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雑文特別編 一兆年の夜外伝 第破話 冬男と七水(後篇)

 どうももう直ぐFC2小説の例のあれが終わり、一兆年の夜の再開へ向けてウォーミングアップする日が待ち遠しい(あのハンカチ野郎みたいに言ってみた)darkvernuです。
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 さて、短くも濃い内容で纏められたら良いなあ。

 注目を集める彼らはとうとう下を見て、おのれの身分を明かす決意をする。
(俺は兎も角、七水まで天同なのか! だとしたらあの呼吸法がどうして身に付いてるのかも理解出来る。親父と同じ呼吸法の生命で尚且つ天同以外の人族なんて近年では有り得ない。やっぱり七水は天同だ。しかも真正神武から訳あってこっちに来たんだ。だったら俺から言わなきゃ彼女の為にも成らない)
 じ、実はそうだ--先に身分を明かしたのは冬男。
「坊や、何を--」
「おばさんは黙ってて!」
「おっばさんは幾ら冬男様でも礼に失する!」
「黙っててくれ、コケ義。今は俺が先に明かす番だ。実はな、俺は確かに古式神武の象徴である天同真緒の第五子である冬男その者成り! そうだ、俺は役目を放り出して遠い親戚が興したここ新天神武へと足を運んだ。その理由は親同士が決めた事に反発して俺自身の目で美雌を探す為だったんだ! その過程でここへ来て、この七水という雌と踊っていた……踊っていて間違いない!」
「し、心配しておっらるんだよ! 真緒様は冬男様が居なく成って大量に涙を流しておらっる上に突然やって来た銀河連合の集団に果敢に戦ってその傷が元で現在も意識を戻してらっしゃらってんだっざ!」
「何だっテエ! 何て事に成っタア!」
(親父が銀河連合から受けた傷が元で……クソウ、俺が勝手な騒ぎを起こしたせいで親父は!)
「確かに兄さん達はあちこちに嫁いでもう天同家は俺と親父だけに成ってしまったよ。唯一の肉親だった親父が死んだら俺はあの時に死に目を見れなかった姉ちゃんと同じように何も守れなくなるじゃないか!」
「じゃ、じゃっさ! も、戻り--」
「待て、コケ義! 俺が戻るにはもう少し美雌探しに付き合え!」
 何故そう言ったのか? それは冬男の思考内で次のように説明される。
(親父の所に戻るのも天同家の務めを果たす為なんだ。そうだ、それが正しい。だが、俺はまだ俺の果たすべき事を果たしていない。そこで俺は彼女に迫る!)
 亡き母と同じく互口の血が流れる冬男は見栄っぱり。故に彼は七水を見つめてその資格があるかを確認する。
「私はおばさんよ。もう天同といっても勘当された身なのだから」
「そっちじゃないだろう、七水」
「今、自然に名前を!」
「だからこそ七水も己を明かしてくれないか?」
 冬男に言われるがままに彼女は身分を告白。それに依ると彼女の本名は天同七水。真正神武の最高官を務める現仙者三弓(みゆみ)の妹。かつては三弓と共に最果てを目指して旅をしていたが、旅の途中で弟八木(やつき)の訃報を知らされて三弓は八木の遺児である十蒼(とあお)が子を産み、仙者が出て来るまで引き継ぎで最高官を務めに急遽真正神武に戻る事に。残った七水は三弓と死んだ弟である八木の分まで旅を続け、最果てを探す事に。その過程で新天神武に赴く。
「そうだったのカア。それで七水様はこんな所で踊っておられたんですナア」
「でも結局最果てを見つける旅は諦めたわ。何故なら最果ては海の向こうでその海は綱渡りに等しい海で未だに渡った生命なんて……果たしているのかどうかわからない。私は三弓兄さんの分と八木の思いを胸に挑戦してみたけど、途中で難破して船に乗っていた多くの生命を死なせてしまった! そしてここまで流れ着いたわけだ……しかも無一文、そして食べる物もなく飢えて八木の所へ向かおうとしていた時に彼のおにぎりに助けられた。そしてわかったのよ。最果ては彼だって……結局三弓兄さんと私が見てみたかった新天地は発見に至らなかったけど、最果ては見つけたわ」
 既に二名の眼には涙が浮かべていた。そしてそれは冬男に好条件と成る美雌の資格を有するに至った。
(クソウ、あの無き生命親父と同じように泣いてんじゃねえ! こんな三十代の雌に俺は惚れてしまったと言いたいのか! 悔しいぞ! 末代まで俺は年寄り雌好きとして語られてしまうじゃないか!)
「うううう、短いけど泣けてってきますウウウ!」
「お前が泣くな! こんなの何処にでもあるつまらん話だ!」
「言ったな、冬男の癖に!」既に七水は背中から彼を抱いていた! 「こんなのも背が低いのに!」
「死んだ姉さんと同じ事を!」
「何だカァこれもこれで良いかも知れませんね。さて、銀河連合が来なかったのはこれが当たり前だと言える出来事かナア? それとも奴らはもうわしらに牙を向けなくなっタアのか? 神々は見ておられたら応えて下サアイ!」
 神々は二名の抱擁と口付けに夢中だった。それから二名は古式神武へと歩を進め始めた。途中で帰るのに必要な物資をコケ義が買い忘れた事を機に約一の週は遅れた事を蛇の足として付け加える。帰路について早速冬男は真緒の元へ駆けつけた……が、真緒は既に二の時も掛けて無き説教する程まで回復していて今度もまた家出しようと冬男は考えたほどであった。だが、家出はもうない。何故なら傍に七水が居るのだから。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百二十四年十月二十四日午前零時零分零秒。

 第破話 完

 第急話 に続く……


 という訳で短く終わります。次回から序破急の急に移ります。話は更に年月が過ぎて今度の主人公も又、天同の者だよ。外伝では出番のない銀河連合が様々な種類で登場し、戦いばっかりのお話になりますので宜しく。

 一大統領が細木数子みたいな占い師に隅々まで情報流すなよ! 裁判員だって身内に情報流さないよう明記されてるんだぞ。大統領ともあれば機密費や軍事費、陰謀を巡る資料を始めとして絶対流しちゃ駄目だろ。それを流してしまう程にクネクネは私情に走るのか! こりゃあもうあの世でノムタンが笑ってるぞ!
 という訳で今日はここまで。まあどうせ十月中でもエピローグは完成しないでしょう、自分は怠け者ですので。

雑文特別編 一兆年の夜外伝 第破話 冬男と七水(中篇)

 どうも、成程……千田も松井秀喜(仮)もまともな事を言うと本当に沖縄に居る基地反対派の連中がモヒカンに見えて来そうで何よりも沖縄のマスメディアの中心部に直下型地震でも起こって跡形もなく壊れてくれないかなあ(ただし、本当に起きると沖縄で真面目に暮らす人達に迷惑かけるから出来ればピンポイント的な地震{そんなの有り得ないけど}が発生して欲しいと今日この頃思う)とゲスな願いをする自分darkvernuです。
 今回も短く行き、夜に少しだけ追記する形で行きますね。

