インデックス

 さあさあ、本番直前のリハーサルという事でこのブログについて紹介しましょう。これは三日坊主の悪あがきという名称で自分自身が飽きっぽく、何をやっても長続きしない事からそう総称しました。目的は現在絶賛休載中の『一兆年の夜』を読んで貰う為のブログで御座います。
 オリジナル版を読まれたい方はこれをHP版を読まれたい方はこちらをどちらも独自のウィンドウで開くようにしてます。
 内容の方はオリジナルもHP版も変わりありません。あるとしたらHP版の方が誤字脱字は少なく、やや読みやすい所でしょうか? そんだけです。
 因みに更新情報は雑文や趣味で連載してる『格付けの旅』やFC2小説で趣味として連載してる『アズナーの戦士神計画』、そしてHP版の情報のみ。序に九つ目以降の更新情報は最も古い方の更新情報を一つずつ削除する事に成りますのでその辺を宜しく。
 それから更新情報以外も紹介すると連載中なのが下記四つ。休載中なのが三つ。完結済みが僅か一つ。ほとんどが更新情報に載らずにFC2小説で執筆してる作品ばかりですので読まれたい方は自由にクリックを。但し、FC2小説での執筆はブログと違うのでご注意を。
 それじゃあどうぞお楽しみを。

 今週はなしだが、先週分は残しておく。



 やっぱ色ってのは発剄みたいに濃すぎずそして薄すぎずじゃないと駄目なのかなあ? いや、武術の常識を絵に込めても仕方ないな。


 連載中
 一兆年の夜 
 格付けの旅
 アズナーの戦士神計画



 掌編集および後書き集
 掌編集 2 3 4 5 6 7 8
 短編集
 後書き集


 休載中
 一兆年の夜外伝  二前 二後
 ハヤトは死なず 2
 お金様
 ブラムヘイム 2 3 4 5

 完結済み
 二つを彷徨う魂 2 3 4 5 6 7 8
 ヴァイオレンスバレット  


 お詫びの実験作
 狂言師我聞 試作品 
 お金様 試作品   続々
 迷探偵市子ちゃんのデビュー 試作品    続々
 ドリーマーズアゲインよ、永遠に    続々  続三  続四




 更新情報
 七月二十六日   HP及び短編集を更新。
 七月二十九日   HP及びアズナーの戦士神計画更新。
 七月三十日    雑文及び格付けの旅を更新。
 八月二日     HP及び短編を更新。
 八月五日     HP及び格付けの旅を更新。
 八月六日     雑文及び格付けの旅白魔法の章04の四ページ目及び黒魔法の章04の一ページ目を更新。
 八月九日     HP及び短編を更新。
 八月十二日     HP及び格付けの旅アズナーの戦士神計画更新。
 八月十三日    雑文前半後半及び格付けの旅を更新。
 八月十六日    HP及び短編を更新。

 予定
 H29年8月14日~19日       第七十八話 利休の闇を見て秀吉は手を下す      作成日間
      21日~26日       第七十九話 天草は生贄として担ぎ出された      作成日間
      28日~9月2日      第八十話  丸橋忠弥の誤算は起こるべくして起こった 作成日間
     9月4日~9日        第八十一話 源内は玄白に嵌められたのか       作成日間



 
 予告
 そろそろイン何とかさんを見やすくしよっかと考える自分が居るけど、うーん。今のままで良いのかな、それとも大胆に変えるべきかなあ?

