」
 けれども遠山は右手を差し伸べてしまった--いや、カーボンの力で握らされた。
「ぼ、ぼ、僕に何をした!」
「何もしてない。ただ、ボクは命を繋ぐように力を繋いでしまう。そうゆう存在なんだ」
 顔を見ると悪人に見えない。けれども先ほどの黒服達を殺害する手口を目撃した遠山にとっては黒服以上にかかわってはいけない存在だと認識する!
「ど、どうか見逃してくれ!」
「それはいけない。見逃したら君に第二、第三の刺客が来る。命を繋ぐ為にも一緒に行動するのが一番」
 こうして遠山はカーボンとの共同生活を始める事になった……だが、二つは気付いてない--互いに因縁がある事に!


 とまあ試作品『カメラマン遠山は真実を写してしまった(仮)』のプロローグを紹介しました。主人公は遠山俊平。経歴から見てクズである事は丸わかり。本人はカメラマンの才能があると信じるが、実はその才能さえない。ネタバレしない程度に説明すると彼が撮り続けた裸写真は百円にも満たない。そのどれもが全てブスの写真だから。そう、内容に記してあります。奴は女に対して感情を躍らせてない。だからこそユーザーが何を求めているのか全く理解してない。それで遠山が追われるきっかけになった裸写真はちゃんと美しい女性の写真です。本当なら画像アップされる予定だったが、黒服が先回りしましてね……ちなみにその女性がヒロインを務める予定。んでその写真には他に何があるかが今作のテーマですね。
 ちなみに他称宇宙人ことカーボンさんは因子と呼ばれる存在を殺しに地球にやって来たけど、偶然にも黒服に追われる遠山を目撃。彼の信念が災いして、遠山と行動を共にします。彼の信念は命を繋ぐ事。そこに一点の迷いはない。だからこそ命を奪う存在が居たら迷いなく力を振います。だが、カーボンは遠山が因子である事に……まあそんな感じです。んで因子? クォブレーさんが言うあれと違うぞ!
 そんなわけで試作品の解説を終えます。

 えっと最近では一兆年の夜が再開するまでfc2小説で水曜の不定期に閲覧数を上げる為の小説を投稿中。話は全て掌編並の長さなので短時間で読破可能です。なのでfc2小説で自分の試作品を読まれたい方はまあ水曜日に自分のペンネーム(darkvernu)が入った作品をクリックするといい。面白いかどうかはその人次第なので、出来れば万人受けできる者が出来る事を願うばかりだよ(笑)。
 それじゃあ今日はここまで。黒服なんて怖くて追われたくないぞ、自分は!

格付けの旅 Gネスαの攻防 芸能の世界は恐い

 金(かね)……それは欲望の代用物。人類はそんな代用物如きに人生を懸け、人生を狂わせてきた。金とは人生を決定づける代物。少なければ餓死を呼び、多ければ争いを招く。
「んな事はわかるだろ! てめえら二本足はどうして紙とかコイン如きで争うんだよ!」
「わからないか? お金とは命よりも大事なんだよ。特にここイカンザ宇宙海と呼ばれる頭が破裂しそうな宇宙が山ほどある所では信心を示す為に大量のお金がセンセイ大宇宙に流れ込む」
 誰だよ、センセイって--アルッパーは絶対零度が当たり前の宇宙海で冷や汗を流す。
「名前を記せば作者が消される。俺達が入った場所は正しく黒魔法そのものさ」
「誰に向かって喋ってるんだよ、二本足!」
「もちろん、これをチェックしてる片言女にもな」
 彼ら二体はピンハネ型宇宙『Gネスα』へと入る……