 十月二十三日午後二時二十三分八秒。
 場所は新天神武首都ボルティーニ第五南地区。
 そこを散策する二名。冬男と七水。苗字を隠して新天神武の首都を散策して分かった事は即ち、最高官の職に就こうと試みる背負い名とそれを支える党がそれぞれ全生命体にとって何が良いのかを主張してる所だろう。彼らは時を経る毎に主張を一部修正する物の根幹だけは変えずに真っ直ぐ進み続ける。時として法律に記された一定数以下に成ろうとも最後まで主張を曲げずに有権者に訴える。全ては全生命体にとって何が良いのかを貫く為に。
 場所は第五南地区で最も大きい迎賓会場に移す。二名は互いの手を組みながら共踊りと呼ばれる全く新しい踊りを試しながら楽しむ。楽しみながらも会話は止まらない。仮に二名の身長差が成人体型で言うコンマ三という差であっても慣れたように踊り楽しむ。
「良く考えると力道党は力を求めるけど、それって今の新天神武の生命が納得するのかな?」
「あら、銀河連合だって対応するわ。彼らのやり口は時を経る毎に恐ろしい物に様変わりするわ。それでも生命の会の主張を受け入れて良いの? 私としては余り良い物じゃないわ」
「おばさんの出身が真正神武という少々古臭い所だからそう言えるんだよ」
「古い新しいは遠目で見れば大した違いはない。そう、この世は圧縮した一つの事柄を無理矢理広げて古いとか新しいとかで区別する。そう、今もみんなの希望として働く兄さんの主張だけど」
「兄さん? 兄さんはおばさんみたいな--」
「いい加減に七水と呼んで、坊や?」
 あんたも言ってないじゃないか--と冬男は唾を飛ばす。
「顔に掛かったじゃないの、これでも美女に無用な物は禁物だからね」
「美女? 美雌じゃないのか?」
 さあ、ね--尚、この時代でもどの国であろうとも男と女という単語は流行しない。
 さて、二名が楽しく踊ってる中で仕事を放ったらかしにして気に入った雌と踊る齢二十三にして四の月と六日目に成るタゴラス鶏族の雄が良く似た生命を見つけて大声を出す「ワアアアアッシュ!」と!
 それに驚いたのは楽しく踊っていた彼らの周囲--冬男も七水も当然、驚きを隠せない。
「何やわ、折角楽しみにしていたやわ!」鶏族の雄に詰め寄るは齢三十五にして十一の月と十八日目に成る蘇我熊猫族の雄。「驚きの余りよの、心の臓を止めたら責任取れるやわ!」
「異なるっす! じ、実は実はッさ!」
「この力道党の党首たる蘇我パタ三郎が納得する理由でもあるのやわ、あるのやわ!」
「そ、そ、そこにっさ、そこにっさ!」
「だからはっきり言いなさいよの!」
「そこにっさ、冬男様が居りまっす!」鶏族の雄が右翼で示す方角に冬男は確かに居た。「まさか見ず知らっずの雌と踊っておられって!」
 翼の指す方向を見たパタ三郎と呼ばれる熊猫族の老年は冬男に驚く。それも一分以上ではない。何故なら冬男は本来、この場に居合わせたら色々と立場を察せられる生命だった。その理由は次の通りである。
「お楽しみ中よの、申し訳ありませんやわ。冬男様は本来よの、真緒様の傍に居るべきではないでしょうやわ?」
「……」
「どうしたの、何か言ってよ」
 冬男は何も言えなかった。
「あ、あ、あ、どうしてここここっさなとこに冬男様が居られるのでッさ!」
「まさか君も私と同じく誰にも内緒で来たの?」
「仕方ないよな。俺は大事な時に黙ってみんなの傍を離れたんだからな……なあ、コケ義」
 会場は静まり返る。冬男が注目の的を浴びる事で。そう、どうして冬男はこの場に居るのは適切でないのか? それを離そうとした時、更に誰かの声が冬男のみならず七水にも集中を促す。
「やっぱりダア!」その雄は齢三十八にして十の月と一日目に成るゴルギ熊族の老年が七水を見て気付く。「古式神武の冬男様ばかり夢中だったカアラ気付かなかったガア、どう見たってあの熟女は彼女でありましたカア!」
「五月蠅いやわ、ベア春よの!」
「党首ヨオ、この際はっきり言いますゾオ! 冬男様と踊っておられタアのは七水様でありマアス!」
 何だとよの--パタ三郎の驚きは会場に居る全てにも波及する程の物だった!
 果たして冬雄と七水……二名はどうしてここに居るのか? その事実は何なのか!


 さて、夜に追記するので宜しく。

 V3の話になるが、にしても蘭太郎がグリリバだとはな。マサキ・アンドーみたいな声で何々っす言いながら本性表したらアサキムみたいなよくわからん事を言い出すんじゃないだろうな? 兎に角わかる事はモノクマ―ズは全員山ちゃんである事もコミカルキャラは良い声出す法則通りに星がガトーである事もわかっていたが、最終野郎がリナ・インバースだったとは予想外だぜ。後は最初の被害者はやっぱ蘭太郎なのか? うーん、発売してやらないとわからんな(後は公式が認める一生までのプレイ動画とか)……わかるとしたら益々蘭太郎の怪しさが増したぜ。
 今日はここまで。フラウロスのパイロットはラスタルのおっさんなのかな? 取り敢えずだれでも予想出来る予想をするならあのおっさんが第二期一クールのボスとして退場するんかな?

雑文特別編 一兆年の夜外伝 第破話 冬男と七水(前篇)

 どうも今回は短く行きます。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百二十四年十月二十二日午前八時二分一秒。

 場所は新天神武首都ボルティーニ第三西地区。
 そこで道に迷う齢三十三にして二の月と六日目に成る神武人族の熟女。彼女は旅者であり、常に何かを見つける為に故郷を離れ、誰もが最高官に成れるこの新天神武で活動を続ける。だが、何の専門知識も根付いた技術もない彼女には生活費を稼ぐ手段は付け焼刃の如き物。常に貧しく、尚且つ廃れる。それでも彼女の瞳の奥には輝きがあり、尚且つ亡き弟と同じ独特の呼吸法を以ってこの世を生き続ける。
 そんな彼女は西地区で三番目に小さな建物の扉前にて俯せに倒れる。貧しさの前では最早そんな呼吸法も意味を為さないと。そんな彼女に声を掛ける生命は偶然にも居ない。建物の主もちょうど留守を決め込む。そう、何かの行事が偶然にも首都の生命を熱狂してるが故に。このまま彼女はここで息を引き取るべく放置されるのか、それとも止めを刺しに隙をついて潜入した銀河連合がやって来るのか……いやその可能性は捨てられた。
(トイレを探してる内に……誰かが倒れてるぞ!)
 齢十六にして十四日目に成る神武人族の少年が彼女の傍まで駆け付け、声を掛ける。
「オイ、大丈夫か……って婆かよ!」
 第一声がそれじゃあ……例に失する餓えた鬼ね--とあからさまに鬼族への対抗心を口にする熟女。
「鬼族に礼を失してるじゃないか。まさかそれを略して餓鬼とか言うのか? それが少年少女足る俺達の事を表す造語か?」
「そ、それを……ところで米はない?」
「ああ、あるぞ……婆」
 少年は熟女に残り一つと成った昼食用に取っておいた塩で固めたおにぎりを渡す。すると熟女は塩辛さも気にせずに豪快に頬張り、一分もしない内に座る所まで回復。
「フウ、助かったわ。餓えた鬼だと思ったけど……案外いい坊やね」
「坊やと呼ぶな。全く姉貴みたいな婆だな」
 婆と呼ばないの、まだ三十三よ--と熟女は三十代前半は老年に程遠いと主張する。
「後二の年もすれば老年の仲間入りじゃないか」
「大丈夫。私はまだまだ長生きする生命だから」
「長生き……言われてみれば呼吸が少し異なるな」
「ところで助けてくれた恩の為に少しだけ教えてよ、私に相応しい職ってのを」
「その前に自己紹介から始めるべきだろ、おばさん」
 少しマシに成っただけで全然よく成ってないわよ、坊や--とやはり年増呼ばわりされるのを凄く気にする熟女。
「あーあ俺からやるしかないか。えっと……オホン、俺は天同冬男ってんだ。短い付き合いだが、宜しくな」
「ふう、私は七水(ななみ)……訳あって苗字は名乗らないわ」
 短い付き合いだし、それで良いじゃないか--と握手を交わす二名であった。
(死んだ姉貴と良く似てるぞ、この生命は。何だろうな……いやいや俺がそんな趣味をしてるなんて兄妹に知られたら何を言われるかわからんぞ!)
 冬男と七水……辿れば同じ所へと向かう二名の出会いは一体何を意味するのか?