 報告
 市子ちゃんは無事発売された。表紙についてはノーコメントだ。これはお金様でも同じだ。漫画で原作者と作画の関係と同じようにあんまり口に出すのは宜しくないからな。因みにリンクはまだ張らん。正直、FC2にその旨を報告すべきかどうかにも懸るからな。

 追記
 FC2小説で毎週水曜日にやる短編(及び掌編)もインデックスに載せる事にした。それに合わせて更新履歴を八日分から十日分に増やすぞ。

一兆年の夜 第七十八話 利休の闇を見て秀吉は手を下す(五)

 第四の事件はエピクロ県第四南地区で起こった事件ぞう。それは何と第三の事件とほぼ同時刻に起こったとされるぜおう。第四南地区で二番目に小さな藁家で何を呑気に暮らす編者が一名だぞう。当時齢四十にして四の月と一日目に成るエピクロスカンク族の老年須加クンク炉が第三の事件同様に全身支離滅裂の状態で通り掛かった齢二十八にして二日目に成るエピクロスカンク族の賀藤スカ九郎に依って発見されたぞう。だから私は第一発見者であるスカ九郎に尋ねるぜおう。
「貧民暮らしのクンク炉爺さんがあれだ、貧民暮らしのクンク炉爺さんがあんな状態で発見された。おいらは慌てたな、おいらは慌ててその場を逃げてしまったので本当は第一発見者に相応しくないのさ。だがな、だがおいらが逃げる姿が多くの生命に注目を集めてしまったさ。そりゃあスカンク族の碌でもない臭いがね、そりゃあスカンク族の碌でもない臭いを辿って他の発見者はクンク炉爺さんの死体を目撃してしまったんだ」
 --まさかスカンク族独特の鼻に突く臭いがクンク炉を放置しなかったのですぜおう。では第一発見者のスカ九郎さん、他に何か気付いた事はありますぞう?
「支離滅裂な状態以外はね、支離滅裂な状態以外で目立つ事は……あ、そうだ!
 スカンク族の匂いに注目する中でたった一名だけ、スカンク族の匂いに注目する中でたったの一体と呼んで良いかな。あいつはおいらの臭いに構う事なくな、あいつはおいらの臭いに構わずに顔やらを肌やらを隠してその場を去っていったんだよ。それについては目撃者が一名見掛けたんだ、それについては目撃者のエピクロ土豚族の日高ツチ部訓に聞けばわかる!」
 --成程、彼に聞けば何かわかるのですぜおう。更に他に何か思い出した事はありますかぞう?
「いやないね、いやもう何処にもない」
 --どうも有難う御座いましたぞう。
「如何致しましての、如何致しましてでね」
 だが、その目撃者であるツチ部訓は第五の事件の死者として第二東地区で発見された為に裏取りが難しい状況と成ったぞう。なのでここは密室の仕組みについて紹介しようぞう。第三の事件と第四の事件については密室状態から脱出する方法は簡単で液状型の特性を生かして中に入り、クモン賀、そしてクンク炉を死なせてから全身を支離滅裂にしたら再び液状化して隙間から脱け出せば良いぜおう。これが当局の発表した密室の謎の正体ぜおう。事実、二つの現場には液状化した状態で隙間から抜け出た痕跡が検出された。
 だが、そう成ると第三の事件は益々謎めくぞう。如何やって少女の姿を封入した神様の紙を盗み、後は食物芸術大会用のザリスモごとザリスモを食い荒らしたのかぞう? 液状型と言えども食べてしまえばそれが目立って脱出するのが困難成るぞう。ううむ、ここは第五の事件に移るとするかぜおう。