 Gネスα……それは支配者α・グネのα・グネによるα・グネの偽善を表す為に構成された宇宙。ここでは募金の額が上下関係を示す。
「『α・グネ』って誰だよ!」
「かの……を模したチャイナ系の歌手さ」
「『……』は一体何が入った? お前は俺と同じようにタブーを気にしない存在だろ?」
「俺達がタブーを気にしなくても作者はタブーを気にするんだよ。坂本義太夫になりたいか!」
「誰だよ、坂本義太夫って?」
「高名な虚構学者。あらゆる分野に何故か詳しく、数々の虚構記事で必ず登場する奴だ。言わば虚構版民名書房」
「それ、ジャンルが違うぞ」
「何てべちゃくる間に俺達を歓迎する連中がやってくるとは」
 二体の前に現れたのは縦、横、高さが全て一キロ以上ある募金箱--赤い羽根が隅々まで付着。
「募金箱? なんで募金箱があんだよ! 俺はコインなんて興味ねえよ!」
 えっと、あるかな--デュアンは懐から福沢諭吉が描かれた紙を十枚取り出す。
「それ、何だ?」
「諭吉=一万という常識も知らないのか? まあいい、ここに入ったからには『α・グネ』に誠意を示すべく『募金』しかないだろ!」
 募金……それは社会的弱者を救う為に募るお金。社会的弱者の説明はここでは省く。要はお金がなく、食べ物や衣服、家に困る者達の事を示す。そんな彼らを助ける為に募金はある。募金が渡る事で彼らの未来は保証される……はず。
 ところが、そんな募金も一部では--
「はあ? なんじゃそりゃ! てめえら二本足はどこまで愚かなんだよ!」
「ああ、そんなに大声を出すな。いくら真空だらけの宇宙でも『α・グネ』の耳元に入るぞ」
 デュアンはアルッパーを諭しながら紙十枚を募金穴に入れる。
(さて、さて。俺達は何故かこんなところに来てしまったな。ここではどんなに屈強な奴でも募金の額が少ないと力を行使出来ない。んで俺達は日本円にして十万までの力を行使できる。日本円にしてな。それ以上の力を出すにはもっともっとお金を掻き集めなくちゃならない。何て酷い所だ)
 二体は募金箱を後にして『ばあニングゥ銀河』へと入ってゆく……

 『ばあニングゥ銀河』には様々な太陽系が溢れかえる。go太陽系もあれば、ワッツデュオ太陽系と呼ばれるウェッツ太陽系とてっちゃん太陽系が重なり合った物や、かつてはのりかい太陽系もこの銀河の所属だったりと本当に様々。中心太陽系は別名『コブコー』。
「オイ、俺にはここから出るべきだと危険信号が鳴ってるぞ!」
「『ジャンニー銀河』と同じく小指を詰めた連中が星の数以上に居る銀河だ。だからこそ……早速出迎えのようだな、アルッパー」
 彼等の前に現れたのは三色で彩られた隕石群--軌道にズレ無くデュアン達に向かう。
「これが俗に言う『Dヴィクトリーストーン』か!」
 Dヴィクトリーストーン……それは仏教の念仏と同じく口にする言葉を体言化した隕石。そもそもその言葉自体も何故普通に……呼ばずわざわざDヴィクトリーと呼ぶのか? その理由を記すには作者があまりにも無力。よってDヴィクトリーの用法を説明する。ウッソ君が喜びを示す際にDヴィクトリーと叫ぶ。敵が悔しがろうとそうでなかろうと去ってゆく姿を見てウッソ君はDヴィクトリーと叫ぶ。救いを求める人や或は敵側からこちら側に引き入れた際にもウッソ君はDヴィクトリーと叫ぶ。マコトが圧力に屈する姿を見てウッソ君はDヴィクトリーと叫ぶ。最後にビッチがどないしたんや……や落ちるという事は……という事やなあ。なんて聞かれたウッソ君はDヴィクトリーと叫べない。つまりDヴィクトリーとは攻撃の合図と敗北を覆い隠す用語として使用される。そう、ウッソ君はヴィクトリーを求めているのだ。そんな風に説明すればDヴィクトリーストーンがいかに強力な隕石かがお分かり頂けよう。
「誰がわかるか! もう目の前まで迫ってるぞ!」
 諭吉十枚じゃあ反応速度まで保障出来ないのか--デュアンは今、Gネスαの恐ろしさを体験する!
「こんな隕石群は俺の放射能熱線でえ!」
 アルッパーは口から光線を放つ--数百ものDヴィクトリーストーンは粉々に灼かれるものの、一部は独りでに光線を避ける!
「オイ、見えたか?」
「ああ、だからこそ俺も下級魔法で追撃した」
 だが、Dヴィクトリーストーンはデュアンの火、水、風、地、氷、雷、光、闇、重力の合計九つある下級魔法をことごとく避ける! そして、右手の形を描くようにデュアン達に襲いかかる!
「あいつは死んだはずじゃあー-」
「禁句を言うと余計に……グガアアアアアア!」
 『お布施』が足りないデュアン達は反応が追いつかず、隕石群に握りつぶされてゆく!
「ってなんだよオオオオ、『お布施』ってエエ!」
 お布施……それは本来の意味でいうなら慈悲の心で相手に物を送るという立派な行為。所がこの場合は死んだはずの教祖にお金を送る事で忠誠心と従順な心を示す行為に堕落。
 例を挙げるならかの馬鹿笑い本舗と呼ばれるプロダクション所属の何が面白いのかわからない女芸人がどこかの番組で死んだはずの教祖に自ら従順なのを示すべく、心中を語る。そう、後の世では有名に成った頭がパーン。要約すると『私は一生懸命先生に尽くす為に身も心も思考する力も犠牲にしてお布施をしましたよ』となる。
 他の例ではかのカルト政党が票を集める手段として予め信者に住民票ごとその地域に住まわせた後、連携を組む駄目大人党に票集めを頼む。その際、カルト政党の候補者はお布施の量によって票を獲得しやすい地域を選ばされる。お布施の多い候補者は当選しやすく、逆に少ない候補者は落選しやすい。お布施とは信心を表すバロメーターである。お布施が足りないと信心が足りないという証拠。努々気を付けるように。
「ふざけるなよおおおおおお! たかが諭吉十枚で信心ガアアア!」
「ウググ、それがこの宇宙の法則だあああ!」
 デュアンは苦しみながらも零詠唱でテレポートを発動--彼等の姿はフェードアウト!