 午後十時七分三十八秒。
 出会った場所にて二名は夜空を見上げる。その夜空には流れ星は降らない。それだけで二名は安心する。
(にしても格好は良いけど、やっぱりもっと姉貴は若い。若いんだよ。こんなの俺が求める雌じゃない。今更婆寸前の雌何て惚れるのは筋が通らない)
 冬男は亡き母に似て理想を求める。彼の理想の雌は次の三通り。
 第一に己の一族と同じような格を持つ事。
 第二に美しく、滑らかな肉付き。
 第三に性格が良い。但し、ここでいう性格が良いというのは本者の勝手が入る。
 現在の七水は二番目の条件は当て嵌まるが、一と三が当て嵌まらない。故に冬男は我儘ながらに彼女を理想の雌と認めない。
(銀河連合を待ち望むのはいけない。神様に怒られてしまう! 親父に最近の若者は……と言われてしまう! 銀河連合が居ない世の中こそ俺達全生命体が待ち望む事なんだよ。でないとここで三つに分かれた歴史も親父を初めとした古式神武を継ぎし象徴もおちおち想念の海に旅立てない。そうだ、想念の--)
「何を考えてる?」
 わわ--冬男は驚きの余り、前のめりに転びそうに成った。
「亡き父が見たらお前のような若造は……いや父は甘っちょろい雄だったな」
「何だよ、恐い事かと思ったじゃないか!」
「何、私が生まれた真正神武はちと古臭くてな。未だに血だの呼吸法だので最高官を決めようとしておる。そんな物が長く続かないというのに……な」
「その呼吸法からしておばさんは--」
「おばさんじゃない、お姉さんだ」と弟が居る姉を演じる七水。「と言っても最愛の弟は早くに亡くなってもう寂しくてな」
「それは残る念だな、おばさん」
「また言ったな、困った餓えた鬼じゃ!」
 やーいやーい、こっちだよ--と何時の間にか子供に戻る冬男は十分間だけ鬼ごっこをする。それは二名のきずなが深まる短い時間でもあった。それから……


 という訳で全三回にも成ります天同冬男の物語をお送りしました。次回も又短く行きますので宜しく。

 フィリピンのおっさんは内政ではまるで独裁者の道を突き進むのは良いよ。別にそれは問題ではない。問題なのは支那と連携を図ってる所だろう。出来れば破綻して欲しいけど、あいつらの飴攻撃を避けるのは難しいだろうしなあ。何せ安全保障よりかは自国の立て直しの方が最優先だからな。
 という訳で今日はここまで。もしかすると夜に追記してるかもなあ。

雑文特別編 一兆年の夜外伝 第破話 天同真緒が見た世界(完結篇)

 どうも未だに携帯電話をスマホに変えずに只、連絡手段程度にしか使ってないdarkvernuです。いやあ、サムソンティーチャーさんの銀河手帳7の炎上は半端ないね。そのまま亡べば良いのに。
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 さあ、やろうか。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百十八年十月十六日午前四時十分六秒。

 場所は古式神武首都タイガーフェスティ県中央地区古式神武聖堂。
 齢二十にして二十九日目に成る神武人族の青年である天同真緒は齢二十一にして五の月と十六日目に成るルギアスカンガルー族の青年ミトルト・レヴィルビーと共にこっそりと脱け出す。それは賭けでもあり、尚且つ若気の盛りから来る物を少年時代からすべて吐き出すに至らない原動力であった。
(最初は上手く行った。後はお祖父様のお守りであるこの古式神武包丁とお父様の形見であるこの古式神武鋭棒を背中に担いで行く先は銀河連合だらけの世界を飛び出す! そして見るんだ、僕自身の目で世界とは如何に広いかを!)
 二名は身を隠す為に敢えて何も被らずに口元だけを隠すだけに留める。それはミトルトが考案した事で次のような理由である。
「良いですカ、顔全体ヲ隠すノハ却って目立ちます。国民ガ僕達ノ事ヲ銀河連合ト思ってしまったら何トモ悲しい事態ヲ引き起こしてしまいます。なノデ口元だけヲ覆えば国民ハその生命ハ剥き出してない事モわかって安心します」
「え、僕が天同真緒である事に気付かれるのではなく?」
「それモありますガ、そもそもそうゆうノハ直ぐニ気付きます。寧ろ国民ニ安心させる為ニハ口元だけヲ覆っている方ガ安心感ヲ沸かせます」
 そうか--それで納得した真緒。
 それから彼らは二の週掛けて旅に出る。行く先はかつての国家神武であった新天神武。そこで見たのは古式神武と同じく最高官は他の生命が選ばれるものの、各政党が党の代表に最高官にしたいが為に熾烈な選挙戦が繰り広げられる事。更には最高官に成らずに只、各種族の生活の安定を図る為に党を結成する者達など様々な党が日夜生命の支持を得る為に働いてる光景を見て二名はこんな政治のやり方もありだと気付く。
 さて、彼らにとって分岐点と成るのは次の日時と場所である。