 第五の事件では本来は第四の事件の重要目撃者の一名である当時齢二十二にして級の月と十二日目に成るエピクロツチブタ族の青年日高ツチ部訓が第二東地区で七番目に大きな建物の屋上で逆さ吊りにされた状態で多くの目撃者に発見されたぞう。死因は何と第三の事件を調べた時にわかったあのザリスモを喉に押し込まれての過剰窒息が原因ぞう。全く銀河連合は何処までも生命の尊厳を傷付ければ気が済むぜおう。怒りはこのくらいにして情報収集だぞう。検死の結果はザリスモに付着された何かを調べた結果は蝶型に依る仕業だと判明だぞう。ま、検死はこのくらいにして早速私は目撃者の一名である齢十九に成ったばかりのエピクロバンディクート族に成って三代目と成る元武内バンディクート族のバンディーノン大野池に尋ねる私だぞう。
「くらっしゅな俺が語るにはあの土豚はよだれ垂らしていたので頭にそれが落ちて来て見上げると何と……ぐらいんどな光景!」
 --バンディクート族のバンディーノンは種族特有の大袈裟な訛りに依って他の生命も見上げて大事に成った訳ですぜおう。
「それいゆな状況でなあ。ふえいてでいな事件だったからな。だいまにずみからーりな事に実は発見と同時にあの土豚の右前足から何かが転げ落ちてさあ、わんどれいなテレスプリが落ちて来て拾おうとしたら吹っ飛ばされたんだぜ。かくっくううるに格好を隠そうとする生命らしき者に拾われた挙句にそいつはその場を後にしやがったってさあ!」
 --それは重要な証言ですぞう。では他に何か気付いた事はありますかぞう?
「そっれがないんだなあ、すりーぴんぐにもねえ」
 --どうも有難う御座いますぜおう。
「ぐぅらいむすに如何致しまして」
 ひょっとすると謎の真相はそのテレスプリにあるのかぞう? そう思ってもう一名の目撃者である齢二十七にして十一の月と十一日目に成る既に途絶える寸前のエピクロ袋狼族の青年袋ロウ牙はこう証言するぞう。
「あれわね、フウウウウ……バンディクートの小僧を跳ね飛ばして落ちたテレスプリを懐に仕舞って四足歩行で走って行ったな。俺はな、フエエエエエエイ……追ったんだ。だがなあ、ハエエエエエエ……俺自慢の四足歩行の走りでもあれは逃げ切りおったな。これは流石の俺も心傷付いたな」
 --それは気が毒塗れですぞう。その時に何か気付いた事はありますかぞう?
「気付いた事はな、ウオオオオオウイ……後ろ足が見えたんだ。あれは正にナンバット族のような感じだったな。尻尾は残念ながら隠れ過ぎてわからなかった。ナンバット型銀河連合が居てもおかしくはないが、ゼオオオオイ……やっぱり何度思い出してもナンバットの後ろ足にしか見えないな」
 --ナンバットって昔は袋蟻喰ふくろありくい族という種族名だったあのナンバットぜおう。とすると一連の事件の関与にはナンバット型も絡む訳ぜおう。では他に何か思い出す事はありませんぜおう?
「いや、はあああ……ないな」
 --如何も有難う御座います。
「いえいえ、フウウウウ……如何致しまして」
 捜査報告の方も御知らせしようぜおう。当局も四体以上の仕業だと断言して捜査するみたいぜおう。後は蝶型を発見したらしいぜおう。直ぐに討伐するとの事だぞう。ではそろそろ第六の事件についても取り掛からないとぜおう。幾ら七つでもまだまだ銀河連合は何かやるかも知れないぞう。如何であれ、奴らの良くない企みを防いでいかないと再び事件の死者の数が増えてしまうぜおう。
 そう、私の怪力を以てしてもなんとかしないとぜおう!