 Dヴィクトリーストーン群から脱出したデュアンとアルッパー。
 疲弊した彼等には最早諭吉十枚分の力はない--無重力空間を自力で進む事が叶わず、『GO太陽系』に突入する。
「宇宙って音がしたのか? 何でパチンコ玉が至る所に弾け飛ぶ音がするんだ!」
「『GO太陽系』ってのはかつては『ジャンニー銀河』所属の太陽系。パチンコ玉が弾け飛ぶ音がするのはこの太陽系は既に将軍様へのお布施を続けている証拠」
「もう将軍様はおっ死んだだろ! 今じゃあ瓜二つの息子が継いでるだけだろ!」
「にしても気温の高い太陽系だ。生命が棲んでいるかさえわからない」
「二本足だったら食うぞ」
「ちい、諭吉が後数百枚あったら自由に宇宙を泳げるのに」
 とか何とか宇宙空間でヒッグス通信をしてる内に青い星に入るぞ--アルッパーの言葉通り彼等は幸運にも第三惑星<ノブタ>へ落下。

 <ノブタ>の青い空と海は心を清浄にする……というのは嘘--真実は至る所でパチンコ中毒者が溢れ返り、空と海を汚す。
「俺は嫌だ! こんな海で待機したくねえ!」
「ごちゃごちゃ五月蠅いなあ。巨乳の人間が出るんだぞ。金髪と藍髪だぞ! 一部四魔……じゃなくてムキムキの緑髪野郎も居るが、問題ない」
「問題あるだろう、パチンコ玉がうるせええ!」
「お前は一生海で暮らしてろ! この先はデュアン・マイッダーの独壇場だ!」
 彼等にチームプレーは存在しない--力を行使したいあまり勝手な行動を取りやすい。
 それ故にアルッパーは海洋生物でさえパチンコに汚染された海でパチンコの弾く音に苦しめられる。
「俺の同胞までパチンコに嵌りやがってエエエエ!」

 一方のデュアンは百平方メートルの巨大な募金箱の前に立つ。手の届く場所に穴があり、誰でもお金を入れる事が可能。
(手持ちはない。どうしようかな? 金を作るべきか? いやいや、偽造は偽造局が五月蠅いしな。いっそ募金箱……は中身自体がブラックホールになってる。よって一銭も入ってない……にしてはパチンコ玉が五月蠅いな。俺は確かにやろうと思ってるけど。ただなあ、日本円にして一円玉がないと意味ないんだよ。換金出来ないんだよ。わかるか、パチンカス共が!)
 そんな時、デュアンの足下に日本円にして一円玉硬貨が転がる。
「誰の仕業だ? まあいい。俺は力を取り戻すべくパチンコ中毒者になってやろうか!」
 デュアンは迷わず一円相当の硬貨を右手で拾う。その行動を目撃する男が背後からデュアンに包丁を片手に突進する!
「俺が気付かないと思ってるのか、パチンカスが!」
 だが、デュアンは右胸を刺される。膝を付いた彼は一円玉硬貨を落とし、それを盗まれてしまう。盗んだ男は通り過ぎると駆け足で逃走!
(反応速度が凡人級かよ。クソ、こんなのは久しぶりだ。このまま死ぬか?)
 うつ伏せに倒れるデュアン--意識を失う寸前、人の足らしき物を目撃する……