 十月三十一日午後二時七分五秒。
 場所は新天神武首都ボルティーニ第二東地区。
 その中で真ん中より五番目に小さな建物に於いて遅い昼食を摂る二名。
 遅い訳は昨日の午後十一時から三十分掛けて銀河連合が奇襲し、何とか二名は撃退する事に成功する。ところがそのせいで睡眠時間が大幅にずれた事で朝食を摂る時間が朝六時にする所を二の時遅れた事。更には数多もの食堂が跋扈する第二東地区故にどれにすればいいかで二名は激しい喧嘩と成る。一時はそこで喧嘩別れしそうに成るも幼い頃より培った絆により、最後は和解する事に。そして選んだ時には既に昼に時に迫っていた。それから現在に至る。
「このヤドカリ族巻きは中々の珍味だね」
「いやいやこのオウムガイ巻きガ最モ美味いト言えるでしょう、真緒」尚、二名との会話は互いの名前を呼び捨てる状態にする。「そろそろ止めましょう。幾ら身ヲ隠して世界ヲ回ってモこんなノ耐え切れません!」
「僕だって辛いんだ、ミリッツ。だからこそ今もみんなが心配してると思うと--」
 だったら帰れば良いのですよ--とそこに声を掛ける生命が一名。
 そう、雌であった。この食堂で働く齢十八にして二の突きと六日目に成るエピクロ人族。彼女は人族専用の着物姿で尚且つ着物の胸元にアマテラス文字で描かれた刺繍で『瓦口』という名称。下の名前はわからないが、わかるとしたらこの食堂で働くどの雌よりも可愛らしい素顔だろう。真緒は一目で惚れた。
「ああ、君は可愛いね。お名前は何て呼べば良いのだろう?」
「いきなり口説き? 残念だけど、あたしは口説く雄は好まない質なの」
 そんな--母の遺言に従う真緒は直ぐに悔し涙を流す。
「それから直ぐ泣く雄も好まないから。あ、名前だったわね」と着物の胸元に『瓦口』の刺繍が入った雌はこう自己紹介する。「あたしはエピクロス島から来た瓦口弓条(ゆじょう)と呼ぶの。えっと弓と条件の上と書いて読み方は『ゆじょう』っていうの。覚えた?」
「ああ、覚えたよ。初めまして、弓条様」
 ちょっと、へりくだった態度しないで--と困惑する弓条。
「あ、御免。僕とした事が母親譲りの低い態度で接してしまいました」
「はあ、その腰の低い所も好まないから」
「じゃあどんな雄ヲ好むノですか、瓦口殿」と我慢出来ずに会話に参加したミリッツ。「あ、俺ハ真緒様……いえ、真緒ノ友者デありますミトルト・レヴィルビーデあります」
「あ、その前に君も自己紹介して」
「君って?」
「無論、真緒様……と呼ばれた君よ」
「それで良いよ。訳あって苗字は出せないんだ」
「どんな訳なの?」
 そ、それは--真緒は困惑して目を逸らし出す。
「目を逸らす生命は雄として情けないので好みに入らないわ」
「で、でも--」
 実ハ俺達ハ古式神武ヨリ忍び出来ました--と真緒に変わってミトルトが説明をする。
「忍びで?」
「ええ、実ハとある官職ノ息子ニ成られますこの真緒様……いえ、真緒ハ外ノ世界ヲ体験したくてわざわざ偶像ヲ置いてマデ俺ト一緒ニ旅ヲしてます。全てハ世界ヲこの目デ見てどのようニ生命ハ生きる事ニ向き合うかニついて」
「成程、そこは好みと合致するね」
「やっぱ僕に惚れたとか?」そう祖父譲りで雌にもてる自信が高い真緒は少しでも点数の高い部分があると直ぐに食いつく。「僕ってそんな凄い生命の子供として産まれたんだよ」
「でもそうやって高い所自慢もする雄も好まない」
 何だよ、期待したのに--と結局は意気消沈する真緒。
「まあ確かにあたしの……いえ、あたしの一族ってみんな優れた生命と婚約して恵まれた一族にするのが目標というなんか変わったのを掲げるのよ。それも趣向の一つとしてね。だからあたし好みの生命は高い所についてて尚且つ自信があってそれでいて頼りに成る雄よ……だから真緒様と呼ぶ雄は好みの対象として逸脱しまくってるから」
 と追撃を受けて更に涙を流す真緒だった。それを見てミトルトは哀れに感じた。
(あーあ、折角好きな雌が出来たのに直ぐに振られるのは心に応えるよ)
 と真緒は両手を地面につけて益々泣くのであった。
「真緒様……イエ、いや!」と哀れな表情から険しい表情に切り替えたミトルト。「恐怖ガ迫って来ました!」
「ええ、何が--」
 真緒は見た。弓条の背後に全身を覆った虎族らしきモノが巨大な口を開ける瞬間を!
(あれは……虎族じゃない! 虎型だ……しかも今にも弓条様を!)
 そこで真緒は雄たけびを上げた「うおおおおおおおお!」と!
 余りの叫び声に驚いて全身の包みを剥がした虎族はそれによって弓条を振り向かせてしまった!
「な、何」振り向いた弓条は剥き出したそれを見て直ぐに銀河連合と気付き、顔を真っ青にした! 「い、いやあああああ!」
「真緒様! 神武鋭棒ヲ受け取って--」
「いや、包丁でないと良くない!」
「しかし--」
「三回以上使って切れ味が良くないのはわかる……わかるけど、弓条様を救うにはそれしかないんだよ!」
 もう知りませんからネ--と籠の中から刃毀れの激しい古式神武包丁を真緒に渡すミトルト。
「こ、恐いよ!」
「大丈夫だ、僕が居れば恐くない!」
 虎型は直ぐに態勢を整えて何と近くに居た牛族の熟女を盾にするではないか!
(何て事を。これでは……いや、僕がこれを選んで正解だったな)
 そう、これだけ刃毀れを起こせばもう死なせられない。そう確信して真緒は「あのう、牛族のおば様。大丈夫です、歯を食い縛って下さい!」と叫んで虎型の額目掛けて神武包丁を突き出した--予想外の攻撃を受けて一瞬だけ、後ろの仰け反った虎型は盾にした牛族の熟女を足放しした!
 流石ハ仙者……神様ニ愛されてる--ここぞという時の判断の良さに感嘆したミトルトは渡す筈だった神武鋭棒を投げて虎型の額を貫いた!
 虎型は血を噴き出しながら三秒間痙攣を起こして絶命。こうして銀河連合による声明を死なせる行為を阻止した二名。
「はあはあ、危なかった」
「ちょ、ちょっと」我に返った弓条は赤く成った顔を利き手で隠しながら真緒を見つめる。「それで点数稼ぎしようったって変化は起きないんだからね」
「何だよ、折角恐怖を押しのけて弓条様を助けたのに」
 真緒は気が付けば嬉し泣きをしていた。損や得を越えて大切な雌を助ける行動が出来て彼は初めて誰かの役に立つ事が出来て号泣した。
「ど、どうします?」
「もう打ち明けるよ。そして僕達の国に帰って説教を受けるよ」
「打ち明ける? まさか君は一体?」
「僕は天同真緒……古式神武の三代目象徴さ」
 こうして真緒の世界を見る旅は幕を閉じた。それは意外な結末であり、内容こそ全て語られないが何かを見つけた真緒はもう世界を回る必要がないと判断して来た道を辿って古式神武に帰還。確かに待つのは心配で夜も眠れずに目に隈を作った最高官を初めとした帰りを待つ生命達の説教。それは勝手な行動をした真緒とそれと同調して行動を共にしたミトルトだけではない。何と勝手に付いていったエピクロ人族の瓦口弓条に対してでもあった。
 さて、この先のお話の主人公はそんな真緒と後に彼の中に理想の雄像を重ねて惚れた弓条との間に出来た五名の生命の内の仙者に当たる冬男へと移る。彼は母親譲りの高みを目指す性格と父親譲りの波乱を起こす性質故に一つのある事件を起こしてゆくのであった……


 という訳で尻切れトンボの如く天同真緒のお話を終わらせていただく。つーか、あちこちサボってばっかだと作業は進まない事がわかった。今度から気を付けよう。

 沖縄タイムズと琉球新報はみんな支那共産党広報誌ですので読んだら頭が真っ赤に成りますので読まないように。
 それじゃあ今日はここまで。格付けの旅は深夜までに何行か書くぞ。朝は間に合わなかったんだよ、済まない。

雑文特別編 一兆年の夜外伝 第破話 天同真緒が見た世界(後篇)

 どうもどうして日本が長期デフレを脱却出来ないか? それは政府に提言してる大半のエセエコノミスト共が新しいだの古いだので区別して市場に任せる事こそとか人が減り続けるからだとか言って間違った政策を推し進めるように言ってるからだとはっきり断言しておくdarkvernuであります。
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 さあ、短く行きますか。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百十七年一月七日午前十時七分六秒。

 場所は古式神武首都タイガーフェスティ県中央地区古式神武聖堂。
 そこでは象徴を務める齢十三にして二十二日目に成る神武人族の少年天同真緒が旅支度をしていた。お付きとして齢十四にして五の月と九日目に成るルギアスカンガルー族のミトルト・レヴィルビーが傍に立つ。
「本当ニ行かれるノですか?」
「もうお祖父様は居ない。二の月より前に国葬をしたんだ。それにお母様の遺言に従って僕は行くんだよ」
「誰ガここヲ子守するノですか? 理奈様ハ二ノ年ヨリ前ニ養子ニ出されてもう居ない。理香様モ理道様モ恵理様モここニハ居ない。時期ヲ待つべきではないでしょうか?」
「また涙を流したいんだよ。お祖父様の時はそれがなかったんだよ。だからこそ僕は涙を流して大地を浄化させたいんだよ」
「……それデモ誰か留守ヲ任せられる者ニ頼むべきでしょう」
 それを聞かれて誰に頼むべきかを思い出せない真緒。旅をすると言っても短い距離を旅するだけで長い距離は旅しない。それに象徴が留守の時は最高官は先導して政務をこなせるように制度は出来てある。が問題は最高官は政務を任される代わりにより多忙と成り、留守を任せられるほど暇ではない事。その為、象徴天同真緒の留守を任せられる生命が居ないと民が安心出来ない。だが、ミトルトに留守を任せるのは筋が通らない。彼は真緒の護衛の他に真緒の一番の理解者として傍に居ないと例え短い旅でも安心は得られない。
 では誰に任せるのか? 三分という短い時間悩んだ末に出した結論は意外と安易な物だった。
「偶像?」
「ええ、これならたとえ僕が居なくても安心出来るだろう?」
「ですガ、それヲ最高官デあるタイガードラスティック・佐々木ニ頼んでもあの怒りっぽい老者ハ聞き入れませんよ?」
 確かに……僕はあいつは好きじゃない--好きじゃない理由とは性格ではなく、一度合えば訓練という名の死にそうに成る仕打ちの事を指す。
「……でもあんな加えと減りを知らない彼でも僕の意見に耳は貸すでしょう」
「では今回ノ旅ハ最高官タイガードラスティックトお会いニ成る事ですね」
「距離は短いんだから旅にすら成らないよ」
 こうして真緒とミトルトは齢三十八にして十の月と十八日目に成るルケラオス虎族にして先祖の名前が首都と成った事で有名なタイガードラスティック・佐々木と面会。約五の時掛けるだけで頭の固い虎族の雄は引き受けた。が問題は天同真緒の偶像は何の素材にするかで議論が勃発。偶像政策は議論が膠着するせいで一の年以上も延期し、その時に真緒は悔し涙を流した。
 ようやく偶像は陶器で作る事が決定しても陶器製作者が妥協の知らないルケラオス鼬族のジャレモンドの血を引く雄とあっては更に二の年掛ける事と成って真緒はそう言った時に我慢の涙を流す事に成った。
 さて、真緒とミトルトが初めて旅をする事が決まったのはIC(イマジナリーセンチュリー)十八年十月十六日。
 天同真緒が二十歳の時だった……