一兆年の夜 第七十八話 利休の闇を見て秀吉は手を下す(四)

 クモン賀の部屋には一切鍵が開けられた形跡がないぜおう。その状態で発見された事から捜査当局は当初は密室事件として世間の注目を集めたけどぜおう。仕組み蟻は仕掛けについては後程判明するけどそれは第四の事件と共に紹介するぞう。その前に証言だぞう。最初はやはり第一発見者の一名であるヒツ人だぞう。
「暇だねえーイ。これだから情報収集者は好きーイに成れん。まあ言っておくーう。あいつは寝起きが良くなくて毎の日の朝は俺が興しーイに行くのが習慣と成る。だからこそ何時も通りに俺が起こしーいに一旦じゃーい。普段なら二、三回で起きる筈なのにーイ、この日のあいつは調子が良くないー時だと思って俺は六、七回に増やして起こしに掛かったーあ。ところがそれくらいでも起きないから安心出来ないー心に成って来たんだーあ。んで更に強く叩き起こそうと努めたあーあ。そしたら管理者の亀村のジジイとウサピーさんがやって来たんだーあ。口論に成ったのは言うまでもないーいが俺達三名は中のあいつが心配といーう一つの結論に至って鍵を開けて入ったんだーあ。そしたらもうね……ウウウウ、好きじゃない奴だったのにまさか死ぬとこんなに悲しいなんてーエ!」
 --お気持ちは察しますぞう。辛かったんですねぜおう。それで……少し謹慎が成っておりませんが、他に気付く事はありましたかぞう?
「気付いた事と言ったら如何して銀河連合は一思いにあいつを食べてやらなかったんだアーア!」
 --わかりましたぞう。どうも有難う御座いましたぞう。
「いえいえ、こちらこそーお」
 さっきのヒツ人の慟哭で引っ掛かる事があったぞう。如何して銀河連合はクモン賀を一思いに食べずに面倒な支離滅裂体で死なせたのかぜおう? 因みにこれは仕組みの理由でも何でもないぞう。それが引っ掛かるぜおう。何故、支離滅裂体で死なせるのかぞう。そこで私はもう二名程、聞く事にするぜおう。それが管理者のゼニガ真と友者のウサピーぞう。
「あれは何時も五月蠅くて腹の立あつヒツ人の餓えいた鬼に対してだあよ。何時もおら達はお前らの都合を好まあずに管理者の仕事を楽してやありたあいというのにあいつらは隣者の気もわからあんずに目覚まし時計みたいに起こして来るうん。そんで何時も通り抗う議を唱えいんるべくウサピーちゃんと一緒に駆け上がったよおん。まあ口論に成あるるのはわかるけえれど、このままではおいら達よりもあいつがそのせいで後遺症に成るんじゃないかって思って喧嘩を止めいえて用意した鍵束かあいら五階二号室の札が付いた鍵を取りん出して開けたんだあん。するともう首も四本足も力一杯伸ばして悲鳴上げたああさああん」
 --それは一歩間違えると脱臼する所でしたねぜおう。それで……謹み慎まない事ではありますが、他に変わった点はありますかぜおう?