 一方のアルッパーは仕方なくパチンコ台--ケンの拳--の前で佇む。だが、どうやってやるのか理解しない模様。なので台を噛んでいた。
「オイ、そこの同胞! パチンコ台を噛んでんじゃねえぞ!」
 そこへ入れ墨をした鯨五頭がアルッパーを取り囲む!
「オオ、久しぶりに俺の同胞に会えたぞ!」
 だが、アルッパーの感動も空しく彼等に身体中を噛みつかれてしまう!
「ややめろ! 俺だぞ、何故噛むんだあああ!」
「どこの馬の骨だかしらねえが、無銭者はとっとと出て行きやがれ!」
 俺は馬じゃエエエ--数十箇所噛みつかれた後、四体に引き摺られる形でゴミ箱に詰め込まれるアルッパー!
 彼はゴミ箱から抜け出す力はあるものの、同胞の鯨達に牙を向けられて深く傷つく。
「ううう、あそこまでパチンコ汚染されてるなんてよ! 俺は只、仕方なくパチンコやりたかったのに。どうやったらパチンコ出来るか悩んでいたのに。ううう--」
 十円、あるよ--そこへ、ピンク色の肌でリボンをした雌鯨がアルッパーに話しかける。
「お、可愛いじゃないか! 今すぐ子作りしようか!」
 本能を剥き出しにゴミ箱から抜け出そうとしたが、空回り。ゴミ箱ごと電柱にぶつかるアルッパー。
「ウガガ、海の中にどうやって柱あんだよ!」
「自業自得な鯨だわ。この世の中では金のない鯨は野垂れ死ぬだけなのよ」
「野垂れるは俺達鯨としては違うだろ! この場合の用法として--」
「それよりも十円あげるから最新機種やらない?」
「パチンコはいいから俺と子作りしよう!」
 アルッパーは雌鯨に抱きつこうとして、空振りする--またもやゴミ箱に顔を埋めてしまう!
「あのね、この世は金なの。金のない男と交尾したくありません」
「ウググ、じゃ、じゃあ金をたくさん持ったら俺と子作りすんのか!」
「ええ、ただし『イケメンに限る』」
 イケメンに限る……それは女の身勝手さを象徴する言葉。本来の意味はあらゆる文脈の末尾に付ける用語。けれども、大体それが当てはまるのが多い程に身勝手な女が多いのも現状。
 そうゆう女達は理想の男性像としてまずあげるのが二枚目。けれどもそれじゃあ男は靡かない。そこで二枚目である事を避けるべく、様々な条件を設ける事で顔じゃない事をアピールする。例えば料理上手、社交的、ファッションセンス良好、何でもそつなくこなす等々様々。けれどもそんな好条件を持った男は居ない。居ても合コンやお見合いで出会う確立は極めて低い。なのに女達はそうゆう条件を迫ってくる。結果として女性の社会進出同様に晩婚化の原因に繋がる。
「うぐぐ、俺は不細工なのか!」
「うん、不細工。だからお金が国家予算あっても興味なし」
 雌鯨の止めを刺す言葉群にアルッパーは尻尾を弱々しくさせる。
「あれ、ショックだった? まあいいわ。さあ、とっととパチンコやりましょう」
 雌鯨の後を傷心状態のまま追うアルッパー。
「そう言えば自己紹介してなかったっけ? 私はレオよ。あたしがやろうとしてる最新パチンコは『アイテムなんぞ使ってんじゃねエエ!』よ」
「それ、ジャンル違うだろ!」