 という訳で後篇をお送りしました。来週で完結篇ですのでそこはこれと言って長く成ったり捻ったりしませんのでどうか宜しく。

 えっと黒魔法の章03の一ページ目の解説ですね。借金返済という物は何処かを担保に出してでもやらされる忌まわしい代物。どっかの禿げ頭の企業とか国とか国とかは基本的に借金を踏み倒す事で有名だが現実問題踏み倒せば貸した側の信用を失うので辞めましょう……え、話が違うね。そんな訳でデュアンはしょっぱなから意味不明な事を騙り出したりと本当に主人公なのか疑問に思てしまう奇行に走ってますね。そんなデュアンとツッコミが上手いアルッパーの下に武……じゃなくて坂本金八が来襲。これ自体はその役者が浜崎伝助と同じく幅広い歴史上の人物を演じてるというあるネタを受けて付け焼刃の如くやってみただけだ。なので尻切れトンボに成るのも無理はないな。まあ実際はあの恐るべきカルト宗教をネタにしてる訳なのでそれ出身と噂される坂本金八さんには是非ともデュアンとアルッパーを苦戦させておかないと駄目だなあと思いまして。さあ、そんな訳で二ページ目よりあの有名な耐震偽装問題と埴輪兄弟が出ます。え、兄と弟が逆だって? 気付いたのはついさっきだよ。いやあやっちゃったよ、ハハハ(震)。
 という訳で黒魔法の章03の一ページ目の解説を終えます。

 さあ、今日は鉄血の時間だ。敵絶対殺すマンミカの虐殺ショーが始まったぜ! あいつなら敵も真っ青な攻撃を今回もしてくれる事を期待してるぜ。
 それじゃあ今日はここまで。仮面の男はガリガリなのか、それとも?