「象の兄ちゃんに言われて思い出したんだけどおん、前に脱臼した時にあんの寝坊介のクモン賀がお礼に手術代の一部を払ったんだあん。その返しにおいら達は神様の一部である菅原地方の帽子を被ったあん人族でしかも少女の年格好をしいんた何かの神を守り神として渡しいたんじゃあん。おいら達から見たら細工なしじゃあがん、あいつから見たら可愛くて思わず浮ついた心を呼び起こしそうな神様のあれをなあん。それが事件の後には何処をおう探してえうもないと鑑識の連中は口を揃えるんじゃあん」
 --飽きて誰かに渡したという話は如何でしょうぜおう。
「それはないん。あいつは可愛い物は大事に仕舞う生命だおん。だからあの兜のようんな形で楕円で高さおいを占めえんる尖がったあえの帽子を被り、しかも金髪で裾の丈が短ううく、尚且つあいつの美的感覚からしいんたら可愛い部類の人族の少女が四角の枠に入ったあんあの神様の神に毎の日の朝にはずっと口付けんをするようなクモン賀が足放す筈がなあんい」
 --成程、どうも有難う御座いましたぞう。
「如何致しましてえん」
 --ではウサピーさんぞう。証言をお願いしますぜおう。
「全くあたしはっ何時もゼニガ真の運び屋するの好きじゃないって。んでまあ悲鳴を上げた所まではっそうだけど、引っ掛かったのはやっぱりあの良くっわからない可愛い子が枠に入った神様の紙だけじゃないってね。あたしが食糧庫をっ覗くとあいつの好物であるザリスモもないんだ」
 --ザリスモがない……確か鑑識の調べでも食い荒らされるのがわかりましたぞう。それについて何かわかりますかぜおう?
「さっぱりっだよ。銀河連合ってのはあたし達生命をっ食べるのが好きなんでしょ? なのに如何してザリスモを綺麗っさっぱり食べるんだ? それが密室のっ仕組みか何か?」
 --いえ、それは関係ありませんぜおう。
「何だ……ン、思い出したけどあいつは前にザリスモで食物芸術大会に出ようとしてたってね。ひょっとっしてそれが関係してるんじゃないかしら?」
 --食物芸術大会用のザリスモをぜおう? それは重要な証言ですねぜおう。
「ああ、っ御免。それ以上の証言はもうっ見つからないさ」
 --如何も有難う御座いますぞう。
「如何っ致しまして」
 因みに検死の結果では蝶型に依る物だと判明ぞう。それを理由に関係各者は蝶型だからこそ出来る仕組みで密室の謎を解明し、第四の事件でも同様の犯行によって証明された……がここに来てその仕組みにも大きな穴がある事が私の取材で判明したぞう。それが事件後に姿を消した枠内の人族の少女を映し出した紙の神様の紛失と食物芸術大会用のザリスモごと姿を消した食物庫にあったザリスモだぞう。幾らその仕組みを活かしても蝶型の仕業にしては無理がある持ち出しぜおう。恐らく第三の事件では協力者が一体いるとみて間違いないぜおう。それを裏付けるのが恐らく第四の事件であるエピクロ県の第五南南西地区で起きた密室事件だぞう。