 レオは百円でパチンコ玉百個の入った箱を貰う。一方のアルッパーは十円でパチンコ十個渡される。
「何だ、この差は!」
「だって一個一円でしょ? だったらそんな扱い受けるのが普通なの」
「うぐぐ、絶対に金儲けして星ごとパチンコを消滅させてやるウウウ!」
 そんなこと出来る訳ないでしょ--レオは最新台の前まで近付く。
「おお、これが最新パチンコというやつか? タイトルは『濡れるッ!』」
 『濡れるッ!』の前に立ったアルッパーは歯持ちのパチンコ玉全て投入した。パチンコ玉十個中八個は無残にも落ち、二個は口に入る。
「オイ、これは何だ! 何でアニメが流れんだよ!」
「五月蠅いわね、今いい所なんだから静かにして!」
「ん? スロットか! これは知ってるぞ! 数を合わせれば……って数字の所に女を入れやがって! 俺に食わせろ!」
 そうしている内に左から『3』が二つ並ぶ。
「『3』は刀使う女か! 『1』はともかく『2』は入らん。元彼に付きまとう『2』入らん……じゃなくてこれはひょっとすれば--」
「おお、凄いじゃん! 『7』ではないけど、大当たりだね」
「おいおい、じゃんじゃんパチンコ玉が外に出てるぞ! これは何だ?」
「まあまあ、それを入れてやったらいいじゃん」
 その後も当たりを連発し、アルッパーは一時間で三万円分勝った。
「はあ、今日は不作だったわ。あの大は演出はいいけど、確変低過ぎよ」
「確立変化は知らんが、中々いいものだな、パチンコは!」
「でも勝負はこれからよ。あなたの『ビギナーズラック』はこれで尽きたわ。パチンコの恐ろしさはこの後だよ」
 ビギナーズラック……それは初心者が自分の実力だと勘違いさせる運という名の罠。彼らは初めての賭け事で大当たりをした為に嵌ってしまい、以後抜け出す機会を見失う物。要は初めての競輪で大当たりをした青年は次も大当たりすると思い込んで気が付くと競輪ギャンブルから抜け出せなくなる事。二つ目の例では競馬で大当たりをした主婦が次で外れ続けても大当たりした実感から抜け出せず、以後も競馬の檻に閉じ込められる事。三つ目の例ではデイトレードに初めて挑戦し、大儲けをした引き籠りの少年はその後、損失を出し続けてもデイトレードに嵌る事。それらを合わせてもビギナーズラックは運ではない。それは初心者を無意識の内に勧誘させるギャンブルの罠である。
「だからこそパチンコは恐ろしやですわ。でも、この星ではそれだけの屍を覚悟して勝ち続けないと生き残れないわ! 覚悟出来る?」
「アア、出来る! と言いたいところだが、いっそクソ五月蠅いパチンコを潰せないか!」
「出来るの? 無理だよ。だってこの星の主である『GO』は恐ろしく強いわ! 何でも『α・グネ』に毎月一億単位の募金を寄付してるとか」
「ウググ一億も徴収してんのか! ますます許せない! ああああ、どうして画面に居る巨乳二人を食えないんだああ!」
「あれ三人でしょ?」
「一人は要らん! いっそ刀女がメインヒロインになればいい!」
「難儀な鯨ね」

 あるボロ小屋にデュアンが運ばれる途中、何者かの襲撃を受ける!
「また『GO』の手先だわ!」
「金を寄こせ!」「女は持ってるんだろ、金を!」「金があれば俺達はますます強くなれるぅウウ!」彼らは少女が乗るトラックに素手で奇襲し、既に窓ガラス三つを割った。
「わかってるわけ? あなた達が金を得た所で『GO』は徴収するだけだわ!」
「それがどおしいたああ! さあ、とっとと金を渡せ! 出ないとそこのムスリムを--」
「誰がムスリムだ? 俺は生憎無宗教だ」
 刺された傷の痛みが何事もないように起き上がるデュアン。
「だ、大丈夫なの? いくら包帯巻いたからって--」
「イデデ、大丈夫じゃない事くらい俺は知ってる。けれども、トラックに積んである金のお陰でこの程度の掠り傷で起き上がれない事はない!」
 外に出るなり、デュアンは宮沢熹一の入れ墨をしたスキンヘッド男の顔面に右ストレートを浴びせた!
「てめえ、俺の股間に血を!」
「そんな入れ墨するから思わず殴ったぞ! クソ、五万円でもこの程度か!」
「な、何公表してるの! それじゃあ--」
「五万円か、寄こせ!」
 アクエリオンの入れ墨をした半裸の男がナイフを取り出して、デュアンの眉間を狙う! デュアンは眉間に当たるよりも速く火系低級魔法を放つ!
「アヂイイ!」
「魔法使っても火傷で済むだけかよ! こうなりゃ……そこの女!」
「無理よ! タイヤをパンクさせられて……て、ちょ、離してよ!」
 デュアンは残り三万円分を逃走に使用する!
「クソオ、逃げられた! 金はどうだ?」
「駄目だ! あのムスリムは全部使いやがって!」
「見つけ次第、内臓全部売っ払ってやるウウ!」
 彼らはありったけの金を使い、デュアンと女の捜索をするが月夜が明けるまでに発見には至らない。