格付けの旅 おーい、デュアン 耐震偽装問題と伝説のヒト革命

 ヒト革命……それは何で集めてるの、としか言いようのないゴーストライターが書いた何か?
 適当な事を言うと仏罰すっぞ--とは実際は言わないだろうが、それに等しい事を口にするお笑いコンビ騎士の片割れとその弟である鶏頭男。
「こいつらは確か……思い出せないな」
「俺は思い出せるが、正直恥ずかしいので口にしない」
 デュアンは外貨返済の為、思い出せない。だが、アルッパーの方は思い出したくない模様。その様子を見て兄弟は余計に顔中の血管を浮き出す。
「まあまあ、落ち着いてお二人さん」
「全くお前達は信心が足りんぞ!」
 さて、ここでデュアンは思い出す。あれ、兄と弟は逆だったような……と。
(どっちでも良いか。確か四兄弟の次男と末っ子だった程度の違いだし)
 とデュアンは更に意味不明な思考を展開。外貨の返済が終わるまで益々救い難い男よ。一方のアルッパーは先制攻撃したい欲求に駆られる。というのもアルッパーは元々鯨であるが故に誰よりも胸の大きい人間を食べるのを楽しみにしている。だが、現れたのはどれも胸が筋肉質で尚且つ毒電波に冒された者達ばかり。それでは欲求に駆られそうになるのも無理はない。
 それからアルッパーと埴輪兄弟と坂本金八、そして兄歯秀頼達が矛と刃を交えるまでそう長く掛かる事はなかった。
 やあ、待たせた--とテレポートするように騎士のツッコミである眼鏡掛けたどや顔がソーカジャンプでやって来た。
「あんな奴居たか!」
「拙いぞ、アルッパー! 騎士は二人一組で力を発揮する連中だ」
「ところで参ったさん--」
 マイッダーだって--それは『漫才』と呼ばれるお笑いコンビがコンビ足り得る技能の発動キーであった!
 何処から飛んで来るのかわからないツッコミの巨大な手にデュアンは躱したつもりが正面から百の一撃を受けて遥か三十銀河先まで吹っ飛ばされる事に!
「何だああ、あの殺しても誰も文句がない二本足の奴は何故あんなとろい攻撃を正面から受けてるんだよ!」
「それよりもα・アジールさん--」
 アルッパーだろうが、そんなガンダムのネタなんて誰がわかるか--と奴らが知ってるかどうかもわからない大型モビルアーマーの名前を突っ込む事は即ち、アルッパー目掛けて巨大なツッコミの手が急襲する事を意味する!
「うおおおお!」だが、デュアンの百倍以上の質量を持つアルッパーにはツッコミの手はやや小さ過ぎた模様。「それが『漫才』と呼ばれるスキルか……いや、呪いだったら俺は負けねえぞ!」
 漫才……それは最近のお笑いコンビほど何故かやるのを躊躇ってゆく古風の話芸または演芸。とある天の川銀河にある太陽系第三惑星地球にある八百万の神が跋扈する島国に於いて小林多喜二が拷問に耐え切れず死んだ年に吉本隆明……じゃなくてそれと良く似た苗字の奴が正式に漫才と呼称し出した。主にボケとツッコミが台本通りに役をこなして客に笑いを提供するというありきたりな物だが、どうしても保守的で型に嵌った物が多い事を受けて最近では演劇風の漫才がお笑いコンビで広まったり、ダブルボケという漫才の皮を被った邪道と言った物まで出てくる始末。というか大半のお笑いコンビは漫才でやって気は全くなく、漫才グランプリで最高の評価を受けたらあっさりと怠るように成ってキッドのドクトルを名乗る奴と同じく小銭稼ぎの為にバラエティ番組などに出演して腕を訛らせる二流三流が跋扈する事に成る。全く、漫才は踏み台じゃねえよ。基本を怠って金目当てに番組に出る事を有難がる奴らはとっととお笑いを捨てて二度と漫才に手を出さないように……おっと熱く成り過ぎた。私情が走らないよう今後は気を付ける。
 アルッパーは気付いていない。相手は騎士だけでなく、お笑い歌手の鶏ヘッドと一級建築士で鬘を被った男兄歯秀頼に先程まで死闘を繰り広げた坂本金八である事に!
「オイ、兄貴」逆だが、敢えて弟に設定してる事だけ忘れずに。「俺も参戦してるから無理すんな」
「えっと僕がアニキ?」
「細かい事は突っ込まないの」
「おいも参戦しとっぞ!」
「実は私も参戦してまして、皆様の強度を上げるべく設計を担当します」
 兄歯秀頼は早速、騎士をアルッパーの前後にそれぞれボケが引き付けて知りにツッコミを配置。次に鶏ヘッドをアルッパーの背中に配置。最後に坂本金八をアルッパーの腹に配置する事で見事な四角形を形成。後はボルトとねじの量を上方修正するように耐震偽造すればアルッパー包囲網一級建築が完成。本来ならば少しでも偽装すれば包囲網は崩れるのが常識。だが、ここで言う兄歯の包囲網はわざと設計図に見合わないように上方修正する為にアルッパーはセオリー通り潮吹きによる攻撃を敢行するものの、何と自身が潮吹きの反動を受けて相手に目潰しをするよりも先にアルッパーが脳震盪を起こして気を失うことに成った--正に『耐震偽装』ここに極まれり!
「お前ら鯨にはわかるまい! 妻が飛び降りた事で私は寧ろそれを武器にして世の中の全てに復讐する力を身に付けたのだ!」
 耐震偽装……それは設計図通りに作ると耐震偽装なんて有り得ないのに敢えて耐震偽装するように設計する事を意味する重大な偽装。これをやらかすと誰もその建物を安心だと信じない。特に地震の多いとある島国では絶対にやってはいけない。何故ならあそこは海外のような耐震強度の低い建物ばかりの国々と違って震度五強の地震は日常であり、特に阪神淡路と東日本と言った近年見掛けた大規模な地震では万単位の犠牲者を出して巨大な爪痕(無能が政権を取ったせいで……と言ってはいけない)は今も被災者の心に刻まれるのだから。それだけ耐震強度は建物への信頼性を裏付ける代物。偽装なんて以ての外だ。
 その頃、デュアンは都知事選に出馬して見事落選したばかりの黒軽部に拾われて三十銀河先の星から五十銀河先にある星まで運ばれる。そこはかつて『宇宙を護る市民の会』と呼ばれる市民団体の本拠地星であった。何故黒軽部はデュアンを保護したのか? それは次の通りである。
 黒軽部はデュアンと共同戦線を張り、ヒッスアモト大宇宙の支配者たるゴールデンマンゴンを仕留める事を目安にする。その切り札として魔術師デュアンを味方に付ける事で短期間の内にゴールデンマンゴン包囲網を形成し、徐々に追い詰める事を目安とする。尚、黒軽部は只一人だけでデュアンを救出した訳ではない。そこには反日漫画『テッコンドーパクった』に出て来る桜木まで居た。
「まさかこんな格付け野郎の助けを君に任せることに成るなんてな、なあ桜木」
「ともに蛆虫を仕留める為に活動するんだ。良く似てるとか言っちゃいけないぜ、黒軽部さんよお」
 テッコンドーパクった……それはとてつもない反日漫画。どれくらい反日かは読めばわかる。それは原作者もあからさまに反日である事を認めており、これを機に日南友好を謳い、全ての日本人を懲らしめる事を謳い文句にする。しかもテコンドーが大昔から存在するかのように描写し、必殺の統一は日帝の謀略によって封印される程の破壊力を持つ。、真実は合体攻撃であり、単独では覇皇に敵わないほどだった。しかも反日はそれだけじゃない。何と引き籠りの英雄的存在であるノムタンを戯画したキャラを轟盲牌に戯画したキャラに殺させる事やあからさまにクネクネのような人物にラスボスが叩くという事までするなど何たる反日度の高い漫画なのか。最近では黒軽部に扮したキャラがしばいたろっか隊の連中をゴミ箱に放り込む描写まで描かれるなど益々南新羅礼賛日本蔑視が横行し、これを読んだエラ共は何故か国会に取り上げるという訳わからん事をしでかす始末に。ああ、要約すると反日主張をそのまま漫画に詰め込んだお笑い格闘漫画さ。
「起きてたのか、デュアン・マイッダー」
「ああ、まさかお前やそっくりさんに救助されて……えっとあんたは眼鏡野郎とつるんでるんじゃないのか?」
 失礼な、あんなゴミと二度と組むかよ--かつて選挙に出て惨敗し、罪を犯して逮捕され今も裁判で争ってる宇護会代表とは断絶してる模様。
「なら何でそのゴミ共のアジトに籠ってるんだ?」
「こんな事もあろうかとコピーしておいた奴の合鍵を使ってまさかここに潜伏してるとは奴らも気付くまい」
 さいですか--呆れて物が言えないデュアンは次のように解説でもして次の手を考える。
 宇宙を護る市民の会……それは反頭がパーンを謳い文句にする右派系市民団体らしい。彼らの活動は主に他の行動する保守運動と全体で見ればほぼ大差はない。そう大差がないが故に他の行動する保守運動の団体と組んだり喧嘩別れしたりする。特に頭がパーンと呼ばれるカルト宗教団体へのデモは激しく、わざわざシノナ町にまで突撃するほどの熱心振りだ。だが、そんな天下の宇護会も組織のナンバー2が起こした事件をきっかけに転落を始め、あの最大たるでも団体である許さんぞおの会との決別やら当の眼鏡が選挙に出て惨敗やら更には逮捕やらでもう後二、三年以内に解体されるのは誰の目にも明らかだろう。もしもこの予想が外れてそれ以上に凄い団体に成るなら後程修正を加える模様。
 コラ、俺のアジトに何豚が勝手に入ってんだよ--と宇護会代表の眼鏡が帰還。
「わからないか? 私の物は私の物、ゴミの物は私の物……お前みたいな今や誰も相手にしなくなった日護会代表のアジトなんざ知った事か!」
「その口振り、さてはかつて渡した鍵で侵入したな」と超推理を展開し、的中させた事にデュアンは顔を背けて笑いを堪える結果に。「って笑うな、それに誰だ!」
「わからないか」尚、こちらは黒軽部のそっくりさんが喋ってる模様。「その男はデュアン・マイッダーだぞ」
 デュアン……あのGネスαを倒したデュアンか--眼鏡は噂を知ってる模様。
「よお、あんたが裁判を受けてじたばたしてる眼鏡だな」
「噂には聞いていたが何て腹立たしい性格だ」
 一応握手を交わす眼鏡。そして、交わした後に黒軽部を睨み付ける。
「何だよ、てめえ! 僕に向かってその睨み……誰に向かって睨み付けるんだ?」
「ああん、お前みたいな口だけの野郎がのこのこ俺の合鍵使って入ってんじゃねえぞ! 裁判起こすぞ、ゴルアあ!」
「やってみろよ、ごんしゃああ!」
 五月蠅いから黙ってろ--とデュアンは先程出せるように成った魔力で二人を一掃……無論、死なないように手加減した模様。
(あ、いかん。加減を誤ってアジトを吹っ飛ばしてしまったな。間合いいっか、もう見つかってるも同然だしな)
「そこに居たかあ、デュアン・マイッダー!」
 空を見上げると月を背に受けて鶏ヘッドは『げっちゅ伝説』を今にも歌い上げようとしていた!
 デュアンはそれが何なのかを感覚で察知。
(拙いぞ! あいつは確か鶏ヘッドだったな。一時期何とかの歌でブレイクしたという筋金入りのヒト革命愛読者だ。そんな奴が歌うのは間違いなく……何!)
 デュアンが思考する暇もなく、新たな学会員が鶏ヘッドの左手側に出現。その男の名前は『間違いない』。
 間違いない……それは知れば知る程間違いなく奴は筋金入りだとわかるお笑い芸人。変態男子である事も間違いなければそれで一時期海外で話題に成る事も間違いない。鶏ヘッドと共にブレイクした芸人である事も間違いなければそもそも最初の出だしに使われる「間違いない」も元々は机を激しく叩くので有名な死亡説流布中のあの老人の口癖である事も調べれば間違いない。そう、奴が信者である事は九割九分九厘間違いなく、僅か一厘を信じる者達が居たならこう返そう。彼の父親は頭がパーン党の元武蔵村山市議で間違いないよ。
「間違いない。ここにデュアンと俺達の大切な『ゴールデンマンゴン』様に良からぬ噂を立てる蛆虫が居る事は間違いない!」
「だからこそ俺は伝説のあの『ゲッチュ石町』を招いたのだあああ!」
 鶏ヘッドが召喚したのは全長二百メートル級のホワイトホール--そこから勢いよく飛び出すは……全盛期真っ盛りの『ゲッチュ石松』を模した巨大な機械人形がシャドーボクシングしながら出現。
「あ、あれは何だ!」
「どうやら鶏ヘッド自身も本物の世界チャンピオンを出現させるには歳を摂り過ぎる上にあんな様じゃあな」
「成らば私の番ですよ、黒軽部さん」
 そう、命令もしてないが漫画で出て来るよりも巨大で何故か全長がアイアンギアー級の桜木が二百メートル級のゲッチュロボと対面。
「舐めるなよ、『ヘイトスピーチ』の黒軽部と桜木!」
「それは新羅人に言え! 俺はあいつらがやったようにやってるだけだ」
「今回ばかりはお前が居て良かった。少しばかり面借るぜ」
 と言って眼鏡は立ち去った--外にある『日蓮』ロボのコクピットに座ると開いたまま一気に宙域を離れた。
「あの野郎、やっぱり『悪口正宗』と繋がっていたな!」
「その問題は後にしろ、黒軽部。今は桜木がゲッチュロボを倒せるかどうかだろ」
 オイオイ、無視するのは間違いなく舐めてますね--デュアンは戦慄する……何時の間に間違いないが居たかを!
「背後を取ったくらいで--」
「出でよ、『傘』!」
 間違いないは真っ先にデュアンの両眼を『傘』で突いて目潰しを完了させる。
「クソウ、その手があったな!」
 傘……それは雨や日光を防ぐ筈が何時の間にか目潰しを使う兵器へと転用された恐るべき日用品。その他の使用法として……そこは白い方に成るな。
 それからかの有名なアニメの様にデュアンを屋上まで連れて行き、何と首元に傘が突き刺さるように間違いないは突き落とした--だが……デュアンは何と入れ替え魔法を使って難を逃れた!
 はぐが、な--と喉を突き刺さったせいで上手く喋る事が出来ない間違いないは絶命。
「危なかった……こんな事も有ろうかと掛けておいたコレクターは効果があったな。まあ範囲が狭いから密着しないと使えないでメリットはあるが」
 デュアンは未だ失明中だが、持ち前の非常人的な五感又は第八感まで広げた感覚を使って鶏ヘッドを捕捉すると直ぐに火系上級魔法で攻撃--あろう事か、この宇宙を支配する『ゴールデンマンゴン』の著作をコレクションする鶏ヘッドはダメージを千分の一まで軽減していた!
「くそう、その感じじゃあ……効いてないのかよ!」
「俺は先生の本を毎日読んで自分磨きを怠ってないんだよ!」
 それから鶏ヘッドは桜木がゲッチュの右ストレートでノックダウンする姿を確認すると「デュアンに罰を与えろ、ゲッチュ!」と命令。アルッパーよりも百メートル大きいゲッチュの前にデュアンは逃げ切る事も出来ずにボディ、レバー、そして顔面に強烈な一撃を浴びせられてノックダウン!
(こんな状態だったのが敗因だったのか……それしか負ける言い訳が思いつかん)
 デュアンは主人公なのに負けた言い訳をするという醜態を曝した。
 勝ったぞ、黒魔法の章完--だと良いが。