一兆年の夜 第七十八話 利休の闇を見て秀吉は手を下す(三)

 夕方まで探した結果は結局の所、有力な目撃者の取材が出来ずぜおう。深夜帯まで掛かりそうだぞう。一連の事件は既に主要者の猿型、それから犬型は討伐する事に成功するもここで蝶型の存在が明らかと成ったぜおう。だからこそあの子供達だけでは証言の真が正されない可能性もあるぜおう。そうして十一の時の五十四の分にて二名の少女の発言に信憑性を与える取材対象の取材に成功だぞう。その方は齢十九にして六の月と九日目に成るルケラオス亀族のカメックスル・カメゼニという少年だぞう。
「夜勤務のおんおらにい聞き込みとうおは随分仕事熱心な情報収集家だねえん。ああ、あの少女二名が目撃してえうる時にいんおいらは御覧の通りに甲羅に八つの切り込みいんが入る程のけがを負ったああぞ。あの時は死ぬかと思ったあん」
 --では如何して今も無事でいられたのですぜおう?
「夜勤の生命でねえん。切り込まれた時に余りの眠気も襲って寝たんだあん。お蔭で命が助かったんだおん。ああ、確かにあのおチビちゃん達と同じいんようにネコメン姉さんの事件で犬型と猿型がこぞってネコメン姉さんにこれえいでもかってくらいに死なせたあんのは許せないん。眠さと戦いながらあいつらに掛かろうとしたらあん、背後から蝶型が襲い掛かあって死ぬかと思ったあん」
 --成程、如何も有難う御座いましたぞう。
「いえいえい、如何致しまあんしてん」
 そろそろ自宅に帰って今日……いや、今の時刻は深夜の零の時と十四の分だったぞう。昨の日までに得た情報を纏めようかぞう。わかるとしたら最初の事件の主要者は犬型だが、猿型の連携の可能性は考えられるぜおう。その証拠に三階五号室に住む目撃者のビーの隣の部屋に住む六号室で鼾をかくウメッ取が猿型の襲撃を受けそうになったのがその証拠だぞう。ウメッ取の証言を裏付ける物として更に隣の七号室に住むコウスケが窓から出ようとした所を同様の猿型の襲撃を受けたとの事だぞう。因みに掴んだ足は右前足で銀河連合埋葬所の職員に依ると確かに猿型の右前足には窓で挟まれた傷があったぞう。とするとコウスケの証言は完全な真だとわかるぜおう。これが最初の事件の高い精度の真相。完全ではないのはエピクロス島連続討伐事件は七つの事件が発生しており、何れも死者が確認されるぜおう。だから七つ全ての関連性を調べないと完全な形に成らないぞう。
 ンで次の事件ではネコメンが犬型と猿型の同時攻撃を受け続けて死んだ件ぞう。検死の結果は百ヶ所を越える打撲跡と致命傷である頭部への噛み跡ぜおう。前の事件と同様に噛み跡を照合すると犬型の仕業であると判明だぞう。しかも怒りを覚える事に奴らは頭部を噛んで死なせた後に百ヶ所以上の打撲痕を与えたぞう。それを裏付ける物としてマイ子とナメ子、それからカメックスルがそれぞれ証言してくれたぞう。特にカメックスルの証言は重要であり、実際に彼は蝶型の襲撃を受けたと証言したぞう。後はその傷に蝶型の痕跡が残るかどうかに掛かるぞう。
 これで昨の日までの取材は終わり、次は今日の朝七の時から始まる取材だぞう。次の事件はエピクロ県の第五南地区で起こった密室襲撃事件ぞう。仕組みについては既に綿密な捜査と推理に依って判明した後だぞう。それでも取材しない訳にはゆかないぜおう。事件が起こったのは第五南地区で五番目に大きな建物の五階二号室内だぞう。確か第二の事件が起こってから早朝の七の時と四の分頃だったぞう。隣の三号室に住む齢三十二にして八の月と八日目に成るエピクロ羊族の置鮎ヒツ人が何時ものように当時齢三十にして一日目に成るエピクロ蜘蛛族の沖嶋クモン賀を叩き起こそうとしたぞう。十回も奇声および戸を叩いても反応がなかったぞう。奇声と戸を叩く音に抗議するべく管理者で齢三十五にして十一の月に成ったばかりのエピクロ亀族の亀村ゼニガ真が友者で齢三十六にして二の月に成ったばかりのエピクロ兎族のウサピー・ウサッザに運ばれる形でやって来て鍵を開けたぞう。するとそこでは全身支離滅裂の状態でクモン賀が発見されたぞう。しかもクモン賀の遺体で芸術品を描くという倫理すら無視したような残り忍びな状態でぜおう。

一兆年の夜 第七十八話 利休の闇を見て秀吉は手を下す(ニ)