 デュアンは女が用意した隠れ家に匿われる。そこは洞窟と成っており、壁の隅々まで札束が埋まる。
「会って早々だが、名前を聞きたい。俺はデュアン・マイッダーだ」
「私は徳川秀美。かつてはこの星の支配者だった徳川家康の子孫に当たるの」
「徳川家康……そりゃあ徳川幕府の初代将軍の名前だろ!」
「異星人であるあなたの常識を当て嵌めてもわからないわよ!」
「そうだったな。それにしても金の宝庫だな。成り金が札を燃やす時代に似て……いやいいか。とにかく支配者の家系がどうして落ちぶれた?」
「私の祖父にあたる徳川慶喜のせいよ。あの方が『GO』に政権を譲渡しなければ!」
「そうか、結局慶喜のせいか……んでパチンコ汚染なのは元からか?」
「いえ」
 秀美は丸い扉を右手に触れた--すると扉は左に避けて、避けられた場所に通路が見える。
「何してるの?」
「何、ほんの少しデータを更新してるだけさ」
「そのノートは不正を働かす為?」
「趣味だ。俺は何かに格付けするのが大好きなのでな。ちょうどお前の事も書いたから見るか?」
「いいわ。悪口に耐えられるほどメンタル強くないから」
「そうか……ところでパチンコ汚染させたのは『GO』か?」
「ええ、そうよ」秀美は通路の奥にある机に腰を持たれながら懐に仕舞ってある煙草の入った箱とライターを取り出す。「あいつは『α・グネ』の手先としてこの星を賭博漬けにしたのよ。そのせいでこの星の者はみんな金に溺れて治安は悪化し続けるわ」煙草を取り出すと、唾液が入らないように咥える。
「こんな場所で煙の草を吸うのか?」
「いけない?」秀美は火をつけて、煙をじっくり味わう。「換気はいいから中毒死しないわ」
「俺は一酸化炭素中毒如きでは死なん。が、そんな事よりも『GO』はどこに居る?」
「勝てるの?」秀美は机の第二引出しから灰皿を取り出すと、吸い殻の火を消す。「百億以上も金を持つ男に?」
「奴の所まで繰ればその金を無理やり俺の物にすれば勝てる」
 デュアンの言葉を聞いた秀美はあまりにも無謀な論理に思わず灰皿を落としてしまう。
「正気なの? お金の所有なんて簡単な……まさかあの時に私のお金を使えたのは--」
「ああ、俺が勝手に所有したからさ! 俺は魔法使いだぜ! いざというときは他人の金を自分の物にしてでも勝利を掴むのさ」
「典型的な『ジャイアニズム』だわ!」
 ジャイアニズム……それは剛田武が理論を確立させた自己中心的な思想。名言として『お前の物は俺の物、俺の物は俺の物』に全てが込められている。
「生憎ジャイアンほど自分勝手ではない。何せ『権利書』を出されたら叶わん」
 権利書……それは土地の所有権などに関わる社会人なら知っておかなければならない書類。これをちゃんと済まさないと穴を利用して悪用する輩の付け入る隙を与えてしまう。そう、重要なんだよ!
「権利書ね。確かにトラックに積まれた五万には権利書が無かったわね」
「ああ、その権利書さえ抑えれば『GO』に勝てる……という訳で早速『GO』の所に案内しろ!」
「今から! あなたがいくら常軌を逸してるとはいえ無謀よ!」
「もう時間はない。次のページに移るぞ!」
 社会人には時間がない事なんていくらでもあるのさ……



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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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