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雑文特別編 一兆年の夜外伝 第破話 天同真緒が見た世界(前篇)

 どうもあの坊主のババア……失礼、婆さんのあの発言が問題に成ってる事をついさっき知って本当に平和平和言ってる奴らって犯罪者の人権を守ろうと考えてるのかと思って平和という物を少し考えさせられると思ったdarkvernuです。
 さて、今回は前回の続きと行きましょう。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百十六年十月八日午後十一時二十七分六秒。

 場所は古式神武首都タイガーフェスティ県中央地区古式神武聖堂。
 天同理緒の間にて一つの命に終わりが近付く。そこには齢十二にして二十一日目に成る神武人族の少年がその横に座る。彼は何かを齢二十九と二の突きと十三日目に成る既に神武人族である元ティスティネス人族の女性に尋ねる。
「なみ、だ?」
「はい、母上。涙とはどうすれば出るのでしょうか?」
「真緒様、どうシテそれヲ?」
 真緒と呼ばれる少年に尋ねるのは齢十三にして五の月と八日目に成るルギアスカンガルー族の少年。この件で後に相棒と成るミリッツの孫にあたるミトルト・レヴィルビー。
「去年想念の海に旅立った父上に何の涙も流せなかったんだよ。あっさり死んでしまってどうすれば良いんだろうかって思うんだ」
「確かにそう、よね。理緒様は恵弥様に譲渡されたばかりなのに直ぐにそれを分かろうなんて思わないのよね」
「理緒は銀河連合相手に無茶をしてしまった。わしが止めておけばどれ程良かったか」
 古式神武の初代象徴にして現在、空位と成った象徴に再び返り咲いた老者は齢六十一にして四の月と十三日目に成る神武人族の天同恵弥。彼もまた所々咳き込んでおり、余命は少ない模様。それでも代々の三条家の病弱な体質を受け継ぐ真奈に比べればまだマシである。
「大丈夫ですか、お祖父様。又咳き込んでますよ!」
「全く母親に似てどうして丁寧に話そうとするんじゃ」
「それ、は。はあはあ、それは言われましたね。気にしない、で下さい。それ、も三条の血が為す物です」
「こんな時に理香も理道(りみち)も恵理(めぐり)も嫁いでしまって誰一名たりとも駆け付けられないのは……いや、この足音は!」
 恵弥だけじゃなく、ミトルトも真緒も気付く。気付かないのは彼ら以外の生命のみ。
 真奈--顔は母親になのか整ってはいないが、それでも怖い形相で襖を開けるのは齢二十七にして八日目に成る神武人族からティスティネス人族に成った女性……名前を条夜理香。
「理香叔母様自ら!」
「当たり前でしょ、真緒! 大事な義理の妹が病に罹ってる時に駆け付けられないとあったら溜まった物じゃないわ!」
「瞬像、はどうした?」
「今も前線で銀河連合と戦ってるよ……じゃなくて自分の心配を死なさい!」
 尚、彼女の夫である条夜瞬像は美雄である模様。
「それハ理香様モ同じデハありませんカ?」
「お黙り、年端のいかない坊や!」
「もう十三ダカラ子供じゃないヨ」
「張り合うな、ミトルト」
「話の腰を折るのはここまでにしようかのう、真緒」
「はい、お祖父様」
 顔を真奈に向ける真緒。真緒の素顔は祖母に似ず、祖父寄りである事を喜ぶ真奈。
「良くありませんわね、私のお顔が細工がない事に」
「まだ言ってないよ、叔母様」
「フ、良いかい」
「何でしょう?」
「ゴホン……もし、も何度も辛そうな困難にぶつかっても真緒は泣きなさい。お前は泣く事でしか成長する術はありません」
「何故泣くのが良いのでしょう?」
「涙は穢れを払う清めの水であるのよ。穢れは生命の精神にとって立ち塞がる壁である。その穢れを銀河連合は直ぐ広げようとする……ゴホゴホ!」
 無理して喋ったため、真奈の口からお椀一杯の血が吐き出される! それを受け止めきれなかった事に悲しげな表情を見せる者達。その中で真緒だけは何かが零れ出す寸前であった。
「さ、最後に、お前の、涙を。ああ、覚えては、いないだろうね」
「止めて下さい、お母様! もう喋らないで下さい! 今更思い出話をしてる場合じゃないでしょ!」
 だが、真奈は真緒の忠告に視線を向けずに語り続ける。それが重要であるかのように!
「何か悲しい事も嬉しい事も何もかもに流すのだ。それが、それが--」
 そこで真奈の瞳から光が途切れた。そうまたしても一つの命に終わりが訪れた。
「またわしより先に……七も美世もこれをずっと味わって来たんだろう」
「ううう、俺ハ、俺ハ!」
「馬か鹿よ、理道も恵理も!」
「ああ、何だ? 目から零れるのは?」
 この時、初めて誰かの為に涙を流した真緒。彼は死ぬまで母の遺言に従って流し続ける。そう、その流した涙で見る世界は何とも劇的であり、喜びもあれば悲しみもある。そうして彼は覚えてない筈の記憶がよみがえる……そう、初めて泣いたあの頃の記憶を!
(これは……お父様が生きていた頃の! 僕は、この時に初めて流したのか?)
 天同真緒の涙の物語は上り坂へと向かう……


 という訳で外伝第破話をお送りしました。続きは明日に更新しますので前と違うとか突っ込むかもしれませんがよろしくお願いします。

 死刑制度に反対しようが賛成しようがこれだけは守ってくれ。犯罪者に同情するな。そいつらのせいで心に風穴を掛けられた被害者遺族の為にも奴らに一切の同情はしないでくれ。でないと彼らは前に向かっていけないんだよ。開けられた風穴を誤魔化すか或は埋める為に必死なんだからさあ!
 という訳で今日はここまで。死刑反対派の連中の大部分は閻魔大王の巨大な木槌で叩き付けられて少しでも被害者遺族の気持ちを理解しろ、馬鹿野郎め!