 裏を取るつもりが突然の真実が発覚だぞう。直ぐ様、私は三階七号室に住む齢二十一にして二十二日目に成るルケラオス蝙蝠族のコウスケ・ルッケンドウに尋ねる。
「夜な十一な時出勤どっともんぢ事件な起こった時間帯ね出勤しようたしたろ蜂族な雌ご騒いでち外ね出て下わ覗けばそりゃお仰天そお。そんぢ俺さほ窓ころ出勤しようた開けたろ突然銀河連合ご俺さな左羽わ掴みおってそお。そんぢ窓ぢ挟んぢ掴む足わ弱めて何たこ事なきわ得たんぢい」
 --では襲い掛かった銀河連合の身元はわかりますかぞう?
「ああ、あれほ猿型な前足だったの。俺さな記憶ね依るたあれほあいつご正立な状態だったころ上向きね親指ご見えた事ころ確実ね右前足ぢい」
 --成程、右前足ですかぞう。そして種類は猿型ですかぜおう。どうも有難う御座いましたぜおう。
「いえいえ、お互い様ぢい」
 七号室のコウスケの証言に依り、ウメッ取の証言は真である事が実証されたぞう。それじゃあ第一の事件のついての周辺住者への聞き込みはここまでにして次は第四北西地区で起こった第二の事件について聞き込みを始めるとするかぜおう。最初はやはり齢二十三にして一の月と十六日目に成るルケラオス河馬族のカバンナ・ドドンドに尋ねてみようぜおう。
「またかグバア、引っ込んでなグバア」
 --何かあったようですぜおう。先客にもう聞かせ終わりましたかぜおう?
「ああそうグバア、最近は情報を知る為に他者の事を考えようとしない生命が増えて困るグバア。だから取材はここまでグバア!」
 --申し訳ありませんぞう。どうも有難う御座いましたぜおう。
「別に感謝される謂れはないねグバア」
 先客が来たみたいぜおう。しかもカバンナの態度でもわかる通りに大変礼を失する取材をしたんぜおう。これは情報源の入手が限られてくるぞう。せめて先客が来た事を知ったら取材対象を選ぶ事が可能なのにぜおう。情報収集者同士の会話は談合問題を起こして情報源の類似化を招くぞう。それは当時の新天神武の第八十三代最高官である烏丸カラッ佐が立ち上げた情報源談合規制法に依る物だぞう。情報収集者同士での会話をする事を防ぐ為のぜおう。全く困った話ぜおう。まある辞した情報が氾濫するのを防ぐ為でもあるんだぞう。でもなあ……おっと、今は足当たり次第探すぞう。
「また情報収集家ぜえい、帰ってくれえい」「しつこい! 帰れ!」「おまえたちのごういんなしゅざいのせいでおれのこころがふかくきずついた!」「しつこいんだっべん。帰れえええぶ!」とこのように俺は迷惑な先客のせいで何も得られないぞう。
 それでも諦めずにお日様が天高く上る時間帯にやっと受けてくれる取材対象を発見ぜおう。齢十二にして五の月と一日目に成るルケラオス蝸牛かたつむり族の今井マイ子という少女が答えてくれたぞう。
「ああ、五の日より前の朝早くだったよね。そうよね。私達かたつむり族はお母さんに依ると動きがおそいから毎朝五の時に出発するのが習かんだってねん。だから何時もとおりになめくじ族のナメ子ちゃんと一緒に通っていたら何かこわいむき出しの……えっと犬族みたいなおじさんとさる族のおじさんが何かねこ族のめすの生命をけるかむをくり返していたよね。それがえっとお日様がかたまであがった時間たいだったよね」
 --要するに六の時の朝に犬型と猿型が当時齢三十四にして四の月と二十四日目に成るルケラオス猫族のネコメン・メリームを死なせたという訳かぞう。えっと他に何かわかったぜおう?
「ほかには何だかねこ族のめすの生命がぐったりしてる時に何か同じように剥き出しのちょう族のおばさんが近付いて良くわからないけど音もしないおしゃべりしてたよね。本当だよね。だってナメ子ちゃんに聞けば本当だってねん」
 --どうも有難う、おチビちゃんぜおう。
「どういたしましてねん」
 という訳で探そうと考えている時にそのお友達である齢十二にして六の月に成ったばかりのルケラオス蛞蝓なめくじ族の滑馬なめまナメ子ちゃんに聞いてみたぞう。
「うんうんねん。マイ子ちゃんの言うとおりにこわいこうけい見ちゃったねん。しかもあたしたちはあのこわいぎんがれんごうにかくれることにしたんだねん。だってこわいんだねん」
 --ではその銀河連合は一体だけだったかなぜおう?
「あのおばさんを死なせたのはいぬ族みたいなのとさる族みたいなのねん。それから後からちょう族のめすのせいめいみたいなぎんがれんごうがきたんだよねん。しかも音も出さずにかいわしてたねん。あれ何なの?」
 --成程、そうゆう事ぜおう。どうも有難うぜおう。
「どういたしましてねん」
 少女達の証言は互いに証言者だぞう。依って真であるぞう。但し、昔から子供の意見は馬か鹿に見られやすいぜおう。さて、二名の証言を確実にする取材対象を探さないとぞう。
プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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