ちょうど面白いネタがあったので付け焼刃の如くやってみた

 どうも十月から見たいアニメが日本に絞れて少し楽に成ったdarkvernuです。つーかアニメオタクみたいにたくさんアニメ視聴するのは正直疲れるしな。じゃあとっとと始めますか。

 自分と戦うなんて有り得ない。なのに自分に批判される政治屋は後を絶たない。
 どうもアンチジャーナリストの鳩山直人。ルーピーで居眠りが大好きな方ではない事を伝えておく。
 さて、今回は一人プロレスを始めたいと思います。対戦選手は以下の通り。
「エントリーナンバー1、レン=4・ロマイヤル!」
 レン=4選手は対戦相手を研究し尽くしてますので是非とも勝利して貰いたいですね。
「続きまして、エントリーナンバー1、レン=4・ロマイヤル!」
 レン=4選手は少々睡眠不足気味ですが、この日の為にブラジリアンキックを研究為さったそうで期待が高まります。
「それでは……ファイ!」
 先ずはレン=4選手の台湾国籍批判から始まります。これにはレン=4選手は大きくたじろいでまさかのノックダウン。おおっと……不屈の闘志で立ち上がりました!
「ファイト再開!」
 さあ、立ち上がったレン=4選手は何と空中からの二重国籍批判! これにはレン=4選手はマットに埋まって立ち上がれません! しかもレン=4選手はパパとママに任せてふて寝を始めた!
「タイム!」
 おっとここでレン=4選手が大きな減点を貰いました! 次貰ったら失格ですね、はい。それにしましても蹲ったまま起き上がらないレン=4選手。さあ、二重国籍問題に対してどう決着をつけるのか?
「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト……ファイト再開!」
 おおっと、レン=4選手が立ち上がりました。さあ、レン=4選手は起き上がるなり今まで練習してきたブラジリアンシュレディンガーキック炸裂! どうゆう事だ、これは! 日本国籍なのか台湾国籍なのかはっきりしなく成ったぞ! しかもハイキックを放ったレン=4選手! にも拘らず、転んで後頭部を撃って泡を吹いてる模様です。
「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト、ナイン、テン! それまでえええ!」
 ここで試合終了のゴングが鳴りました! 勝ったのはレン=4・ロマイヤル選手! 壮絶な自分との戦いに勝利し、検討空しく敗れました。これは七年あるいは六年前に自分と戦い、勝利して敗れた宇宙人鳩以来です! こんなに盛り上がった試合があったでしょうか……以上茶番は終了させていただきます。


 付け焼刃なので所々「こいつ掴んでないな、なっさけねー」と聞こえるかもしれません。まあそれでいいです。兎に角、皆さんもわかる通りかのネオ・ブーメラン党代表が二重国籍とあっては救いようがないな。そして一歩間違えたら都知事どころか日本のトップが二重国籍者に成って法治国家の原則を根底から覆される所だとここに書き殴っておきます。本当にねえ、どうしてこんな連中を八百万の神が守護する地に足を踏み込ませたんだよ。いい加減、国籍条項を厳しくして欲しい。だって二重国籍だぞ、明らかにどっちつかずなマインドだぞ。こんな女が許されたらそれみよがしに犯罪者が雪崩れ込んで平気で神々が眠る血を大きく穢される危機に直面してるんだぞ。本当にこうゆうのはさっさと支那の大地に強制送還(あいつは台湾籍だが、どっかの馬と同じくスパイで来てる可能性が高いから)して貰いたいね。二度と踏み込むな……エラのある白何たらをセットで。
 さて、許せないのはこいつだけどこいつを気にサイボーグは移民を考えて貰いたい。スピード取得出来るようにしたらマジで亡国に成るから……つーか移民よりも先に自国民が住みやすい国にするのが国のトップだろうが。もういい加減、タケナカをアメリカに島……成らぬ大陸流ししろよ、マジで。いい加減、新自由主義にしろ、共産主義アレルギーにしろ行き過ぎれば国を滅ぼしかねん毒に成る事を知れと! まあ自分はオーウェル主義者なのでそんな毒以上にアカは全員ハレー彗星送りしてやりたいがな(あ、日本に来る時に攻め込んだらそれはそれで困るからもっと遠い星に流すべきだな)。
 長々と感情出して書き殴った時事ネタの解説を終えます。

 取り敢えずは予定表を一部変えるかも知れない。その時期が来たらHPのトップページ成り何なりで紹介する。では今日はここまで。やはり通常の雑文が一番だな。気楽に話を作る事出来るから。

雑文特別編 一兆年の夜外伝 第破話 天同真緒が見た世界(序章)

 どうも何だかんだ言ってやっぱダンロンのアニメは難しいと最後まで視聴して思ったdarkvernuです。まあ今の自分はまた置き溜めしてしまうかも知れないどうしてこうなってしまった駄目エルフレゼルムと前作で意外なキーパーソンに成った苦労人カッスルの漫才を見るのが楽しみでデモンゲイズ2をやってるぜ。
 さあゲームの話は置いといて短く始めますか、古式神武のお話を。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百十三年十月一日午前八時二分七秒。

 場所は古式神武首都タイガーフェスティ県中央地区古式神武聖堂。
 それは象徴天同恵弥(めぐみ)が真正神武と同じような神武聖堂を建てるべきだと当時の最高官林原コブ八に依頼して叶った物。建設は今も続くが、それでも居住空間で暮らす事に支障がない。そんな建設途上の建物を徘徊する生命が一名。彼は出来たばかりの己の部屋にて子供っぽく徘徊。
「コラ、理緒様! 真緒が泣いたらどうするのですか!」
 齢十七にして二の月と六日目に成るティスティネス人族の少女は産まれてから二の周経つの神武人族の赤子真緒を抱きかかえながら齢十八にして十一の月と十八日目に成る神武人族の少年天同理緒は父親に成っても精神は子供のままだった。
「五月の蠅族みたいに声の大きい真奈だな。そんなんだから三条家で珍しい高温の持ち主とか言われるんだぞ」
「あら、今の私は天同ですのよ」
「まあそうだな」意外に聞き分けの良い部分がある理緒。「かくいう俺も親父の第一子でありながらも兄らしくない事で珍しい訳だし」
「自覚があるんだったらもう少し第一子らしくしなさい、お兄様」とそこへ汗水流して入って来る齢十五にして一日目に成る神武人族の少女が入って来た。「全くお父様と同じく余り運動が宜しくないのに変な所で子供っぽいのですから」
「お前だって子供だろ、理香。全く母上と同じで顔が整ってないんだから」
「顔は関係ありません。大事なのは心です」
「言われてますわ、お兄様?」
「お前は普通に呼び捨てかなんかで言え、俺の妻だろうが!」
 と三名共会話を楽しむ。幼い頃より三名は大の仲良し。運動こそ余り出来ないものの、窮地に立たされた時に誰よりも心が強い理緒。運動こそ出来るものの三条に見合わない声の張りを持つ真奈。理緒の妹でありながらも母譲りの身体能力とあまり丹青の整ってない顔が特徴的な理香。やがて理緒と真奈は二名の惹かれ合いと家の勧めで婚約を果たして第一子である真緒を儲ける。その事に理香は喜びを見せつつも安らぎのない何かを感じる。それに気付かない二名ではない。
「どうした、兄大好き雌の執着か?」
「そっちは関係ありません。兄は兄、好きな生命は好きな生命。そっちじゃありません。何て言うか……その子の運命はどう成るかなあ、と」
「あら、そこに? この子は確かに他の生命とは異なる呼吸遣いだけど、それは喜ばしい物よ」
「確かにそうだね。遡ればあたし達の先祖は仙者だし、お父様も仙者ですので今まで兄妹の中で仙者が出なかった事の悔しさはこの子が生まれる事で払拭されました。ですが、安らかになれないのです」
「理香が言うなら正しいだろうかなあ。この子はお袋に似て顔が良くないもんな」
「コラ、理緒様! 真緒に何てこと言うんですか! 泣いてるじゃないですか!」
「本当にお兄様は子供なんだから……もう少し父親らしく成りなさい!」
 真緒は泣く。それは赤子らしく何となく自分の事を言ってると聞こえ、良くないと感じ取って泣く。それは数多の生命の赤子に共通する泣き声。その泣き声は時として悲劇に対して大いに発揮する時もある。今回の主人公である真緒が初めて何かを察して泣いた瞬間であった……


 という訳で第破話の開幕は赤ちゃんが泣く所から始まります。兎に角、今回の主人公真緒は誰よりも泣く生命でありますのでどんな場面で泣くかは今後のお楽しみ。

 明日から鉄血の二期が始まるなあ。何かソロモン七十二柱と関係ないタイプのガンダムも出てるけどあれにガリガリさんが乗って来るんかなあ? 他にはガンダムフラウロスは誰が乗るんでしょうか? セブンスターズである今回のアインポジションのイオク……ではなく、その上司でセブンスターズのおっさんが乗るんか? それともクダルみたいに全くの別人が乗るのか? 自分はおっさんが乗ると予想。外しやすい自分としてはこれが限界だ。
 という訳で今回はここまで。まさか???ポジションが忍たま……じゃなくて蘭太郎とか言うイケメンが名乗るとはな。
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darkvernu

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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